~One~第二章

もしも神様という存在があるならば、僕を救ってくれるだろうか・・・・


たった一つの地球の中の何億人もの人々の中で
僕を選んでくれるだろうか・・・・







~One~第二章







僕は、まぶたの裏に彼女の姿を鮮明に蘇らせながら
一歩一歩確実にクリスマスツリーのある場所へと向かった。。。


僕は、彼女の笑顔が一番好きだった・・・・

ポロッ・・・・・


あの時には出なかった涙が今、大きな雫となってこぼれ落ちてきた。。


彼女のことを思い出すたびに、僕は一人になってしまったのだと感じる。


そんな自分がとても嫌だった・・・・


いつも隣で微笑んでくれていた彼女は、今はもう隣にいなく・・・・


心に大きな穴がポッカリと空いたように、何か物足りない感じがした。。











悲しい・・・・


この気持ちはいつになっても消えることはないのだろうか・・・・


僕は、クリスマスツリーの前にあるベンチに腰を下ろした。



そして、あの時に交わした会話を思い出した。。







僕の瞳からは、絶えず涙が溢れ、流れ続けた。。

何で僕だけ生きているんだ・・・・・

一緒に逝けたらどんなに良かっただろう・・・・

そしたら、こんな悲しい思いなどしなくてもよかったのに・・・・


何故なんだ・・・・




















『ふわっ・・・・・』









12月だというのに、とても暖かい空気に包まれた・・・






















「・・・・・?」






僕は不思議に思い、ふと顔をあげてみた。。

すると、僕の前に一人の女性が立っていた。

その女性は、優しく微笑んでいた。。




どう表現したらいいだろう・・・・?

あえて言うならば、「聖母」だろうか・・・






そんな雰囲気を漂わせていた。。














とても優しい瞳・・・

透き通るような白い肌・・・・

何もかも包み込むような笑顔・・・・・




















僕を救うことが出来るのは、この人なのだろうと一目見て思った。。


僕の救世主・・・・・

彼女から目が離せなかった・・・

僕の心は、燃えていると言っても過言ではないくらいに熱かった。。









そして、僕はいつの間にか彼女のほうへと歩き出していた。。








やっと見つけた・・・・


僕のたった一人の天使・・・・




僕に希望の光を見せてくれませんか・・・・・?


→第三章に続く


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