妃那[ひな
海斗

翔雅[シュウガ

もう・・・終わっちゃうの・・・?
神様・・お願い・・・私を元に・・元気な時に戻してください・・・

浅李乃亜

中学にあがってすぐに病気になった

小さい頃はとっても元気で風邪を引くことなんかめったになかった

なのにどうして・・?

肺炎、突然息ができない位苦しくなって、それがたまに起こるのだ

いつ起こるかわからない、だから私は好きにできない

いつも真っ白いベットに横たわって

私の横にはいつも点滴があって、自由に動けない

毎時間看護婦さんがきたり、何かしようとすると苦しくなったり・・・

まるで檻の中にいるようなカンジだった

毎日毎食病院の御飯で自分の好きなモノなんか食べれない

こんなつらいの・・・嫌だよ・・・

けれどそんな私の一番の幸せ

それは毎日彼、浩幸がきてくれること・・・

今日も面会時間が始まると来てくれた

コンコン

「乃亜・・?」

私はこの時間が大好き

こんな辛くたって浩幸がいてくれることが凄い幸せだった

「浩幸・・今日も来てくれたの・・・?」

「今日は部活もなかったしな^^乃亜の事も心配だし・・・」

嬉しかった。私にも心配してくれる人がいるんだなぁって思ったら・・・

私には親がいない

お父さんは家を出てお母さんは病気で天国へいってしまった・・・

そしてお兄ちゃんの竜樹兄と妹の沙弥は御婆ちゃんの家にいる

そして私は病気、なんでこんなになっちゃったんだろう・・・

でも、泣いたって仕方ない、もう過去に戻ることはできないんだから・・

今日も一日中浩幸がいてくれた

いつのまにか面会時間が終わってまた会えなくなる

「もう帰らなきゃ駄目だ・・平気か・・?」

平気なわけないよ、だけど弱音なんかはくことできない・・・

いつも浩幸が帰るころになるといつのまにか涙が出てしまう

それでいつのまにか浩幸に弱音を言ってしまってる・・・

「うん、大丈夫だから、俺が傍にいるよ」

彼はいつもそう言ってくれる、それを聞くと安心できるの・・・。

最後にぎゅっと抱きしめてくれる、そんな毎日だった


だけどある日・・・

いつものように浩幸が来てくれた

でも私は呼吸困難になって苦しくて倒れてしまった

苦しい・・苦しいよ・・・

神様、もぅこんなことになるのはずっと前から決まってたのですか・・・?

私が「幸せ」になることは無理なのですか・・・?

ずっと、こんなつらい思いをして生きていかなきゃいけないの・・・?

---・・・乃亜・・・・乃亜!!---

~浩・・・幸・・・?~

ふと目が覚めると私を見て泣いている浩幸がいた

「浩幸・・・どうしたの・・・?」

「乃亜・・・」

そう言うと私を優しく抱きしめてくれた

私はあれから何日か寝ていたらしい。


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