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【言葉の威力の大きさを知る】 人の生活は、衣食住のほかに「言葉」で成り立っています。 言葉のやりとりによって、相手の心がどんなものかを理解し合い、喜びや悲し みの感情を通じて生活しています。 また、人から言われた言葉から影響を受けることもあります。 医療技術が発達していない時代の話です。 アフリカのある地域では、「バナナを食べると死んでしまう」という迷信があり ました。 すると、近くのシュバイツァー病院で、入院患者の一人が「さっきの病院食に はバナナが入っていたよ」聞かされ、次の日に亡くなってしまいました。 このように、言葉には人の命にまで影響を与えるほどの力があるのです。 ある心理学者によると、言葉には二つの種類があると言います。 一つは、日常生活で気持ちを表わす「感情の言葉」。 もう一つは、物事を考え整理したうえで表わす「意志の言葉」です。 このことを前提にすれば、人はこの「感情の言葉」と「意志の言葉」をうまく 使い分けながら生きていることになります。 ただ、何かの目的がありなすべきことを行動に移すときは、意志の言葉の働き があります。 この意志の言葉の力を、自分の夢を実現するために応用して成功した人はたく さん存在します。 たとえば、ゴルフの世界で有名なタイガー・ウッズがそうでした。 彼は8歳のとき、マスターズが白人だけの大会であることに疑問を抱き、自分 がその仕組みを絶対に変えてやるんだ、と思いました。 そして、その意思が「どんなことがあっても、マスターズで優勝してやる」と いう願望に変わったのです。 このように、言葉にはとてつもない威力があります。 この力はよいことであれ、悪いことであれ、どちらにも現れるものなのです。 感情の言葉でも、意志の言葉でも、人々が幸せになり自分も幸せになるような 使い方を習慣にしましょう。 (by ハートリンクス)
2024年01月31日
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【今いる場所で輝こう】 不平や不満、グチを言っている人を見かけることがあります。 たまに言うのであれば、ストレスが溜まっているのかもしれない、と心配する 気持ちにもなります。 しかし、いつも誰にでもそれらのマイナスの言葉を出している人は、表情も暗 く、輝いている人ではないようです。 なぜ輝けないかというと、意識がマイナス状態であることと、他人や自分以外 を否定しているからです。 そのような雰囲気を持っていると、まわりから敬遠され誰も近づいて来なくな るのです。 では、どうして人は不平や不満、グチをいいたくなるのでしょうか? それは、過去の出来事に執着し、善いことや悪いことをいつまでたっても、今 のこととしてとらえるからです。 自分にとってよかったこと忘れないで、成功体験として大事にするなら意味が ありますが、それを自慢ばかりする人もいます。 結果的には自分の評価を自分で下げて、人から嫌われるだけです。 もう一つは、自分の失敗は語らずに他人の失敗を吹聴する人もいます。 これも、昔の出来事から離れられないため、成長できないのです。 禅の言葉に「放下着」(ほうげじゃく)というのがあります。 これは、 過去の地位や自己の功績を誇張し、自慢ばかりしてはいけません。 そのような心は解き放つことが必要です。 という意味の言葉です。 つまり、昔のことにこだわらずに、先々のために今やるべき仕事に集中する。 この生き方に方向転換すれば、今いる場所で輝くことになります。 明るく輝く生き方とは、他人のことを認めてさらに自分自身も肯定する生き方 です。 過去をいさぎよく捨てれば、目の前のことに取り組んでいくしかない、という 気持ちに変わります。 そこから、今いる場所で努力しようという、肯定的な生き方のスタートができ るのです。 (by ハートリンクス)
2024年01月30日
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【人生は楽しむためのもの】 日本の思想家、中村天風という人の言葉に次のようなものがあります。 心というものは、世間一般の人々が考えているような、小さなのもでは ない。 もっと偉大な作用を持つものである。 どうじに、その作用を毎日の人生に応用すれば、生涯を通じて生きがい のある状態で生きられることになるのだ。 人生は楽しいものだ、と思って生きていくにはどんな心の持ち方をするのか。 これはとても重要なことです。 ところが、人は心にはどんな作用があり、どんな力があるかを考えること自体 あまりしないものです。 しかし、どこかでは人生はつらいもので、思い通りにいかないものだ、と勝手 に決め込んでいる人が多いのです。 もちろん、現実は自分が考えているようにすべて思い通りにならないかもしれ ません。 それでも思い通りにならない現実を、思い通りになるようにする心の力がある のも事実です。 思い通りにならないから、つらくなります。 たとえば、好きな仕事をしていても、よい結果が出せないから会社に行くのが つらい。 それでも、どうすれば結果を出せるかを考えて、工夫をしなければその方法を 見つけることはできないでしょう。 考えて、工夫をすることに懸命に取り組めば、何かのヒントが生まれます。 その瞬間は、心がワクワクして「これで、どうにかなる。結果が出る」と感じ 希望も持てます。 それが、人生を楽しむことのスタート地点に立ったということです。 さらに、実際に結果が出れば仕事そのものが楽しくなるのです。 結果の出ない仕事をするのがつらかったのに、努力して考えて工夫をしたこと で成果をあげるようになれる。 これが、心の力の偉大さです。 この、心の作用は誰もが持っています。 そのことに気づけば、人生の諸問題に直面しても、楽しみながら解決していく ことができるのです。 「人生は、楽しむためのものだ」、と考えれば、生きがいを感じることができる に違いありません。 (by ハートリンクス)
2024年01月29日
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【幸せになるための近道はありません】 人の幸せというものは、安易な方法で手に入れるよりも、努力して得たほうが 長続きします。 最近、簡単にお金が儲かりますという話を信じて、戻って来るべきお金を顔も 知らない人から騙されるという出来事が多くなりました。 簡単に手っ取り早く、少しでも増やしたいという心理はわかりますが、それで も気の緩みでつい、おかしな話に乗せられてしまうのです。 そうならないためにも、生き急がずゆっくりと構えて人生を送るという気持ち をもつことが大切です。 中国の古典、菜根譚(さいこんたん)の後集・77項に次の言葉があります。 鳥は長い時間、羽を休めたほうが他の鳥より高く飛ぶことができる。 美しい花も、早く開いてしまうものは、他の花よりも早く散る。 このように、自然界の法則や道理をしっかり理解すれば、性急に結果を 求める心は起きないものだ。 この言葉の意味するものは、「あせらずに生きていこう」というところにあり ます。 よく、人生の格言に「運・鈍・根の精神を心がけよ」ということを聞きます。 つまり、運の強さ・鈍感なほどの肝の太さ・根気を持て、というものです。 ただ、運鈍根の精神があれば、何もしなくても幸せがやってくる、ということ ではありません。 やるべき努力を行っていれば、幸せになるチャンスは必ず来るからその時期を 焦らずに待つことが何よりも大切だ、ということです。 運鈍根と聞くと、消極的な言葉のように感じますが、決してそうではなく行う べきことは率先して行い、気持ちはいつも前向きにしておく。 これが、本来の運鈍根です。 たまには、物事が思い通りに進まずに、つい手を抜きたくなるときがあるかも しれませんが、そういうときこそ焦らず、腐らず、静かに「運鈍根」の言葉を 思い出してみてください。 (by ハートリンクス)
2024年01月28日
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【赤ちゃんは多くの徳を秘めている】 古代中国の思想家・老子は、人が幸せに生きていくには「道」と「徳」を知り 学ぶべきであると言いました。 以前の学校教育では、「道徳」の時間というのがありました。 人として生きるには、正しい道を歩み、徳を積まなければならない・・・。 今では、そのような授業はないようです。 老子も、ブッダと同じく2500年ほど前に生きた人物です。 その老子が説いた、『道徳経』の55章に次のような一文があります。 人として厚い徳を備えているのは、無知無欲の赤ん坊と同じだ。 赤ん坊は、毒をもつ虫や野獣から襲われることはない。 骨も筋肉も柔らかいのに、握る力はとても強い。 ずっと泣き続けても、声をからすこともない。 赤ん坊は精気が健全で旺盛で、調和されている。 しかし人は、年をとるにつれて私利私欲の心になることがある。 道に背かないように、赤ん坊のような生き方をすべきである。 人は、だれでも赤ん坊として生きてきて大人になります。 もともと、純粋な心を持っていますが、大きくなるとたくさんの経験を通して 世の中のことを知るようになります。 まとっている服に汚れがつくように、心にも埃がついていきます。 衣服の汚れは水で洗えばきれいになりますが、心を洗うことはできません。 心を洗うことができるのは、心しかありません。 心の汚れを取らないのは、汚れた服をどんどん重ねて着ていくのと同じです。 重ね着をすればするほど、体が動きにくくなりだんだん窮屈になってきます。 すると、心も窮屈になりストレスだけが溜まっていくのです。 この状態から抜け出すには、不純物を取り除く必要があります。 心の不純物を取り除くには、今までの考え方や行動で間違っていたところに 気づいて、反省して、改めていくことです。 老子は、そのための方法として、赤ん坊のような純粋無垢な気持ちで、自然界 の美しさに目を向けて、感動し感謝する心を取り戻すように、と言います。 たとえば、「上善は水の如し」という言葉あるように、水のような自由な心に なり、水が人々の生活を潤してくれるように、誰かの役に立つような喜ばれる 存在になればよいのです。 みんながお赤ん坊の時期を経ていますから、どんな人も「上善は水の如し」と いう気持ちになれないはずはありません。 このように、今までの生き方を見直してみるのは、とても大切なことです。 (by ハートリンクス)
2024年01月27日
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【気持ちが明るくなる情報を手に入れよう】 今の時代は、情報をいち早く知ることが大事であるという価値観があります。 特に、ビジネスの世界では情報が一日遅れたら、その分の収益が落ちてしまう とまで言われるほどです。 すると、いかにして多くの情報を入手するかが重要になってきます。 ただ、情報にもよいもの悪いもの、ポジティブなものネガティブなものがあり ます。 ネットやメディアでは、有名人のスキャンダルや政治家の金銭問題など、不快 になる情報も含まれているために、聞きたくない情報でも知ることになり、い つもいい気分でいられるとは限りません。 ある大学の教授が、とてもユニークな調査をしました。 500人の学生に「あなたはどれくらい希望を持っているか?」のアンケートを とりました。 そして、希望の高い人たちと、希望の低い人たちとの二つのグループに分けま した。 次に、ある人物が自分自身についてポジティブなことを話しているテープと、 ネガティブなことを話しているテープの二つを準備して聞いてもらいました。 それは、どちらのテープも10分の話で、好きなところで聞くのをやめてもらう という調査をしたのです。 その結果、希望の高いグループがポジティブなテープを聞いた時間は、平均し たら451秒で、ネガティブテープを聞いた時間の平均は308秒でした。 ポジティブな話を聞く時間のほうが、一方よりも143秒長かったのです。 しかし、希望の低いグループでは、ポジティブな話を聞く時間は短く、ネガテ ィブな話を聞く時間が長かったそうです。 このことから、たとえば「自分は不幸な人間だ」、とネガティブに考える人ほど ネガティブな情報により多くの時間を使っていることがわかります。 ブッダも、人の悪口などに耳を傾ける必要はない、と弟子たちにいつも説いて いました。 もちろん、ネガティブな情報をまったく聞かないというのは、現実的に無理な 話です。 ただ、「幸せになりたいな」と考えるならなるべくポジティブな情報に接する ほうがよい、ということになります。 もし、不幸な出来事が起きた情報を知ったなら、慈愛の心をもってその情報を 受け止めればよいのです。 むしろ、そのように考えたほうが、利他の心も芽生えてくるようになります。 どんな物事も、ポジティブな気持ちで明るい視点から見ていくように心がけて いくほうが、幸せに近づくことになると思います。 (by ハートリンクス)
2024年01月26日
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【明日が楽しい、と思うのが幸せな生き方】 仕事に追われる日が続くと、生きていくのは大変だな、と思いたくなります。 だからといって、人生はつらいものだから仕方がない、とあきらめてしまえば 生きる喜びも湧いてきません。 世の中には、どんな境遇であっても「毎日が幸せだ」と思って生きている人は たくさん存在しています。 2500年前に生きていたブッダに、人の幸せな生き方とはどんなものか? を 示した言葉があります。 自分を高めるための清く正しい時間を過ごすこと 一日のなかで、心の安らぐ時間をもつこと 現代語で言うとこのようになります。 一見、当たり前の言葉ですが、実際やってみるとそう簡単ではありません。 自分を高めるための時間を過ごすこととは、具体的には悪い感情にどっぷりと 染まらないように気をつけるということです。 人は日々感情で生きています。 代表的なのは「喜怒哀楽」というものです。 この中で、悪しき感情とは怒りと哀しむことです。 ブッダの教えに「五蓋」(ごかい)という文言があります。 蓋とは、フタのことですが、人の清らかな心に蓋をする感情が五つあるという ことを「五蓋」といいます。 つまり、五つのよくない感情(怒り・嘆き・強欲・いら立ち・疑う)。 この感情を起こさないようにすることが、清く正しい生き方なのです。 もし、この「五蓋」の感情が起きてしまったら、意識を変えて自分が恵まれて いるところを見つけて、感謝の気持ちを起こすようにすることです。 そして、一日の終わりにベッドに入る前には、その日一日をふり返って、反省 して穏やかな気持ちになって、眠りに入ります。 この生活を習慣にすると、明日が来るのが楽しくなります。 そして、これが一日一日を大切にしていくことにもなるのです。 なかには、そんな時間を過ごすのは無理だ、という人がいるかもしれません。 それなら、週に1~2日でもまずやってみるのです。 その繰り返しが、自分の生活の質を高めることにもなり、幸せを感じるように なっていくと思います。 (by ハートリンクス)
2024年01月25日
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【マイナス思考を気にしない生き方】 人によって性格が違うように、考え方もそれぞれです。 何かイヤなことがあったとき、マイナス思考で考えることは誰にでもあります が、そんな人でもたまにはプラス思考になることはあるのです。 問題なのは、すべてのことをマイナスに考えてしまうことです。 それでは、生きていることが楽しいと思うことはできないでしょう。 ある一人の脳科学者は、育った環境が父親が家庭内暴力に近い状態でした。 そのため、人間を信じることができなくなり、自分の世界に閉じこもるように なりました。 人間不信になると、マイナス思考にならざるをえなくなります。 そのため人づきあいが苦手になり、人間関係を築くこともできずに恋愛経験も ない時期を過ごしたのです。 そんな自分を変えようと決心して、アメリカのある都市で通行人3000人に 声をかける行動に出ました。 この行動を通して、脳科学の研究を始めるきっかけになったといいます。 マイナス思考のもとになるのは脳細胞です。 脳細胞の集合体が脳と呼ばれ、この脳も人間の臓器です。 このことから、脳を鍛えることで思考の習性は変えることができます。 健康のために歩くのは、足腰の筋肉や心臓の働きをより強くするためで、結果 として足腰や心臓が鍛えられていきます。 脳科学では、物事をネガティブに考えやすいネガティブバイアスというものが あるといいます。 では、どうしてネガティブに考える習性が脳に備わっているかというと、不測 の出来事を前もって知ることで、肉体生命の安全を維持するためです。 たとえば、「台風が来たらどうしよう?」というマイナス思考があることで、 台風が来ても家が壊れないように準備をすることができます。 つまり、マイナス思考そのものに意味があり、その思考をどのように使うかは 本人しだいなのです。 いっぽう、脳には、感謝することや利他の心を呼び起こす習性もあります。 つまり、これらの脳のあらゆる働きを選択する力が人には備わっていることを 知っておくのも大切です。 マイナス思考も考えようでは、プラス思考を生むきっかけになります。 たとえば、何か事業を起こしたい、何かに挑戦したいという前向きな気持ちが ある一方、失敗したらどうしようとマイナス思考になるとします。 そんなときは、失敗しないためには何をすればよいか、失敗してもどうすれば 再起できるか、このように考えるのがプラス思考なのです。 マイナス思考はいけないことではなく、プラス思考とのバランスをとる能力を 鍛えてくれるものだと考え、生きがいを感じる人生を送りましょう。 (by ハートリンクス)
2024年01月24日
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【自分の感情を知る】 前回のチェックの結果いかがでしたか? では、次に具体的な内容についてお話しましょう。 1、<感情の識別能力>が高い人とは 自分の気持ちを正確にとらえることができる。今の自分の感情がどんな状態で どうしたいかを認識できる。相手の表情、しぐさでその人がどう感じているか 察知できる。その場の雰囲気を把握できる。 <感情の識別能力>が低い人とは 自分の今の感情がどういう状態か、自分はどうしたいかなどをしっかり把握で きない傾向がある。相手の表情、しぐさを見てもその人がどう感じているのか を正確に読みとれない。周りから「空気が読めない」と思われやすい。 2、<感情の利用能力>が高い人とは 目的達成のためには自らを駆り立て、仕事を効率的に遂行するために状況に応 じた感情を自分で作り出せる。また相手の気持ちを敏感に察する能力が高いの で相手に共感でき、かつ相手をやる気にさせ巻き込んでいく力がある。 <感情の利用能力>が低い人とは 目的達成のために自らのモチベーションを上げることが苦手で効率的な仕事を 行うための感情を作り出すことがうまくできない。 また相手のことを理解し共感することが不十分になり、孤立しがちになる。 3、<感情の理解能力>が高い人とは 自分や相手の抱いている感情について、その感情が起こる原因を理解できる。 また、状況に応じて自分や相手の気持ちがどう変化するか推測できる。 このため、先手を打つ行動力、相手に対しての説得力がある。 <感情の理解>が低い人とは 自分や相手の抱いている感情に対する理解力が弱い。 また、状況の変化、自分や相手の気持にも十分な認識ができない。 このため、周囲が期待する行動がとれないために、良好な人間関係を築くこと ができにくい。 4、<感情の調整能力>が高い人とは 感情的になったりとっさの場面でも、目的達成のためにとるべき最善の方法を 瞬時に判断でき、効果的で影響力のある行動をとることができる。 相手や状況に応じ最適な関わり方を把握でき、自分の感情をうまく調整する。 その結果、持てる知識やスキルを十分に発揮し高い実績を上げる能力がある。 <感情の調整能力>が低い人とは とっさの場面で自分の感情に支配されてしまい、目的達成に必要な行動がとれ ず相手に違和感や反感を引き起こすことがある。 感情に振り回され相手や状況に応じた、適切な関わり方ができない。 そのため知識やスキルも生かせず相手から受け入れてもらえにくい。 以上のことを知れば、自分の感情というものを見直す機会になると思います。 精神科医・斉藤茂太さんに次の言葉あります。 人は感情を引きずりやすい。 いい感情を引きずって生きよう。 感情を抜きにして、人の存在はありません。 同時に、感情は不思議で、不可解で、面白いものです。 (by ハートリンクス)
2024年01月23日
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【自分の感情を知るためのチェック】 30年ほど前に、アメリカで感情を能力としてとらえて、人間教育に生かして いく考え方が生まれました。 これを「EQ」と呼んでいます。 <Emotional Intelligence Quotient>の略称で、感情能力、又は心の知能 指数とも言います。 人間の感情が軽視されると、心の病・メンタルの不調を訴える人が多くなり、 その対応としてEQという考え方を体系化できるというものです。 次の五つの項目について、自分の感情を分析してみましょう。 1、感情の識別能力 2、感情の利用能力 3、感情の理解能力 4、感情の調整能力 これらを、高めることで総体的に感情能力も並行して高まります。 すると、自己分析が行えて心の柔軟性が高まり、ストレスへの免疫力も高くな るのです。 興味のある方は、以下の質問に対してチェックしてみて下さい。 1から5の数字で答えて下さい。 1・ほとんどできない 2・あまりできない 3・ふつう 4・できるほうである 5・よくできる あてはまる数字を( )に記入します。 その後、数字を点数として合計点を出します。 質問 <感情の識別> ・自分が何を感じているのかを、いつも理解することができる ( ) ・自分の気持ちの変化を敏感につかんでいる ( ) ・しぐさや表情で自分の感情を伝えることができる ( ) ・相手の表情やしぐさから、相手がどんな気持ちでいるかわかる ( ) ・話をしている相手の、表情や変化を見逃さない ( ) ・人と話をする時、言葉やその人の身振りや表情にも注目する ( ) 合計( ) <感情の利用> ・集中して作業を行う為に、自分の気持ちを整えることができる ( ) ・課題解決の為に、その場のムードを適切に変えることができる ( ) ・相手が感じている気持ちと同じ気持ちを感じることができる ( ) ・風景の写真を見て、そこに自分がいるような感覚を想像できる ( ) ・テレビドラマに登場する人物の気持ちがよくわかる ( ) ・いつでも相手の身になって話を聞くことができる ( ) 合計( ) <感情の理解> ・相手が怒っているその理由は何かがわかる ( ) ・「悲しい」という感情でも、程度の区別をつけることができる ( ) ・感情を表わす言葉をたくさん知っている ( ) ・相手の気持ちがどのように変わっていくか想像できる ( ) ・相手がなぜそのような行動をとるのか、その動機を理解できる ( ) ・同じ出来事でも、相手のとらえ方が自分と違うことを理解できる( ) 合計( ) <感情の調整> ・気持ちが動揺している時でも、表面では冷静でいることができる( ) ・感情的になった時に、どのように対処したらよいか考えだせる ( ) ・物事がうまくいかなかった時、適切に切り抜けることができる ( ) ・人間関係のトラブルを、相手の気持ちに配慮して解決できる ( ) ・相手が落ち込んでいる時に、励ますことができる ( ) ・気まずいことがあった相手とも、うまく関係修復ができる ( ) 合計( ) 各項目の満点は30点です。 25点以上は「きわめて高い」 20~24点は「高い」 11~19点は「普通」 10点以下は「低い」 (参考資料:「EQ心の鍛え方」高山 直著 東洋経済新報社) 自分は四つの能力でどの分野が強いか、弱いかの目安になります。 次回は、各能力についての説明をする予定です。 (by ハートリンクス)
2024年01月22日
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【皮膚の健康知識】 原因がはっきりしないアトピー性皮膚炎を、日本の伝統的な和食で1万人以上 の治療を行い、その内の8割の方を改善、解決した小児科医の永田良隆医師の お話をご紹介します。 永田医師は山口県下関市の小児科医です。 自宅でもできることを本として出版されています。 <「アトピーは和食で治せ!」KADOKAWA> 体の中から出るかゆみや湿疹の原因は何かというと、体に入った余分なものを 排出するときに起きる「体の防衛反応」です。 永田医師は「下関療法」という名称で治療し、食生活を重要視します。 アレルギー症状が今ほどは見られなかった昭和30年代の前半当時の「和食」 の重要性を指摘しています。 現代は、植物油と動物性タンパク質の過食の時代です。 食べ物にはアレルギー反応を促進するオメガ6系脂肪酸、というのがあります。 例えば、種実由来の油(菜種油、大豆油、コーン油)、肉類、卵など。 一方、アレルギー反応を抑えるのが、オメガ3系脂肪酸。 例えば、緑黄野菜、シソ油、魚(特にサンマ、サバなどの青魚)など。 さらに、タンパク質は栄養の基本となる重要な栄養素ですが過食すれば、完全 に消化、分解されないまま「ポリぺプチドというアミノ酸の塊」になり、腸の 粘膜から血液中にとりこまれ、これがアトピーのもとになるのだそうです。 余ったポリペプチドは妊娠中なら胎盤から胎児へ、乳児は母乳から、小児なら 皮膚や気道に移行し、その後皮膚に吹き出してかゆみとなります。 運動をしてカロリーを消費できればよいのですが、乳幼児期にはそうはいきま せん。運動量の少ない乳幼児期は和食が適しています。 ある程度成長して運動量が多くなってから、洋風食材を加えていくことはでき ます。 さて、そこで和食の基本は「野菜・根菜類・魚介類」です。 洋食で多く使われるのは「牛乳・卵・肉・食物油」 野菜や根菜類は繊維質成分が多く、便秘の予防になります。 大事なのは「食事制限をしなければいけない」と考えてしまうと、食すること の楽しみがそがれてしまいます。 料理を作るときは、楽しみながら子どもや家族が健康であるというイメージを 持ちながら行うのがコツです。 食は、心と体の健康のもとであることを再認識しましょう。 (by ハートリンクス)
2024年01月21日
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【不安は恐いものではない】 不安なことを考えると、気分は落ち込みます。 「不安」というのも感情の一つです。 不安とは、<心配に思ったり恐怖を感じること。または、恐怖とも期待でも ない漠然としたスッキリしない心の状態>のことです。 ただ、不安になるのは当たり前のことで、誰もが感じる感情です。 不安は本来、脅威や精神的ストレスに対する正常な反応であって、生きていれ ばみんなが経験するものです。 その意味では、正常な不安は、生きていくための大切な機能の一つともいえる でしょう 問題は、不安の度合いが病的に強くなることです。 人それぞれ違いがあり、不安の基準を決めるのは難しいものです。 しかし、この不安というものから支配されることなく、人生の楽しみを奪われ ないような心を持つことは誰にでもできるのです。 そこで、不安な気持ちを応急的に軽くする方法をお話しします。 ◎意識的にリラックスする。 深呼吸をして体を軽いストレッチで動かす。 ◎不安を感じる時間を決める。 不安は感じ始めたら止まりにくいものです。 できれば時間、場所を決めて区切りをつける。 ◎休日はゼッタイ休養する。 家でゴロゴロせずにリフレッシュできる趣味や好きな音楽を聞く。 ◎手のひらにある不安軽減のツボを押す。 手のひらの中心付近に気持ちを落ち着かせるツボがあります。 反対の親指で「の」字を書くようにゆっくりと押します。 両手を交互に何回か行う。(これはどこでもやれます。) ◎不安の内容を紙に書き出す。 書き出すことで不安の原因がはっきりして、心の整理がつきやすくなる。 これらの中から、そのときにできそうなことだけでも実践してみます。 少しでも効果を感じるようなら、大切な成功体験にもなります。 このことを知っているだけで、気持ちにゆとりが生まれると思います。 (by ハートリンクス)
2024年01月20日
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【運がよくなる発想の仕方】 文豪トルストイの子どもの頃の話です。 トルストイが自転車に乗り始めたころ、ペダルをこいでいたら前方に、 石が転がっていました。 彼は何とかその石を避けようと、じっと石を見つめながらハンドルを 操作しますが、避けよう避けようと思うほどハンドルは石の方へ向かい、 とうとうぶつかって転んでしまいました。 これは、トルストイの自転車の話としてよく引き合いに出される話です。 つまり、「よいことを思えばよいことが起きる。悪いことを思えば悪いこと が起きる。だからなるべくよいことを思おう」というものです。 この話から、物事のマイナス面ばかり気にしていると、結局その通りになるの だから、マイナス面は気にせず、プラス面をできるだけ考えようということが 導きだされます。 しかし、現実は簡単にマイナス面をプラス発想で考えることは難しいのです。 それでも、プラスに考えるクセをつけるようにすれば、プラス発想に変わって いきます。 さらに優れた発想の仕方があります。 それは「世の中で起こることは、すべて必要、必然である」という発想です。 世の中の出来事は起こるべくして起きるものだ、という考え方です。 人生は山もあれば谷もあります。 いろいろな出来事が起きるたびに、いいことが起きた悪いことが起きたと思 わずに、一度はあるがままに受け入れてみるのが必要です。 ただこれは、何でもすべてを、よいこととして受けとめるべきである、という ことではありません。 大事なのは、物事を、素直に、たとえどんな不本意なことでも受け入れてみる ということです。 もし、悲しい出来事であるなら、受け入れ悲しむのです。 そこで、「もうダメだ」とは思わずに、「この出来事を次に活かしていこう」と 考えるのです。 これが「物事を肯定的に受け入れる」ことになるのです。 このような、発想で毎日を過ごしていけば、幸運は向こうから訪れてくるに違 いありません。 (by ハートリンクス)
2024年01月19日
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【人生を好転させるヒント・2】 稲盛和夫さんの言葉に次のようなものがあります。 よく運が良い悪いと言いますが、運のいい人というのは、考え方が前向き です。 運の悪い人というのは、自分を棚に上げて人の批判ばかりしています。 そういう人は、知らず知らずの内に運を悪くしています。 ニューソート思想を広めた人物に、ジョセフ・マーフィーという人がいます。 日本での読者も多く、上智大学の教授だった渡部昇一さんも大きな影響を受け たそうで、翻訳本を出しています。 ジョセフ・マーフィーは哲学・神学・法学・薬学の博士号を修得した人です。 1955年には日本を訪れています。 彼の「運命を好転させるためのヒント」は次のようなものです。 1、自己の存在の尊さと偉大さを知る。 人間は宇宙を動かしている、英知と生命力と同じ力を自分の中に宿し、 同時に、無限の可能性を秘めている存在です。 人がこの世に生を享けるということは途方もないわずかな確率です。 一人の人間が生まれるには、両親、祖父母をたどり10代前には512人 のご先祖が存在します。 20代前は524,288人の、30代前は536,870,912人のご先祖の命を 受け継いでいるという計算が成り立ちます。 2、心がまえで人生が決まる。 心がまえとは、考え方、意識、思考のことで、何事もポジティブに考える ようにしましょう。 なぜかというと、人の心理はどちらかというとネガティブに考える傾向が あるからです。 悲観的な心は、身体の神経系統を乱しますが、楽観的な心は身体を健康な 状態に維持していこうとします。 3、心には、習慣性があることを認識すること。 生活習慣病があるように、心にも思考習慣病というのがあります。 つまり、「心のクセ」です。 朝、目が覚めたときから夜、ベッドに入るときまでの心のバイオリズムを 良好な状態に保てるようなクセをつけましょう。 良好な状態ならぐっすりと眠れますが、悪ければ熟睡できません。 4、どんな小さなことにでも感謝する心を持つ。 日中起きるトラブル、人間関係から生じた悪感情がそのままだと、不安 や怒りがストレスになります。 すると、脳内ホルモンのバランスがくずれて、感情障害が起きやすくなり ます。この、悪感情は感謝という中和作用をもつ感情で浄化できます。 感謝の対象となる、物・人・出来事は身近なところにあります。 探し出してでも感謝しましょう。 5、ピンチや逆境はチャンスととらえる。 物事は自分の思い通りにいきません。ピンチや逆境は必ず現れるもの。 そして、必ず原因があります。 反省すべき点を修正して、人は成長できる。 この意味で、ピンチや逆境は自己成長のチャンスなのです。 自分の考え方に合った内容があれば、スマホにメモしておいて時間が空いとき に、気分転換に眺めるだけで、幸せな人生の流れをつくることになります。 (by ハートリンクス)
2024年01月18日
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【人生を好転させるヒント】 アメリカは過去、夢の国と言われたことがありました。 国家として独立してから、まだ250年しか経ていないアメリカが、世界を牽引 する国力を築き上げたのはなぜでしょうか。 一つは、広大な土地と莫大な地下資源。もう一つは思想・哲学です。 ニューソートという言葉があります。 これは、キリスト教をもとに、心理学を応用し活用した宗教思想哲学のことを 総称してニューソートと呼ばれています。 日本でも有名なカーネギーやナポレオン・ヒル、ジョセフ・マーフィー、 ロバート・シュラー、ノーマン・ピールなどをはじめとする人たちが広めてき ました。 日本を代表する経営者、稲盛和夫さんはロバート・シュラーから多くのことを 学んだと言われています。 ノーマン・ピールは運命を好転させる方法を説きました。 特徴的な内容は次のようなものです。 1、あれこれ批判したくなる誘惑に勝つ。 間違った考えや行動を目にしたとき、人は批判します。 人間は、自分を正当化するための理屈として他を批判する術(すべ)を身 につけましたが、批判された方はさらにその相手を批判するのです。 まずは、批判したくなったら少し時間をおくことが大事です。 2、思いやりを身につける。 相手の立場になって考えてみる。 すべて自分が悪いのか、あるいは自分にも非があるのかを考えるのです。 3、仲たがいした場合は、和解することを想像する。 悪くなった関係が修復し、怒りの感情から解放されるところを想像する。 この方向に自分の想像力を動かすと、やる気が生まれます。 4、自分を不快な感情にさせた人のために祈る。 これは、なかなかできることではありませんが、聖書を読まれたことがあ る方は理解できると思います。せめて、そんな相手のために祈る力を授か るよう思い描いてみることです。 許すという精神的な行為は、相手より自分を利することになります。 5、祈りの終わりは、必ず神への思いをこめてしめくくること。 神という存在に対する特別な思いをこめることです。 神という文言がピントこないなら、自分の命を生かしている大きな存在の ことだと思ってください。 この中の一個でも、日常の生活信条として頭の片隅にでも置いておくだけで、 その日の過ごし方も平穏なものになるはずです。 このような日々を積み重ねていけば、人生の流れは変わっていくでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年01月17日
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【ストレスの感じ方も人それぞれ】 ストレスを感じやすい人と、感じにくい人の違いはどこにあるのでしょうか? もちろん、性格によってはストレスに弱い人、強い人があるのも事実です。 ストレスに弱いというのは、ストレスを感じやすいタイプだとも言えます。 たとえば、周囲の評価に敏感なところがあげられます。 職場や学校などの集団や組織の中にいるとき、どうしても周囲の人と比較され やすくなります。 すると人によっては、自分がどんなふうに思われているかが気になるのです。 これは自信のなさから来る心の作用ともいえますが、自分を認めて欲しい、と いう自己承認の心理影響を受けている場合もあります。 また、ストレスを感じやすいタイプでも穏やかな人は、自分をあまり主張せず 従順で、人のために自己犠牲できるところがあります。 見方を変えれば、デリケートな神経の持ち主で、落ち込みやすくネガティブな 傾向もあります。 次に、野心的で目標を一心に追う人がいます。 行動派で仕事優先の考えが強く、会話のスピードも早いのが特徴です。 このような人は、ストレスを感じにくく、仕事のことを抱え込まず仕事もでき ますが、仕事優先ではないのです。 自分のプライベートを大切にして、他人の評価をあまり気にしない人です。 このことから、ストレスを感じやすいタイプほど病気になりやすく、それだけ 医療機関を利用するため、経済的な負担も多くなります。 自身の性格を、仕事上の同僚・部下・上司、家族、これらの視点から分析する ことをたまに行うことも大切です。 ただ、どんな自分であっても、自分自身を肯定的に見ていくことだけは忘れて はいけません。 そうしないと生きる喜びを味わうことができないからです。 スイスの哲学者、カール・ヒルティという人が言いました。 生きる喜びは、自分でよく考えて、 自分で苦労して経験することからしか生まれない。 「苦労する」とは悩んだり、迷ったり、自分を見失ったり、自信をなくしたり することです。 ただ、苦労はつらいものだと思うのではなく、自分がよりよくなるための経験 だと考えることが大事です。 (by ハートリンクス)
2024年01月16日
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【ピークパフォーマンス】 受験シーズンになると、誰もが自分の最高の実力を発揮したいと願います。 しかし、心で願うだけでは現実に実力を出すことはできません。 アメリカの心理学者、チャールズ・ガーフィールドという人が、自分の持って いる力を最高に発揮することを「ピークパフォーマンス」と呼びました。 このピークパフォーマンスには次の感覚が条件として必要だと言います。 1、精神的なリラックス 2、身体的なリラックス 3、自信がある楽観的な感覚 4、高度な力を放出する感覚 5、自分をコントロールしている感覚 6、「自分にはわかっている」、という感覚 7、今に集中しているという感覚 精神的、身体的なリラックスは多くの人が大切なものだと思うでしょう。 これらは、普段からリラックスする習慣を持っていれば、難しいことではあり ません。 ポイントは、その他のものです。 3~7のすべての感覚を身につけなければ、と思うとかえってストレスになり ます。 この中で自分にできそうなことの一つか二つでも、本番前に試してみることを お勧めします。 これらは、スポーツでも共通している感覚です。 スポーツの部活の経験があれば、この感覚は何となくであっても理解できると 思います。 さらにこれは、受験に限らず、ビジネスにも応用できます。 このような状態を日常的に求めていけば、受験はもちろん仕事での問題が起き ても「苦」と感じることが軽減されます。 すなわち心の力を鍛えることにもつながっていくのです。 (by ハートリンクス)
2024年01月15日
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【問題解決も思考習慣しだい】 問題やトラブルが起きたら、誰もが解決のために最善の方法を考えます。 次に、対応のために行動を始めます。 そのときに、問題やトラブルをどのような視点でとらえるか、人によって違い があります。 ある人は、パニックになり何もできない状態になることもあります。 別の人は、冷静に落ちついてこれから何をすればいいかを考えます。 この対処の仕方で、それ以降の物事の展開はまったく違うものになるのです。 つまり、問題やトラブルがチャンスなのか、あるいはピンチなのかは判断する 人の「意思」で決まります。 以前、オリンピックで金メダルをとった、ある柔道の選手がいました。 この選手は、その前の国際大会で指を骨折してしまいました。 当然、オリンピックではメダルをとるのは無理ではないか、という情報が流れ ます。 すると、その選手はマスコミのインタビューで、次のように答えました。 「これで、片手だけで練習ができ。技の幅を広げることができます」 結果は金メダルでした。 もちろん、誰もがどのような悪条件すべてを、前向きにとらえることができる とは限りません。 ただ、このケースでは不運だと思われることが起きても、それをチャンスとす るかピンチするかは、考え方すなわち「意思」で決めているのです。 問題をピンチだと思ったとき、被害を最小限度にしたいと考え行動します。 この場合、疲労感は残るでしょう。 しかし、問題はチャンスだという意思を持てば、チャンスに変えるための発想 になり、そこにはあらたなエネルギーが生まれることになります。 どのような意思で物事を考えるか、すなわちこれが心の持ち方です。 その上で、行動を習慣にできるかどうかで人生は大きく変わります。 一つの物事にも意思を持ち、意識的にプラスにとらえて習慣化できるか、が鍵 となります。 (by ハートリンクス)
2024年01月14日
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【イライラや不安を静める方法】 心理学では、イライラすることがあったり、不安な気持ちになったら、 好きな食べ物を思い浮かべると気持ちが落ち着く、と言われています。 もちろん、食べ物だけに限定されるものではありません。 ただ、人間にとって食べたいという欲望が、最も強く感情に影響を与え るということです。 好きな人のことを思い浮かべてもいいですし、可愛がっているペット のことを思ってもいいのです。 つまり、好きという感情はその人にとっては、プラスのもの・よいもの なのです。 感情は心の状態をよくすることもできれば、悪くすることもできる効力 があることがわかります。 たとえば、大きい不安を感じたら体の状態に変化が起きます。 よく受験する日の朝、家を出ようとしたら急にお腹がゆるんだり、痛く なったりすることがあります。 これには、あるメカニズムが働いています。 腸の神経には自律神経がつながっています。 自律神経が不安を感じると、腸の神経もおかしくなりそれが原因でお腹 の調子に異変が生じるのです。 つまり、自分の感情をコントロールできれば、体のコンディションをよ い方向に持っていけることがわかります。 このことが理解できれば、何かが原因でイライラしても、感情が乱れな いようにちょっとした工夫ができれば、イライラは治まるでしょう。 よく、「心の持ち方で人生が変わる」、と言います。 心の持ち方とは、具体的にはどんな感情を持つか、ということに他なり ません。 とりあえず、イライラしたときには好きな食べ物を思い浮かべる。 このことが習慣になれば、感情の動きと体の状態が直結していることを 身をもって知ることもできるでしょう。 これが転じて、心の力になっていくのです。 (by ハートリンクス)
2024年01月13日
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【性格の違いで教育の仕方を変えよう】 幕末のころ、儒学者であり教育者とも言われた佐藤一斎という人がいました。 その佐藤一斎が次のような言葉を残しています。 『おだやかな性格の人は、具体的な仕事を通して修練することです。 活発な性格の人は静座して修養することです。 前者は動的、後者は静的な修養法ですが、もともと二つあるのでは ありません。 それは病気の種類に応じて、薬を変えるようなものです。 深く考えるタイプの人には厳しい仕事を通して短所を克服し、 徳が高く賢明な人にはおだやかなやり方で短所を補い、欠点を補完する のがよいのです』。 今の学校の授業では佐藤一斎のことは教えてくれないと思います。 明治維新のときに活躍した人物は、西郷隆盛・勝海舟・坂本龍馬が有名です。 佐藤一斎には、弟子が千人を超えるほど多数いたそうです。 直弟子には佐久間象山という人物がいました。 佐久間象山の門下生に、勝海舟、坂本龍馬、吉田松陰がいました。 さらに吉田松陰の弟子に、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文などがいたのです。 西郷隆盛は、佐藤一斎の弟子ではなかったのですが、佐藤一斎の著書である、 「言志四録(げんししろく)」という4冊からなる書物を読み感銘をうけたの でした。1133条で構成されています。 西郷隆盛が、島津藩主の命で沖永良部島に流罪になったとき、この書を何度も 読み返しました。 西郷は、その書から101箇条を選んで、後年「手抄言志録」という書をまとめ ています。 佐藤一斎が優れているのは、人の性格に合わせていかに努力させればよいか、 を学問としてとらえ、それを弟子たちに伝授したことです。 長所を伸ばすと短所はなくなる、ということも事実ですが、これは短所を克服 し同時に、短所を補うという両面から、人材教育の方法を佐藤一斎が自ら実践 したことで、新しい日本の人材が生まれたとも言えるでしょう。 性格的に考えることに重きを置くタイプなら、自分を厳しい環境に追い込んだ ほうがその人にためになり、賢さのある人は穏やかにゆっくりと時間をかけた ほうがよいのです。 自分の個性、性格に合わせて自己研鑽をするのは大事なことです。 また、子どもへの教育もどんな性格なのかを、親がしっかり観察しながら本人 に適した育て方をすると、子育ても楽しくなるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年01月12日
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【リラックスが集中力の源】 集中力は、どんな人でも機会があれば身につけることができます。 そして、誰もが公平に持っている力です。 受験の季節になりましたが、ここでものをいうのが集中力です。 棋士の羽生善治さんが、次のように話しています。 『小さな子どもにも集中力はあります。 それが勉強に向けられるかどうかはともかく、少なくとも遊んでいるとき には、無類の集中力を発揮しています。 ただ、子どもには、集中力はあっても根気がありません。 短い時間だけパッと集中することはできますが、熱が冷め、関心を失って しまった瞬間に、もうまったく集中できなくなってしまう。 子どものときに5分間しか集中できなかったのが、一生懸命取り組むこと によって10分集中できるようになり、やがてそれが1時間、2時間と長 い時間集中することができるようになっていきます』。 では、その集中力を身に着けるには何が大事でしょうか? 最も大事なのは、リラックスすることです。 集中とリラックスは、まったく反対のことのように思いがちですが、実際はそう ではありません。 呼吸と同じような、相互関係があります。 息を吐かないと、空気を吸えないように両方ともに大切なものです。 集中しているときは、ある種の緊張状態ですから、リラックスした状態がなけ れば、張りつめた弓のように糸が切れてしまうのです。 リラックスとは、余計なことや不安になるようなことを考えないことです。 疲れた体を癒すとき、温泉にでもつかればリラックスできますが、これと同じ ようなことです。 そして、リラックスした後に集中することができた体験を、何度か積み重ねて いくと、リラックスするコツが身につくのです。 そのコツを身に着けるために時間をかけること、これが努力です。 リラックスする能力を高めて、自分の夢をかなえましょう。 (by ハートリンクス)
2024年01月11日
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【人生の楽しみ方】 人生を楽しんでいる人は、生まれたときからずっと毎日が楽しいと思っていた かというと、そうとばかりは言えません。 たしかに、子どもの頃から天真爛漫でポジティブな性格だった人が、そのまま 大人になったという人もいます。 しかし、子ども時代は内向的で、引っ込み思案だった人が、あるきっかけで積 極的で明るい性格に変わり、そのまま幸せな人生を送っている人もいます。 ある大学の教授は子どもの頃、内向的な気質で自家中毒を起こしたりしていま した。 そのまま、高校・大学に進むにつれて、自分を変えなければと思うようになり ました。 内向的で引っ込み思案の人は、自意識過剰のタイプによく見られます。 たとえば、友達は学校の休憩時間に校庭や運動場で、ドッジボールをワイワイ と楽しくやっているのに、自分は運動が苦手なのでカッコ悪いところを見られ たくない、恥ずかしいという気持ちになります。 つまり、自分が周囲からどのように見られているかが、気になって仕方ないの です。 その教授は、自分を変えたいと思い、大学に進学すると一人暮らしを始めたの です。それから、絵が好きだったので美術部に入りました。 なぜ自分を変えたいと思ったのでしょうか。 それは、引っ込み思案のままでは、自分の思ったことを人に伝え、行動するこ とができない、幸せな人生を送ることもできない、と考えたからです。 2年生になるとみんなをまとめるリーダーの補佐になり、3年生で部長になり ました。 そこから、積極的に物事を考えるようになり今では、大学で教育者として活躍 しています。 長い人生においては、 「今のままの自分ではいけない。もっとしっかりしなければ・・・」と自分の ことを真剣に考えることがあると思います。 認知科学で「メタ認知」と呼ばれるものがあります。 「メタ」とは、「超える」という意味があり自分自身を認識するときにもっと、 上の位置から自分を眺め見つめるということです。 つまり、自分の人生を楽しいものにするには、あるいは幸せに生きるには冷静 に自分をメタ認知することが、人によっては必要な場合もあります。 このように、人の性格や気質は変えることができるのです。 もちろん、その過程ではいろんなことがありますが、それも人生を楽しむため の貴重な財産になります・ 経験を財産にできる人ほど、人生を楽しもうと考えているものです。 (by ハートリンクス)
2024年01月10日
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【人生の目的は何?】 ある人が「人生の目的は、人生を楽しむことだ」と言いました。 簡単なことのようですが、難しいものだと思われる人がいるかもしれません。 それでも、人に喜んでもらえることが楽しいと思っている人もいます。 この生き方も人生を楽しんでいる、一つのスタイルです。 大谷翔平さんのように、「野球をすることが何より楽しい」、と思って世界中の 野球少年に夢を与え、野球ファンの人たちに喜んでもらえる。 この意味では、彼も人生を楽しんでいるのです。 つまり、自分という人間がこの世に存在し、誰かに喜んでもらえることが嬉し いのです。 しかし、自分の存在が否定されている、と感じればそれはとても悲しいことに なります。 心が不調になると、自分の存在に疑問を感じ、それが強くなり自分を否定する ようになります。 この場合、薬による治療も必要ですが、そのような心の世界を変えていくこと が大切です。 そのための方法の一つとして、自分が存在することの喜びを少しずつ感じとる ようにするのです。 自分の存在を喜んでもらうには、たとえばまず自分以外の誰かに対して、 「あなたがいてくれて嬉しいです」 「あなたと出会えて楽しいです」 という、気持を持ってみるのです。 それは、家族でも、友人でも、自分の身近にいる人でもかまいません。 すると、しだいに相手も同じような気持ちを返してくれるようになります。 最初はこちらから、よい感情、よい言葉、相手を思う気持ちを投げかけてみる のです。 そうすれば、相手もこちらに投げ返してくれます。 これが、心の法則の一つです。 つまり、悪口、批判、ねたみを相手に投げれば、それもいつかは相手から自分 に返されてくるのです。 大切なのは、自分が人に喜ばれる人になろうという心を忘れないことです。 たまには、相手にイライラしたり悪感情を抱くこともあるでしょう。 それでも、喜ばれる自分でありたい、という心が基本にあれば時が過ぎると共 に本来の自分に戻ることができます。 (by ハートリンクス)
2024年01月09日
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【正しいことは弱い人にもできる】 子どもたちに人気のある「アンパンマン」が、世に出たのは1970年代の初め ごろです。 作者である、やなせたかしさんが次のように言いました。 正義とは、ちっとも強くはないが、やらなければならないときには、 勇気を出して戦うことだ。 正義を行う人は強い人ではなく、普通に弱い人だ。 アンパンマンは世界最弱のヒーローだ。 絵本ができたとき、出版社の人から言われました。 「こんな絵本は、もうこれっきりにしてください。 顔をちぎって食べさせるなんて、残酷です・・・。という手紙も 来ています」。 それでも、やなせさんはカッコ悪い正義の味方を書きたいという、強い思い があったのです。 自分がアンパンマンに愛情をもって書き続ければ、子どもたちにもその思いは 伝わるに違いない、と信じていたのでした。 5年ほどたち、近くの写真館の主人から 「幼稚園に行っているうちの坊主が、毎晩、アンパンマンを読んでくれって 言うんだ」という話を聞きました。 また図書館でも、『アンパンマン』はいつでも貸し出し中で、新品を入れても すぐにボロボロになるというぐらいに人気がでてきました。 その時期から、アンパンマンは全国に知られるようになっていきます。 困っている人がいれば、勇気をふるい立たせて手をさしのべる姿に子どもたち は心を動かされました。 当時アンパンマンで育った人もすでに、子を持つ世代になっています。 困っている人や、社会的に恵まれない人のために、弱くても小さな力を出し合 えば、大きな力になっていくに違いありません。 (by ハートリンクス)
2024年01月08日
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【やる気はどこから生まれるか】 仕事でも勉強でも、仕方なくやっていると上司や先生から、 「もっとやる気を出せ!」と叱られ、励まされることがあります。 体のどこかが痛いとか、調子がよくないとか何かの理由があるなら、しっかり 治していけば問題はありません。 そうではなく、特別な理由がないのにやる気が起きないときには、自分を見直 してみるよい機会でもあるのです。 さらに、本を読んだり歴史上の偉人伝に接するのもいい方法です。 そのような人たちには、共通していることがあります。 それは、育った環境が劣悪であったり、生まれながら病弱だったり苦しい時期 を過ごしています。 その苦しいことと格闘しながら、やる気を出すコツを体で覚えたのです。 たとえば、誰もが知っている野口英世がそうです。 1000円札の肖像画として描かれている人物です。 彼は、子どものころ囲炉裏に落ちて、手にやけどを負いました。 そのために、手の指がなくなったのです。 学校にいくと、指がないからとみんなからいじめられました。 しかし、母親はどうにかしたいと思って医師にお願いします。 その先生の手術で、彼の指は健常者と変わらないぐらいに戻りました。 そして、自分を救ってくれた先生のような医師になりたい、という夢を持って 勉強に励み、医師になった人です。 つまり、自分が置かれた境遇が、厳しく恵まれないことをバネにしました。 もちろん、ときには自分の手が不自由なことで悩んだこともあったのですが、 それよりも「自分の手を治してくれた先生のようになりたい!」という気持ち ちを、やる気に変えたのです。 もう一人、イギリスの首相チャーチルがいます。 彼は、もともと貴族の生まれで恵まれていました。 しかし、学校では数学や外国語(フランス語)が大の苦手でした。 それもあって落ちこぼれと評価され、不良少年とまで言われています。 しかし、国語は得意だったため文章を書くことが好きになったのです。 それから、文学者としての才能を磨き、ノーベル賞を受賞するまでになったの でした。 チャーチルの場合、数学と外国語は苦手だというコンプレックスを抱えながら も、得意分野を徹底的に伸ばそうとして、やる気を起こしたのです。 これらのことから、やる気を出すには一つは、厳しい境遇をバネにして夢を持 つこと、もう一つは苦手なことより得意な分野を徹底して伸ばすこと。 これが、人のやる気を起こしてくれるのです。 子ども教育に応用することもできます。 さらに、自分にはどちらのやる気の出し方が向いているかを、考えてみるのも よいと思います。 やる気を起こして、人生を楽しむことは誰にできることなのです。 (by ハートリンクス)
2024年01月07日
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【明日を楽しみにする生き方】 人にはいろんな考え方・生き方があります。 明日を楽しみにして生きる人がいれば、明日を不安に思って一日を過ごす人も います。 しかし、よく考えて見れば、明日何が起きるかはわかりません。 どうせわからないなら、楽しみにすればいいと考えることができます。 それが陽気な生き方です。 そして、陽気な考え方をする人は、その陽気な気持ちが幸せを引き寄せていく のです。 一方、なんでもむやみに心配する人がいます。 苦労性や心配性のタイプの人です。 このタイプの人は、自分の大切な人生を、自分自身の心配で埋め尽くしている ようなものです。 古代ローマの哲学者である、セネカが次のような言葉を残しました。 人は明るい将来を想像するよりも、 暗い将来を想像するほうが容易だと考えるものです。 2000年以上も前から、人間心理の傾向の一つとして、物事をネガティブな方 に考えると分析しています。 しかし、心の持ち方は個人の自由です。 ネガティブに考えて生きるより、楽しいことを考えて生きることもできるのが 人間です。 現代は、人生100年の時代です。 長く生きようと思うなら、明日のことが不安でたまらないと思って生きるより 「きっと明日もいいことがあるはずだ」と考えたほうが、ぐっすり眠れるので はないでしょうか。 人間の考える不安には二種類あると言われています。 一つは、現実にある不安。 たとえば、何かの病気にかかっていたら誰でも不安になるものです。 そのような不安を抱くことは当然のことです。 もう一つは、想像上の不安です。 今は健康なのに、病気になったらどうしよう? と想像し不安になるのです。 人生を明るく生きるのか、不安を抱えたまま生きるのか、すべては心の持ち方 しだいなのです。 (by ハートリンクス)
2024年01月06日
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【疲れた心に元気を取り戻すには】 高層ビルの建築物などには、場所によって鉄を材料として使われることがあり ます。たとえば、エレベーターやエスカレーターなどがそうです。 しかし、それらも使い過ぎると鉄が擦り減って動かなくなります。 そのことを、金属疲労が原因で故障した、という言い方をします。 また、マラソン選手などは足を使い過ぎたらケガにつながります。 それを疲労骨折と言います。 このように、ある部分を使い過ぎると無理が生じて、全体の機能が果たせなく なります。 人の心も同じです。 心をつかい過ぎたり、気苦労が過ぎるとたいていウツになります。 その入り口にあたるのが、感情疲労と呼ばれるものです。 わかりやすいのは、人との関係がうまくいかないために、よけいな感情に振り 回されて心まで病んでしまうことです。 ここ最近、この感情疲労でメンタルの不調を訴える人が急激に増えています。 原因の一つは、ネットでの交流があります。 SNSでの中傷なども起きています。 つまり、人との交流が安易にできるために、実際に会わなくても交流できるの は便利なことですが、いつのまにか交流しなければならない、という人間関係 が生まれ、そのことが心に打撃を与えているのです。 これからの時代は、感情疲労からいかに自分の心を守ればよいか、がテーマに なるでしょう。 そこで、まず感情疲労からいかに抜け出し、心を回復させるかから始める必要 があります。 そのためには、休養をとることが一番大事です。 休養をとり、落ち着いたら次は、今までの感情が疲れるような思考傾向を変え なければなりません。 それには、自分の仕事を好きになる、あるいは好きな仕事をすることが一つの 方法です。 これからの時代は生涯現役で働くことによって、自分を幸せにできる、と言わ れています。 かりに今、子育てをしている方なら、先々自分のやりたい仕事のための情報を 集めることもできるでしょう。 それだけで気持ちは明るくなります。 また、シニア世代の方でも昔からやりたいと思っていた仕事を起業することも も可能です。 仕事をすれば、仕事を通して相手への思いやりの大切さや、人に感謝すること を知ることができます。 それは、今まで味わえなかった、生きる楽しさにもつながるでしょう。 心が疲れたら、いったんは休養し、また元気になればいい・・・、という考え 方が必要です。 (by ハートリンクス)
2024年01月05日
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【躾は習慣になる】 「しつけ」は「躾」という文字にあるように、「身を美しくする」ものです。 また、しつけは、身体と心につながっているといえます。 さらに、「しつけ」は「し続ける」ことだという考え方もできます。 要は繰り返して体を動かし、心に刷り込むことが「しつけ」になるのです。 犬をペットとして生活している人がいます。 ただ、飼い主の人は犬のいたずらに困っていました。 どんなことかというと、家の中で掃除機をかけたとき、犬は掃除機を生き物だ と思っているのか、ブーンという音に反応して、駆け寄ってきて柄の先にかみ つくのです。 ダメと言って、引き離そうとしても言うことをききません。 掃除をすることができないので、とうとう飼い主はペットのしつけの専門家 のところに行きました。 専門家は、「ああそうですか。すぐにいたずらはしなくなりますよ」言い、次 の日に家まで来てくれて、犬のいたずらを直してくれたのです。 具体的にどんな方法かというと、犬が掃除機にかみついたら、まず引き離して やめさせるところまでは同じです。 その後に「いたずらをやめたこと」をほめてやり、頭を撫でました。 何回か繰り返すと、犬は掃除機に噛みつかなくなったのでした。 ペットの犬は「叱られたからやめた」のではなく、自分の意志でやめた、と感 じご主人から褒められたことが嬉しかったのです。 犬は自分がかみつかなければ、ご主人様から褒めてもらえ、喜んでくれること に本能的に気づいたということでしょう。 これは、人間の子育てにも共通しています。 親が言うことをきかないとき、つい大きな声で叱ったりします。 このやり方だけだと、子どもは叱られることが恐くなり、そこではじめて親の 言うことに従うかもしれません。 しかしこれは、「恐がらせることで言うことをきかせる」というやり方です。 これでは、子どもは素直な心を持つことが難しくなります。 一つのしつけを続けていけば、習慣になりそれが性格に変わっていきます。 大事なのは、しつけにもよいもの、よくないものがあるということです。 叱るにも、愛情を忘れなければ子どもも理解できます。 これは、大人にも言えることですが、相手の自尊心を傷つけずに、相手を尊重 することを基本に考えれば、案外こちらの気持ちも伝わるものなのです。 (by ハートリンクス)
2024年01月04日
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【心の傷を和らげるには】 人間が記憶を思い出すのは、意識の底に隠れている潜在意識があるからです。 普段は、ほとんど現在意識を中心に人は生活しています。 ところが、車の運転やスマホやパソコンに文字を素早く入力できるのは、潜在 意識が働いて、打つべき文字やキーボードに、手をうまく持っていってくれる からです。 ただ、悲しい記憶も潜在意識の中に隠れているために、思い出してしまうこと もあります。 ある大学で、人間の幸福感とはどんな時期に根付いていくのか、という調査が 行われました。 その結果、7歳の頃に両親によく遊んでもらった、あるいは、よく叱られたな どの記憶を持つ人たちが幸福感を感じているということでした。 これが意味するのは、良くも悪くも両親に十分かまってもらった、という記憶 が影響しているということです。 幼児期に両親や家庭がうまくいっていない環境で育つと、子どもは誰から教え てもらうわけでもなく「自分で自分を守らなくてはいけない」という防御本能 を身につけます。 これが、子どもの心から素直さや柔らかさが消えていく要因です。 そして、つらく悲しい記憶を思い浮かべながら、眠りにつくことで潜在意識に 保存されたままになります。 すると、朝の目覚めたときはいい気分にはなれません。 ところが、幼児期に就寝するとき、耳元で絵本を読んでもらって育った子ども は情緒が安定しています。 では、自分にとって悲しい記憶を消していくにはどうすればよいでしょう。 命にかかわるような恐怖を感じた記憶の場合は、きちんとした専門の医療機関 で治療を受けるべきです。 そこまで深い傷でなければ、自分の努力で和らげていくのは可能です。 その方法は、昔のつらい悲しい記憶を、現在の楽しい出来事でどんどん上書き をしていくことです。 もちろん、思い出したくない記憶を完全に消すことはないかもしれませんが、 繰り返していくうちに、そんな過去でも何かのプラスになった、という感覚に なることができます。 つまり、それまで感じていた心の傷の痛みの強さが弱くなるからです。 人には、時間の経過とともに、過去の意味を変えていく力があります。 昔はああだった、こうだった、と繰り返し思い出す時間を、楽しかったことを 思い出していく時間にしていけば、よい心の習慣にもなるでしょう。 長い目で見れば、その積み重ねで人生の流れは好転していきます。 (by ハートリンクス)
2024年01月03日
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【謙虚な気持ちが心を豊かにする】 「お陰さまで」、という気持ちになるのは「謙虚さ」があるからです。 成功したのは自分が努力したから、失敗したのはあの人のせい、と考えてしま えば謙虚な気持ちは生まれません。 それより、「お陰さまで」という精神で生きていけば、謙虚な心は自然に身に つくものです。 自分の力だけで生きているのではない。 自分の力と、周りの力で生かされている。 このことを忘れてしまうと、ついつい自信過剰に陥ってしまうでしょう。 老子の言葉に、「和光同塵」(わこうどうじん)というのがあります 「和光」とは、自分が得た知識、学問、知性をことさら人に見せないように するという意味です。 「同塵」とは、賢者であっても、世の中の塵やゴミの現実にも適応しながら、 衆生を導き救済していく、という意味です。 つまり、謙虚な心がいかに大切であるか、を老子は説いています。 普通は、自分より立場が上の人には低姿勢で、自分より立場が下の人には傲慢 な態度になる人がいるかもしれません。 しかし、謙虚さがあれば、傲慢にはならないのです。 つまり、自分はまだまだ努力が足りない、といつも学んでいこうという姿勢が あるなら、謙虚な心がつくられていきます。 ある企業の社長さんは、役職に就いている人以外の社員を呼ぶとき、「~さん」 と声をかけるといいます。 経営者に謙虚な心があると、社員もその謙虚さに応えようと、仕事にやる気を 持つようになります。 そんな会社では、呼ばれた社員はみんな笑顔で返事をします。 職場の雰囲気も明るく、業績もよいのです。 それぞれの立場で、接する人に謙虚であれば、人間関係が悪くなることはあり ません。 成功できたのは、みんなのおかげ。 失敗は自分が未熟だったから。 この心がけが、謙虚な人柄をつくっていくようです。 (by ハートリンクス)
2024年01月02日
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【意志の力の育て方】 今の自分には「50の力しかないのに、100のことができます」、と無理をする のはいいことではありません。 ただ、その意欲や積極性への評価はできます。 ところが世の中には、100の力があるのに、50のことしかできません、と言う 人がいます。 今は、50の力しかないが、60ならできるかもしれない。 だから挑戦してみよう、もしうまくいかなければ、それは自分の力不足だから その次にがんばればよい、と考える。 これが本来の成長への道だといえるでしょう。 ところが、100の力があるのに、それ以上のことには挑戦したくない気持ち があると、うまくいかなかったときに責任を他に転嫁したくなるのです。 フランスの詩人、ヴィクトル・ユーゴーに次の詩があります。 力量が足りないのではない、意志が足りないのだ。 ある保育園での話です。 園長先生は教育の一環として、園児たちにいろんなビデオを見せています。 ある時、「今まで見た中で、もう一度見たいのがありますか」 と聞くと、みんなは「マザー・テレサのを見たい!」と言います。 アニメの作品ですが、子どもたちは「ネリー」という少年の話に感動します。 マザー・テレサは、インドのカルカッタの町で死んでいく人たちを慰め励ます 活動をしていました。 当時、インドでは砂糖が貴重品でした。 4歳のネリー少年は、砂糖が不足していることを知っています。 あるとき、自分が紅茶に入れる砂糖をひとさじ我慢して、小瓶に入れて溜めて おくのですが、その砂糖をマザー・テレサのところに持っていくという話が出 てきます。 園児は、その話に感動するのです。 誰かのために、欲しいものを我慢してそれをプレゼントするという意志の力は 子どもたちも持っています。 このように、意志の力はただ自分のためにあるのではなく、誰かのため誰かに 喜んでもらいたい、という利他の心にリンクさせることで育てることができる のです。 ただ、自分は意志が弱い人間だから・・・と思うのではなく、ある目的や夢や 計画があれば、意志の力を育てていくことは難しいことではないのです。 (by ハートリンクス)
2024年01月01日
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