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我が家の子供達を見ていると、全員が英語を苦手としている。日本語しか知らないのだから、文字から異なる英語が簡単に理解できないことは当たり前である。学校で受験に使う英語も実際に外国人と話をする英会話も、基本的にはただの言語である。自分が日本語を勉強しなくても話せるようになったのと同様に、英語も英語が母国語の国で育てば勝手に話せるようになるという性質のものだ。
では語学について、何が最も重要となるのかというと、覚えている単語の量である。語彙力とも言うのだが、単語を知らない状態で言葉を扱うことは不可能である。文法やスペルを覚えるよりも、まずは単語をひたすらに覚えなくてはならない。
子供が徐々に言語を習得し、会話ができるようになるのも単語を覚えてくるからであるとお父さんは思っている。単語さえ覚えていれば、少なくとも会話によって相手に意思を伝えることはできる。「お腹 すいた」でも「ごはん たべたい」でも「食事 まだ?」でも食事をしたいのだということは相手に通じる。だがそれぞれの単語を知らなければどうにもならない。
お父さんも高校生まで英語は苦手科目だった。テスト勉強である程度の点数は取れてはいたが、試験が終わると全部忘れるというのを繰り返していた。浪人して大学受験に再挑戦することになり、徹底的に単語を覚えた。すると文章が読めるようになる。
上に書いたように、特殊な慣用句などを除けば、単語をつなげるだけで大体の意味は理解できるようになる。単語を覚えたことによって、長文読解は普通に点数がとれるようになった。
そのあとに覚えたのが、慣用句である。決まった言い方をすると、1つの単語の意味とは異なる意味になる言い回しを覚えていった。この 2 つを覚えるだけで、英語はほぼほぼ苦労せずにテストの点数は上がる。
ただし実際に会話ができるかというと、これはまた別の話になる。
お父さんはアメリカで語学学校のクラス分けテストで、テストの成績が良かったために、実力以上のクラスに入れられてしまった。周りには読めないし書けないけれど会話ができるクラスメイトばかりで、会話ができないのはお父さんだけだった。
3 年ほどのアメリカ生活でだいぶ英語は上達したが、日本の英語教育では英会話は習得できないと心から思った。
会話にはリスニングの能力が必要である。相手の言っていることがわからなければ会話にならないのだから当たり前だ。ところが、このリスニング能力を身につけるには、まずその言葉を自分で話せるようにならなければならないのだ。
自分が話せる単語や言い回しは、聞けば理解できるが、自分が使わない単語は文字になっていれば読めるが、リスニングでは理解できないことがほとんどである。
自分が話せて初めて聞くことができる。これは自分が会話ができるようになって知った真実である。学校でどんなに英語を聞いていてもリスニング能力の習得は難しい。それよりもスピーキングの能力を高めた方が、圧倒的に効率が良い。
ただし、しょせんは語学である。英語にしろベトナム語にしろひたすらに使うことで覚えていく。そこに能力や才能はあまり関係ないとお父さんは思っている。
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