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半身浴をしているからなんとか現状を維持し持ち堪えているんだろうと痛感する毎日。半身浴をしていなければとうに倒れている、私は。とにかく毎日1時間はじっと湯船に浸かり、身体を芯から温めて血流を良くする。その日の疲れと老廃物を流し、明日へ備える。私にとって生きる上で一番大事なこと。これだけは何があっても辞めてはならないこと。このおかげで生き長らえているのだから。
2023/01/31
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ある小さな小さな美術館が移転した。ビル一棟すべてになり、3フロア分が展示室。ルノワール、コロー、シスレー、マリー・ローランサンなど有名画家の絵画がぽつりぽつりとセンス良く並ぶ。なんとドリンクサービスまであった。素晴らしい美術館が増えるのはうれしいこと。良さそうな企画があればまた行こう。
2023/01/30
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「<振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない> 寺山修司」「老いていくということは、決して悲しみではない」「イマ・アメ」「バカ・イウナ、ハチガツ・アメ・アタリマエ」「人生は短いたとえ それを長いと思って 過ごしている人たちにとっても」「仲のよい一生の付き合いより、たとえつかの間でも、死ぬ前の仲直りのほうが値打ちがあるんだよ」「考えてみればその一生は、小止みない雨の一日と言ってもよい」「家族という一個の機械のなかの、このたるんだ部品の存在」「なぜ生にしがみつく?」
2023/01/29
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雪、雪。あまりに体調が悪くぐったり寝込んでいた。低気圧は私のような体質の者が不調にならないはずがない。神経疼き節々痛く、漬物石でも背負ってるんじゃないかってほど身体が重かった。
2023/01/28
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こいも、さといも、バナナ、納豆。これが幼い頃に嫌いな食べ物だった。粘っこいというか、ベチャッとしているというか、その食感がどうも苦手だった。が、大人になり味覚は大きく変わった。納豆を食べないと一日が始まらないし、食べている時はなんて幸せなんだろうとさえ思う。バナナはまだ食べようとは思わないが、もしかしたら今後食べるようになるかもしれない。そして、こいもとさといも。最近妙に慈悲深く美味だと感じる。こんなにおいしいんだな。知らなかったよ。老化が進むことも、案外良い。
2023/01/27
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翌日、ちゃ〜んと筋肉痛になり、顔の痙攣も増したので養生。かなり歩いたもんな。日頃引きこもりなのにさ。笑っちゃうや。無理しちゃいけない年齢なのさ。夜、半身浴をしながら辿った道のりを思い返してみる。次は、どこへ行こうかな。
2023/01/26
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ということで、この間ある寺へ行ってきた。先に目星をつけていたカフェへ行ってちょっと贅沢なメニューを注文。思う存分堪能した後に、大きな池の周りを回遊して寺へと向かった。なんと清々しいことよ。空気がキラキラと輝いて見えるのである。鳥たちが気持ちよさそうに空を飛び、まるで異世界であった。私の家からわずか1時間半の場所。ほんの少し足を伸ばすだけでこんなにも素晴らしい場所へ行ける。寺を二つはしごした。誰もいない本堂に座り、巨大なおりんを鳴らす。なんて美しい音色なんだ。合掌。いわゆる商業目的の欠片もなく、人っこ一人いない。時が止まったままだった。ここはまさに江戸時代であった。心も体も満たされて、しっかり充電された。2023年、寺巡り再開。幸先いいね。絶景でした。
2023/01/25
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寺巡りが趣味で、小説と同じように行きたい寺をリストアップしてある。少しずつコツコツと巡っていたが、昨年は見事に一度も行けなかった。理由は更年期の始まり。私は、それほどしんどかったのである。間もなく1年、完全にこの身体に慣れたと言えると思う。ようやくだ。私は何事も順応することが苦手で時間がかかる。やっと、やっと、これからいろいろなことが循環しそうな兆し。去年よりも今年が良い年になるといいなぁ。
2023/01/24
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父と母は見合い結婚だった。条件を呑んだ父は養子に入った。祖父が亡くなると同時に家系を継ぐことで決着した。だから、結婚当初は父方の苗字を名乗っていた。二世帯住宅のような格好で、祖父母の母方の苗字◯◯と、私たち家族4人の父方の苗字□□と、表札を二つ掲げていた。要するに、法律上母は一旦は嫁いだということだ。祖父が死んでしばらく経つと、手続きの準備を始めた。果たして私たち4人は苗字が◯◯に変わった。妹は小学校入学前だったから都合よく、小学校入学時に変えることとなり何の問題もなかった。一方私は、学年の途中で中途半端に名前が変わるのはかわいそうだと思ったのか、話し合いの結果、普段の生活では既に苗字は変わっていたが、小学校では4年生に上がる時に周りに知らせることにした。が、当時は2年に一度のクラス替えだったので、つまり3、4年生の2年間は担任の先生もクラスメイトも全く同じだった為、友達はキョトンとした。尚ちゃん苗字が変わるんやって〜。混乱は避けられなかった。十分と言っていいほど間は悪く中途半端だった。それよりも心労を背負ったのは父だった。働き盛りの立派な男性が苗字を変えるとは、どれほどの苦悩だったろう。役所や職場や学校へ提出するのであろう書類やその他諸々の瑣末な用紙が、あちこちに散乱していた。その中でも幼いながらに親の苦労を痛感したのは、印鑑だった。あの時の記憶が今、まざまざと蘇る。実印から訂正印からシャチハタまで、二つの名前の印鑑が家には山ほどあった。父親は生まれ馴染んできた苗字を捨てた。父方の□□の表札は取り外された。家系を継ぐとは一体何なのだろうか。どんな意味があるのだろうか。そもそもなぜ苗字を変えなければならないのだろうか。昨日までは「□□尚(父姓)」だったのに今日からは「◯◯尚(母姓)」。私はまだ何も知らない無知な子どもだったが、我が身に降りかかったこの怒涛の大惨事に直面し、そう思ったものだった。
2023/01/23
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以前にも書いたと思うが、私はうつ伏せで寝ることが大好きだ。実に気持ちいい。頭部にステロイドを塗って、つまり耳にも塗ったから、思う存分うつ伏せで寝られる。湿疹を気にすることなく自分の思いのままの格好で寝られるって、なんて幸せなのだろう。あゝ極楽極楽。精神の安定のためにステロイドを塗ってよかったな。私にとってステロイドとは、湿疹のためが2割、精神の安定のためが8割、だろうね。
2023/01/22
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そろそろ花粉の時期が始まる。今年は例年より多いとかいう予測だと聞き、いつになくびくびくしている。年々良くなってきて、さほど辛いとは感じないようになっているものの、それでも花粉症は花粉症なので身構えてしまう。更年期が始まったことも引っかかっている。身体がガラリと変わったので、この花粉量が多いらしい今年はどういう状態になるか想像がつかない。その辺りもびくびくとしてしまう所以だ。マスクを取る取らない云々と言い始めているが、いえ、そもそも取れない。冬場は鼻とのどと肺を保護するため、引き続き花粉対策で5月頃までは必須、唯一夏場のみ取っても問題ないが、またすぐ秋には秋の花粉症対策をせねばならぬ。物理的に取れるのは実質3ヶ月間ほどか。ま、化粧をしていないし、マスクを取って顔を晒すことに対して怖さと抵抗があり、どっちにせよ取れない、いえ、取らないのだけれど。
2023/01/21
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半身浴をし始めて6年と半年。頭部にはステロイドを塗っているが、背中と膝には塗っていない。なんとか耐えている。が、とんでもなく悪化してしまった。少し良くなっていたのに、なぜにこんなにもぶり返したのか。膝は付けないし、背中はだんだん広がっているし、もう別にいいのだけど、ステロイドを塗ったらこんなもの、ものの3日で治るのにな、と思ってしまう。でも我慢しよう。顔には塗ったんだから。せめて、せめて。夏には痩せるが冬には太る。これが私のサイクルであり、おそらく3、4kgは増えたと思う。いえ、体重計はないのでなんとも言えないが、なんとなく自分の体感でそう感じる。ちょうどいい重さ。夏はいずれにせよ痩せるので、食べられる時に食べて少しは肥えておかないと。絶賛蓄え期間中である。1月なのに暖かい。真冬とは思えないこのぬる〜い感じ。結局部屋の暖房は年末に1日だけ付けただけで、それ以降は付けずに過ごしている。が、来週は雪だとか…。今年に入って既に20日も経ったなんて信じられない。ボーッとしているだけで過ぎてゆく。何かしないとな。人生はすぐに終わってしまうよ。が、これこそが人生なのだ。ボーッとただ過ぎゆく日々の中、息をして生き続けること、それが人生なのだ。42歳、ようやく達観の域に近付いてきたかしら。
2023/01/20
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「噫(ああ) 思ひ出もはかなく消えて往(い)にし昔の情けを忘る」「子供といふものは、誰に教へて貰はないでも、敵と味方との見分けがつくもの」「あゝ、この陰気な場所を立去りたいものです」「血は水よりも濃い」「鼓動がだんだんかすかに弱るのにつれて、狂うてゐた幻が消えて行きます」「今の俺の務は ー 死ぬることだけだ」「最期の瞬間、人に残るものは、集めたものではなく、与えたものです」「感情をぬきにして家族の者のことを考え、冷静に自分の一生を振り返ってみて初めて彼は、これまで憎んできた人間を実際には深く愛していることを悟った」「実際、彼にとって死はどうでもよいことであり、生が問題だった」
2023/01/19
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「<呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする> 夏目漱石『吾輩は猫である』」「壁に耳ありと申しやすが、緑の木にだって耳がござんすからね」「日の照った野山に急に嵐の前触れの雲が陰を落すように、心にかげりがさしたことがござらぬか」「塵は塵にすべては帰る仮の宿りをする者衰えて行くうつし身を朽ちはてるにまかせ」「彼を殺してはならぬ、騎士殿、かれはざんげしていない、罪障消滅の許しをもうけていない、肉体も魂も殺してはならぬ!」「私がこれから生きて行こうとする気候風土に合わない着物と同じことで私は私の祖先の信仰を変えることは出来ない」「且つは悦び且つは呆れて」「この三日は三代と思われるほど長かった」
2023/01/18
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コーヒーを辞めてからとうに2年が過ぎ、紅茶も家では飲まず外出した時のみとなってから3ヶ月が過ぎた。体調はすこぶる良い。コーヒーを飲んで神経が高ぶることがないから、よく寝られる。更年期の症状なのか、必ず3時か4時頃に一旦目が覚めるようになってしまったが、コーヒーを辞めていたからこの程度で済んでいるように感じる。コーヒーを今も飲み続けていたら、もっと睡眠に対しての不満が顕著だったことだろう。紅茶は外出した時だけほどよく楽しむ。上質な紅茶は本当においしく、良いものを少しだけいただくという今の付き合い方が私にはちょうどいい。カフェインに関しては紆余曲折あったが、日々の暮らしにようやく定着したと思う。神経のためにもあまり摂取しない方がいい。このまま、カフェインに関しては、問題なく順調にやっていける自信がついた。おそらく大丈夫。夢は、更年期が終わったらコーヒーを飲むことなんだ。
2023/01/17
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私は作るつもりはなかった。作らない人の理由で最も多いのは“必要性がないから”という答えらしいが、私の場合なぜかって、そもそもこの制度に不信感しか抱けなかったから。嫌な感じが靄のように漂っている。でも事実上の義務化になるということなので、直前で混乱を招く前に早めに渋々申請した。いわゆるスマホの自撮りなんてものなどしたこともないのに、慣れない手付きでもたつきながら、なんとか顔写真を撮影。辛気臭い顔でこっちを見ている自分に嫌気がさしたが、こんな顔を毎日毎日ひたすらに見ている市の職員よりはマシだと思って怒りを抑えた。不備なくちゃんと受理され、ホッと胸を撫で下ろした。で、先日手紙が届いた。マイナンバーカードが出来上がったから取りに来るようにって。が、市役所に取りに行くのも予約制らしい。しかも2日以上前に。本当にうんざりする。なんでもかんでも回りくどいし面倒くさいし、日々のいろいろなことがどんどんややこしくなってる。
2023/01/16
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1/7の七草粥、1/15小正月のあずき粥、私の大好物を食べられる日。おいしいねぇ。やっぱり日本人だねぇ。体に染み渡るねぇ。今年は贅沢に餅入りだった。映画は嬉々として観ている。引きこもっている私にもってこいの趣味。おもしろい。図書館が近くにあって幸せだなぁ。最近では「ホワイトナイツ/白夜」という映画が良かった。ねこちゃんにはほとんど会わなくなってしまったけど、写真は相変わらず楽しんでいる。これはある地下道を通った時に何気なく撮ったもの。意外にも良い写真になってうれしい。
2023/01/15
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みなさん憧れの職業ってありますか?私は読書が趣味になってから海外の古典ばかり読み漁っているが、強いて一つ挙げるとしたら翻訳者かもしれない。例えば図書館で小説を借りる時、できるだけ出版年度の古い本を選ぶようにしているが、翻訳者で決めたりもする。ロシア文学ならこの人、ドイツ文学ならこの人、という風に何人か名前を記憶していて、この人の翻訳ならきっとおもしろいに違いないという確信が間違いなくあるから。小説というものは、翻訳者によって良くも悪くもなるのであった。映画もずっと好きで観続けているが、戸田奈津子さんってやっぱり良い。ちょっとした冗談をユーモアたっぷりに、しかもそれを字幕が表示される一瞬で強烈な印象と共に表現できるなんて、なんて素晴らしい才能だろうと思う。ニタッと笑って、字幕は誰が翻訳したのか調べてみると、ほらやっぱり戸田さんだったということが幾度もあった。同時通訳の人もかっこいいと思う。私は馬の蹄の音なぞは実に心地良い音だと感じるのだが、なぜか英語と日本語の同時通訳を聞くのも耳が気持ちいいのであった。これは一体なぜだろうか。不思議に、スーッと心が落ち着く。
2023/01/14
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ヘルペスは全然できなくなった。夏は暑さにやられていくつができたが、できなくなって間もなく4ヶ月。要するに日々ローテンションなのである。湿疹にはステロイドを塗るという選択を余儀なくされ情けない思いもした。でも、ちゃんと良いこともある。
2023/01/13
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毎年この時期に必ず行く美術展がある。干支に焦点を当てていて、そのモチーフばかりをずらりと展示する。今年なら、掛け軸、着物、櫛、椀、などなどすべてがウサギ。どれも本当に微笑ましく、じっくり見入ってしまった。卯年は一段と華があって明るい。とても良い時間を過ごせた。ところで、日本ではウサギは月でぺったんぺったん餅をついていると言いますが、古代中国からの言い伝えでは不老不死の薬を作っているそうですよ(笑)
2023/01/12
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更年期が始まってからは、外出していても一度も滝のような汗をかくことはなくて、自分で言うのもなんだが、涼しい顔して過ごしている。よく、これもおそらく更年期の症状だと思われるが、中年の女性があっついあっついと言って冬でも汗を拭う姿が見られる。なんだか不思議である。更年期が始まる前はこの汗にひどく悩まされていたのに、更年期が始まった途端に神経が高ぶることなく極めて低い場所で落ち着いたものだから、汗が出なくなるなんて。いや、もちろんうれしい。こんなうれしいことはない。でも、私の身体はやっぱり変なんだなと思う。自律神経がイかれてるんである。
2023/01/11
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「よい果実(み)も時にはくだらぬ木に実(な)るものでござる」「からだが苦しくなると、今まで心を痛めていた過度の心配が一層ひどくなって、」「どんなに度(たび)たび、もう死んでしまってあの世で正しい神の人びとと一緒になりたいと願うたことか」「あるがままの直(なお)き者は誉(ほまれ)を得ること少し教会に、陣営に、はた政界においても」「おや、なんだお前さん足が痺れておるのかね。それなら手を使って生計(くらし)を立てなさい」「そなたじぶんの身の上をいろいろ見直すことをおぼえなければならない」「現世(このよ)からあの世へのひとまたぎはほんのわずかのこと」「<失せろ、幽霊め ー ああ矢張り夢であったか> シェイクスピア」
2023/01/10
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手にアカギレが、現在2つ。毎年冬にできるが、これがもう本当に痛い。右手の親指と人差し指にできているものだから、何をするのも不便で、物を持てないとかすぐ物を落とすとか、とにかく指を庇って生活していて腕が筋肉痛。一度アカギレが閉じたと思っても、すぐまた開く。その閉じたものが開く時に、はっきりとパキッという音を立てて弾けるのであった…(苦笑)
2023/01/09
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今住んでいるこの家には、私が高校1年生の時に引っ越してきた。一帯が分譲地で、AさんBさんCさんDさんEさんと尚家が一斉に入居した。Dさん宅を除くすべての家庭が夫婦と子供2人の世帯だった。暗黒の数年間を過ごしたのち、私は無事に大学へ入学。その頃、若い夫婦だったDさん宅に待望の赤ちゃんが生まれた。かわいらしい女の子。三輪車で遊ぶ姿がよく見られた。だが、ある日突然引っ越し業者が来て、目を見張る真っ赤なソファーが運び出されたことが脳裏に焼き付いている。奥さんは幼い子供を連れて家を出た。実は旦那さんはジゴロだったとかいう噂だったが、真相は闇の中。今は旦那さんだけが一人、近所付き合いをすることもなくひっそりと暮らしている。金髪に爆発したようなくるくるのパーマをかけ、真っ黒のゴールデンリトリバーを優雅に散歩させるモードなCさんの奥さん宅は早々に退居され、その後すぐにそれはそれは賑やかなFさん家族が越して来た。いわゆる体育会系と呼ばれる活力が漲った夫婦と3人の子供たち。早朝から深夜まで、ギャアギャアと大きな声で喚きながら夫婦喧嘩をする光景が日常だ。Aさん宅は他の家庭とは少し様相が異なっていた。地味な凡人サラリーマン家庭とは真逆の、水着を売っているとかいう派手な商売をされているようで、東南アジアの美女と言っても通用するほどに美しい奥さんが高級外車を乗り回していた。若くして長女も次女も結婚し、最近では孫が頻繁に帰って来るようになっている。パパとママと呼ばれてもおかしくないほどに若々しいじぃじとばぁば。さて、Bさん、Eさん、そして尚家は、驚くほどに似通っていた。尚家には大黒柱がいないという大きな違いはあったものの、Bさん宅は長男は結婚して家を出たが長女は引きこもり、Eさん宅も長男は家を出ているが次男が引きこもり、兄弟が二人いたら一方には陽の光が当たり、もう一方はその影となるらしかった。これぞ自然の摂理である。10代の頃からここ一帯の家族模様をじっと見守り続ける。40歳を過ぎると映る景色も変わる。輪廻転生がまざまざと目の前で繰り広げられ、世界と同様、小さな“共同体”の中の時代も移り変わった。おそらく、次に来る大きな波は、尚家の取り壊しだろう。
2023/01/08
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妹が、仕事のことで地元の新聞に載ったそう。自信に満ち溢れた表情で写っていた。さすが妹。仕事をバリバリこなす女性。非の打ち所がない。あちらのご両親も鼻が高いだろう。結婚後、産休の制度がきちんとしている職場ということを第一条件に仕事を探し、妊娠出産、そして鮮やかに復帰。こんなにも早くここまで登り詰めるなんて、よっぽど仕事ができるんだろうな。
2023/01/07
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去年は、本当に自分の身体の変化に付いていけず、ただただじっと身を潜めていた。今年は趣味の寺巡りを再開させたい。去年は一つも行けなかったからさ。ちょっと今計画中。もちろん関西圏の近くだけど、行きたいところがあるんだ。
2023/01/06
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半身浴をし始めて6年と5ヶ月と半月。ステロイドをたったの数日止めただけで湿疹がぶり返す。だから塗る。少し良くなり、もういっかと思い止める。また出る。やっぱりダメだ、塗らないと。この繰り返しの中冬を過ごしている。ついに手の指のアカギレ第一号ができた。ひび割れて血が出て痛い。図書館が冬休みで1週間閉まっているので、本はもちろん、ちゃっかりDVDも借りておいた。3本まで借りられるのだが、なぜか3本ともスピルバーグ監督の作品になってしまった。「カラーパープル」良かったです。いつの間にか年が明けていた。何ら変わらない日々の連続を繰り返すのみだが、歳だけは確実に重ねているという憐れ。肉体という外部のものは衰えていくけれど、内部のうんと奥深くにある一つの「点」は、愚かなまま何も成長しないものであることよのぉ。
2023/01/05
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私の新年が明けた。私、あけましておめでとう。さて、美術館へ行きましょう。
2023/01/04
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地獄のような年末年始が終わる。悶々とした心が晴れ渡る。高校生で引きこもっていた頃から自殺願望を抱くようになり、それを考えない日はないほど、これまでずっと考えて生きてきた。願わくば、なるべく早く、今すぐにでも、それが私の合言葉だ。私にはこれっぽっちの未練もない。その考えにますます歯止めが効かなくなるのがこの年末年始だ。世間がお祭り騒ぎになればなるほどひどくなる。ただ一人でじっとやり過ごす。この世とあの世を繋ぐのは、首の皮一枚。早く日常に戻ってくれとそればかりを願う。あゝようやく。長かった。
2023/01/03
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「その身と、下の地面までのおそろしい深淵のあいだには、何ひとつさえぎるものはなかった」「おぬしの仲間の鶏(とり)が“とき”をつくったことは一度もないものなあ」「どうせこの世のわざわいなどというものは、お天とうさまのご都合のよい時に、終りになるもの」「この騒がしい世のなかで許されるかぎり静かにしていなければならぬ」「あの鬨(とき)の声に、お前の家の没落のひびきがある」「将来のことは用心せえ、もそっと悪い目にあうことのないようにの」「人は生まれ落ちた時から、生き抜かなければならない業を背負っています」「が、人間、運命に抗し切れるものではない」
2023/01/02
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毎日せっせとブログだけは更新している。26歳で難病を患った後、27歳からほぼ毎日。なんにもない日々の私の唯一の楽しみであり、この世から脱落することをなんとか引き留めて保ってくれているものだとも思う。更年期が始まったことにより、あらゆる変化を感じている。これまで常識だったことが常識ではなくなったとでも言おうか。日々息をしているのであれば書くことがなくなることはないから今はまだ機嫌良く日記を書いているが、今後、書くことが億劫だと感じ始めることもなきにしもあらず。思わぬ老いの始まりのように、永遠を約束するものなぞこの世にはただの一つもなく、何が起こるかなんて誰にもわからない。もしそうなったらば、それは潮時だという証だと思うので、ブログ閉鎖ということにして潔くサッと身を引く覚悟だ。まだまだ今は書きたい。書くことは楽しい。特に変わり映えのしない私の日常を綴るだけですが、今年も変わらず更新しますので、お暇な時に寄ってくださるとうれしいです。2023年、今年もよろしくお願いします。みなさんにとって素敵な1年になりますよう心から祈っています。
2023/01/01
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