全31件 (31件中 1-31件目)
1
【我慢強い人ほどストレスをためやすい】 職場でも、リモートワークでも頼まれた仕事や、指示された業務をソツなく こなしていく人がいます。 とくに、職場などでは順応性があり、個性的な人ともうまく対応できる人は 周囲からの評価も高いのです。 ただ、ある程度のところまでは順応していても、少しの無理が積み重なって しまうことがあります。 順応性があるということは、仕事だけでなく人生全般のことを受け入れよう とする寛容さがあるともいえますが、他方では我慢強いというところもある のです。 その我慢強さが、しだいに無理をしてしまうことになりかねません。 無理をしているということに、自分自身気づかないこともあります。 「燃え尽き症候群」タイプの人によく見られるようです。 何を、どの程度をストレスと感じるかは、個人差があり人それぞれです。 燃え尽き症候群にならないためには、自分の中に一つの限界基準点のような ものをつくっておくと、ストレスとうまくつき合うことができます。 また、ストレスというものについてのとらえ方を見直すことも大事です。 ストレスというと、なにか良くないものだと思いがちです。 しかし、ストレスとは本来は、 「これ以上無理をしないほうがよいです、少しだけ立ち止まって自分を 見つめ直してください」という、自分自身からのメッセージです。 たとえば、胃が痛むことが多くなったというときは、考え事や心配事が続いた ために、血液は酸化されます。 その影響で、胃酸が増えて胃の内壁が胃酸で溶かされて痛みが起きます。 そこで、胃薬を飲んでとりあえず痛みを止めたら、考え事や心配事への対応 をするために、ゆっくり休息をするなどの時間をとって、自分を見つめ直す 時間をつくればよいのです。 あとは、自分を見つめ直すとは、具体的にどんなことをするかです。 まず、時間の過ごし方を変えてみるのもいいかもしれません。 一時間に一度は、数分でもデスクから離れる、コーヒーを飲む、体を動かす などもできます。 長めの休憩時間がとれるなら、好きな音楽を聴くなどもできます。 さらに、休日は自分が楽しめることを実践することもできます。 生活のリズムに変化があると、心にもメリハリが生まれやすくなります。 ストレスの意味を知り、生活リズムを変えて人間的に向上していきましょう。 (by ハートリンクス)
2022年03月31日
コメント(0)
【信念があれば、目標の実現は加速する】 年齢にこだわることなく、自分がやりたいことがある人は、目標を実現する ために、計画を立ててそれを実行していきます。 実行すること、つまり行動力の源泉となるのが「信念」です。 これは、どんなことがあってもやり遂げよう、という意思の力です。 ただ、中には途中であきらめてしまう人もいます。 その理由は、信念が弱かったということになりますが、具体的にいえば集中力 とくり返すことの努力が不足していたからです。 仏教の経典の中に、次のような言葉があります。 『あなたがもし、信念をもって取り組めばできないことはありません。 わずかな水でも、常に流れれば固い石でも穿つことができます』 「穿つ」(うがつ)とは、穴をあける・突き通すという意味です。 遠い昔の家には、雨どいのない家ばかりで、屋根から雨水が落ちる場所には 平たい切り石を並べていました。 その石も、何年もすると小さな穴や大きな穴ができています。 雨水のしずくが、固い石に穴をつくるのです。 つまり、集中しくり返すこと、これが信念ということです。 ビートルズのメンバーの一人、ジョン・レノンは子ども時代、決して恵まれた 環境ではありませんでした。 一つだけ、音楽が好きでとくにエレキギターを誰よりも得意としていました。 ロックンロールの音楽を世の中に広めたい、という目標を立て、毎日練習を 続けたといいます。 彼があるインタビューで、こう語っています。 「私にとっての神は、ロックンロールです。 ロックンロールがビートルズを導いてくれたのです」 『信念』の文字には、「今の自分の心を信じ通す」という意味があります。 また、今という文字の下に心という文字を置いて、「念」となります。 つまり、今に集中するということです。 目標を実現したいというエネルギーが大きいほど、勢いも加速されて現実化 していきます。 どんな目標でも、実現するには、「集中すること、くり返すこと」が重要で 必要であると知っておきましょう。 (by ハートリンクス)
2022年03月30日
コメント(0)
【不安な心を小さくするには】 不安な心を小さくするには、不安とはどんなものかを知ることが大事です。 不安というのは、これからどうなるかわからないことから起きる感情です。 「これから、こんなふうになりますよ」、ということがわかっていれば不安を 感じることもないでしょう。 つまり、不安の正体をよく見ていくことが不安を小さくする、第一歩です。 「どんなふうになるのか」、とは「どのように変化するか」ということです。 変化することを怖がる、という特性が人にはあります。 たとえば、自然界での「春夏秋冬」は、季節が変化することを昔から知って いるために、私たちは不安になることはありません。 もし、春の次に秋がくるかもしれない、秋の次に冬は来ないかもしれない、 となったら、不安でいっぱいになります。 春夏秋冬は、順序よくやってくるとわかっているから、この季節の変化に 不安を感じることはないのです。 「これから生きていくのが不安な時代になる」、という情報があちこちで目に つくようになりました。 たしかに、人口は減るばかりで将来、私たちの社会はどうなるのか、という 意識を持つことは大事なことかもれません。 ただあまりに、不安なことばかり考え過ぎると、生きてくこと自体に力が湧か なくなることもあります。 ブッダは、この世は「諸行無常」であると教えています。 諸行無常とは、「世の中も物事も人の心も変化していく」、という意味です。 また、ブッダは「人生は、心に基づいて展開する」とも言います。 世の中のすべては、移り変わり変化していきますが、人生もその人の心しだい で変化し展開していく、ということを教えています。 世の中が変わるのだから、人の心もその変化に対応して、工夫し順応させて いけば、不安になることはありません、と説いているのです。 心を工夫して順応させるには、少しの時間の瞑想やマインドフルネスなどの トレーニングをして鍛えるなど、いろんな方法があります。 ブッダが、ある国で遊説をしていたとき、村と村との争いごとが起きました。 そのため、ブッダとその弟子たちは、食べるものも泊るところもない日々が 続きました。 弟子の一人が言いました。 「ブッダのような聖人でも、このような苦しい出来事に遭うのですね」 ブッダは答えました。 「何が起きるかわからないのが世の中です。かといって、怖がる必要はあり ません。しばらくしたら、村人たちは疲れて争いごとをやめるでしょう。 それまで、私たちは瞑想でもしましょう」 このように、平然と語ったというエピソードがあります。 ブッダは、1週間ぐらいでも、水さえ飲めば生きていけることを断食を通して 知っていました。断食もたまにしたほうが気持ちよいという人もいます。 ヨガにも精通していたブッダは、食べなければならない、という心を制御し ていたのです。 不安になる心を小さくするには、世の中の変化に対応できるような自分の心の 持ち方を変えることで可能になります。 (by ハートリンクス)
2022年03月29日
コメント(0)
【人間性の要素、基本とは】 世の中には、職業に関係なく人気のある人は数多く存在します。 有名人と呼ばれる人も、スマホなどのおかげで情報を知ることも簡単になり、 それまで雲の上の人だと思っていた人も、身近に感じるようになりました。 たとえば、お笑いの世界で活躍しいつもテレビで見かけるタレントさんなど がよい例です。 人気のある理由の一つ、それが人間性です。 もちろん、すべての人から支持されることはありませんが、嫌いだという人の 数はさほどないようです。 「菜根譚」という書物の中に、人間性に関する言葉あります。 『徳のある人には、人が集まる』 この「徳」をわかりやすくした言葉が、「人間性」です。 つまり、『人間性に優れた人のところに人が集まる』ということになり、現代 では人気がある。ということです。 では、その人間性(徳)というものの、具体的な要素にはどんなものがあるの しょうか。 それは、「明るさ」「謙虚さ」「誠実さ」「寛容さ」「感謝心」です。 他にも、いろんなものがありますが、集約すればこの五つになると思います。 その理由は、それらの逆のことを思うとわかりやすくなります。 「明るさ」の逆は「暗い」です。 暗い表情で、暗い発言をされたら相手は、笑顔にはなれません。 「謙虚さ」の逆は、「傲慢」です。 人を非難する、自分の意見を強要する、上から目線で発言するなどは、人の 共感を得ることはできません。 「誠実さ」の逆は、「自分中心」です。 人の話しを聞くことができない、自分に利益をもたらす人には従順など、自分 の利益を優先する人には近づきたくありません。 「寛容さ」の逆は、「狭量」です。偏狭ともいいます。 自分の価値観が一番優れていると考えるために、自分の意見に沿えない人には 厳しく接し、少しのミスにも腹を立てるため、協力者はいなくなります。 「感謝心」の逆は「当たり前」の心です。 仕事をもらっても当たり前だと思うために、努力しようとする向上心がなく、 自信過剰で周囲には尊大な態度で接することが当たり前になり、人はついて こなくなります。 人間性というのは、目に見えるものではありません。 目に見えないからその人が、いつも考えていることが態度やしぐさにも表れ てきます。 人間性のバランスがとれている人は、不思議なもので欠点も愛嬌に感じて、 それが魅力にもなります。 本当の意味で、仕事ができる人とは、人間性の面でも優れている人だといえる のではないでしょうか。 (by ハートリンクス)
2022年03月28日
コメント(0)
【人間関係をよくするには、誠実さも必要】 私たちが幸せに生きていくために必要な条件の一つに、人間関係があります。 人は、どんな環境であれ性格の違う人と、同じ時間や同じ空気の中で過ごして いかなければなりません。 ところが、相性が合わずにちょっとした言葉のやりとり一つで、感情が乱れて お互いがイヤな気持ちをもち続けてしまうことがあります。 こんなとき、相手と誠実に向き合ってみようと考えると、状況は好転します。 エジソンが、人の声を録音して再生する機械を発明したときのことです。 エジソンが、職人ところに行き自分のアイデアを書いたスケッチを持って、試 作品を作ってくれないかと頼みました。 すると、職人はスケッチを見るなり、 「無理だ、そんなものうまくいくはずがない」と文句を言いました。 エジソンは「どうしてそう思うの?」と聞きました。 「機械が話すなんて、誰も作ったことはないじゃないか!」と職人は文句を 言うのです。 少なくとも、このとき職人にとってエジソンとの関係はストレスになっていた のは確かです。 職人の文句に普通の人なら、ここで怒りが湧いても不思議ではありません。 しかし、エジソンは違っていました。 「君の意見は分かった。しかしとりあえずこのスケッチどおりの試作品を つくってくれ。もしそれがうまくいかなかったら、私の負けを認めよう」 その後、試作品は完成し1回目のテストでその録音再生機は作動したのです。 ちなみに、吹き込まれた童話は「メリーさんの羊」の歌詞だったそうです。 職人は、それ以後エジソンに対する気持ちはよいほうに変わったのでした。 エジソンは、職人との関係を悪化させまいとして、うまくいかないなら自分 が悪かったことを認める、という気持ちを伝えました。 これが「誠実さ」といえるものです。 「誠実さ」とは、相手の感情を否定せず受け入れるために、自分が不利な関係 になることを覚悟する意思です。意思は感情を上回るエネルギーです。 エジソンという人には、たんに発明家としての能力があっただけではなく、人 の気持ちを包み込むような人間性もあったのです。 人間関係は不思議です。 感情の行き違いを、感情で解決しようとしてもうまくいきません。 感情のトラブルには、「誠実さ」を加味して対処することも必要です。 ある作家の人が次のように語っています。 『人間というのは不思議だ。人との関係がわずらわしくてストレスを感じる のに、人との関係の中でストレスを解消する』 人は、人間関係にもまれながら、変化して成長していきます。 人間関係で悩んだ分だけ、それだけ成長できると考えてみましょう。 ただし、疲れたら休養をとることはもっと大事なことです。 (by ハートリンクス)
2022年03月27日
コメント(0)
【苦悩を軽くするには、大きな気持ちをもとう】 どんな立場の人にも、それなりに解決すべき問題が一つや二つはあります。 だからこそ生きていくのは、大変なことであり楽しむこともできます。 また、人はそれぞれ違う個性を持ち、考え方も性格も同じではありません。 人は生まれてしばらくすると、もの心がつき自分はなぜ生まれて来たのか、 など漠然とした疑問を抱いたりします。 世の中が便利になれば、それだけ人間の悩みの数は増えていきます。 今では、スマホやパソコンという機器を使うのが当たり前になりました。 便利になった分、手の使い過ぎで手首を痛めたり、目の使い過ぎでまばたきの 回数が減り、目は乾燥しやすくなって角膜も弱くなりました。 また、人と会って話すという機会が減り、コミュニケーションも薄くなり人間 関係上の悩みも増えています。 悩みとのつきあい方をどうするかが、これから大切な問題になるのも間違いな いようです。 荘子という有名な思想家の言葉に次のようなものがあります。 五百歳をもって春となし 五百歳をもって秋となす 荘子は、仮想の樹木の冥霊(めいれい)というものを想像でつくりました。 この木の春は五百年あり、秋も五百年あるといいます。 つまり、夏も冬も五百年なので、この木にとっての一年は二千年というとても 長い時間です。 この木が百年生きるとすれば、この世では二十万年も生きることになります。 こう考えれば、人間の悩みはただ一瞬にものに過ぎません。 自然界の時の流れに比べれば、人の悩みなど小さなものだ、ということを教え ています。 何かに悩み、苦しむことがあるなら、この冥霊の木のような大きな気持ちで 自分の心を見つめ直せば、クヨクヨすることはないのです。 人間の心には無限の広さがあると思ってみましょう。 そう思えば、人と争ったりして、マイナスの感情を持つことがちっぽけなもの に感じられるものです。 (by ハートリンクス)
2022年03月26日
コメント(0)
【他者を害してはいけない】 2300年ぐらい前の話です。 中国の思想家に孟子という人がいました。 孟子は、儒教の祖である孔子の教えを継いだ優秀な人物です。 この孟子が、斉(せい)という国に遊説をしたときのことです。 <遊説とは現代の選挙で行われるようものではなく、地方の有力な政治家など から呼ばれて意見を述べるというものでした。> 国王は、武力で国の統一をしたいという野心家でした。 孟子は国王にこう言いました。 『武力だけで、世の統一をはかろうとするのは、木によじ登って魚をとろう とするような愚策です』 と述べ、国王の考えの間違いを指摘し、正そうとしました。 すると、国王は次のように問いました。 『武力を使うのはそんなに悪いことなのか』 孟子は答えました。 『いや、それ以上です。木に登って魚をとる。これですむなら、魚がとれ ないだけで災難は招きません。 しかし、武力を使えば、あとでひどい目にあうのがオチです』 この、“木に登って魚をとる”、という話の意味は、目的を成し遂げるための 計画を一生懸命考えても、方法や手段が間違っているなら、お互いが被害を 受け、やればやるだけ泥沼化してしまう。 そうならないためには、もっと別の方法を考えなければいけません、という ことです。 今、世界のある地域では、2300年前と同じことが起きています。 つい、80年ほど前に大きな戦争が終わり、重大な被害を生み出しましたが、 教訓として生かされてないのは、とても悲しいことです。 一つのものごとをやり遂げるには、計画したうえで方法手段を考え、周囲の 意見を取り入れていくことが大事です。 その上で、“自分が、されていやなことは、他人にもしない”、というお互いを 尊重し合う考えを、揺るぎないものにしていく必要があります。 (by ハートリンクス)
2022年03月25日
コメント(0)
【完全主義を目ざすと自分を責めたくなる】 私たちの周りには、何人か“完全主義者”または、“完璧主義者”と思われる人が います。 ただ、このような人がいないと、組織や人の集まりなどの統率がとれなかった りすることがあります。 その意味では、完全なかたち、完全な結果を求める意識のあるほうが、人や 組織は向上できるという一面があります。 しかし、何もかも完全でなくてはならない、ということにこだわると人の心 息苦しいものになります。 さらに、完全であるべきという意識に固執すると、どこまでいっても十分で はないという不満が残ります。 その反動として、完全な結果を出せない自分が情けなく、悔しくなりさらに 自分を責めてしまう心が生まれます。 そのために、いちばんよくない影響を自分自身が受けてしまうのです。 これでは、せっかく努力してきたことも水の泡です。 自然の成り立ちを含めて、人の心にもバランスが大切です。 儒教でも、“中庸の精神をもつことが必要である”と説かれています。 たとえば、よく言われているのが、『8:2』の法則です。 ハインリッヒの法則とも呼ばれたりします。 またユダヤ民族には、『78:22の法則』という考え方があります。 人間の体は、水分が78%で、22%が水分以外であるといいます。 地球は、海が78%で22%が陸である、ともいいます。 ほぼそれに近い割合であると思われますが、このように物事にも考え方にも ある法則を定めることで、バランスをとる指標としたのです。 心理学や精神医学の世界でも、70点主義または80点主義で生きていくこと が、人間らしい生き方ではないか、という説もあります。 完全(100点)を目ざしていくことも大事ですが、無理をしてはいけない、 と考えるのが人間らしい生き方です。 もちろん、完全をめざして努力することには、大きな意味があります。 何かをめざして努力するという過程が、人を向上させてくれるからです。 しかし、一方では、自分が完全でなければ、という思いが強い人は他人にも それを求めたがる傾向があります。 優秀な親が自分の子どもに、同じ優秀であることを求める。 自分は優秀だったから、子どもも優秀でなければならない、という考えを持つ 人もいます。 問題なのは、子どもがその環境の中で生きて楽しいかどうかです。 人生も、物事も、80点で十分だ、70点で合格だ、という考えも悪くはあり ません。 その人が、「よく頑張ったな」と思うことが一番大切なことです。 (by ハートリンクス)
2022年03月24日
コメント(0)
【ていねいな習慣が集中力を高める】 ていねいな仕事ができる人は、上司からも会社からも好かれるものです。 ていねいさとは、小さなところまで行き届いているということです。 禅僧が修行のとき、一日のなかで掃除をする時間はとても長いそうです。 同じところを何度も拭いているということではなく、廊下や部屋の隅々まで きれいにしています。 掃除をするということ自体に、自分の心を磨くという精神的な意味があり そこで僧としての人格を鍛えています。 掃除をするにしても、集中しながら心を込めてやっていくと疲れないもの です。 一般企業では、ていねいな仕事というのはお客様に喜んでもらえているか どうかがその会社の収益にあらわれてきます。 このように、ていねいさとはどんな職業でも、どんな立場の人でも、その仕事 に心がこもっていることのバロメーターです。 心をこめているために、どうでもいいという感覚も湧いてこないのです。 かといって、几帳面過ぎるというものでもなく、水が流れるように淡々と適度 な力で実践しています。 仕事をていねいにできる人に共通しているのが、集中力があることです。 集中力とは、心が動じないということです。 たとえば、野球の世界では、イチローさんが現役の頃はゲームが始まる前と 終わったあとは、道具の手入れをしていたそうですが、これも野球に対する 姿勢がていねいであるがゆえの、当然の行動だったのです。 プロサッカーの世界でも、一流の選手はサッカーシューズの手入れをきちんと やっています。 プロゴルフでも同じで、ゴルフクラブなどの手入れが行き届いている選手ほど 精神的な強さが感じられます。 多くの方も経験したことがあると思いますが、考え事が多くなったり、少し イライラしたとき、自分のデスクのまわりや、机の中を整理すると気持ちが スッキリします。 イライラは、心の中のマイナスエネルギーです。 エネルギーは力ですから、マイナスパワーを消すことが必要です。 マイナスの力を消すには、取り除くための掃除をすると効果があります。 この習慣があれば、イライラしてもすぐに落ちつき集中力生まれます。 (by ハートリンクス)
2022年03月23日
コメント(0)
【苦しみや悲しみが人を大きく深くする】 突然の災害や事故にあうと、ふだんはしっかりしていた人でさえ、気が動転 し、心が折れることもあります。 つらい経験がまったくなかったわけでもなく、それなりに悩んで乗り越えて たきた人でも、思いがけないことに直面します。 できるなら、苦しく悲しい出来事から避けたいと思いますが、それらの経験 がその人を大きく、深くしてくれるものでもあるのです。 イタリア生まれのユダヤ人で、今は大学で言語学を教えているAさんという 人がいます。 幼い頃に両親を失い、養父母に育てられるのですが、とても苛酷な環境でも 勉強に励んだので成績は優秀でした。 しかし、よくできた子どもだったので養父母の実子からある事件のぬれぎぬ を着せられ、そのうえほかの学校に転校させられることになったのです。 それでも、勉強をし続け今では、イタリアとイスラエルに自宅があり、ある 国の伯爵になるまでに成功し、人としての信用を得ています。 Aさんの友人の一人が、どのようにして負けない心を持つようになったのか を聞いたところ、こんなことがあったそうです。 彼が優秀で、悪いことをする子どもではないと信じていた先生が、転校する ときに言いました。 「世界は広い、誰からも教えてもらうことできなくても、いろんな本を読み 苦しくても勉強だけはしっかりやりなさい」 この言葉にAさんの胸は熱くなりました。 その後、図書館に通いたくさんの本を読み、20か国語を話せるまでになれた のです。 そして、人よりも恵まれない苦しく悲しい環境でも、学ぶことは誰にも負けな いようにと、自分で環境を変えていこうと考えました。 厳しい環境だったから、哲学や宗教や政治の勉強の必要性を感じ、そのおかげ で大きな深い心を持つことができた、と話してくれたそうです。 大変な境遇でも、そこから何かを得ようとする前向きな心さえあれば、人間は 成長することができます。 苦労は悲しみを生みますが、同時に慈しみの心を育て、人を大きく深くしてく れるものでもあるです。 (by ハートリンクス)
2022年03月22日
コメント(0)
【悩みはあっても心は軽くできる】 悩みというのは、人によって内容もそれぞれ違います。 ただ、何かで悩んでいてもモヤモヤした心を軽くすることはできます。 悩みというものを大きくとらえてみると、『自分の思い通りにならない』 出来事だともいえます。 たとえば、仕事や勉強などで、自分は一生懸命やっているのに、いい結果が 出ない。 そのために、上司からの評価が下がる、目指す学校に入れないなどです。 そのようなときに、どんな考え方をすれば心が軽くなるか、これがわかれば それだけで楽になれます。 まず、何か悩み事が起きたとき、「ああ、イヤな問題を抱え込んでしまった」と 多くの人は考えてしまうものです。 そして、それからどうすればよいか、考えたりします。 このとき、「イヤな問題を抱え込んでしまった」という気持ちを根底に持った ままだと、悩みに悩まされることになりかねません。 ポイントは、悩みが生じたとき、 『この問題から自分は何を学んで、どうすればいい経験にできるだろう』 という考えを持つことが大切です。 その姿勢をはっきりと自分に言い聞かせるだけで、問題の半分は解決したよ うなものです。 次に、その悩みの問題点を分析します。 どうして、その問題が起きたのか。 それは自分自身の問題なのか。自分以外の誰かのミスが原因なのか、などを 具体的にあげていきます。 その中から、自分の力で対応できること、できないことを分けていくという やり方です。 その上で、やれること、やるべきことの優先順位をある程度決めておきます。 つまり、問題解決の手順書のようなものを作ると、問題自体を客観的に整理 することになります。 あとは、実際の行動に移してみて、そのつど対応の仕方を変更していけば 解決に向かうに違いありません。 また、悩みが人間関係のことなら、相手を変えようと思わないことです。 少し距離を置くか、「人は人、自分は自分」という心の姿勢を整えてみるだけ で気持ちは軽くなると思います。 そのうえで、どうしても相手と話したりする必要があるなら、それまでの 語り口を変えて、「相手を認める・肯定する」というような気持ちでやって みましょう。 用いる言葉も、前向きな印象を与えるものを使うと相手も態度を変えてくる ことがあります。 そして、あまり感情を入れずに、淡々とした気持ちでやりとしりしたほうが よい方向に導きやすくなります。 人は、悩んだ分だけ成長していけるものです。 また、悩んだままではよくないときもあります。 悩みを解決するための過程を大切にし、学ぶこともたくさんあるという考え をしてみましょう。 (by ハートリンクス)
2022年03月21日
コメント(0)
【うらやむ気持ちをプラスに転じよう】 自分にないものが他の人にあると、“うらやましい”という感情がわきます。 うらやましさの感情は、誰かとくらべたときに自分が劣っていたり、自分が 持っていないことから生じる劣等感です。 そして、その劣等感を自分を発奮させる材料にする人、できないまま落ちこん でしまう人もいます。 落ちこんだままでいると、自分を誇りたい感情つまり、自尊心というものを 傷つけることにつながりやすくなります。 「どうして自分はあの人よりも、できない(持てない)のだろう?」 というような疑問の心です。 多くは、この疑問の心から始まるのかもしれません。 本来、人には物に限らず精神的なものを含めて、一つでも多く欲しいと求め たがる欲望があります。 これは、人が成長していくには必要な心で決して間違いではないのです。 ただ、この疑問の心がだんだんとふくらんでいくと、ある種の被害意識に変わ ることがあります。 これが、“ねたみ”の感情です。 「自分は恵まれていないのに、あの人は恵まれている、許せない」という感情 です。 人の感情や心は連鎖していきます。 これは、よい方向でも悪い方向でも同じです。 そして、どういうわけか悪い方向に連鎖していく傾向があります。 一方では、疑問の心や、うらやむ感情が起きたときに、それをどうすれば手に することができるか、を考える人もいます。 そして、具体的にどんな努力をすればいいのかを、計画し実行する人もいるの です。 さらに、このような人は、人にはなくて自分にあるもの、人よりも自分が恵ま れているところはどんなものか、ここもしっかり見ているのです。 これは、前向きな意識から生まれる余裕の心です。 人をうらやむのはみんな一緒です。 うらやむことは悪いことではないと割りきって、自分なら手に入れるために何 をすればよいかを考え、そのエネルギーを強くすれば、人生は変わります。 (by ハートリンクス)
2022年03月20日
コメント(0)
【自分を人に合わせ過ぎると疲れます】 人間関係をよい状態で続けるために、時と場合によっては自分の気持ちを抑 えなければならないことがあります。 その関係が二人にとって本当によいものなら、相手もこちらに対してあえて 気持ちを抑えてくれたことに気づいています。 しかし、相手からよく思われたい、そのためには少しぐらい自分の意見を がまんしてもよい、と考える人もいます。 すると、それが続いていくうちに、自分の本心にフタをすることになって、 それがストレスになり心が疲れてしまいます。 人間関係を築くということは、例えると相手と自分との間に道をつくること です。 その道が狭い道か、広い道になるのかは、お互いの努力で決まります。 しかし、人には性格がありますから、もともと自分の主張を抑えることを苦 にしない人もいます。 人によっては小さな頃から、そんな教育を受けてきた人も多いのです。 そのような人は、自分の気持ちよりも相手を傷つけたくない、あるいは相手 に不愉快な思いをさせたくないと考えてしまいます。 これは相手を思う優しさでもありますが、自分を主張できない弱さだと考え ることもできます。 ただ、これもどちらが良い悪いと決めつけることはできません。 ただ、よい人間関係をつくるためには、「自分の気持ちに正直であろう」、と いう自分との約束をしておいたほうが気楽です。 自分と約束をしたと意識することで、自分を俯瞰し感情に流されにくくなる という効果があるからです。 自分との約束を守り続けると、それが習慣になります。 この考え方の習慣をもっておけば、たまに人間関係がうまくいかないような ときでも、それはそれでしかたない、という考えもできるようになります。 もし、そのことで相手が感情的になるようなら、その人とはよい関係になる 縁がなかったのです。 それが、お互いの自分らしさであり、お互いを尊重しあうことにもなります。 自分に正直であるためは、心の痛みをともなうこともありますが、その痛み が、自分という人間を成長させてくれる肥料になると考えましょう。 (by ハートリンクス)
2022年03月19日
コメント(0)
【被災された皆様方へ】 このたびの地震災害によって、被害を受けられたすべての方々に 心からお見舞いを申し上げます。________________________________________【天災を慈愛で乗り越えよう】 (2021年2月17日のものを再掲します) 江戸時代の中頃、越後(現在の新潟県)に伊藤文吉という豪農がいました。 八代目の当主は2016年に亡くなり、九代目からは途絶えましたが現在でも 広い屋敷は残されています。 初代の伊藤文吉の時代に、東日本を含む大きな飢饉が起きました。 天明の大飢饉といわれるものです。 この飢饉では食料もなく、農民は生きていくことさえ厳しい状況でした。 そんな時、伊藤文吉は近隣の農家に声をかけました。 「うちの庭園に築山(つきやま)を造ってください。 ただし、機械は一切使わないでください。 大八車(だいはちぐるま)も使わず、手で造ってください」 というものでした。 機械や大八車を使えば、時間もかかりません。しかし文吉は時間をかけても いいからと手で運ぶことにこだわりました。 というのも、文吉には考えがあったからでした。 土を手で運ぶのであれば小さな子供や、力のない老人にもできる作業です。 しかも、どんな人にでも同じ賃金を払おうと計画しました。 できた築山は、高さが約5メートル、幅は10メートルほどの小さい山でし たが、かかった日数は3年6ヶ月です。 その期間、当主の文吉は農民たちに賃金を払い続けました。 3年続いた飢饉もおさまり築山が完成した時、農民の人たちは言いました。 「文吉さんのおかげで、一家心中しないで済みました。あの仕事のおかげで どれほど助かったかわかりません」。 伊藤家は農家を営みながら、藍染めの仕事も手掛けていました。 農家の人々は恩返しのために、藍染めの仕事を依頼するようになり、伊藤家 も助かりました。 現在、敷地8800坪、部屋数は65もある伊藤家の建築物は、博物館となっ ていますが、1964年マグニチュード7.5の新潟大震災で2万戸近くの家が 被害を受けたときも、伊藤家には被害がなかったそうです。 また、お金と違う方法で、天災に遭った人たちに勇気を与えた人がいます。 2011年東北大震災のとき、漫画家のやなせたかしさんは、被災地のみなさ んにどんな励ましの言葉もむなしいのではないか、自分には何もできないの ではないかと思い、茫然とするばかりでした。 ところが、震災から3日後、あるラジオ番組に、 「アンパンマンのマーチを流して下さい」というリクエストがきたのです。 さっそく放送したところ、被災地ではラジオに合わせて大コーラスが始まり 大人たちも涙をこぼしながら歌ったそうです。 そして、連日、地元のラジオ局ではこの曲を流しました。 このニュースを聞いて、やなせさんは、 「そうか、ぼくにできることは、心に傷を負った子どもたちを元気づけ、 励ますことだ」 と思ったそうです。 その後、震災地にポスターを送り、チャリティーコンサートを始めました。 震災でショックを受け、まったく笑わなくなった子どもが、アンパンマンの ポスターを見て笑い出したとき、横にいたお母さんが泣き出したということ もニュースで流れました。 やなせさんは、自分が生み出したアンパンマンが、少しでもみんなの役に立 ちとてもうれしかった、と語っています。 困っている誰かにために、励ましや勇気を与える、慈愛の心は忘れないでお きたいと思います。 (by ハートリンクス)
2022年03月18日
コメント(0)
【不安があるから自信が生まれます】 自分がやりたいことを仕事にしていても、結果が出ないときがあると、つい 「自分は能力がないのかもれない」と思ったりします。 不安な気持ちはどんな人でも起きるものです。 そんなとき、不安から逃げないでやれることをやってみるうちに、自然に 自信がついたりします。 また、思った以上の結果を出すことができたときは、少し慢心したりする こともあります。 そんなとき、不安から逃げない人はこう考えます。 「慢心してはいけない、いつでもうまくいくとは限らない。不安に思うこと があるかもしれないから、もっと努力しておこう」と思います。 今から、40年ほど前のことですが、20歳位のプロ将棋の棋士がいました。 当時は4段で、自分より格上の棋士に勝つこともよくあり、将来を期待され ていました。 その棋士が次のようなことを話しています。 「私は、ただ勢いにのって勝っているようなものです。 将棋の本当の怖さ、深さ、難しさを知りませんから、いわゆる“怖いもの 知らず”で思い切って将棋ができます。 でもそのうち、壁にぶつかると思います。 壁にぶつかって、将棋の怖さがわかりそれを乗りこえたら、いちおう本物 になれるのではないか、と思っています」 経験を積んでいって自信がついても不安になることがあります。 それでも、そのたびに不安な心を克服して、さらに成長していきます。 このサイクルは、子どもの時期でも大人になってからでも、同じように起き るものです。 不安になり、それを克服して自信がつく。 このくり返しで人は成長していくとものと考えれば、不安になることを恐れ る必要はありません。 そして、どんな仕事でもスポーツや研究の世界でも、失敗したり不安になる ことで、自信をつけることができます。 もし、不安な感情になったときは、不安を敵だと思わず自分を強くしてくれ るものだと考えてみましょう。 そうすることで、不安な感情に対して冷静な気持ちになり、一歩引いて自分 の感情を見る力もついてくるようになります。 (by ハートリンクス)
2022年03月17日
コメント(0)
【怒りやすい心を静めるには】 今の時代は、ゆとりのない時代だといわれるようになりました。 ゆとりとは、心の余裕のことです。 余裕がない世の中になった理由の一つに、通信技術が急激に進歩したことが あげられます。 これまでアナログ作業だったのが、デジタルに変わり、処理するスピードが 早くなり、“効率性”を重視する社会になったからです。 ところが、そのスピードに人間の心がついていけなくなってしまいました。 はじめは、どうにか少し無理をして効率性を維持できたのです。 しかし、少しずつギャップが生まれて、だんだんとそのギャップにもついて いけなくなったのです。 すると、あせりの心が生まれ、しだいにイライラするようになりました。 そのイライラが、さらに強くなり怒りっぽい性格に変わっていきます。 怒りとイライラを抑えるために、食生活も肉食中心に変化し、野菜よりも 肉を多く食べるようになりました。 この悪循環はいまも続いています。 ブッダが生まれた2500年前も、現代に似た時代だったようです。 人種差別もあり、多くの民族同士がいがみ合い、争いごとも頻繁におき、人々 の心は荒廃していました。 当時を生きたブッダのことばに次のようなものがあります。 怒りを捨てなさい。 怒り狂っている人は、善いことでも悪いことだと言いたてる。 あとで、怒りがおさまっても苦しさが残る。 怒らないことによって、怒りに打ち勝ちなさい。 善いことによって、悪いことに打ち勝ちなさい。 ブッダは怒らない毎日を過ごし、怒らない日を多くすると、人生の荷物が 軽くなる、そのためには、時間にゆとりを持つようにすればいい、と説いて います。 『時持ち』(ときもち)という言葉があります。 時間を持つ、つまり、ゆったりとした時間を過ごすということです。 そうすると、怒りの感情は静まり、大らかな気持ちが自然に生まれてくる ようになるのです。 大らかなさとは、寛大な心です。 怒りやすい心や、感情から抜け出すには、「時間の過ごし方」を変えてみる と効果があります。 生活のリズム(体のリズム)を変えると、それに呼応して心のリズムもしだい に怒るより喜ぶことを優先したくなるのです。 心は簡単に変わりませんが、行動をささいなものから変えていくと習慣になり 行動も変わっていくでしょう。 (by ハートリンクス)
2022年03月16日
コメント(0)
【自己顕示欲もほどほどにしておこう】 人は成人のころまでは、体も成長していきますが、同じように心も成長して いきます。 ただ、心は目に見えない存在なので、成長といっても判断することは困難 です。 仏教の生まれるもっと前から、心の問題はずっと語られてきました。 心は感情によって変化しますが、同時に感情も心で変化します。 人が生まれながらに持っているものに、認められたいという心があります。 これには他者承認欲求と、自己承認欲求があります。 つまり、人に認めてもらいたい、高い評価を得たい欲求。 そして、自分は価値のある存在だと認めたい欲求。 これは、子どもから大人になっても変わらない欲求です。 欲求というのは、平たく言えば「欲」というものです。 この欲も、バランスがとれていて自分を鼓舞するためのものであれば問題 はないのです。 むしろ、欲はないよりはあったほうが人生を楽しむこともできます。 ところが、その欲が強すぎると自分の大切な人生に損害をもたらす結果に なるのです。 よく、「あの人は自己顕示欲が強い人間だ」という使われ方をします。 不思議なことに、自己顕示欲が強い人ほど、嫉妬心や復讐心が強い傾向が あるようです。 嫉妬心は、自己承認欲求が強すぎるために、自分より優れた人が現われると 嫉妬したくなるのです。 復讐心は、これも自己承認欲求が強すぎるために、極度な自己中心になり、 自分を正当化するために、相手を許せず復習したくなるのです。 自己顕示欲も適度なものなら、嫉妬したり復讐したいという感情は生まれ ないのです。 人には節度という歯止めがないと、自分が損をします。 もちろん、多少は自分を現実以上のものに見せたくなるときもありますが、 度を過ぎると自分の評価を下げることになります。 何事にも、「ほどほど」という節度が必要です。 そして、嫉妬したり復讐したりするより、人を幸せにして自分も喜べるよう な毎日を過ごせるよう心がけましょう。 (by ハートリンクス)
2022年03月15日
コメント(0)
【ストレスとうまくつきあうには】 今では「ストレス」という言葉は、誰もが知り日常の会話にも使うように なりました。 ストレスというものを考え出したのは、カナダの生理学者ハンス・セリエ という人です。 『心や体に何らかの負担がかかると、交感神経や副腎が刺激を受け、アド レナリンやコルチゾールなどのホルモンが分泌されて、血圧血糖値が 上昇します。 これは体の仕組みとして、外敵や心の負担と戦う防衛反応です。 しかし、この状態が長く続くと病気になります』 これが、ストレスというものです。 アドレナリンは、運動能力を強くする効果がありますが、出過ぎると不安 を感じ攻撃的になります。 コルチゾールは、糖やタンパクの代謝をする役割があり、また血圧の調節 に必要なホルモンです。 このストレスという考え方を示したセリエ博士が、ガンになりました。 博士は、自分自身がストレスのかかる生活をしていたことが原因でガンに なったのだとわかっていました。 そこで、自分のガンは自分で治そう思い、いろんな方法を試みたのです。 まず、ストレスをなくすようにしなければいけないと考えました。 さらに、西洋医学の外科的治療である切除する方法では治らないのではな いか、と考え別の方法を見つけようとしました。 そこで、博士は東洋医学に目を向けました。 そして、東洋医学には西洋医学にはない特徴があると気づいたのです。 それは東洋人独特の感謝の気持ちをもつことが、心を穏やかにしてくれる ということでした。 それ以来、毎日まわりの人たちにはもちろん、自然現象のすべてのことに 感謝の気持ちを抱くような生活を続けたのです。 そしてついに博士は、この生活でガンを克服することができました。 博士は、人間の体の仕組みが正常に活動するには、心のはたらきがいかに 重要であるかを体験したわけです。 ストレスに一番効果がある治療法は、「感謝する気持ち、心を持つこと」だ と証明したのです。 感謝する気持ちは、自分が幸せであると感じる気持ちです。 ストレスがたまっていると感じたときは、何か一つでも「ありがたいな」 と思うようなクセを身につけましょう。 感謝の思いグセは、心も体も健康にしてくれる万能薬です。 (by ハートリンクス)
2022年03月14日
コメント(0)
【心配性から脱却するには】 ふだんは何事もポジティブに考えることができる人でも、何かの心配事が 起きると、気持ちが萎えることがあります。 人間ですから、そのような気持ちの乱高下があるのも当然です。 落ちこんでいるときは、いわゆる“心配性”の状態になっています。 心の中では、気持ちを切り替えて考えなければと思いますが、簡単にはい きません。 そんなとき、応急的な考え方をすると心が楽になる方法があります。 それは、自分よりも苦しんでいる人と比較する、というやり方です。 心理学では、「下方比較の法則」といわれています。 「私だけ、なぜこんな目にあうのだろうか?」という問題に直面したとき、 「私よりも、もっとつらいことで苦しんでいる人がいる」と、自分よりも 大変な人と比べるのです。 そうすると、「私のほうがはるかに恵まれている」という気持ちになり、も う少し頑張ろうという力が生まれたりします。 作家の曽野綾子さんが、次のようなことを本に書いています。 曽野さんは日本で生活していますが、いつもアフリカで生きている人たち を基準に考えているそうです。 アフリカの貧しい国では、人として根本的な苦脳があるといいます。 つまり、「生きられない」、ということです。 お金がないから食料を買えない。そのために満腹感を知らない。 ここ数ヵ月の間、体を洗ったことがない。雨が降っても濡れて寝る。 病気になっても医者にかかれないので、痛みをこらえて土間に寝る。 そのような人たちのことを思ったら、自分はなんと恵まれているのか、と 考えるそうです。 だから、今、日本の国で生きていることはありがたいことだ、というのが 曽野さんの考え方なのです。 今ないものを数えるより、今あるものを数えて喜び感謝することを基準に すれば、心配性の気分も消えてしまうでしょう。 「今が幸せである」ということを、理屈抜きに思うと心は楽になります。 心が楽になると、自分のことを冷静に見つめことができ、生きる力も生ま れくるのです。 (by ハートリンクス)
2022年03月13日
コメント(0)
【占いを信じますか?】 占いを信じるか信じないかは、その人の人生観、価値観にもよりますが、 やはり信じたくなるのが人の心の弱さかもしれません。 次のような話があります。 20代後半の独身女性が、評判のいい占い師のところに行きました。 すると、 「あなたは、二年後にとても素敵な男性と出会い、三年後に結婚します。」 と言われ、とても嬉しくなりました。 そして、この占いを確信したいと考え、別の占い師のところに行きました。 すると、 「あなたは、二年以内にとても大きな病気にかかり、三年後には命にかか わることになるかもしれません」 と言われ、とても不安になりました。 そこで、彼女は高名な心理学者の人に相談をしたのです。 「どっちを信じていいのかわかりません。 私は幸せになれるのでしょうか。それとも死ぬのでしょうか」 そこで、相談を受けた先生は答えました。 「その占い師のまわりにいる人たちを見て下さい。まわりの人たちが笑顔 で、幸せそうかどうかを見ればいいのです 見た目は普通の格好でも、まわりにいる人はみんなにこやかで楽しそう か。つまり、楽しくなるような予言をしているかどうかです。 しかし、過度に荘厳で重々しくまわりにいる人もどこか暗く、笑顔も なく、落ち込むような予言をしているかどうかです。 結局、幸せになれそうな占いをしてくれる人のまわりには、同じような 相談者が集まり、現実にそのような人生を送りますが、不幸なことを予 言する人のまわりには同じような相談者が集まるのです。 幸せになれそうな占いをする占い師は、その人が幸せになるようにとい う願いを込めているものです」 この話から、占いは信じてもよいものだ、と言えるかもしれません。 しかし、自分が信じたようになっていくということも、知っておくべきで しょう。 大事なのは、自分が信じることができるかどうかです。 松下幸之助さんが、大学卒の社員を採用するときに、いつも同じ質問をし ていたそうです。 「あなたは、自分はツイていると思いますか?」 というものでした。 そして、「はい、私はツイていると思います」と答えた人を採用したという 話があります。 家が貧乏だった、体が弱かったなどの過去は関係なく、信じた通りに人生 は現実化していくことを、松下さんは理解されていたのです。 何を信じるかはその人の判断です。 占いに頼り、占いに振り回されるよりも、自分を信じる力を鍛えるほうが より大切なことです。 (by ハートリンクス)
2022年03月12日
コメント(0)
【人生の脚本と主演は自分で行うものです】 学校を出た後、疎遠にしていた自分の知人や友人が、いつのまにか事業を 興して成功者になっていたということがあります。 そんなとき、人によってはいろんなことを考えます。 ある人は、「あの人は、学生時代はできが悪く、自分がよほどましだった」 と思ったりします。 別の人は、「あの人も頑張ってたんだ、自分も負けないように努力しよう」 とも思います。 よく考えてみれば、自分の人生は他人は生きてはくれないものです。 自分で計画を立てて、道を切り拓いていくしかありません。 その意味では、自分の人生の主役は自分であって、なおかつ脚本も自分で 書かなければなりません。 主役を演じるには、それなりの努力が必要で、しっかりした脚本も必要に なります。 つまり脚本は、演じるにはなくてはならないものです。 その脚本を書くには、アイデア、忍耐力などいろんな要素が大事です。 ただ、現実の人生においては、うまく脚本を書けないときもあります。 しかし、失敗を恐れてはいけないのです。 脚本家として有名な三谷幸喜さんにも、かつて失敗経験がありました。 「サザエさん」といえば、テレビアニメの代表的な番組です。 この「サザエさん」が放映され始めた当時、数回だけ三谷さんが脚本を書 いたことがあります。 4作目かの作品で、タラちゃんが筋肉増強剤を飲んで筋肉隆々の体つきに なりオリンピックに出るという内容の脚本でした。 それは、タラちゃんの夢に出てきたストーリーでしたが、この脚本が当時 のプロデューサーの意に沿わず、厳しく怒られ没になりました。 それ以来、三谷さんにはサザエさんの脚本依頼は来なくなったそうです。 今なら、もしかするとそのストーリーはうけて、視聴率も上がっていたか もしれません。 当時は、そのユニークな発想が生かされにくい時代だったのでしょう。 しかし、この経験が生きて、その後は脚本家としてヒット作品を書き続け ています。 人生は、自分が書いた脚本通りにいかないこともありますが、あきらめる 必要はないのです。 努力を続けていけば、自分が人生の主役となれるはずです。 (by ハートリンクス)
2022年03月11日
コメント(0)
【人にはポジティブな影響を与えよう】 ブッダは、この世には「因果の法則」があると説きました。 “因”という原因があって、“果”という結果が生じるということです。 よい行いをすれば、よい人生を送ることができますが、悪い行いをすれば その報いを受けますよ、という教えです。 よい人生、自分が幸せだなと思える生き方をするには、行動のもとになる 心がけが重要になります。 いちばんわかりやすいのは、他人に迷惑をかけない、他人の心を傷つけな い、他人が喜ぶような人の役に立つことをいつも心がけておくことです。 最近は、迷惑をかけてはいないが、相手の心を傷つけてしまという出来事 を耳にします。 SMSを使った誹謗、批判、中傷などがそれです。 よい人生を送るには、まず自分が周囲にポジティブな影響を与える存在に なることです。 それは、自分の近くにいるたった一人の人でもよいのです。 ポジティブというのは、積極的にという意味だと考えるとわかりやすいか もしれません。 たとえば、学校の授業でシーンと静まり返った重苦しい雰囲気が漂ってい とします。 そんなとき、元気で明るい一人の生徒が手を挙げて、 「先生! 質問があります。教えて下さい!」と発言したとしましょう。 その子の一言で、教室の雰囲気それまでとは一変します。 それは、授業のような団体でのことでなくても、元気がない友人がいたら 明るい言葉で勇気づけしてあげることとまったく同じことです。 どんな立場にいても、自分が発する明るい言葉や表情で接すると、相手も 明るく変化してくれる、これがポジティブで積極的なことなのです。 自分の明るい積極的な働きかけが、相手への刺激になり相手は反応する。 これが周囲によい影響を与えるということです。 そして、自分もいい気分になります。 反対に、暗くて人を批判するような言葉や表情で働きかけるなら、それも 相手への刺激になり、相手は反応します。 もちろん相手は不快な気分になりますが、言った人はこれも因果の法則で その報いが自分に返ってくることになります。 これが因果の法則です。 もし、自分の近くに元気がないなという人がいたら、積極的な言葉だけで もかけてみましょう。 因果の法則で、あなた自身の生活にも充実感を覚えるに違いありません。 (by ハートリンクス)
2022年03月10日
コメント(0)
【生き方は顔つきにあらわれる】 ココ・シャネルに次のような言葉があります。 20歳の顔は自然がくれたもの 30歳の顔は、あなたの生活によって刻まれる 50歳の顔には、あなた自身の価値が表れる 人間の顔は、年齢ごとにその人の個性を表わしています。 赤ちゃんは、純粋無垢な表情。 幼少期は、好奇心に満ちあふれたエネルギッシュな表情。 成人までは、たしかに親に似た顔つきです。 成人になると、社会の波にもまれながら自分の価値観がつくられていくよ うになります。 生き方が、顔つきに表れるのは間違いないようです。 藤木相元という、観相学の大家がいました。 藤木師は、若い頃は僧として修行しますが、その後松下幸之助さんの支援 を受け、ドイツに留学したあと、観相学の研究を行っています。 藤木師も、ココ・シャネルとまったく同じようなことを述べています。 人の顔は、まったく同じ顔というのが存在しない、“個性”です。 個性というのは、人と違っているということです。 誰かに似てはいても、その人にしかない魅力になり得ます。 自分の魅力を、具体的に表現していく場が人生なのです。 尼僧の青山俊董(しゅんどう)師が、何十年ぶりかで中学校時代の同窓会 に出席したときのことです。 中学時代には目立たず、それほど美しくなかった友人が、深い静けさのあ る美人に変わっていたそうです。 反対に、当時は美人だと周囲からもてはやされた人が、目立たない人にな っていたといいます。 そして、深い静けさのある今は美人の友と話してみると、必ずしも幸せと はいえない人生だったそうです。 青山師はその人のことを、「上手に苦労をした人だな」と思ったとのこと。 人生にはよいこともあれば苦労することもありますが、大切なのは苦労 の仕方です。 自分はこんなつらい目にあったと、ふり返る人は苦労そのものを悪いもの と思いがちですが、つらいこともあったがそのおかげで生きてこれた、と 苦労をよいものと思う人もいます。 生き方とは、心の持ち方です。 にこやかな表情が、その人のキャッチフレーズになるような心を持ち続け ましょう。 (by ハートリンクス)
2022年03月09日
コメント(0)
【足るを知る人になろう】 中国の思想家、老子の言葉に「足るを知る」という言葉あります。 よく聞く言葉です。 これを、貧しい者が言う負け惜しみだという人もいますが、言葉の奥にあ る本質を理解すれば、そうではないということがわかります。 訳をすれば、 <今のあなたの生活が、人より貧しくても持っている財産が人より少なく ても、嫉妬しないで満足しましょう。 そうすると生きることが楽になります。> ある人は、「足るを知る」というのは「いまあなたが持っているものを 大切にしなさい」ということだと言いました。 この考え方はとても大事なことです。 満足というと、感覚的なものと思いがちですが、大切にするというのは心 の姿勢、心の豊かさという内面的なものです。 しかし、自分が満たされていないと思い込むと、自分より恵まれている人 に対して「うらやましい」という感情が生まれます。 これが、人と自分を比較したときに生じる「嫉妬」です。 うらやましいという感情には、いくつかの作用がはたらきます。 一つは、自分もあのようになろう、と目標にしていくもの。 次は、うらやむ気持ちが高じて憎しみや敵対の感情になるものです。 うらやむ気持ちが、憎しみや敵対の感情になるとき、傷ついているのは自 分の心です。 ブッダも、嫉妬心をもつことの弊害を説いています。 「嫉妬の心を持っている限り、人は満足することができない」 と教えています。 嫉妬心を持つ前に、「いま自分がもっているものを大切にしているか」と いう心になることが、賢明な生き方だと思います。 満足、不満足という感覚だけで人生をとらえると、即物的な人生を送るこ とになります。 しかし、今あるものを大切にしていく、分相応の生き方をすれば、気楽に にこやかな人生を送ることになります。 (by ハートリンクス)
2022年03月08日
コメント(0)
【「悩み」と「問題」は別のもの】 人の話しを聞いていると、「問題が多すぎて悩んでいる」という言い方を するケースがよくあります。 たとえば、会社を経営している立場の人がそうでしょう。 不況で収益が減った、取引先からの回収がうまくいかない、社員の定着率 がよくなく辞めていく、などです。 つまり、片づけなければならない問題が、多すぎて何から手をつけていい のかわからないという状態です。 事態がよくならないことが悩みなのです。 こんなときは、問題だと思う原因を冷静に分解してみると、それまで感じ ていたストレスも軽くなることがあります。 問題自体が、外的要因で起きたのであれば、こちらがいくら努力してもよ くはならないでしょう。 そこで、自分の努力でどうにかなるものと、どうにもならないものを分類 してみるのです。 そのうえで、どうにかなるものから優先的に解決策を考えます。 また、悩みについてです。これも自分の力でどうにかなるもの、ならない ものがあります。自分自身の病気なら自分の問題ですが人間関係に関する ものなら相手がいますから、簡単ではありません。 このように、悩みであれ問題であれ、自分で解決できるものとできないも のを分けることで、感じ方は違ってくるものです。 まず、問題があることと、悩みがあることとは、別のことだと考えてみま しょう。 また、人には問題や悩みがあっても、とくに変わった様子もみせないで淡々 と生きている方がいます。 逆に、何かあるたびにストレスを感じ、つらそうに生きている人もいます。 この違いは、ふだんからの心の持ち方からくるものです。 生きていればいろんなことがあるもの、という心を持っている人は問題が 起きても、これは一過性のことだからどうにかなる、と考えます。 しかし、問題に対してストレスを感じやすい人の心は、一過性のことでも うまくいかなかったらどうしよう、と考えます。 どうにかなる、と思う人はどうにかなるような方法を考えます。 つまり心は、解決という方向を向いているからです。 うまくいかなかったらどうしよう、と思っている人の心は解決できない、 という方向を向いています。 つまりふだんから、心の持ち方がどうなのかで問題に直面したときの特徴 が表れるのです。 古いことわざに「失意泰然、得意淡然」という言葉があります。 失敗したときは大きな気持ちでいなさい、成功したときは謙虚に淡々とし ていなさい、という意味です。 この言葉の背景には、心をコントロールすることが大切である、という意 味があります。 心のコントロールをするには、心に余裕がなければうまくいきません。 心の余裕は、ふだんの生活態度や明るい考え方、気負わず、淡々と生きる ことを楽しむような姿勢から生まれてきます。 (by ハートリンクス)
2022年03月07日
コメント(0)
【人の判断評価は加点主義で行おう】 学校や企業などでは、人の能力の判断や評価は減点主義で行われているの が一般的です。 100点を満点として、違っていたり基準に満たなければ減点する。 これはこれで、評価の仕方としては問題ないかもしれません。 しかし、これが最良のものであるともいえないのです。 飲料水の大手メーカーの一つに、ユニークな社員査定をしている企業があ ります。 いわゆる、加点主義です。減点主義の真逆です。 社員の失敗は、一切処罰しないという方針です。 もちろん、意図的に失敗するのはいけませんが、前向きな失敗なら降格は ないそうです。 加点していくわけですから、評価される側としては点数自体が自己成長の バロメーターになるのです。 努力しなければ、点数は増えずに現状のままということになります。 加点されたことで、それまで気づかなった自分の能力に驚いたり、企業側 も、社員の隠れた才能を見つけることができ財産となります。 本来、私たち人間には、喜べる三つのことがあります。 ・ほめてもらえること ・認めてもらえること ・受け入れてもらえること この三つです。 この三つがすべてそろえばそれがベストです。 しかし、どれか一つでも該当する者があれば、そこから他の二つに連動し て喜びを感じます。 たとえば、ほめるまでにはもう少しでも、そこまでの努力は認めてあげる ことはできます。そして、もっと頑張るぞという意欲も生まれます。 このように、何かがあと一歩でもそれぞれをつなげて補足すれば、三つの 喜びを感じることができるのです。 これは、人間関係を改善したいときなどに有効な方法です。 学校や企業にかぎらず、家庭や何かのサークルでも応用できます。 (by ハートリンクス)
2022年03月06日
コメント(0)
【挫折から立ち直れる人と、立ち直れない人の違い】 生きている間には、何度か挫折することがあります。 そうした経験をした方も多いことでしょう。 その経験から立ち直った人もいれば、長い時間をかけてやっと立ち直った という人、中には今も挫折を引きずっている人がいるかもしれません。 ただ、世の中には、挫折から立ち直り人生を変えた人はたくさんいます。 たとえば、松下幸之助さんは家が事業に失敗したために、小学校を退学し 丁稚奉公をするという少年時代を過ごしています。 これも挫折です。しかも自分の責任ではありませんでした。 それでも、立ち直り、立ち上り大企業の経営者になっています。 松下さんを例にしますと、この挫折というのは人生上の衝撃です。 しかし、その衝撃を受ける心が普通の人とは違っていたと思います。 それは、心の柔らかさです。 柔らかいものは衝撃を受けても、その力を吸収してくれます。 一時的にへこんでも、もとの形に戻れます。 つまり、松下さんは「環境の激変」という衝撃を柔らかい心で受け止めた わけです。 丁稚奉公という仕事でも、いじけることなく親や責めることもなく、そこ で生きることに逆らわずに、受け入れる柔らかい心がありました。 もし、このとき硬い心であったら、現実を受け止めることができずに違う 生き方をされたことでしょう。 挫折や失敗から立ち直れないのは、心が硬いからです。 しかし、心の硬さは、ほぐしてあげれば柔らかくなります。 肩こりのとき、筋肉をマッサージするように揉みほぐしてあげるのです。 つまり、硬い考え方をほぐして柔らかにすることが、挫折から立ち直れる 方法の一つです。 では、具体的にどんなことをすればよいのでしょうか。 まず、人生はやり直しがきくものだと考えることです。 次に、失敗や挫折から学ぶ知恵を身に着けることです。 知恵が増えると、そのたびに心はほぐれていくものです。 「ああ、こうすればよかったんだ」「次はこのように考えなければ」という ように、考え方がどんどん広がっていくようになります。 そしてしだいに、心は柔軟に、しなやかに変わっていきます。 挫折は、そのときは痛みを伴いますが、心のもちかた、受け止め方で後に なれば漢方薬のように、しみわたるような効果をもたらします。 柔らかな心の使い方しだいで、人生はどのようにでも変えていくことが できるのです。 (by ハートリンクス)
2022年03月05日
コメント(1)
【真の楽観主義者には冷静さがある】 物事を楽観的にとらえるには、明るく前向きな気持ちであることが条件の 一つといえます。 その理由は、悲観主義になると、自分にとって不都合なことに過剰反応を することになり、それを防ぐには明るさ積極さが必要だからです。 たとえますと、悲観主義からおきる症状を、楽観主義という薬で治すとい いう関係になります。 よく、「楽観主義はいいところしか見ない」、という見方をされます。 しかし、楽観主義という考え方の定義とは、 「いい面も悪い面も、物事や事象のありのままを認め受け入れる」という ことです。 さらに、物事や目の前の現実を認めるには、冷静な気持ちがなければでき ません。 スポーツ心理学では、現役時代のイチロー選手が真の楽観主義者だった、 といわれています。 三振のとき、ヒットを打ったとき、ナイスプレイをしても、淡々としてい ました。 ヒットを打ち、たまに笑顔になることはあっても、大はしゃぎをするよう な行動はとらなかったのです。 つまり、どんな状況でも冷静に受け止めていたのでした。 失敗やミスから、次の打席や次のゲームには何を生かせばよいか、を絶え ず前向きに考えていたのです。 悲観的な気持ちが強い人は、悪いこと、不都合なことに過剰に反応して心 が不安定になりがちです。 もちろん、悲観的な気持ちになることは誰にでもありますが、そんなとき こそ過剰に考え過ぎず、気持ちを落ち着かせることが必要です。 楽観的な気持ちが強い人は、悪いこともいいことも受け止めることができ るために、冷静であり穏やかであり、その中に柔軟さもあるのです。 楽観主義の考えで、人生を楽しく過ごしましょう。 (by ハートリンクス)
2022年03月04日
コメント(0)
【会話の工夫で人間関係もよくなる】 日常なにげない会話の中で、ちょっとした言葉に傷ついたり、元気をもら ったりすることがあります。 会話自体にいちいち気を使っていたら、仕事にならない、疲れてしまう、 と思う人もいるかもしれません。 しかし、その会話に工夫することを習慣にしておけば、気を使わずにいい 関係を築くことができます。 ある大学の先生が、小学校に話の聞き方を教えるために一つのゲームをし ているそうです。 それは、「そうだねゲーム」というものです。 二人一組になって、相手の話を聞いたとき、「そうだね」と答えるのです。 これで、相手の子は話しやすくなり、会話することが苦手だと思っていた 子どもが、ニコニコしながら会話するようになります。 だんだん慣れてくると、お互いに表情を変化させたりしながら話せるよう になり「そうだねぇ、いいねぇ、すごいねぇ、へぇ~」という言葉を時々 使うことになり、さらによくなっていったそうです。 会話はキャッチボールのようなもので、自分が相手に取りやすいボールを 投げると、相手もこちらが取りやすいボールを投げ返してくれるのと同じ です。 その繰り返しで、チームワークというものが育てられていきます。 野球の練習では、このキャッチボールが基本にあるのも理解できます。 ところが、会話で相手が身に着けている装飾品をけなしたり、相手や人を 批判的な言葉で話す人もいます。 グチ程度のものなら仕方ありませんが、その種のことを会話のネタにした がる人もいるのです。 そのような人たちは、やはり似た者同士で集まる傾向があります。 しかし、それではその人自身も、関わる人たちも成長は期待できないでし ょう。 人は人間社会の中で、学び、ときには困難にあいながら、人の協力を得て 成長していくものです。 会話は、人との関係がよくなる機会でもあり、話して自分の考えを整理し 相手を理解するには必要有効な時間でもあるのです。 マンネリ化した会話ではなく、自分も相手も成長できる有益なものにしま しょう。 (by ハートリンクス)
2022年03月03日
コメント(0)
【「好き」という感情を大事にしよう】 人間は感情の生きものである、とよくいわれます。 つまり、感情は生きる力そのものであるということです。 喜怒哀楽という四つの感情は、人間の複雑な感情を大まかに分類したもの です。 生きものでも脳の発達に違いによって、感情の様相も違いますが今の人類 は生物では体の大きさを基準にすると、脳の重さや容量では一番です。 さて、人の感情の中で、私たちが最も多くお世話になっている感情、それは 「好き」という感情です。 赤ちゃんのときは、自分の命を守ってくれる親の存在に愛を感じますが、 それは安心とか、信頼に近いものです。 成長につれて、好き嫌いという意思表示、つまり感情の表現をすることを 学び成人に近づいていきます。 思春期の頃、部活の先輩を好きになる(なった)ケースがよくあります。 憧れもありますが、これは好きという感情の作用のはたらきです。 好きという感情を抱くと、気持ちがよくなります。 この気持ちがよいというのは、別の視点から見るとポジティブな心理の 状態になっています。 好きな先輩の真似をしたり、先輩に喜んでもらうため、先輩に認めてもら いたいという感情は本人を、生き生きとした状態にしてくれます。 感情を研究しているある人が、 「好きというメガネには、ポジティブな色のレンズが入っている」という ことを話していましたが、まさにその通りだと思います。 組織においても同じことがいえます。 職場で好きな上司や先輩から、何かを教えてもらうと嬉しくなり、すぐに 覚えます。 しかし、嫌いな上司や先輩から同じことを教わっても聞こうとも思わず、 かえってイライラした気持ちになります。 このように、人は好き、嫌いの感情に大きな影響を受けているのです。 ですから、私たちはもっと「好き」という感情を大事にして育てていくこ とが必要です。 なぜなら、好きという感情でいる自分の時間が長ければ長いほど、人生を 楽しんでいることにもなるからです。 イヤなことを考えるより、好きなことを考えましょう。 問題は、「嫌い」という感情への対処の仕方です。 嫌いという感情は、自分がネガティブな心理の状態ですから、近づきたく ない、避けたいという感情が作用します。 近づかないほうがいいのですが、そういうわけにはいかないのが世の中と いうもの。不思議なもので、嫌いだなと思っている人に限って、自分の近 くに存在したりします。 そんなときは、少し学びの精神で対処してみるのです。 嫌いという思う原因の情報は何かを、探してみるのが一つ。 その情報には、もしかすると自分にとって都合のよい情報があるかもしれ ないという気持ちになることです。 もう一つは、嫌いだけどその人にもきっといいところがあるに違いない、 という気持ちを意識的にもつことです。 エネルギーは必要ですが、余裕があるときにそんな心境になるだけで、対人 視野が広がり、人を見る眼も鍛えられていきます。 (by ハートリンクス)
2022年03月02日
コメント(0)
【他人との関係を良好に保つには】 人との関係がなぜかうまくいかないことで、悩む人はたくさんいます。 言わないでいいことを口にしたり、言うべきときに伝えるタイミングを 逃してしまったり。 これは、よく言われている、たんに「空気をよむ」ことだけの問題では ないようです。 Aさんという人が、このことで悩んでいました。 そこで、次のような話をしました。 「人とかかわるときに、知っておいたほうがよいことがあります。 ある心理学者の説を紹介します。四つです。 1、人は程度の差はあるが自分本位である。 2、人は自分のことに一番関心がある。 3、人は自分は重要な存在だと思いたがっている。 4、人は他人に認められたいと思っている。 このことを頭に入れて、人と接するようにクセづける。」 補足として、「人」というものには、もちろん自分も含まれていて、その 自分をまず、好きになってもらうようにお願いしました。 数ヵ月がたち、Aさんは以前よりも、人との関係で悩むことはかなり改善 されました。 相手のことをすべて理解することは無理でしたが、相手にもその人独自の よさがあることに気づくようになったそうです。 その結果、人はいろんな考え方をもった人がいることが理解でき、その中 には、それまでよりも、心のつながりが深まった人ができたのです。 人は、誰かが自分に関心を持ってくれていることに気がつくと、嬉しくな ります。 人との関係は、こんなことから始まったりするものです。 そして、自分を好きになると、つまり、自分の存在に誇りが持てることの 大切さがわかると、人のことも好きになり、相手の存在を大切にできるよ うになります。 この相互関係がよいとき、バランスのとれた人間関係がうまれます。 (by ハートリンクス)
2022年03月01日
コメント(0)
全31件 (31件中 1-31件目)
1


