月浮かぶそら、輝くひかり。 -静かな夜空の小さなトモシビ。

〔第七章〕魔法


「あんたさっきからずっと考えてばっかじゃない・・・」
「しかたないだろ!!雷なんてどこにもないし・・・」
「雷なんか魔法を使えばできるでしょ」
「魔法って使えねぇだろ・・・」
そう、彼女は簡単に魔法というがそう簡単にはできない・・・
「それともなんかいい案でもあんのか?」
「あんたがやればいいんでしょ」
「は?俺やり方なんかしらねぇぞ?」
そう、魔法なんか使ったことがないのにやるなんて不可能に近い
「魔法なんて呪文を唱えればいいじゃない」
「呪文って言ったって・・・ん?なんか声が聞こえる・・・」
どこからか声が聞こえてきた・・・
「我は雷の精・・・汝に雷の魔法をさずけよう・・・」
そんな都合のいい事があって良いのか?と思っていると呪文の唱え方が頭の中に入ってきた。
「汝がその呪文を唱えれば天から雷が落ちてくるだろう・・・」
そういい終わるともう声は聞こえなくなった。
「はやく唱えなさいよ!!こっちはもう限界よ・・・」
いままで魔物がこっちに襲い掛かってこなかったのは彼女が必死に戦ってくれていたようだ。
「いくぞ!!」
「雷の精よ・・・我に雷の力を・・・サンダーレイン!!」
いきなり水の魔物に雷が落ち、水の魔物は跡形もなく消えた。
「ふぅ・・・やっと倒したぞ・・・」
「よかったわね・・・この街が壊れずにすんで・・・」


疲れた・・・かなり長い・・・やっと水の魔物が死んだ~・・・次は雷の魔物です・・・

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