頑張り過ぎちゃうことについて







まず、ちょっと引用・・・
面白い詩です。知ってるかな?


☆☆☆

そうできるんなら そうしたい
そうできなければ どうできる?
できなきゃできない できぬはず
きみもできなきゃ できぬはず
それともきみは できるのか?
できずにきみは できるのか?

「マザーグースのうた」谷川俊太郎/訳(草思社) より

☆☆☆



頑張り過ぎちゃうクセってね。

たとえば 50メートルを2秒で走ろうとしてるような感じ。
だけど よく考えてみて。
50メートル15秒だと 何か困ることあるのかな?

たとえば 永遠に続くマークシートを塗りつぶしているような感じ。
だけど よく考えてみて。
どこかで止めてくれなくちゃ、採点する方だって困っちゃう。

たとえば この世をたった一人の村にしようとしているような感じ。
だけど よく考えてみて。
大海原をひと呑みにするほど巨大な鯨は、神様は、お造りにならなかったってこと。

たとえば 階段を昇りながら降りようとしているような感じ。
だけど よく考えてみて。
何階に行きたくて、何階にいるのか。それがわからなくちゃ どこへも行けない。

たとえば 世界じゅうの人に満場一致を迫っているような感じ。
だけど よく考えてみて。
真冬にクーラーは使わないし、真夏にストーブは使わない。

たとえば 光学顕微鏡で覗きながら雑巾がけをしてるような感じ。
だけど よく考えてみて。
キレイになるたびに倍率を上げていったんじゃ、5cm四方が100年がかり。

たとえば スーパーマンになろうとしているような感じ。
だけど よく考えてみて。
スーパーマンはスーパーマン。オバQになることはできないよ。


頑張る、っていうのはね。
できないことをあげつらっては ダメだダメだって潰すこととは違います。
くたびれちゃってる自分のことを 無視することとは違います。

頑張る、っていうのはね。
いいことを いっぱいに増やすこと。
できることの物差しを もうちょっとだけ伸ばすこと。


それが、
  自分に光を向ける
      ・・・って そういうことだと思います。



頑張り過ぎちゃうアナタへ宛てて・・・

ちょっとキビシイことを言いました。
でも、これはわたしが感じていることなので
自分には当てはまらないなぁ、と思われたら
スルーしちゃってくださいね m(_ _)m


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