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テーマ: 無情(53)
カテゴリ:
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Photo By Jessica Feis flowercat
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2011年03月11日に東日本大震災が発生する2年ほど前、
ごく内輪の掲示板で
火曜サスペンス劇場『原子炉の蟹』を話題にした事がありました。
同ドラマについてネットで調べてみると、放送日は1987年11月17日、
猿蟹合戦になぞらえて、原子力発電所内で復讐劇が展開されるという内容です。
さて、このドラマで自分の印象に残っているのは、
ドラマのラスト、犯人が「原子炉の蟹は放射能をあび過ぎたわ」とつぶやき、
ムラサキツユクサに息を吐きかけると、花が変色してしまう…



なぜなら、当時の学生たちが話題にするサブカルチャーにおいて、
それが原子力爆弾であろうと、核実験の巻き添えであろうと、
「被曝を創作の題材にすることはタブーであり、抗議の対象となる」のが
いわば常識となっていたからです。
たとえば、ウルトラセブン“幻の12話”として有名な「遊星より愛をこめて」は
被曝した宇宙人が人間の血を求めて地球(日本)を侵略に来るというあらすじで
図鑑の「ひばく」の記述が問題となり以後再放送禁止、DVD化もされていません。
『北斗の拳』の登場人物トキも「実は危なかった」などという噂もありました。
そうした背景があっての『原子炉の蟹』でしたから、
自分は古書店で原子力発電所関連書籍を買いあさりはじめ、
原発ジプシーという言葉も知りました。



当時、表立ってオウム真理教を警戒していた、
坂本弁護士一家と知り合いだった弁護士やジャーナリスト(江川紹子さんなど)や、
週刊文春、ラジオ番組「サイキック青年団」、 TBS
などが記憶に残っていますが、

TBSがオウム真理教幹部に強要され坂本弁護士のビデオを見せた事だったとわかり、
筑紫哲也氏の「TBSは死にました」発言に至るわけですが
この辺り、個人的にはどうも釈然としません。


前置きが長くなりました。
我々が将来直面する数々の大事件、大事故は、
偶然や突発的に起こるのではなく、現時点においてすでに進行中で、
たとえ警鐘を鳴らしている人々がいるとしても、ほとんどの人は気にも留めないし、
ましてや(事件、事故に加担する)関係者らは批判者を敵視しているでしょう。
つまるところ、大事件、大事故というものはまず止められない。
たとえ止める事が出来たとしても地味過ぎて世間に知られることはない。

もし国家が他国と戦争を始めそうな予兆があるならば、
政府と政治家を煽る大多数の一人になるのではなく、
戦争に惨敗する未来の準備を速やかに、そして静かに始めるべきです。







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Last updated  2013年07月14日 14時10分56秒


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