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【いつも考えていることが人生に反映する】 自分が生まれ育った環境が、人と比べたときに貧しく体が弱いとき 「どうしてこんな人間に生まれてきたんだろうか」、と思う人がいる とします。 この場合、自分が好きこのんで選んだわけではないから、自分に責任 はない、生んだ親が悪いのだと親の責任にする考え方です。 しかし、その考えで一生を過ごして果たして幸せになれるでしょうか。 どんな環境に生まれてこようとも、今の自分を受け入れることから人 生が始まる、これが本当の人間らしい考え方です。 イギリスの作家、ジェームズ・アレンが次のように述べています。 「長い間抱き続けた思考は それが良いものであっても 悪いものであっても、必ず結果が性格と境遇にはね返ってきます。 人は直接境遇を選ぶことできませんが、 思考を選ぶことはできます。 したがって、間接的ながら 確実に境遇を形成することができるのです』。 もし人が生まれてくる前に、自分は男性として生まれたい、女性と して生まれたい、裕福な家庭で育ちたい、貧乏な家でもかまわない などの選択の自由があるとしたら、この世はどうなるでしょうか。 それでは、人は困難に打ち勝つ力を持ちたいとは思わず、自分を鍛 えていくことの面白さも知らないまま、味わいのない人生を送るこ とになります。 命が与えられていること自体素晴らしいことであり、そこから先は 自分の意思の選択でどうにでも生きていける、これが人です。 命があり生きていることに感謝しよう、という思考で生きていく人 は感謝できる人になり、人から感謝される人になっていきます。 生きることは素晴らしいことだと考えながら、日々過ごしていくこ とが大切なことだと思います。 (by ハートリンクス)
2024年02月29日
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【緊張感を味方にするには】 緊張すると自律神経が乱れ、本来の自分の力を発揮することができな なります。 受験や就職試験のとき、ほとんどの人が緊張してしまい、普段は簡単 に答えを出していたのにど忘れしたり、面接時に言わなくていいこと を言ってしまうなどの経験があると思います。 緊張の度が過ぎるとストレスになり、体調に異変が起きます。 ハンス・セリエという心理学者が、ネズミに長時間ストレスを与えた らいろんな病気になることを実験で証明ました。 このセリエも、適度なストレスなら人はうまく順応することができる、 と述べています。 もともと、人が生きていくには多少のストレスから逃れることはでき ないものだと認めています。 緊張すると、普段は感じない恐怖や、不安が生まれます。 しかし、人には様々な緊張感と付き合っていくこともできるのです。 緊張感を味方にするには、三つの方法があります。 一つは、体をリラックスさせることです。 そのためには、イメージングをすることです。 ゆったりと肩の力を抜き、体のすべての筋肉に呼びかけることです。 首から両手、両足の隅々まで力を抜きます。 次は、心をリラックスさせることです。 これも、イメージングをします。 緑の森、青い海を思い浮かべ、太陽の光を浴びている姿を想像します。 最後に、心に新しい風を吹かせるような気分で、自分の好きな歌や言 葉を繰り返すのです。 緊張とは、心が一定の方向に引っ張られている状態が続くことです。 弓矢の弦は引っ張られたままでは、目的地には届きません。 弦を緩めてはじめて、飛んでいくことができます。 この原理を、心の世界で応用するには体と心をリラックスさせること が重要なのです。 それには、イメージングは欠かせません。 これができるようになれば、年齢を重ねるごとに心が安定し、物事に 動じない自分になることができます。 (by ハートリンクス)
2024年02月28日
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【心の順応力】 心の順応力が高い人というのは、人にも環境にも適応することがうまい 人のことです。 山あり、谷ありの人生であっても、心が折れることなくやるべきことを 実現していく人です。 老子の言葉に「上善は水のごとし」というのがあります。 意訳すると、 『最も善き人は水のような人です。 水は万物を潤し、争うことがありません。人が見下ろす一番低い所 にとどまっています。 賢人は低い土地に住むことを好み、心は深く、人との交流は水のよ うに親しく行い、言葉使いも誠実で、物事への対処は流れる水のよ うになめらかです。 そのため、人とは争うことがなく非難もされないのです』。 順応力とは、適応する能力のことでもあるのです。 とくに、人との適応力、環境への適応力が優れている人ほど、人生は楽 しいものだと考えています。 ただ、適応するとは、人や環境に流されて自分の個性をなくすという ことではありません。 人には個性があり、自分が考えている通りに物事が運ぶことばかりとは 限らず、その時々には問題も起きるでしょう。 順応力を高めるにはコツがあります。 まず、順応力が高まれば、自己成長することが楽しく思えてきます。 これが、人生を楽しむことにつながるのです。 もう一つは、何かの問題が起きたら、適応(問題解決)するために、自 分はどのように考え、どう行動すればよいかを落ち着いて考えるクセを つけることです。 心の順応力を高めるには、自分が人として成長することに喜びを感じ、 積極的な思考と落ち着いた思考習慣を継続することがコツです。 (by ハートリンクス)
2024年02月27日
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【心を動かす言葉を持っていますか?】 アドラー心理学に詳しい哲学者、岸見一郎さんの言葉に次のようなもの があります。 『ある言葉が、自分にとって重要なものかどうかは、それを聞いた人 がその言葉をどう受け止めたかにかかっているのです。 私たちの人生を変えるような言葉は、大きな声で語られることはあ りません。 それはひそやかに語られ、シンプルな言葉で語られます』。 今の社会は情報で動いています。 しかも入ってくる情報量が多すぎて、言葉と情報の境界線がわかりにく くなっています。 ただ、このような時代だからこそシンプルで心が動かされる自分だけの 言葉があれば、元気をなくしても「もう一度頑張ろう」という気持ちに なれます。 詩人の清水英雄さんの作品にある一節をご紹介しましょう。 ありがとう つらいことがおこると感謝するんです これでまた強くなれると ありがとう かなしいことがあると感謝するんです これで人の悲しみがわかると ありがとう ピンチになると感謝するんです これでもっと逞しくなれると ありがとう つらいことも悲しいことも ピンチをのりこえて生きるのが人生だと 言い聞かせるのです 自分自身に そうすると ふっと 楽になって 楽しくなって 人生が光り輝いてくるんです いい言葉と出会うときは、すでに自分の心がいい言葉を受け入れる準備 ができているからです。 そのためには、話すときや考えるときにいい言葉を選ぶ習慣を持つこと が大事です。 輝く言葉との出会いが多いほど、人生も豊かになります。 (by ハートリンクス)
2024年02月26日
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【難病に苦しむ子どものための施設の話】 ヘンリー・ランドワースという人が、アメリカのディズニーランド 近くに「ギブ・キッズ・ワールド」という子どものための施設を作 りました。 ランドワースはベルギー生まれで、ユダヤ人であったため迫害を受 け両親も当時のドイツによって命を奪われています。 彼は収容所で5年間過ごし、所持金20ドルを持ってアメリカに渡り ホテルでベルボーイの仕事につきました。 それからは懸命に働き、その後ホテルのオーナーになる成功者とな りました。 彼には、どんな苦しいときも自分を支える言葉がありました。 それは、イギリスの元首相ウィンストン・チャーチルの言葉で次の ようなものでした。 人は得ることで生活を営むことはできますが、 人に与えることで真の人生を生きることができるのです。 ギブ・キッズ・ワールドの施設は3万人近いボランティアによって 支えられています。 ランドワースが子供のための施設を作るきっかけとなったのは、あ るテーマパークに行くことを楽しみにしていた難病の少年が亡くな ったという知らせでした。 両親は「早く連れて行きたかったが、闘病費用などのため、お金を ためるのに時間がかかってしまって…」と悔やんでいました。 それを聞いたランドワースは、難病の子どもにはお金にも時間にも 恵れない人がいることを知り、全財産を投じてそのような子どもた ちのために施設を作ることを決意しました。 財産のすべてで買えたのは土地だけでしたが、共感した人々がお金 を出し合って建物を作りました。 現在、世界中から多くの難病の子どもと家族が、一週間無料で滞在 できるようになっているそうです。 運営スタッフやその他の費用は、ボランティアと寄付でまかなわれ ており、飛行機の料金も飛行機会社が負担しているとのことです。 ランドワースは次のように語っています。 「私は人のためにやっているのではない、自分のためにしている。 それは、自分が喜びや生きがいを得られるからだ」 彼はアメリカに移住した当時は、ドイツ政府を心の底から憎んでい たそうです。両親の命がナチスによって奪われたからです。 そして、彼自身この憎しみは死ぬまで消えることはない、と思って いました。 しかし、このギブ・キッズ・ワールドでの活動を続け、子どもたち と接していく内に、長い間の憎しみが少しずつなくなっていったと 言います。 このように、与える生き方によって、人生観さえも変わることがあ るのです。 (by ハートリンクス)
2024年02月25日
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【無理して人の意見に合わせない】 人の考えや意見が、自分のものと違っている時、はなから否定するの はなかなか難しいことです。 中には、「私は、そうは思わない」とはっきり口に出せる人もいます。 この場合、どちらが正しい、正しくないという判断はできません。 大事なことは、自分の考えを相手がどう思うのだろうか? と気にし過 ぎないことです。 「自分が思うことを相手はどう感じるのか」、この疑問は自然なもので、 これは、むしろ相手を知るために必要なことなのです。 しかし、違った意見に対して、「そうだ」と思えないのにまわりから好 かれたいために、自分の本心にフタをするのは考えものです。 世の中は、自分の思い通りにいかないものですが、それでも自分と他人 との違いをはっきりすることも大事です。 渡辺和子さんの言葉に次のようなものがあります。 嫌われようと思って生きる必要はないが、 さりとて、多種多様の好みを持ち、 思いを抱くすべての人に好かれようなどと 思わない方がいい。 皆に合わせようとして失うのは「自分」なのだから。 人の意見を受け入れる柔軟性は大切です。 しかし、人の意見に合わせようとすると、「自分らしさ」という個性を 失うことになるのです。 (by ハートリンクス)
2024年02月24日
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【失敗とは、やり方を変えるべきだというサイン】 仕事で失敗をしたあとは、暗い気持ちになります。 そんなとき、どのような 考え方をするかによって、その後の取り組み方も変わります。 思想家のロバート・シュラーが、本当の失敗とは何かについて、次のように述べ ました。 本当の失敗とは、 ・仕事に失敗することではなく、人間的に失格すること。 ・危険をともなう冒険から逃げること。 ・自信がないからと、人間としての崇高な義務から尻ごみをすること。 ・自分の信念を曲げて、権力に屈すること。 かりに、この中のいくつかに当てはまることがあるにしても、原因を素直に認め あらたな考えで再スタートすることが大切です。 失敗にも利点があります。 失敗したからこそ、それまで気づかなかったことに教えられたりします。 気づいたのは、自分を冷静に見ることができたから。 つまり、人間的に一歩成長したということでもあるのです。 「失敗したおかげで、一つだけ成長できてよかった」、このように思うことで むしろ明るい気持ちにもなれるのです。 たしかに失敗はよいことではないかもしれませんが、それでも明るい気持ちに なるのも事実なのです。 さらに、成功についてロバート・シュラーはこう述べています。 『成功とは、自分を鏡に映して、現在の自分に満足することだ。 「やった! できる限りの努力はした」と思えることだ』 失敗とはやり方を変えるべきだというサインであると同時に、失敗を前向きに 考える自分になるチャンスでもあるのです。 そして、前向きな気持ちで取り組んだあとは自分をほめてあげるのです。 すると、失敗しても明るく生きることができるようになります。 (by ハートリンクス)
2024年02月23日
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【平気で生きるのは簡単ではない】 日常の会話では、「平気」という言葉をよく使います。 気になることがあっても、多少の強がりがあるときなどに「平気、平気」と 言うことがあります。 とくに強がりたいときに使う話し言葉だとは意識せずに、多くの人が抵抗な く使っているのではないでしょうか。 ところが、この「平気」という言葉の意味を、少し違う世界から見てみると 感じ方も変わってきます。 女優の樹木希林さんは、亡くなられる前にガンを患っていることを話してい ました。そのときに次のようなことを述べています。 「おごらずに、人と比べずに、面白がって平気で生きればよいと思ってい ます」 このときの「平気」というのは「平らな気」という意味合いがあります。 「平らな気」とは、感情的にならない、心が乱れない、穏やかな気持ち、など の意味があります。 歌人の正岡子規は、若くして病気で亡くなりました。 誰もが学校で学んだ俳句、『柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺』の作者です。 彼は21歳にときに結核にかかり、その後脊椎カリエスを発症しました。 3年間、寝たきりのままで過ごし34歳で亡くなっています。 当時、脊椎カリエスという病気は、腰の骨が結核菌に冒されるために、強い 痛みを伴いました。 その頃に記した著書に、次のような文章があります。 『悟りというのは、どんなときでも平気で死ぬことだと思っていたのは間違 いだった。 悟りというのは、どんなときでも平気で生きていることだった』 つまり、体が不自由で思いのまま動けなくても、背中が痛くても、平らな気で 生きていく のが悟りである、と言うのです。 「平気」という言葉を、仏教的な視点で考えれば「平らな気」となります。 人生ではいろんな出来事に出会いますが、どんなことが起きても心を乱すこと なく、穏やかな心で生きていくことが大切です。 (by ハートリンクス)
2024年02月22日
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【自分の中にある天国と地獄】 人の心は目に見えるものではありませんが、その人がどんなことを考えている かは分かりにくいものです。 しかし、ふだんどんなことを考えているかで、人生の行く末が決まってくるこ とも事実です。 かつての自動車王、ヘンリー・フォードは資産も何もない状態から会社を興し ました。 彼はのちに、自分の人生をふり返り次のように話しています。 『自分が成功できたのは、トラインの本のおかげだ』 トラインとは、著述家ウルフ・ウォルドー・トラインのことで、1900年頃に 出版した「無限能力者と調子を合わせる」は当時150万部発行されたベスト セラーです。 トラインは人の心は物質の法則を超えていて、また人の生命は宇宙の生命の流 れを汲む無限の可能性を秘めている、という考え方です。 その上で、人はどんな心を持って生きていくかが大事であると考えるのです。 ある人は、このトラインの説をわかりやすく説明しました。 「人は心で天国か地獄をつくることができます。 『天国』という言葉は調和を意味し、『地獄』とは古英語では 『まわりに壁をつくって隔てる』という意味です。」 つまり、調和の精神で生きるか、周囲と自己に壁をつくって生きるかの違いは 大きいということです。 ヘンリー・フォードが、自動車工場を経営しているとき労働者から、「賃金が 安い。どうにかしてほしい」という要望がありました。 経営幹部の多くは、会社の利益をもっと確保したいから賃金は上げたくない、 という考えでした。 しかし、トップのフォードは悩んだ末に労働者の要望を、すべて聞き入れると いう判断をしました。 当然、会社の利益は少なくなりますが、その分売り上げを伸ばせばいい。 ただし、そのためには会社と労働者が力を合わせていくべきだ、と考えたので す。 フォードの考えに労働者は喜び、それからフォード社は世界的に企業に成長し ていきました。 個人の人生も、会社経営も基本は同じです。 心でどんなことを思うか、あるいはどのような感情を持って日々の生活を送る かによって、現実は違った様相を表わします。 (by ハートリンクス)
2024年02月21日
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【自己宣伝が過ぎると苦しくなる】 70年前の日本は、モノがあまりない時代でした。 そのため、私たちは工夫を凝らして生活を楽にしようとしました。 しかし、今ではモノが過剰にあり、選択肢が多すぎて迷ってしまいます。 何を選べばいいのか、混乱していると言っても過言ではありません。 さらに、選ばれなければモノは売れないという社会になりました。 もちろんそのおかげで、便利になり発展してきたのも事実です。 しかし、モノがあふれているため、個性的で新しいものを次々に生み出さなけ れば生き残れない社会になりました。 その結果、人の心は落ち着きをなくし、情緒的なものを感じることも少なくな ってきています。 人には個性がありますが、その個性の違いをあまりにも強くアピールしすぎる と、心は常に頑張らなければならないというストレスを抱えるようになります。 老子の言葉に、次のようなものがあります。(老子道徳経22章) 自分の個性を大事にするのは良いことだが、 ひけらかしてばかりいると、周囲からの関心はしだいになくなる。 曲がった木を抱くようにして、目立たずにいるのも個性を大事にする ことになるのだ。 「木は曲がっていたほうが、かえって完全さが保たれる」 という格言もあります。 曲がった木は材木としては使えませんが、伐採されないために木としての完全さ が保たれています。 すると、木としての寿命は長くなり、周辺に森の香りを長く放つことになる。 つまり、曲がってはいますが、それがその木の個性なのです。 このように個性があるからこそ、目立たせることなく、自己宣伝をせずそこで輝 いていれば人々は信頼を寄せてくるのです。 個性を人と争うためにアピールするのではなく、正しく生きる心が大切です。 (by ハートリンクス)
2024年02月20日
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【人を知るには、その人の友人を見よう】 中国の思想家に荀子(じゅんし)という人がいました。 この荀子が、次のようなことを述べています。 その人のことを知りたいなら、 その友がどんな人かを見ればわかる。 ことわざに、「類は友を呼ぶ」という言葉があります。 人は、似た者同士が集まるもの、ということを意味しています。 ところが、まったく性格の違う人同士が友達になることもあります。 自分にないものを持っている人を、友人にしたいという場合もあるのです。 その意味では、人間のコミュニケーションとは奥深いものだと言えます。 高校生の娘さんをもつ母親がある新聞に投書をしたそうです。 内容はこうです。 <娘が友人とあるスーパーの買い物に行きました。 ところが友人は万引きをしてしまうのです。 店の警備員から見つけられました。 ただ、娘さんは何もしていなかったのですが、万引きをした子の友人という ことで、娘さんまで警察に連れていかれたのでした。 詳細を調べると、娘さんの疑いは晴れました。 ただ、スーパーのほうから、このことには何の謝罪はありませんでした。 それどころか、万引きをするような友達とつきあうのが悪い、と言ってきた とのことでした。 母親としては、スーパーの言い分が許せないというのです> 子どもを育てていくときに、保育園幼稚園、小学校、中学校、高校、あるいは 大学で、どんな友達と仲がいいか、つき合っているかとても気になります。 年が若い世代ほど、人間関係が生じる範囲が狭いものです。 子どもを信用したいのは、愛情の表れですから「自分の子に限って・・・」と 思うのは当たり前です。 それでも、子どもがどんな友人関係を築いているのかを、冷静に見ていく視点 を持っておくのは大切なことです。 その上で、親として経験した若い頃の友人関係を話題にしながら、子どもと話 す時間があれば親子のコミュニケーションも深まっていくでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年02月19日
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【幸運の秘訣】 詩人のニーチェは、エマソンという哲学者の考え方にとても魅力を感じていた と言われています。 また、アメリカの元大統領のオバマも、エマソンから大きな影響を受ました。 理由の一つは、人が生きていくうえで、自分を信じることがいかに大切である かを教えていることです。 エマソンの言葉に次のようなものがあります。 幸運の秘訣は、絶えず喜びを忘れないことである。 神にも人にもつねに歓迎されるのは、自立した人間だ。 そういう人にはすべての扉が大きく開かれるのである。 幸運とは、幸福であることと同じです。 そして、人生の目的は幸福になるためです。 エマソンは、1803年にアメリカで生まれています。 14歳のときにハーバード大学に進みますが、8歳で牧師の父を亡くしました。 病気がちで貧しく、恵まれた家庭で育ったわけではありません。 26歳のときに牧師になりますが、当時の教会のあり方に疑問を感じて辞めて います。 結婚をしたものの妻を結核で亡くし、その頃二人の弟も病で亡くなるという、 つらい経験をしました。 そこでエマソンは、「頼れるのは自分だけだ」、という考えを持つことの大切さ を知ったのです。 この厳しい環境のなかで生きたエマソンが、 「幸運の秘訣は喜びを忘れないことである」という人生観にたどり着いたこと が、多くの人に勇気を与えています。 その理由は、病気や貧困のような一見、苦しい生活環境であっても嘆いたり、 自分の生い立ちを人のせいにしなかったからです。 彼の言葉には、こんなものもあります。 不幸を嘆けば苦しむ人が救われるというのならともかく、そうでなければ いたずらに嘆かず、自分の仕事に専念すればいい。 災いからの回復はそこから始まる。 誰でも、つらいことがあればグチの一つも言いたくなります。 ただグチをこぼしても、ずっとそのままなら人生はよくなりません。 それよりも、幸せになるには自分の心をどんなふうに仕向けていけばよいか、 を考えることが大切なのです。 嘆くよりも、どんな心でどんな考えをすれば幸せになれるのか。 そのためには、自分を信じる力(自己信頼)が必要であることをエマソンは教 えているようです。 (by ハートリンクス)
2024年02月18日
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【仕事と人に恵まれるコツ】 仕事に恵まれ、人に恵まれれば幸せになれます。 仕事を通して収入を得て、さらに人間関係がうまくいけば人生の大半は成功し たといえるかもしれません。 老子道徳経の67章に、仕事と人に恵まれるにはどうすればよいか、について の三カ条をのべています。 まず、慈しみの心を持つこと。 次に、むさぼらないこと。 そして、我欲を持たず、謙虚であること。 慈しみとは、慈愛・慈悲のことです。 慈母観音様が、幼子を大きな愛で抱いているような気持ちになることです。 好きという愛情を超えた心になると、世の中のために役立つことがしたくなり ます。 つまり、誰もが喜んでくれるような仕事についたり、事業を起こせばより多く の人に役立つことになります。 むさぼらない、とは必要以上のモノやお金、名誉、地位を求めないことです。 また、むさぼる心がないためにゆったりとした生活ができます。 さらに、精神的に不安定になることも少なくなり、落ち着きのある生き方が できるのです。 最後は、我欲を持ち過ぎて、それを生きる目的にしないことです。 我欲とは自分の力を誇示したい、目立ちたいという心です。 我欲が強い人ほど敵も多く、何か問題が起きれば足元をすくわれるのです。 しかし謙虚さがあれば、周囲から信頼され問題が起きても助けてもらえます。 さらに、謙虚だから感謝するのが当たり前にできるようになります。 このように、愛の心を大切にし、求め過ぎず、自分を過信しなければ、恵まれ た人生を送ることができます。 (by ハートリンクス)
2024年02月17日
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【苦手なことには意味がある】 生きていると苦手なことから避けて通れない経験をします。 避けて通れるなら、違う道を通ればいいのですが、そこにしかない道なら越え ていくしかありません。 そんなときに、苦手なことは自分にどんな意味があるのか、という考えを持つ と、苦手なことへの恐怖感は今までよりも軽減されます。 たとえば、跳び箱が苦手だとします。 学校の体育の授業のときに跳び箱があると、運動が不得意な人なら当然苦手な 気持ちが起きます。 学校なら、他の科目で頑張れば体育の点数が低い分だけカバーはできます。 しかし、実際の人生ではどうしても乗り越えなければならないときもあります。 このように、避けては通れない状況もあるのです。 跳び箱をどうしても飛ぶ場合、手に触れないわけにはいきません。 つまり、苦手なことに手をつける必要があるのです。 そのときに、跳び箱に手をついて飛び越えたら、自分はどうなるのだろうか? と考えると、成功したぞ!私にもできた! という達成感を覚えるでしょう。 この達成感とは、弱い自分に打ち勝てたことへの喜びです。 跳び箱という苦手なことがあるおかげで、達成感を手にすることができた、と 考えれば、「苦手なことにどんな意味があるか」がわかります。 そして、「苦手なことを成し遂げる経験が必要だった」のです。 過去の失敗も苦手なことのひとつです。 失敗の経験も、成功の経験も両方が、自分のためには必要なものであることが わかれば、苦手なことへの不安や恐怖を感じることはないのです。 パニック障害というものがありますが、これをよくないもの、悪いものだとす べてを決めつけるのではなく、経験としてその人が成長し磨かれるため必要な ものではないか、と考えるのも大事なことだと思います。 少しずつでも経験をするごとに、そこから何かを得て心が成長するのです。 (by ハートリンクス)
2024年02月16日
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【自分の心の持ち方に気をつけよう】 人は意外と日頃「自分はどんな心の持ち方をしているか」を、あまり考えずに 過ごしていることがあります。 ある精神科医は、地域の公民館で無償のカウンセリングをしています。 その医師のところに、60代後半の男性が相談に来ることになっていました。 ところが、医師は急用ができたために決められた時間より数分遅れて、相談室 に入りました。 さらに、家で着替える時間がなかったので、ジャージの上下を着たままです。 相談者は、企業の役員を長く務めあげたのですが、退職後は不眠症になり薬を 飲でもいっこうに改善しません。 そこで、公民館でカウンセリングがあることを知り、申し込んだのです。 医師が相談室に入っていくと、先に待っていた相談者がいました。 そのとき、相談者は医師の下から上を見上げて、「あなたは誰なんだ」という 目線を向けたのです。 公民館の職員の人だと勘違いしたようです。 医師は、予定時間から少し遅れたことを詫び、それから相談者の話を聞き始め ました。 そのときも、相談者の雰囲気はどことなく尊大な感じでした。 内容は退職した後、以前の部下たちからは何の連絡もなく、たまにこちらから メールしても、返事がなかったり中には、迷惑そうな感じの返信が来ます。 それから、不眠症になったというのです。 医師は、アドバイスしました。 「あなたは、モノを安く買って高く売ったから、おかしくなったと思います」 「私は、商売をしていないから、そんなことはしていない」 「いや、あなたが商売をしていると言っているのではありません。 これはたとえです。 私がこの部屋に入ったとき、あなたは下から上へと視線を向けました。 私は急用で、家に帰らずそのままこの姿でここに来たのですが、その恰好を 見たとき、あなたは私という人間を安く買ったのです。 たしかにあなたは、何か悪いことをしたわけではありません。 でも、たぶん会社にいたとき、部下の欠点ばかりを見ては自分は偉いんだ、 という気持ちを強くもっていたでしょう。 それが、相手に自分を高く売りつけるということなのですよ」 相談者は、痛いところを突かれた、と直感的に感じたようでした。 さらに、医師は言いました。 「部下たちに、ありがたい気持ちで接して来られたかどうか、思い返してくだ さい。また、家族にも感謝の気持ちを伝えるような家庭生活だったかどうか 思い返してみてください」 しばらく相談者は、うつむいたままでしたが、 「先生の言われる通りです。今まで、部下にも家族にも小言や、文句を言うの がクセでした。そんな自分の考え方が間違っていると気づきませんでした」 こう言って、相談者の人は帰っていきました。 しばらくして、公民館から医師に連絡がありました。 その相談者から「不眠症が治った、先生にも感謝の気持ちを伝えてほしい」、 というお礼の電話があったとそうです。 一流の人は、立場が高くなるほど、姿勢を低くしなければならない、と自分を 戒める心を持っています。 「人を高く買い、自分を安く売る」。この心があれば人は必ずついてきます。 自分がいつも、相手にどんな気持ちで接している気をつけておきましょう。 (by ハートリンクス)
2024年02月15日
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【燃え尽き症候群にならない生き方】 スポーツ選手は大きな競技大会のときには、周囲の期待に応えようと思って、 最大限の努力を惜しみません。 ところが、大会が終わりしかも結果を出せなかったとき、それまでのやる気が 突然なくなることがあります。 これが、燃え尽き症候群(バーンアウト・シンドローム)です。 たとえば、最近はオリンピック予選が多くの競技で行われ、次々に出場選手が 決まっているようです。 当然選ばれるであろう、と思われていた人が選考から外れることもあります。 調子がいいときは、ドンドン進める人でも、いったん不調になると心が折れた りするのです。 最近の心理学では、この燃え尽き症候群の症状がどの程度なのか、を判定する マニュアルが作られています。(MBIマニュアル) そのマニュアルによると、大きく三つの症状があります。 一つは、激務がたたって、心の余裕がなくなる心身疲労を感じるものです。 (情緒的消耗感の症状) その消耗感を少しでも減らしたいという思いから、無駄なコミュニケーショ ンを避けるようになります。 そのために、人間的な思いやりがなくなり、周囲に対しての気くばりもできな くなり紋切り型の口調になるのです。 (脱人格化の症状) そして、今まで頑張ってきて得た達成感が急激になくなり、競技や仕事そのも のから離れたいと思うようになります。 (個人的達成感の低下) もちろん、これらの症状から回復することは十分可能ですが、それには、まず、 生活習慣を変えることがあげられます。 たとえば、睡眠時間を増やすこと、あるいは好きなことに没頭できる時間を多 くすることです。(漫画を見る、YouTubeを見る) また、それまでやったことのない体験に挑戦してみることです。 たとえば、料理を覚えて食べることの楽しみを味わうのです。 そして、「~ねばならない」の思考習慣を変えていくことです。 この思考習慣は、自分を一時的に追い込む場合には効果もありますが、長くは 続きません。 一流のスポーツマン、一流のビジネスマンは仕事もプライベートも楽しんでい ます。 仕事もプライベートもともに楽しめるのが、幸福生活の日常でもあるのです。 (by ハートリンクス)
2024年02月14日
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【誹謗より自分が正しく生きるのが大切なこと】 ドイツの詩人、ゲーテの詩に次のような一文があります。 『何ゆえに誹謗ばかりが聞こえてくるのか。 人々は少しでも、他人の功績を認めると、 それで自分の品位が汚されると信じているのだ』 他人の失敗や、トラブルをあれこれ誹謗中傷する人がいますが、それで誰も得 することはありません。 誰にでも失敗を犯したり、間違った考え方をすることはあります。 もちろん、社会から犯罪がゼロになることはないかもしれませんが、それより 自分が正しい考えで行動することが重要で、それが幸福な人生をもたらします。 仏教に「六波羅蜜」という教えがあります。 どんなことかと言いますと、人は正しく生きれば悟りを得ることができる。 「波羅密」とは悟りの世界を意味していて、現代風に言えば「幸福を感じる生 き方」ということです。 「その悟りを得るためには、とにかく六つのことを心がけなさい」 これが、六波羅蜜です。 一つは「布施」です。モノを与え施すことだけではなく、相手が喜ぶような 言葉や表情を与えることです。 次は、「持戒」です。ルールを守ることです。 その次は、「忍辱」(にんにく)です。忍耐をすることです。 さらに、「精進」です。努力を行動で表わすことです。 そして、「禅定」(ぜんじょう)です。心を落ち着けることです。 最後が、「智慧」です。頭脳の知恵ではなく命の尊さを知るという智慧です。 他人を誹謗中傷したくなったとき、「六波羅蜜」のことを思い出し、日常に生 かしていくような意識のリズムを作ってみましょう。 誹謗中傷することの無意味さに気づくことができると思います。 (by ハートリンクス)
2024年02月13日
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【言葉には、信念を強くするパワーがある】 日本を代表する実業家・稲盛和夫さんが幸福という果実を得るには、どうすれ ばいいか、について次の方程式があると述べています。 人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力 この三つの要素の掛け算によって得られる。足し算ではない。 0~100点まである。ただしマイナス点も100点まである。 この中でとくに大切なのが「考え方」だと言います。 熱意や能力があっても、考え方がよくなければ結果はマイナスになるというの です。 この「考え方」という要素の中で重要なのが、言葉の使い方です。 言葉をどのように使うかで、熱意も能力も変わってくるのです。 こんな話があります。 第二次世界大戦のとき、ドイツのある一人の青年がソ連(現在のロシア)の 捕虜となり、収容所に送られました。 彼には、宇宙工学者になりロケットを研究したいという夢がありました。 さらに彼には、戦争前にドイツで知り合ったアメリカ人の女性がいたのです。 彼は「どんなことがあっても彼女に会いたい」と強く願っていました。 収容所の厳しい生活のなかでも、 「彼女に会いたい」と毎日毎日祈り続けました。 そう思い続けていくうちに、「絶対に会えるのだ」と信じるようになりました。 そして、ついに彼は脱走を決意します。 逃亡中は川の魚を食べたり、ポーランドに向かう石炭を運ぶ列車に隠れるなど 危険な逃亡に成功し、ドイツにたどりついたのでした。 それでも、アメリカ人の恋人に絶対会うのだ、という思いは変わりません。 疲弊した体を休めるために、かれはスイスで療養します。 するとそこで、一人のアメリカ人に出会い親しくなりました。 さらに、その人から「アメリカに来ないか?」と誘われたのです。 行った先は、偶然にも彼女の故郷のロサンゼルス。 さらに、そこで奇跡的にずっと思い続けてきた彼女と再会したのです。 それまで、数年の時間が経っていましたが、彼女はまだ独身で結婚することが できました。 言葉は、自分の心を動かし勇気を行動に変え、運命まで好転させます。 心は言葉によってつくられるものです。 言葉の力というものを、人生の随所において活用できれば、幸せな日常を手に することができるのです。 (by ハートリンクス)
2024年02月12日
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【自己育成の楽しみ方】 人を育てるのは難しいことですが、自分で自分を育てていくというのはなおさ ら大変なことだと思います。 それは学校での教育のように、教える人と教わる人の立場がはっきりしてない から、という理由もあるでしょう。 しかし、ある程度の年齢になると、他人から一方的に教わるだけでは成長にも 限界があります。 ただ、自分を育てようと思わなくても社会生活を行い、どうにか生きていくこ とはできます。 ここが人生のおもしろいところかもしれません。 世の中には、会社勤めであれ事業で成功した人であれ、生きがいを感じながら 生きている人は自己育成、自己鍛錬を行っているものです。 自分を育てていくことに喜びを感じるためにはいくつかのコツがあります。 一つは、「私にもできる」という自信を持つことです。 逆説的には、自信のあることを見つけて、取り組んでいけばよいのです。 つまり、自信を持つということは、難しいことではありません。 また、誰かから「もっと自信を持て!」と言われると、よけいに自信をなくす こともあります。 そう言われないためには、自分が自信を持てることから取り組み始めて、そこ から広げていけばいいのです。 自信が生まれれば、自分が力をつけて成長することが楽しくなってきます。 思想家、ジョセフ・マーフィーが述べています。 まず、自分のことを誇れる存在になりなさい。 そうすれば、あなたは自分の望みをかなえることができるでしょう。 それが、自信ということです。 さらに、哲学者のエマーソンも言いました。 自信は成功の第一の秘訣です。 このように、自信を持つ、持たない、は心の問題です。 自信を持つには、人生は楽しいものだという心の持ち方が大切です。 もう一つは、言葉の使い方です。 自信があれば、すべてうまくいくかというと、そうではありません。 思い通りにならないこともたくさん起きてきます。 そんなときは、否定的な意味の言葉より肯定的な言葉で自分に語りかけるクセ を持つことが大切です。 たとえば、何かで失敗したときも、 「やるだけのことはやったのだから、次はもっと頑張ろう」と思うことです。 もちろん、失敗の理由を分析することも必要ですが、それ以上に大切なのは、 「だから、私はダメなんだ」「どうして私はできないんだ」という内なる言葉 に負けないようにするべきです。 自分に話しかける言葉が、前向きなほどエネルギーは生まれやすくなります。 言葉の力には絶大な力があることを認識しておきましょう。 (by ハートリンクス)
2024年02月11日
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【良心的な人ほど欲が少ない】 小さなことにも満足すると、不平や不満を言うことがなくなります。 反対に、何かにつけて不平や不満を言いたくなるときは、現在に満足できずに 「あれが欲しい、これが足りない」と思っているときです。 儒学の思想家で有名なのは孔子ですが、もう一人、孟子という人がいます。 孟子の言葉に、次のようなものがあります。 心を成長させるには、欲望を少なくするのが一番よい方法である。 欲望の少ない人で、良心のない人はわずかであるが、 欲望の多い人で、良心のある人はわずかである。 欲望を少なくするのは、なかなか難しいものです。 とくに、今の時代は求めるモノは、ほとんど手に入れることができます。 簡単に手に入ると、それが当たり前になり不足すると不満を感じます。 このように不満を感じるより、不足しているが今ある量で満足しよう、と思う ことでモノの大切さを知ることができます。 災害が起きると、食料や水が不足します。 よごれた手を洗う水さえないとき、水のありがたさをつくづく感じます。 モノが少なくても、欲そのものを少なくすれば不満は起きません。 また、十分ではなくても満足する心があれば、心は豊かになれます。 いつもは、あれがないこれがないという生活から、他に目を移せば小さくても 満足できることがあるかもしれません。 小さくても、満足できることを、一つでも見つけ出す生き方を続けていけば、 自分の中にある良心が育っていくと思います。 (by ハートリンクス)
2024年02月10日
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【体を動かすと運がよくなる】 体を動かすことを「運動」といいます。 運動をすると、体全体の血液の流れがよくなります。 そのために、新陳代謝も活発になり老化の防止につながるのです。 健康であるのは幸福により近づくことになります。 つまり、体を動かすと「運」がよくなる。 このように考えると、「運動は億劫だ、面倒だ」とは思わなくなります。 体を動かすとなぜ運がよくなるのでしょうか? その例として、禅宗のあるお寺での生活がそれを物語っています。 このお寺では、約2年ぐらい若い青年たちが修行をします。 修行というと一般社会とは遠くかけ離れたことをするように感じますが、実際 はそうとばかりは言えません。 そこでは、数十人の人が生活します。 朝起きる時間が早いのが特徴ですが、それでも2時間くらいです。 起きたら、廊下の拭き掃除を行い、終われば食事です。 拭き掃除で体を動かしますから、お腹が空きます。 食事は、お粥とお味噌汁と漬物だけです。 それが終われば、読経を行いそのあと坐禅をする。 日中は、自分の衣服の洗濯やお寺の雑用を行います。 その人たちはすべてが、僧侶になるためにきているのではなく、なかには金融 会社にいた人、一般のサラリーマンで生きる意味がわからなくなり思いつめて 自殺を考えた人など様々です。 数ヵ月経つと、体が軽くなりそれまでアトピー性皮膚炎だったのが完治したり する人も出てきます。 つまり、規則正しい生活と運動で、体は健康になり、朝夕に聞く鳥の鳴き声で 自然界の素晴らしさを知り、命の尊さに気づくのだそうです。 読経や坐禅などで自分の心と対峙する時間を持ったことで、人格形成がなされ て、結果的にその人の運が開かれていくのです。 もちろん、誰もがこのような生活を送ることはできません。 それでも、体を動かし、正しい心の持ち方に努めれば、人は「運」をよくする ことができます。 激しい運動ではなく、今の体力に見合う程度に、体を動かし心を乱さない毎日 を送りましょう。 (by ハートリンクス)
2024年02月09日
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【いつも意識していることが実現する】 心理学に「カラーバス効果」というのがあります。 どんなことかというと、いつも意識していること、あるいはそれに類するよう な情報には敏感に反応するということです。 「カラーバス」とは、色を浴びるという意味ですが、たとえばグリーンの色が 好きな人は、ファッション雑誌やネット通販の記事を見ているとき、グリーン 系統のところに目がいきます。 つまり、好きな色には心の奥では、いつも身につけたいと思っています。 たとえば、好きな人がいるとします。 好きな人の好物料理は、魚を使ったものだとしましょう。 するとテレビやネットで料理番組があっていて、たまたま魚を材料にした内容 だと、すぐに目がいってしまいます。 そして、魚の料理のレシピを覚えて、しだいに上手になるのです。 これが「カラーバス効果」といわれるものです。 この心の不思議な原理を応用すれば、人間関係を含めて自分自身の性格をよく することができるのです。 仕事上で、ある人との交渉がこれから始まるときなど、相手のことを何も知ら ないと不安になります。 そんなとき、その人の長所はどんなところなのか、を意識して会話すると意外 と気持ちが通じ合えそうな気持ちになります。 会話のとき、その人の長所をほめるとさらに話が盛り上がります。 もちろん、その人の短所にも気づくかもしれません。 それよりも、長所を先に見ていくようにするのが自分も得をします。 なぜなら、多くの人は他人のよくないところに敏感な傾向があるからです。 まず、その人の長所はどこなんだろう? という気持ちで接していくうちに、 自分自身にも同じようなところがあるなぁ、と気づくことがあるのです。 将来やってみたい仕事があると、その情報を集めたくなります。 それが、モチベーションをあげる効果となり、現実のものとなるのです。 人の心には、いつも意識し考えることに従って行動し、それを現実化する力が あります。 楽しい人生を送るためにも、楽しいことをいつも意識することが大切です。 (by ハートリンクス)
2024年02月08日
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【心にある二重の層】 人の心には片方では何かをしなければならないと思う心があり、もう一つは、 しなければならないが、本当はしたくないという心があります。 そのときに、どちらの心が勝つかによって、行動が決まります。 たとえば、職場で何かのスピーチをするように上司から言われた、とします。 しかし、人前でしゃべるのはイヤだから話したくない。 それでも、ついにそのときが来てしまったとしましょう。 どちらかに決めなければならないときは、勇気がいります。 イタリアで有名なオペラ歌手に、エリンコ・カルーソーという人がいました。 テノール歌手としてとても人気がありました。 100年ほど前に没していますが、今でもファンが多いという実力者です。 そのカルーソーがある日、舞台に出るのが突然怖くなったことがありました。 しかも、あと数分で舞台に出るというときでした。 怖くなり、のどはけいれんし、汗水が流れてきたそうです。 そのときに彼がとった行動は次のようなものでした。 「私の中で、小さな私が大きな私を絞め殺そうとしている。 小さい私よ、ここから出て行け、大きい私が今歌おうとしているんだ」 と、叫んだのです。 それからすぐ、彼は何事もなかったかのようにステージに歩いていき、いつも のように歌ったという話です。 怖いという意識は顕在意識で感じていますが、その奥にはやればできるという 隠れた意識、つまり潜在意識がありその力が大きいのです。 この関係を、哲学者ジョセフ・マーフィーは、こう述べました。 『意識する心(顕在意識)は、客船で言えば航海長か船長である。 彼は船を指揮し、機関室の船員たちに命令する。 そして、命令した通りに従うのが船員であり、潜在意識である』。 このように人の心には二つの層があります。 それぞれの心の役割をうまく使いこなせば、人生上の問題の多くは解決できる ということです。 しかも潜在意識は、顕在意識で思った通りに実現させようと働くのです。 ですから、 「良いことを思えば、良いことが起き、悪いことを思えば悪いことが起きる」 というのは、一面では法則でもあるのです。 思想家の中村天風も「人生は、心ひとつの置きどころ」と述べています。 幸せになりたい、成功したいなら、そのために必要な心の持ち方をすればよい ということになります。 (by ハートリンクス)
2024年02月07日
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【どんなときも慌てない心を持つ】 日常の生活に追われる毎日が続くと、心がざわつくことが多くなり、ついイラ イラすることがあります。 そんなときに限って、何かのトラブルに巻き込まれる、ミスを犯すなどのこと があります。 そのときも自分に「慌ててはいけない」と言い聞かせますが、気持ちがついて いきません。 中国の思想家に、荘子という人がいました。 よく、「老荘思想」と呼ばれることがありますが、老子の思想に似た考えを持つ のが荘子だ、という見方もあります。 荘子は、老子が没したあと100年後に生まれています。 その荘子の言葉に「明鏡止水」というものがあります。 一般的には、無心の境地になることを「明鏡止水」と言われています。 小さな川の水の流れは、表面がザワザワと波打って人の姿を写すことはできま せん。 しかし、静かな状態でしかも流れのない水なら、人の姿をそのまま映し出して くれます。 つまり、人の心も動かない水のようにどっしりと構えれば、無心の境地になる ことができる、ということを表わした言葉です。 しかし、無心の境地といっても簡単ではなく、よほどの鍛錬をしなければ理解 できないと思いがちです。 ただ、そのように難しく考える必要はないのです。 たとえば、坐禅をするとき慣れない時期は、自分の呼吸に意識を向けて回数を 数えたりします。もちろん、雑念はたくさん次から次へと起きてきます。 それでも、しばらく繰り返すうちに心が落ち着いてきます。 なぜそうなるかというと、雑念の一つ一つをあれこれ考えてもしょうがない、と いう気持ちになるからです。 このとき、雑念はありますがしだいに受け流せるようになります。 一つの雑念が来たら受け流す、次の雑念が来たらまた受け流す、これを続けてい くと、受け流すことが普通にできる自分に気づきます。 すると、心には落ち着きが生まれます。 そのような心ができれば、日常生活の中でいろいろな問題が起きても、あとで しまった、と後悔するような判断も減ってくるのです。 もちろん、どのような判断も間違えないということはありません。 かりに、その判断や考え方で結果がどうなっても、判断による結果から何を学 んだのかを振り返り、それを次に生かせばよいのです。 人生は選択の連続です。 できるだけ慌てないよう心がけましょう。 間違えたら、次は間違えないようにすること、人はこれで成長します。 (by ハートリンクス)
2024年02月06日
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【一回笑えば、一歩幸せに近づく】 気分がのらないとき、誰かの笑い声を聞いただけで、こちらもつい微笑むこと があります。 笑うことは、精神的にも健康的にも効果があります。 何よりも、ストレスの発散と血行をよくし、免疫力が強くなるからです。 すでに大学での研究や、脳科学の世界でのデータなどでも証明されています。 脳の中では、笑うだけでアドレナリンやドーパミンのような、人間の気分をよ くしてくれる分泌ホルモンが出てきます。 また、笑うと反射的に呼吸が腹式呼吸になるため、血液の流れがよくなりその ぶん、新陳代謝の活動が増していくのです。 その結果、体内では善玉細胞が生まれて血液に流れ込み、ウィルスやガン細胞 に対する抵抗力が強くなります。 ですから、自分の幸せと健康のためにも笑う時間を、一日のどこかでつくった ほうがよいのです。 仕事や勉強に集中しているときは、笑うことはできません。 しかし、人間が何かに集中できる時間は50分から1時間程度と言われている ようです。 一定の時間集中すれば、脳も心も疲れた状態になります。 それを回復させるために緊張を解き、笑うことが最も有効なのです。 心理学者のウィリアム・ジェームズという人も、 「楽しいから笑うのではありません。笑うから楽しくなるのです」。 と述べています。 この言葉の生まれた理由は、人は悩んでいるとき笑顔になれないが、それでも 笑顔になれば苦しくても頑張れる、ということを伝えたかったからです。 笑えば陽気な気分になります。 陽気な気分とは、わずかであっても幸せを感じている状態です。 愛想笑いでも作り笑いでも、それなりに笑いの効果はあります。 どうしても、笑えないと思ったら「アンパンマン」の表情を思い出してみてく ださい。 なぜかとうと、アンパンマンの顔は頬が上がっています。 この表情こそが、笑顔の見本のようなものです。 仏教でも、「他人に与えるものが何もなくても、笑顔を与えなさい」と教えて いて、それだけで、功徳を積むことになると言います。 笑う時間をつくり、心をリラックスする生活習慣を持ちましょう。 (by ハートリンクス)
2024年02月05日
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【人は自分の力だけで生きていけない】 世の中には成功したのは、 「自分がコツコツと頑張り、誰の力も借りなかったからだ」と考えている人が います。 それはそうですがしかし、自分の力だけで成功できた、とは言い切れません。 有名な心理学にアルフレッド・アドラーという人がいました。 アドラー心理学の特徴の一つに、 <人生で起きるさまざまな問題は、すべて対人関係・人間関係上の問題に集約 される>というのがあります。 生きていくとき、いろんな悩みや問題が起きますが、それがなくなって初めて 幸せになり、人生の成功者と呼ばれるという考え方です。 つまり、人間関係さえうまくいけば、人は幸せな生き方ができると言います。 この説から、最初の「誰の力も借りずに、自分の力で幸せになった」というの は正しいこととは言えません。 人間関係にもいろんなケースがあります。 たとえば、ある大学での調査で、一人で勉強するよりも何人かで図書館などに 行って勉強したほうが、理解力が短時間で高くなることがわかっています。 また運動の分野でも同じで、自転車のレースをしたとき、一人で走ってタイム を測ったときより、何人かで競争して走ったほうがよい記録が出るという事例 もあります。 つまり、人は競争相手がいたほうが、よりよく生きられるということです。 一方では、人は協力したほうが物事を早く成し遂げることができます。 たとえば、レンガを積んで塀を造るとします。すると、一人だけで、レンガを 積むより何人かで協力したほうが、時間短縮になります。 このように、競うことも協力することも、大きな意味では「人間関係」です。 ところが、人の心は複雑不可思議で、競争し協力すること以外に、妬みや恨み などの感情を持つのです。 それでも、人を妬んだり恨んだりして、自分の間違いに気づいて心を入れ替え て、自分の力だけで生きているのではない、と知ることができます。 「今の私があるのは、回りの人たちのおかげである」、という考え方ができた とき、本当の幸せを感じるようになります。 「周囲の人々のおかげである」、と思える最大の理由は、感謝の気持ちと謙虚 な心があるからです。 人間関係を突き詰めれば、いかにして人に感謝し謙虚になれるか、ということ です。 人が生まれて最初に築く人間関係の相手は、親です。 それから家族、友人、職場の同僚、恋人、夫、妻、パートナーです。 生きている限り、自分の力だけで生きていると思わずに、周囲の人たちがいて くれたから、今の自分があると考えることが幸せなのです。 (by ハートリンクス)
2024年02月04日
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【人生の追い風と向かい風】 マラソンの中継ではよく、追い風だからラクな走りができ、向かい風だと走る ときに負担がかるという解説を聞くことがあります。 これを人生にたとえると、何事も調子がよいのを順風(追い風)と言います。 反対に、何をやってもいいことがなく病気になったり、思い通りにならない事 ばかりのときに逆風(向かい風)といいます。 つまり、風の吹き方しだいで人生が変わるという考えです。 なぜ、このような考えがあるかというと、仏教では人の心に影響を与えるもの を風にたとえたからです。 禅語に次のような言葉があります。 八風(はっぷう)吹けども動ぜず つまり、 「生きていれば、心を悩ませる八つの風が吹く。 しかし、そんな風が吹いてもあたふたせず、 落ち着きを忘れてはいけません」 という意味です。さて、八風とはどんなものでしょうか。 それは、利益・衰退・陰口・名誉・賞賛・悪口・苦・楽の八つです。 簡単にお金儲けができると聞けば欲が生まれ、衰退して沈んでいく船には乗り たくないと思う。 人から褒められれば嬉しくなって自分を見失い、悪口を言われれば怒りの心が 湧いてきます。 このように、人の心はいろんな風に吹かれやすいものだから、風が吹いても心 は揺れないようにしよう、ということを教えています。 しかし、心が揺れずに動じないというのは、感情を持ってはいけない、という ことではありません。 人は感情があるから、人らしく生きていけます。 大事なことは、感情に引きずられず、感情に呑まれないことです。 つまり、どんな風が吹いても、人生を楽しむ人であれ、と言うのです。 さらに禅語には、「風流」という言葉もあります。 古いお寺の庭先でくつろいでいるとき、風が吹いて樹が揺れ、吹く風の音にも 心地よさを感じる、こんなとき「ああ、風流だなぁ」と思います。 人生にどんな風が吹いても、それを受け止めていく心のやわらかさを持つため の教えを禅は説いています。 楽しいこともあれば、苦しいこともある。 それでも、人生は楽しいと思えるような心を持ち続けましょう。 (by ハートリンクス)
2024年02月03日
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【むやみに人を批判しない】 アメリカの著述家、ジェリー・ミンチントンという人が言いました。 他人のことを批判的に考えたり、話したりするのは楽しいし、 一時的に優越感に浸れる。 しかし、これは危険な娯楽である。 というのは、不平・不満と同様、他人のあら探しは習慣になる。 他人のあら探しのいちばん危険な点は、それがどんどんエスカレート していくことだ。 人の悪口を言ったり、批判したくなることは誰もが経験することです。 それでも、人には自分の感情をコントロールする能力があります。 賢明な人は、ある程度のところでよくない感情を制御します。 それは、本来誰にもある良心のようなものです。 ただ、情報が多すぎる現代では、ついネガティブな情報に目がいきがちです。 だからといって、人をむやみに批判してよいわけではありません。 聖書のヨハネ伝・福音書第8章に次のようなくだりがあります。 ある村で、一人の女性が姦淫罪で捕らえられました。 当時の法律では、姦淫罪は石打ちの死刑に処されることになっていました。 そこでイエスと法律学者たちが対立するのです。 法律学者たちは、いくらイエスでも決められた法律には従うしかないだろう、 どう考えるのか、という立場でした。 すると、イエスは次のように言ったのでした。 「あなた達のなかで、罪を犯したことのない者がまず石を投げなさい」 すると、法律学者たちの年長者の一人がその場を立ち去り、さらに一人が立ち 去り、誰も石を投げることができませんでした。 イエスが言いたかったのは、 「悪いことをした人は裁かれなければならないが、罪を犯すことになった理由 の背景はどこにあるか、その問題を自分たちで考え、本人が更生できるため に愛と赦しをなすべきである」、ということだったのです。 仏教の教えにも、「悪口は不善である」というのがあります。 いたずらに、人をあれこれ批判する前に、自分はどうか? と考え少し冷静に なることも大事です。 社会的な正義は守るべきで、逸脱すれば責任をとるべきです。 同時に、むやみに人を批判するだけでなく、自分自身の行動に責任を持つ意識 を高めることも大切です。 (by ハートリンクス)
2024年02月02日
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【具体的な目標を持てば、やる気が起きる】 多くの人は、間違いなく「幸福な生活を送りたい」「成功したい」という願い を持っていると思います。 それでもなかには、「幸せにはなれそうにないな」と感じたまま、それまでの 生き方を悔やむことがあるかもしれません。 そのように考えるのには理由があります。 それは、その人自身が具体的な目標を立てていないからです。 幸せになりたいとは思っていますが、それはただ漠然としたものなのです。 それでは心の底から、パワフルなエネルギーが生まれるはずはなく、思い通り にならないことがあったときに、すぐに不満やグチが出てきます。 幸せになりたい、と思ったらそのための具体的な目標を立てましょう。 これはとても大切なことです。 どんなものでもかまいません。 具体的な目標を立てるとは、幸せになるための設計図を作ることです。 もし自分の家を建てるなら、まず家の間取りを考え、玄関の位置、キッチンや ダイニングの広さも考えなければ家は建ちません。 もちろん、予算にも限りがありますから一生懸命考えます。 アメリカの牧師で作家でもある、ノーマン・ピールの言葉に次のようなものが あります。 あなたが心に描くもの(設計図)を、あなたの信念で持続すれば いずれ現実のものとなりうるのです。 具体的な目標があれば、それを実現させるための設計図が生まれ、それから行 動が始まります。 これは、その人の年齢に関係なくあてはまるものです。 若くても目標を持てないまま生きている人もいれば、高齢でも目標を持ち溌剌 とした毎日を過ごしている人もいます。 目標があれば、心の中のプラスエネルギーが生まれ、やる気も生まれます。 もし今、漠然とした目標しか持てないなら、勇気を出して明確なものに変えて いきましょう。 運命を切り拓くとは、小さな勇気を出し、そこから始めることです。 (by ハートリンクス)
2024年02月01日
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