BONDS~絆~

BONDS~絆~

伝言

ハート(白)

その後の俺らは無事に卒業し、菘は楓との結婚の為に就職を、俺は心理の仕事に就くために4年制の大学に行くことにした。悩みながらも二人は楓のことを思い出し頑張った。やっぱ制服を脱ぐのは切ない気持ちもあったけど、同時にこれからまた新たな道に進むと考えた時新しい気持ちで制服を脱げたことを誇りに思うことができた。
――こうして楓はロンドンへ行き一流のスチュワーデスになり、10年過ぎた今日本に帰国した。もう二度と離れないと菘と誓っていた。そんな二人の微笑ましい姿を見て幸せを貰ったのは言うまでもない。俺は大学に入ってすぐに先輩に告白され無事楓が帰国するまでにメールを送ることが出来た。

孤独に感じるのは悪いことじゃない。だけど孤独を感じた時はふと周りを見つめてほしい。君は一人じゃない。絶対に。一人だったら今まで生きてなんかこられないはずだ。親とかも大事だけど、友達なしでは生きられない。「孤独」を知る人は「孤独の抜け道」をも見付けられることが出来るのだ。だから…不安になった時はこの物語を読んで欲しい。君の周りには君が思うより君を想っている人がいることを知って欲しい。そして俺もその中の一人だということを知っておいて欲しい。


いつでも俺達は君の味方だよ


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