今年に入り株式市場は波乱に満ちています。 為替も円高で推移。1月の相場がその年の動きを反映するといっても過言ではない重要な月だけに、慎重な投資姿勢が求められます。
為替に関しては、中国の元高に連動した円買いも動いたとの声もありますが、私はまずその動きが仮にあったとしても、近隣国の通貨があがるメカニズムには疑心暗鬼です。確かに97年のアジア通貨危機の際はそのような動きもありましたが長続きはしませんでした。
サブプライム問題による投資資金の巻き戻しと投機性資金がこの円高を招いていると思いますが、経済学理論にあるように、財政ジャブジャブと金利高容認姿勢は、円高に振れ易いことを示しており、現在の政局を見て改革の手詰まり感から円高圧力を受けている要素も無視できません。
金融機関の多額損失発表に悪い材料のアク抜き感もありますし、シカゴ通過先物では相応に円が買われていますが、106円をつけた後、一方的にドルに対し円が買われていくシナリオは、今後描きづらくいずれ円安に反転するのではないかと予想しています。
年末までの安定したボラティリティをみて、大きな動きがあるのではと警戒していましたが、いつまでも高ボラティリティ水準が続くようには思えません。
いつもでドルを購入できる体勢だけは整えておきたいものです。