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インターネットが世の中に認知され始めたのは、お父さんの記憶の中では阪神淡路大震災がきっかけだったと思う。地震で通信網が断絶してしまった中で、インターネット通信は生きていて、主に大学生がインターネットを使って震災被害地域の情報を出していたということから一気にインターネットが認知されたと記憶している。
お父さんもそれまではインターネットというものを知らなかった。当時軍事目的で開発された通信方式と聞いて、よくわからなかったという記憶がある。
ちなみに阪神淡路大震災は1995年1月に発生している。お父さんが大学生だった時代だ。その後研究室に所属して、お父さんは初めてインターネットというものに触れた。研究室のホームページを作ったり、自分のホームページを作ったりして遊んでいた。当時はホームページの作成ソフトなどなく、自分で HTML というプログラム言語を勉強して遊びながら学んだ記憶がある。
インターネットを通じて、他の大学生と深夜にチャットのようなものをしながら実験の眠気覚ましに使っていた。そのころは今のようにデータ通信が当たり前の時代が来るとはまるで予想していなかった。まだスマホもなく、データ通信と言えばFAXのほうが圧倒的に利用されている時代だった。
お父さんは理系の大学生だったこともあり、インターネットに触れたのはかなり早いほうだったと思う。遊びながら使って、その当時「通販ページを作ったら意外と利用者がいるのではないか」と思ったことを覚えている。
その後AMAZONや楽天市場というお父さんの構想のさらに上を行くサイトが立ち上がるなど、インターネットでモノを販売するという考えが世の中に浸透するのを見て、アイデアがあっても実行できないと意味がないと思い知った記憶がある。
当時通販と言えば、テレビか通販雑誌しかなく、当時もインターネットは馬鹿にされていたと思う。
あれから30年、今度は生成AIというのが世の中に出てきている。今回は社会問題的な扱いで生成AIというのが扱われていることが多いが、実際には生成AIが世の中を良い方向に変えるであろうことは間違いないとお父さんは感じている。
人間が個人やグループで集めるデータや思考を生成AIははるかに超えている。文章を作り、絵をかき、提案までしてくれる。これで便利な世の中が訪れないわけがない。
先端科学の分野でどう使われるかを我々一般人が知らなくても、生成AIを使った多くのサービスがこれからどんどん社会に受け入れられていくことになると思う。ついてこれない人は批判をすると思うが、これはいつの時代も仕方がないことだ。
電卓よりそろばんを習わないと人間の脳みそがダメになるといわれても、世の中はそろばんを捨てたし、それによって人が馬鹿になったということはない。
ワープロが出てきて、自分で字を書かないと脳機能が低下すると言われていたが、今やオフィシャルな文章を手書きする人はいなくなった。
新しいものを否定的に評価する人は、時代から取り残されていくとお父さんは思っている。
少し話がずれたが、生成AIはこれを使ってビジネスを始める大きなチャンスになるとお父さんは思っている。おそらく楽天やAMAZONのように世の中の仕組みをひっくり返すような新たなサービスを思いつく人が出てくることだろう。
逆に新たなサービスによって、淘汰されてしまう職業も多く出てくると思う。イラストレーターなど商業的な絵を描いている人たちは、その職で生きていくのは苦しくなるだろうと思う。逆に生成AIを使って自分の職を改善していく人も出てくるのではないだろうか。
新技術を旧来の考えで使う人はお父さんのような凡人であり、世の中を変えることは難しいが、世界には素晴らしい発想を持ちそれを実行に移せる人がいる。生成AIは間違いなく技術というか人間社会の新たなブレークスルーになっていくだろう。
50歳代でこの技術に触れることができたのは行幸だったと思う。20年遅かったらおそらく生成AIを理解できないまま人生を終えていたと思っている。