白鴻 純米吟醸- 嵐翠-720ml 2625円
白鴻 特別純米720ml 1417円
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盛川酒造株式会社
豊田郡安浦町原畑44
日本酒の魅力を広める、意欲的な活動に高い注目。
平成元年、アメリカでホテルのレストランに勤務した経歴をもつ現当主、 盛川知則社長の帰郷が、蔵にとっての大きな転機に。
瀬戸内の最高峰・野呂山の麓でその豊かな軟水を得、明治20年(1887)に創業。蔵に入った 盛川社長は、百有余年の伝統と広島杜氏の技を守りつつ、特定名称酒に特化した、品質本位の酒造りへと機軸を移行させた。「造り手の顔が見える酒造り。良いお酒を酒販店に直接卸していき、大事に売っていきたかった」。
当地に湧く野呂山の伏流水は、県内で最もやわらかいとされる水のひとつ。自然、酒も口あたりやわらかな仕上がりに。さらに、兵庫県特A地区産の山田錦など素材を厳選し、麹をしっかり作って米の味を引き出す広島流の酒造りにこだわることで、味わいは十分な旨みを備えたものに。
盛川社長は平成6年から、自分たちの育てた酒米を原料に酒造りを行う、消費者参加型の「野呂山酒米倶楽部」を主催。平成11年からは新たに、ホタルを観賞しながら酒を酌み交わす「蛍月・笛の会」を開催。
酒造り=日本の伝統文化。 盛川社長は古き日本の文化を見つめ直し、日本酒の魅力を広く再認識してもらおうと、旺盛なバイタリティを発揮。厳しい時代に小さな蔵の生き残りの道を体現するかのようだ。
みんなの手で守る自然を酒とともに慈しむ
長年汚れていたロンドンのテムズ川を、サケが遡上するまでに回復させた人たちがいる。かつて当蔵を訪れた作家、C・Wニコル氏は 盛川社長にそんな話を語った。
蔵のそばを野呂川が流れている。夏にはホタルが飛び交う、清らかな流れ。子どもたちに変わらぬ自然を残してあげたい。二コル氏の激励を受け、 盛川社長は野呂川のホタルを守り続けようと、枯れ草を刈り取るばどの水質浄化活動に乗り出した。
盛川社長は平成11年から毎年、地道な努力で守り続けた風景を日本酒とともに楽しもうと、「蛍月・笛の会」を催している。オリジナルラベルの酒を笛の音とともに楽しみ、堤灯を手に浴衣姿で河原を散策。6月初旬に行われ、風流な一夜を楽しめる催しとして人気を集めている。
興味のある方はお気軽にお問い合わせを。また、葦を刈り取るボランティアも募集中。