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「子供の遊びの効用」
現代の子供は家に閉じこもって、TVゲームをやったり、パソコンとにらめ合ったりして、けっこう一人で遊ぶことが多いようです。
何十年も前になりますが、自分が子供の頃の遊びといえば、同じ年頃の子供たちと、いっしょに、ほとんど外で遊んでいました。
鬼ごっこをしたり、かくれんぼをしたり、隠れ屋を作ったり、チャンバラごっこをしたり、あるいは、現代では危ないからといって禁止されている場合が多いのですが、夏休みには川や池や堤で泳いだりしていました。
もっとも現代では、特に都会などでは手軽に外で遊べる十分なスペースや自然環境があまりないようですが。
しかし、親は子供をできるだけ外で遊ばせるようにし、それが十分にできない場合でも、屋内で遊ばせるときもグループで遊ばせるように心がけた方がよいと思います。
なぜなら、幼稚園から小学校の中学年の頃までは、同じ年ごろの子供たちといっしょに遊ばせることも、総合的な知能教育となるからです。
遊びをとおして、子供は、約束事を守ること、リーダーと部下の役割分担の違い、創造性などを学ぶという貴重な体験をすることになります。
これは社会人になる準備をしていることになります。また能力を開発していることにもなります。
習いやお稽古ごとも結構ですが、そればかりでなく、かたよりのない総合的な教育をしようと思うなら、他の同じ年頃の子供たちと積極的に遊べる機会をつくってあげる必要があります。
そのために、同じ年ごろの子供を持つ親同士が協力しあうというのもひとつの手かもしれません。
単なる遊びだからといってバカにはできません。
子供のころの遊びは社会常識を備え、一人前の立派な大人とするのに役立つ面があります。親は遊びの効用を認めた方がよいでしょう。