しっぽのある天使達

不妊手術のススメ

不妊手術のススメ

ミルクです。
不妊手術をすることを「かわいそう」だと思っている飼い主さんもいるでしょうね～。でも、完全室内飼いの閉鎖環境で自然の性衝動を抑制されたり、外の大変過酷な環境で妊娠と授乳を繰り返すことの方が、わたし達にとって「かわいそう」なの～。

ココアです。
比較的リアルじゃないミルクの画像を交えながら詳しく紹介するので、不妊手術のことをもっとよく知って、今一度、勇気を責任を持って判断してみてほしいの～。飼い主さんとその愛猫ちゃんの将来にかかわる事だよ～。

　　　　　　　　　　　　　　　　　注：傷口等が苦手な方はお気をつけくださいね。

じゃあ、手術の流れです～。

できるだけワクチン接種を済ませ、健康状態をチェックします。また、手術前後は食事を与えないようにしましょう。手術中に嘔吐して気道が塞がれる事故を防ぐためです。

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全身麻酔をして開腹し、卵巣または卵巣と子宮を摘出します。

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入院不要の病院や抜糸が済むまで入院という病院もありますが、一般的には術後の安全を考えて１～２日入院します。また、手術時に子宮などに病気が発見された場合などは入院日数が延びる事も。

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帰宅後も数日は外出させず、室内で安静にしましょう。傷口を舐めないようにカラーや腹帯を付ける事も。また、傷口から出血するなどの異常が見られたら、すぐに病院へ連絡をしてください。

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原則として、手術から１週間～１０日後に抜糸が必要です。ただし、再度捕獲するのが困難な野良猫などの場合には抜糸が不要の方法をとる事もあります。

そして、術後の変化とメリットです～。

１　望まない妊娠を防げる

交尾の刺激で排卵するため、交尾をすればほとんど確実に妊娠します。生まれた仔猫すべてに、飼い主さんが責任を持って里親さんを見つけられればいいのですが、そう簡単にはいかないのが現実です。

２　老化が遅れ、長生きできる

妊娠・出産・育児などによる体力の消耗がなくなるため、老化が遅くなって長生きできる傾向にあります。また、仔猫のときの無邪気な気質が長く保たれるようです。

３　病気や感染症にかかる危険性が減る

手術は卵巣または卵巣と子宮の両方を摘出しますので、女の子に多い子宮蓄膿症や乳ガンといった致命的な病気を避ける事ができます。また、交尾をしないので感染症も防げます。

それから、最初の発情期（生後７ヶ月くらい）がくる前に手術をすると、発情期独特の甲高い鳴き声や媚態がでません。発情期がきてしまった後でも、多少は抑えられるようです。