虹の橋~Rainbow Bridge~ |
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このお話は、古いインディアンの伝承にもとづいているもので、アメリカでも誰も作者を知らず、欧米のサイトを通じて広まっていった寓話です。 |
天国の、ほんの少し手前に、「虹の橋」と呼ばれるところがあります。 地上にいる誰かと愛しあっていた動物は、亡くなるとそこへ行くのです。 そこには、草地や丘がひろがっています。食料も水もたっぷりあって、日はふりそそぎ、暖かくて幸せです。 病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、傷ついていたり不自由になっていた子も、元の体を取り戻します。 まるで、過ぎさりし日の夢の中でのように。 みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があります。 それは、自分にとっての特別な誰か、残してきてしまった誰かが、ここにはいないという事・・・ 動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。 でも、ある日、その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。 次の瞬間、その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに震えながら、緑の草の上を走り出しました。速く、速く、まるで飛ぶように。 そう!あなたを見つけたのです! あなたとあなたの愛する友は、再会の喜びに固く抱きあいます。 もう二度と離れたりしないように。。。 幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。あなたの人生から長い間失われていたけれど、その心からは一日も消えたことのなかった、その瞳を。 それから、あなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです。 |
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ミケ・リリ・チャーちゃん・ミーちゃん・名前もつえてあげられなかったあの子へ捧げます by fairy-elf |