おばさんが作った死語ブログ。人生いろいろに語ります。

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sulfnbk.exe の話。


 という切迫したメールが某店のメルマガ発行者から届いた。
 ふーん、そうか。じゃぁ、削除しよう。
 と、もたもたしているうちに次のメールが届いた。
 「お騒がせしました。読者の方からの連絡で、デマメールと言うものだそうです。詳しくはMS社の情報をご覧下さい・・・・」
 というメールがまた届いた。

 私、おばさんは、久しぶりに怒れた。デマメールなるものが今の世の中出回っておるのか・・・・といって、別にそのデマメールの存在に怒れたわけではない。
 そのメルマガ担当者が自分で調べもせずに右から左へ情報を鵜呑みにするからこうゆう事になるのだ。なんだ、この担当者は。
 おまけに「きゃぁっ!アタシ間違えっちゃった!ごめんねぇ。詳しいことはここに書いてあるから、各自で調べてね。」と言わんばかりの内容しか書いていない。
 PC利用者には当然ながら、初心者もいるのだ。初心者が見知らぬファイルを削除したとき、どれほどショックを受け、うろたえるか考えたことがあるのか、こいつは。

 大昔、私、おばさんはコンピューターの各部署への導入を一手に担当していた経験がある。SEもどきのことも、プログラミングも、初心者への教育も稟議書作成も、我武者羅に紅一点で没頭していた。まだOA化の波が企業へやっと届いた頃の話で、一家に一台のPCなんてその頃誰も考えなかった。「女」であるが故に、リストラの対象になりいじめを受け、いとも簡単に退職せざるを得なくなったが、結局これらを経験して今の自分にまだ残っているのは、その頃意識もしていなかった所謂、プロ意識で、こうゆう、自分のレベルでしか言動出来ない奴がPCを扱い、ネットに乗っかって仕事して、最先端のお仕事よ~なんて顔して、お給料もらっているという現実がPCの普及によって、俄然増えたことが見えてしまうことだ。

 さっそくおばさんは、抗議のメールを送った。
 「削除してしまった人たちはどうしたらいいのですか。自分で調べて、初心者にもわかるように、説明をしなおすべきだ。初心者にMS社のHP見ろ、なんて言ったって、混乱するだけで、わからないですよ。」
 すると、しばらくしてメール返信があった・・・だめだ、こいつは。
 「削除してしまった人は復旧方法の内容がこちらにあります・・・」とそのページのアドレスがあるだけ。一遍通りの事務的な謝罪の文章だ。
 おばさんは頭がやっと冷えた。わからん奴はわからんのだ。でもいつかわかるときがあるんだろうか・・・・。

 それにしても、いい加減な担当者を安易に配置しておくものだ。
こうゆう店は避けた方がいい。さっそく、配信停止を申し込もう。
として、おばさんは、またもや躊躇した。いや待てよ、確かここの
懸賞に応募してたんだっけ。配信停止したら権利が無くなるもんなぁ・・・当選発表が終わってからにしよう。おばさんは、このとき既に普通のおばさんに戻っていたのであった。




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