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バイデンさんの来日に合わせて辛辣なタイトルを考えたが、実際に両国の関係はメディアを通じた報道や政治家たちのコメント、言動を見てもやはりその通りだと言わざるを得ない。毎度ながら繰り返される大統領の来日報道はまさに信長の上洛もかくや、メディアは両国の首長の親密さをアピールし、その度を越した警備体制を世界に国内に発信して両国の親密度をまた再発信するのである。現状は、国内に数十か所の米軍基地があり、まず横田基地に米軍飛行空域を飛行して大統領専用機が飛来、ここからまたまた空輸されたであろう専用ヘリに乗って東京の心臓部である赤坂米軍ヘリポートまで飛行、さらにこれまた空輸された専用車に乗って赤坂迎賓館まで行くのだが、この光景をテレビで見て、いったいここは日本なのか。いったい日本は主権国家なのか?と疑問を持つ国民は大したものだが希少であろう。大多数の国民は、大統領の来日のたんびに繰り返される映像を見て、いつのまにか米大統領は世界で一番ドエライ人と言う刷り込み現象が起きているのだろう。警視庁のパトカーや護衛隊は大統領専用車とそれを取り囲むアメリカ側のシークレットサービスや護衛車両をさらに取り囲む形で、万が一のことがあっても日本人のテロリストがアメリカのSSによって射殺されるなんてことがないようにしているのが見て取れる。おそらくSSは拳銃携帯だろうし、武器の持ち込みは法律違反だが、核兵器なども持ち込んで平気な国だから、なんてことないのだろう。国家元首が外国訪問するとき、原則は現地の警備に任せるのが常識と言われるが、アメリカはそれを全く否定しているのだろう。日本がまだ開国して間もないころだが、来日したロシア皇太子が琵琶湖畔で日本人の警官に襲撃された事件があり、時の明治天皇がお見舞いに訪れたことがあった。これがトラウマになっているのかどうか知らないが、アメリカは外国訪問に対してずっとこのような態度であるのは理解できない。
閑話休題 本題に入るが原因は単純で、太平洋戦争での敗戦である。ではなぜ敗戦したのかなんて原因を探っても仕方のない話で、それはあまたの人が論じているのでここでは取り上げない。問題とするのは敗戦したからではなくて、敗戦の後の日本人の心の問題である。
戦後よく言われたのは「一億総ざんげ」と言う言葉で、文字通り、日本人の総人口一億人が老若男女「私たちが悪かった、許してください」という意識づけによく使われたのである。善良な国民はだまされていたのだ、誰にと言えば軍人や政治家で、善良な国民の恨みは軍人と政治家に向けられた。軍人たちは何おかいわんやで、言いたいことがあっても口を閉じ、反論することなく隠棲したのだ。戦後しばらく相次いで出版された軍人、政治家たちの体験談や著書はほとんどが無条件の反省に終始、当時の世論に迎合する如くだった。しかし少なくとも日本の軍隊は当時の青年から選りすぐりの荘重が専門の教育を受け、方向性は別としても自分たちだけが悪かったと言い始めるのはまさに極端なご都合主義で、要領のいい人にありがちな一種の世渡り技術である。有名な戦争放棄の憲法も、当時戦争裁判で全国津々浦々に拡がった戦犯容疑は元兵士の間に恐怖として広がりつつあり、このような背景もあってマッカーサーの困惑にもかかわらず日本首脳の総意で戦争放棄を入れれば少しはアメリカ人の心象もよくなるだろうという、まったくの怯懦から生まれたという人もいる。
日本人は議論が下手だと言われる。それは白を黒と言いくるめるテクニックばかり教育して人の話を聞くという訓練を幼少のころから教育していなかった弊害があるのかもしれない。それを最も知っているのは当時の最先端の頭脳を集めて教官、生徒ともども一堂に会して切磋琢磨した軍人養成学校の卒業生だろう。つまり戦後の日本の腰砕け原因は軍人たちが一切の口を閉ざしたことにある。悪いところばかりでなくいいところもあったんだとなぜ言えなかったのか?言ってもしゃーないではあまりに無責任すぎる。
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