つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

2024年06月18日
XML
カテゴリ: アート


パリのパリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪
の大阪中之島島美術館のコレクションから34の切り口で
それぞれ一作品づつモダンアートの作品を紹介するとい
うユニークな展覧会でした。

例えば、「都市の遊歩者」という切り口では、ユトリロ
と松本俊介と佐伯祐三の風景画が並べられていました。
これが実に素晴らしかったのです。それぞれの画家の立
験ができました。




「モデルたちのパワー」のテーマで、マティスの「椅子
にもたれるオダリスク」萬鉄五郎の「裸体美人」モディ
リアーニの「髪をほどいた横たわる裸婦」が並んでいま
す。三作品とも腕枕をして横たわる女性。一つ一つの作
品だけでも見応え十分なのに、3つそろって眺めること
ができるなんて何とも贅沢なことだと思いました。


そのほか、パリ市立近代美術館のボナールの「昼食」の
色彩は、とろけてしまいそうな美しさで見応えがありま
した。ヴィクトル・ブローネルの「ベレル通り2番地2の
出会い」はルソー「蛇使いの女」のパロディでおもしろ
すぎです。ブローネル、初めて知ったと思ったのですが
シュルレアリスム展で見ていました。今後要チェックで
す。







とにかく、それぞれのコーナーの3作品並べてみても楽し
め、1作品だけ切り取ってみても十分見応えのある素晴ら
しい展覧会でした。また見に行きます。(6/14)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年06月18日 15時38分09秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: