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2021.01.23
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カテゴリ: エッセイ
子供たちが高校生や中学生になって、とても助かっていることがある。フォーマル(正装)で出席する場(結婚式や葬儀、法事など)に行くときに、子供たちの服を買わなくてもいいということだ。たとえ黒系でなくても制服であれば基本的には許されるので、とても楽だ。学生服万歳である。

 タイトルの学生服廃止論というのはお父さんが学生の頃から延々と続いている議論だ。お父さんの意見としては、そんなものを議論する前にもっと大事なことが山ほどあるだろうというものだ。学生服のせいで子供の性格や行動が変わるわけでもなく、学生服が嫌いな人はこれからも嫌いだろうし、好きな人はこれからも好きだろう。

 お父さん個人としては、学生服があるおかげでとても助かったと思っている。昔からお父さんはそれほどファッションに興味はなかった。だから私服で通う小学校時代は短パンにTシャツ、冬はジャージの上下というのが基本だった。

 ところが中学生になると、色気づいた同級生は徐々にこだわったファッションをするようになる。休みの日に私服であったときのお互いの服装の違いは今考えれば笑えるぐらいだ。ものすごくかっこよくキメてくる友人もいれば、あまりにも適当な格好で来る友人までバラエティー豊かだった。

 しかし笑っていられるのも好きな子ができるまでだ。中学生にもなれば付き合うとか関係なく、異性に興味が出てくる。表に出さなくても好きな子の1人ぐらいいるものだ。さらに周りからの評価が気になる時期でもあり、ファッションも自分を評価される一つの項目となる。

 お父さんはファッションに興味はなかったが、好きな子から好かれたい、よく見てもらいたいという欲求はもちろんあった。そして自分にファッションセンスがないことも理解していた。ただ興味もないので無理して勉強しようとも思わなかった。

 もし毎日私服で学校に通わされたら、多感なこの時期毎朝、もしくは毎晩着ていく服装で悩んだかもしれない。しかしながら、高校を卒業するまで学校に行く服装を悩むことは無かった。制服があったからだ。お父さんは中学と高校の6年間、制服のおかげで自分の苦手なことをする必要がなく助かったと今でも思う。

 制服を買うのが高いとか、画一的に制服を着させるのは囚人のようだとか個性がつぶされるとかどうでもいい議論は昔から続いている。小学校の頃は、中学に行ったら学生服を着られるとわくわくしていた気がするが、今はどうなのだろうか。

 お父さんの周りで「制服を着させるのはよくない」という意見は聞いたことがない、というより制服の有無が話題になったことすらない。だから制服を廃止しようという意見はとても少数派だとお父さんは思っている。何年も誰かが焚きつけているが、だれもその議論に乗らないからだ。ほとんどの人が「どうでもいいこと」と考えているのだと思う。






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最終更新日  2021.01.23 00:10:07
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