鳴かずとも鳴かして見せふ杜鵑

鳴かずとも鳴かして見せふ杜鵑

ポルノグラフィティ





バンドの原点は、新藤が中心となって因島高校で結成したノースコアというバ

ンド。ドラムが「わしはスコア見なくても叩けるで!」と言ったことから由来

している。結成時は新藤と新藤の従兄弟からなるバンドで、ここに新藤に誘わ

れた岡野、白玉が加わっていく。当初は新藤がヴォーカルパートを担当してい

たが、岡野をコーラスとしてスカウトしたところ、岡野の方が歌が上手かった

のでヴォーカルパートを岡野に譲り、自身はギターパート担当となった。な

お、このノースコアは後々のポルノグラフィティの原点となった。



メジャーデビュー時のメンバーはアキヒト(Vo.)・ハルイチ(Gt.)・シラタマ

(Ba.)の3人。それぞれの長所を発揮し確実にファンを増やしヒットを重ねてき

たが、2004年6月に白玉が脱退を表明。現在の2ピースバンド形態となった。以

後マスコミなどに「2人組ユニット」として紹介されることも少なくないが、

本人達はバンドだと主張している(実際、「2人組バンド」としてB'zやLOVE

PSYCHEDELICO、milktubなども存在する)。



しかし白玉が抜けてからは気が抜けた、らしさがなくなった、と言われること

があり、また白玉が戻ることを望むファンも多い。が、”らしさがなくなっ

た”のは、2人体制でリスタートした際に「新たな”ポルノグラフィティ”の

確立」を目標とし(実際、2005年ライブツアー終了後に「もう『2人での~』

という言葉は使わない」と公言している。)、また2006年のキーワードを「再

生」として活動した結果、既存のポルノグラフィティを脱却しようとしている

ことの表れでもある。実際、白玉脱退とベスト盤リリースを境にファン層に変

化が起こり、それに対応した活動を行っている。評価は分かれるが、新しいポ

ルノグラフィティになりつつあることは確かである。



主に作詞はメンバー2人が手がけ、作曲・編曲はメンバーにプロデューサーの

本間を加えた3人(白玉在籍時は4人)が手がけている。ポルノの楽曲のジャン

ルが幅広いこと、特にエスニックな楽曲やラテン系が多いのもこのため。岡野

の歌唱力、新藤の独特な詞世界、そして良質で幅広い楽曲が多くのファンを魅

了し続けている。



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