~LAIF~ Is it happy only to be able to live today?

~LAIF~ Is it happy only to be able to live today?

小さな世界

歳をとるにつれて、解る事。
 歳をとるにつれ、世界に煽られ、穢れていく心。

 人は人を、なぜ疑う?
 人は人を、なぜ殺す?

 人は、何故自分を閉じこめる?
 人は、何故自分は悪くないのに、自分を責め続ける?

 あの頃の僕は、そんな事思ったことも無かった。
 だが、時がおとずれ次第に解ってきたものがある。

 なぜ、人が罪に走るのか?
 警察は何も罪の無い人までも、疑う。
 でもそれが彼等の業なのだろう。
 でも疑われた人の心の傷は消えない。

 例えば、些細な自転車の防犯登録で彼等により止められた時とか、
内心では、どう思うだろうか?

 『僕は、私は、ちゃんと自分のを乗っているのに・・・・』

 ほんの小さな事で、心の傷は血を流す。
 まるで、カッターでスッと、紙があっさり切れるように・・・・

 何も罪も無い人が、罪を起こす理由には必ず理由がある。

 まぎれもなく、心の傷。

 傷は深くなると、その部分が化膿してひどくなっていく。
 心の傷も、それと同じ原理だろう。

 ほんの小さな傷(出来事)が、大きくなっていく。

 この世界も同じ。

 最初は些細な事だったのだろう。
 今なんか、どうだろうか?
 すっかり哀しい世界じゃない?

 かつて、素晴らしき世界と言われていたモノが
 全く素晴らしいとも感じられない。

 『生きていて楽しいですか?』 

 という質問を迫られたら、どう答えるか 
 ぶっちゃけ哀しき世界でしか見えない世界に。

 路上では下を向きながら歩く人も多くなった。
 偉い者は、それを見て、ほんの米粒だと思うのだろう。

 偉い人には、心から悲鳴を上げている、誰かの痛みの声は届かない。
 今日も誰かを蹴落とし、今日も誰かを心から痛めつける。

 この世は野生の国、やっぱ弱肉強食でしかない。
 弱気モノは、叩かれ、喰われ、堕ちていく、そして罪を犯す。
 そして、夢や希望を失い死に逝く。

 何か、虚しい・・・・
 何時になったら勝てるのだろうか・・・・・
 偉ぶってるクセに、大した事のない人が他人を見下す人に

 いつかは全て一度、破滅し崩壊するはず。
 自然災害が起こって、全てが停止する日が。

 その時、偉ぶってるクセに大した事ない人の本当の顔を
 見てみたい。

 これは・・・・、災害です。とそんな事にアタフタする様な
 人達だったら、この世界はもう終わりだ。

明日を置き去りにされて、悲鳴を上げている。
誰かの痛みも届かない。
哀しさのこの世界で輝くもの集めて小さなぬくもりから
僕は果たして光を辿ることが出来るのだろうか・・・・・

ありふれた毎日の中で、また何かを失いつつある・・・・



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