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【自分の短所も才能です】人の性格は多様で、それぞれに長所と短所があります。「自分には魅力はないが、魅力的になるように努力したい」と考える人もいます。そのためには、短所を改善しようとすることがあるでしょう。「あの人は魅力的な人だ」という評判のある人は、他人を良い気持ちにさせています。例えば、明るい話し方や元気な態度で相手を励ますことで、プラスのエネルギーを与えています。しかし、短所であっても相手によっては、魅力に感じることもあります。ある映画監督は次のように述べています。「長所だけが才能ではなく、短所もまた才能である。 他人と違う面、なじまない面こそ、自分をユニークにするもの。 世にささげるべき真の才能である」このように、自分が思い込んでいる短所は、実はうまく表現できない個性でもあるのです。例えば、忍耐力がなく何をしても続かない人がいたとします。しかし、途中であきらめることができる能力は、気持ちの切り替えが早いという長所でもあります。何事にもあきらめず、優柔不断な人からみればその性格はうらやましいものとなるでしょう。自分の短所も別の人にとっては、魅力的に感じることもあるのです。長所も短所も個性と捉え、自分を肯定しましょう。短所を認めることは、自己成長の一環です。この視点で自分を振り返り、明るい気持ちで幸福感を味わってください。 (by ハートリンクス)
2024年08月31日
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【不遇のときに心がけておきたいこと】不遇とは、恵まれず困難な環境で生きていくことです。病気や貧困、予期しない家族との別れもあります。プロゴルファーのボビー・ジョーンズは、「人は敗れたゲームから教訓を学びとるものだ」と語りました。負けた原因の中に、次回勝つヒントが隠れているように、不遇のときを経験することによって成功を手にすることができます。ただし不遇のときに、どのような心がけを持つかによって、その後の人生は大きく変わります。自暴自棄になることでは、不遇から学ぶことはできません。西郷隆盛が、藩主の命令に従わなかったことがあり、罰として島流しにされました。その際、彼は約800冊の本を島に持ち込みました。歴史の本、思想の本、医学の本など多くの分野の書籍を読みました。彼の心がまえは、自分の置かれた環境を受け入れ、抵抗してもどうしようもないこと素直に認めることでした。次に、何もすることがない時間を、自己錬磨のために使おうとしました。彼にとって、自己錬磨とは読書と勉学でした。この島流しの時期に学んだことが、のちの維新を遂行するために精神的な支えとなりました。不遇のときも、教訓として学ぶことがあると考えてみましょう。このような人生観が、生きる力を与えてくれるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月30日
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【問題解決で迷った時は?】発明王・エジソンに次のようなエピソードがあります。彼の研究所で技術者を新しく採用することになりました。そこで、応募してきた技術者に、あることをしてもらいました。不規則な形をした容器を渡して、その体積がいくらになるかという問題を与えました。その人は、さっそく微積分を使って綿密な計算をして、時間はかかりましたが答えを出しました。しかし、エジソンは技術者とまったく違う方法によって、僅かな時間で答えを出しました。彼は容器に水を入れて満たし、次にその水を計量カップに注ぎました。どちらも答えは同じものでした。難しい計算方法で答えを出した技術者を、エジソンは採用しませんでした。彼は、問題解決に二つの方法があるならシンプルな方法を選ぶべきだと考えていたのです。問題解決の時に、さまざまな角度から対策を考えることは必要です。しかし、最も重要なのは難しく考えることより、シンプルにとらえることです。以前、国を代表する大手銀行のシステムに障害が発生しました。さまざまなシステムが重なって起きたトラブルでしたが、大きな要因は他の大手銀行と比べ、複雑なシステムで運用していたからでした。もちろん機械のトラブルに限らず、障害や問題が起きた時、原因がどこにあるのか明確にし、具体的な解決策を導き出すことは当然のことです。人間関係においても、単純な原則を忘れずにシンプルなアプローチで問題を解決することが大切です。 (by ハートリンクス)
2024年08月29日
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【自己宣言には大きな効果がある】日常で使う言葉に、気をつけている人は多くはありません。人々は、思いついたままのことを言葉にして会話します。しかし、中には自分の発する言葉にプラス言葉を使う人もいます。例えば、映画『ターミネーター』で有名になった、シュワルツェネッガーがまだ無名の頃の話です。ある新聞のコラムニストが、ボディビルビルを引退したばかりの彼に、一日間密着して記事を書きました。ランチの時間をともにしたとき、そのコラムニストがシュワルツェネッガーに質問しました。「ボディビルの次の目標は何でしょう?」シュワルツェネッガーは次のように答えます。「ハリウッドで、いちばん稼ぐスターになるつもりです」質問したコラムニストは、内心おかしい気持ちになりましたが顔に出すことはしません。当時、シュワルツェネッガーは映画に出演しましたが、その映画は興行として失敗していたのです。彼の話し方にはオーストリア訛りがあり、またボディビルダーのような筋肉質の体形は、ハリウッドスターには似合わないという説もありました。コラムニストはさらに質問を続けます。「それでは、ハリウッドのトップスターになるための具体的な計画は何かあり ますか?」すると、彼は答えました。「ボディビルの世界と同じですよ。まず、なりたい自分のビジョンを心に描く こと。次は、あたかもそれが実現したかのように振る舞えばいいだけです」彼の言葉は単純ですが、その背後にはビジョンを描く重要性があります。その後『ターミネーター』は大ヒットし、彼はスターになりました。そのとき以来、そのコラムニストは「なりたい自分のビジョンを描く」ことがいかに重要であるかを知り、セミナーなどで広めていきました。心理学が言葉の持つ力を重要視するのは、自分を肯定的にする力があれば、自分を否定的にする力もあるからです。心理学では、なりたい自分になるために自己宣言することをアファメーションといいます。人生は、言葉の使い方ひとつでも変わります。言葉の実現力を信じ、なりたい自分を手に入れましょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月28日
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【否定思考では人生を楽しめない】物事をいつも否定的にとらえ日々を過ごしていると、生きていること自体楽しいと思えなくなります。考え方は人それぞれですが、人生の基礎となるのが思考です。人はどのような思考をするかによって、人生に大きな影響を及ぼします。例えば、フランク・ベドガーはプロ野球大リーグでカージナルスの名三塁手でしたが、ケガのために野球をあきらめて保険の営業マンに転職しました。カージナルスに入団する前は、闘志を出すタイプではなく、球団からやる気がないと評価され解雇になりました。この失敗経験で、考え方を変えるためにある言葉を口ぐせにするようになったのです。彼は自伝の中で、次のように語っています。「私が、野球選手から保険のセールスマンに職を変え、成功した一番の理由は 二つの口ぐせがあったからだ。 それは、『よし! 今日も大いにやるぞ!』『よし! 大いに働くぞ!』 この言葉で、いつも自分を鼓舞し、励ましていた」思考と言葉を大切にする生き方によって、彼は人生を成功に導きました。物事をいつも否定的に見る人に、マザー・テレサは次のような言葉を贈っています。 『思考に気をつけましょう それはいつか言葉になります 言葉に気をつけましょう それはいつか行動になります 行動に気をつけましょう それはいつか習慣になります 習慣に気をつけましょう それはいつか性格になります 性格に気をつけましょう それはいつか運命になります』マザー・テレサの言葉は深い意味を持っています。思考から始まり、言葉、行動、習慣、性格、そして運命へとつながるサイクルを意識することが大切です。人生にトラブルと困難はつきものですが、肯定的な視点で物事を見ていけば幸福を手にすることができます。自分の思考と言葉を、意識的に肯定的に保ちましょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月27日
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【自分だけのお気に入りタイムを作ろう】どのような世界でも、何かの夢や目標がある人は絶えずそのことを考えています。さらに、夢を叶えるための段階的な目標を持つと、幸せになる確率も高くなります。ところが、私たちは夢や目標は大きくなければならないと考えがちです。しかし、それでは幸せは遠い世界のことだと思い、あきらめてしまいます。それより、小さなことに幸せを感じる心を育てることが大事です。足元にある、小さな出来事やゆっくりできる時間でも、幸せを感じることはできます。アメリカのイエール大学の心理学科では、「セイバリング」という考えを授業で学んでいます。セイバリングとは、「その瞬間を味わう」という意味で、その手法は難しいものではありません。例えば、好きな音楽を聞きながら好きな詩を読んでいる時、好きなコーヒーを飲み美味しいと感じている時など、自分だけの「お気に入りタイム」をじっくり味わうのです。このような時間を記録しておき、「昨日は素敵な時間過ごせてよかった」と振り返ると幸福感がアップします。週に何回か、このような時間を作るだけで、幸せを感じる心が敏感になっていきます。幸せになろうと思えば何か特別なことでなくてもかまわないのです。ささいなことでも幸福感を味わえるものは何か、どんな時間を過ごしている時なのかを振り返る習慣を身につければ、生きることが楽しくなります。 (by ハートリンクス)
2024年08月26日
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【自分の独自性の伸ばし方】多くの人は、人と同じようなことをしたほうが無難であると考えがちです。しかし、それでは自分の個性は発揮できなくなります。江戸時代から明治に変わろうとする時代に、勝海舟や坂本龍馬に大きな影響を与えた佐久間象山(しょうざん)という思想家がいました。あるとき、小料理屋の主人が象山を訪ねてきました。「先生、どうすれば金持ちになれますか? 秘訣を教えて下さい」象山は答えました。「人と違ったことをやればいいのだ」「たとえばどんなことですか?」「お前は料理屋だから、たとえば魚料理に西洋のお酒を混ぜるとか、うどん を煮るだけではなくて、油で炒めるとか考えたらどうだ」「そんな料理を作っても、お客が注文してくれなかったら赤字になるから できません」「じゃあ、金持ちになるのはあきらめることだ。 商いは安心、安泰の要素と危険、不安の要素で成り立つが、カネのなる木 は後者に潜んでいることが時々あるものだ」商売だけではなく他の分野にも同じことがいえます。イチローの言葉に次のようなものがあります。「いつも人と違うことをしたい。人と同じ方向は見ない。 人が変わるなら、ぼくは変わらない。 人が変わらないなら、ぼくは変わる」彼がオリックスに入団したとき、「そのバッティングではダメだ」とコーチから指導されました。しかし彼はコーチの指導を拒否し、自ら2軍落ちを志願しました。イチローは、バッティングフォームを変えるのは、自分の個性を奪われることだと考えていたのです。人と違うことをあえてやることで、自分の可能性に挑戦する生き方に徹していたからできた行動です。どんな世界も、改革が生まれるには独特で斬新な考えと行動が必要です。人との違いを恥ずかしがるのではなく、自分に与えられた個性を伸ばす機会だととらえましょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月25日
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【不満だけを見つめると前に進めない】「もっと欲しい」という欲望は不満から生じます。不満が強くなると、イライラも比例して大きくなります。不満の原因は、物事が自分の思い通りにならないものと、物的な不足から生まれる不満もあります。また、相手が自分の言うことを聞かない、理解してくれないなどの心の不満もあります。昔、インドに一人の修行僧がいました。ある国の王様が、この修行僧にいろいろな相談をしたところ、またたく間に解決の方法を示してくれ、王様はとても喜びました。そこで、王様はその褒美に何がよいかと尋ねました。修行僧は言いました。「私に土地をください。そこに一棟の寺を建てていただきたいと思います」王様は、「それくらいでいいのか。では、お前が休まず走り続けて行き着いたところ までを寺院の土地としょう」と言いました。これを聞いた彼は、さっそく身軽な服に着替えて、走り続けます。しかし、だんだんと疲れだして足がふらふらしてきます。ついに倒れてしまいますが、それでも持っていた杖を前に投げて、その杖のあるところまでが私の土地だ、と叫んで気を失ってしまいました。人間には、求めていたものが得られると、それに満足できずにもっと欲しいと思う心があります。このことを、心理学の世界では「快楽の踏み車」といいます。踏み車とは、踏んでも踏んでも前に進まないのですが、人の欲望には際限がないということを指しています。ところが何かに不満を感じたときでも、節制する心があれば自分でブレーキをかけることができます。不満の対象ばかりを見つめず、事足りていることに満足する心があれば、幸せに向かって進むことができるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月24日
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【正しいと思うことが否定されることもある】時代の流れとともに、正しいと思っていた自分の考えが否定されることがあります。もちろん、時間をかけて得た知識や経験で成功した人ほど、自分のやり方に問題はなかったと思うでしょう。しかし、自分の考えに固執していると社会の変化に対応できなくなります。例えば、エジソンは若い頃、電気通信装置の研究により、通信システムや通信技術の分野で改良革新をもたらしました。ところが、ある時期になると、資金力の豊富な実業家による企業買収が行われこの業界は独占されることになりました。この影響で、エジソンの技術革新も必要度が減少していきました。これは、電気通信の技術研究に明け暮れていたエジソンにとり、大きな打撃でした。彼は、やむなく自分を生かす道をほかに求めていくしかありませんでした。あきらめないエジソンは、数年たつと新しい発明に挑みます。そこで生み出されたのが白熱電球、蓄音機、そして映写機です。これらは世界三大発明とも呼ばれるほど、今の時代には欠かせないものになっています。エジソンの偉大な点は、自分の考えに固執しなかったことです。実業家による企業買収がなければ、これらの発明も生まれていなかったでしょう。彼は危機を次の飛躍のチャンスとらえ、成功や発明につながる条件としました。自分の考えこそ正しい、という思い込みにこだわらず時代に即した考え方と行動力が、自己の成長につながっていきます。 (by ハートリンクス)
2024年08月23日
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【一水四見】仏教に、『一水四見』(いっすいしけん)という言葉があります。物事は見方、とらえ方しだいで目に映る景色が変わり、水も四つの立場で見れば、四つの見え方があるように、柔軟な心で生きることができることを指しています。人間・魚・天人・餓鬼(がき)という四つの違う世界から見て、水がどんな意味を持つのでしょうか。・人間にとって水は、飲み水で生きていくためには不可欠なものです。・魚にとって水は、住む場所であり、生きていくところです。・天人にとって水は、きれいに透き通ったガラスのように見えます。・餓鬼にとって水は、燃えた血膿(ちうみ)に見えます。この考え方は、日常の出来事や問題にも適用できます。例えば、家族でピクニックに行こうとしていたら、大雨が降ったとします。家族にとって、雨は悔しい雨になるでしょう。しかし、日照り続きで野菜が育たなかった農家の人たちにとっては、恵みの雨となります。環境と、その人の都合によっては同じ雨でも、まったく違う意味になります。また、野球の丸いボールを、上下左右と違う場所から見たとき、形は同じ丸く見え、水を飲むコップは、上下から見たら丸く見え、左右から見たら台形に見見えます。直面している問題や悩みも、立場を変えた別の人物が見るとビッグチャンスに見えるかもしれません。このように柔軟な視点を持ち、角度を変えて物事をみることで、世界が広がり幸せを感じることができます。 (by ハートリンクス)
2024年08月22日
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【今を肯定すると得をする】学業でもビジネスの世界でも、常に上位でありたいと多くの人は願っているものです。例えば成績が15番なら10番に上げたい、さらにトップ10には入りたいと思うでしょう。15番という成績に不満があるから、上を目ざそうと意欲を持つこともできます。不満は成長の原動力にもなります。しかし、不満を出発点にするより、現状を肯定的に受け入れ、さらに向上を目ざすことで、エネルギーを長く保つことができます。日本を代表する経営コンサルタントの船井幸雄さんは、独立する前は現状不満型タイプだったと、自身を振り返っています。仕事で失敗が続くと、毎日が不満で、人からさげすまされ、自己卑下になり、自己嫌悪に陥りました。このままではいけないと考え、次のように考え方を変えました。「現状への不平不満や否定は、活力を生み出すよりも、自己弁護や逃避に つながり、周辺の人を不愉快にすることが多く、他の人々からの応援を 失うことになり、決して得策ではない」不満や批判は感謝には勝てませんが、現状を肯定すると感謝する気持ちが生まれます。現状不満型タイプの人より、現状肯定型タイプの人が、ストレスとうまくつき合えます。もし、今の自分に満足できないときでも、不満に思う必要はありません。満足できない中にも、肯定できる部分を見つけて認めることが大切です。プラスエネルギーは肯定することから生まれます。この生き方が、結果的に得をすることになっていきます。 (by ハートリンクス)
2024年08月21日
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【自分を磨く良薬とは】後悔は自分の非を責めることですが、反省は自分の非を認めて次に生かすことです。一時的に後悔することがあっても、気持ちの切り替えをすることが反省の大事なところです。中国の古典・菜根譚の一節に、次のようなものがあります。「素直に反省できる人は、どんなことも自分を磨く良薬にできるが、 失敗や過失を責め、責任転嫁をする人は自分を傷つけていること と同じである」紙おむつのユニ・チャームを創業した高原慶一郎さんは次のように語っています。「人は順調なときに、真理から遠ざかり、逆風のときにもっとも真理に 近づきます。 逆境のときは、他人のせいにしたり、弱音を吐いたりするのではなく、 やるべきことをやりなさい」高原さんは、人には『うぬぼれ・おごり・甘え・マンネリ』の4つの傾向が4つあると指摘しています。いずれも、素直さからかけ離れた心の状態です。過信せず、傲慢にならず、自己責任能力を高くして、変化に対応する。人間の成長に不可欠なのは、素直さと反省ですが素直さにも柔軟性が必要です。素直であることは、従順なこととは違います。例えば何かのミスで注意されても、受け入れ反省して改善できる人は成長率が高いものです。成功と幸福を手にするためにも、素直さと反省と柔軟性を心がけましょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月20日
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【どんな一日もありがたい】カレンダーには大安・仏滅などと表示されています。六曜(ろくよう)と呼ばれており、大安・仏滅・赤口・先勝・先負・友引、の六つの日があります。元々、中国で時間を区切るために使われていたものが、日本では吉凶の指標として用いられるようになりました。文字だけを見ると仏教に関連があるように思えますが、実際にはそうではありません。ブッダは、「私の教えにはよい日を選ぶことはない、『日』というものに、よい悪い などはありません」と断言しています。親鸞聖人も「日の吉凶を選んではいけない」と説いています。 吉凶を日々の生活に結びつけようとする背景には、人間特有の考えがあるのかもしれません。しかし、昔からの教えや禅の言葉を通じて、日々の心境を整えることが大切であることが伝えられています。昔、雲門(うんもん)禅師という人が、弟子の一人と禅問答をしました。禅師が問います。「今日までの十五日間のことはお前には問わないが、これからの十五日間を どのような心境で過ごすのか答えてみなさい」弟子は答えが見つからず困っていました。すると、禅師が言いました。「それでは私が言おう。毎日がよい日だ」このやりとりから、「日日是好日」(ひびこれこうじつ)という言葉が登場します。毎日の一日一日がよい日である、そのような心がけで過ごしなさいという意味があります。 昭和の頃、静岡県の方広寺(ほうこうじ)に101歳まで管長を務めた、足利紫山(あしかがしざん)老師がいました。老師は「日日是好日」の人でした。老師は、どんなときも「ありがたい、ありがたい」「上等、上等」と合掌していました。本堂の廊下を歩くとき、晴れている日は、「いやー、これはいい天気だ」雨の日には、「いやー、実にいい雨だ」曇りの日も、「いやー、これはいい曇りだ」蒸し暑い日なら、「いやー、これはいい蒸し暑さだ」と言います。あるとき、弟子の一人が「老師、何がそんなにありがたいのですか。上等、上等と言われますが、 それは老師のお世辞ではないのですか」すると、老師は穏やかな口調で諭しました。「そんなことを言うものではない。 ただ私には、見るもの聞くもの、みんなありがたく上等なものばかりだ。 それは、今のお前にはわからないかもしれない。 自分のことばかり考えているものは、他人様からのありがたいご恩は わからないものだ」「日日是好日」は、天地のすべてのことに感謝する習慣によって心が穏やかになれる言葉です。現実の中でイライラや不愉快なことがあっても、感謝の心を持つことで幸せを感じることができるのです。 (by ハートリンクス)
2024年08月19日
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【悩みに悩まされない】悩みがあるとき、解決方法を見つけても失敗したらどうしようと、結果が悪かったらどうしよう、と思うことがあります。これは、「悩みに悩まされている」状態です。わずかでも解決できる方法があるなら、そこに集中することが大切です。人は考える能力を備え心や感情を持っていますが、判断に迷い、悩むこともあります。しかし、悩みを通して成長できるのが人間です。プロ野球の読売ジャイアンツの創始者は正力松太郎(しょうりきまつたろう)という人で、読売新聞の社主です。正力さんは若い頃、柔道十段で剣道も得意でした。あるとき、彼は剣道の先生に教えを請(こ)いました。「どうしても、今一つのところに迷いがあり上達することができません。 どのようにすればいいのでしょうか?」先生は言いました。「どういうところがいけないのだ」「お面を行こうと思う時に、どうしてもお胴が空くように思われて困ります」「お面を行こうと思ったらお面へ敢然と打ち込め。お胴は取るなら取らせろ」この指導で、正力さんの剣道の技術は上達しました。後日、正力さんがそのやり取りを先生に話すと、「そんなこと誰にでも言っているが、お前さんのように本気で受け取らない だけだ」と言いました。これは、悩みがあり解決の方法を見つけたら、やるべきことに打ち込んで無心で取り組むことが大切だ、ということを指しています。悩みがあれば、成長と成功のチャンスであると捉えましょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月18日
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【苦労を嘆くより目標を持とう】人は苦労や困難に直面することがありますが、それ自体が不幸であるわけではありません。カレーチェーン「CoCo壱番屋」の創業者、宗次徳二(むねつぐとくじ)さんは次の名言を残しています。「苦労している最中に自分は不幸だと思ってはいけない」宗次さんは生まれてすぐ養護施設に預けられ、2歳のときに養父母に引き取られました。養父母の家は、裕福でしたが養父は競輪に夢中になり財産を失いました。養父は、日雇い労働で1日300円の給料をもらっていましたが、毎日仕事があるわけではなく、稼いだお金を再び競輪で使う生活を送っていました。 銭湯代もないため行水だけで過ごすこともありました。宗次さんは15歳になると、アルバイトを始めましたが、それでも養父母を恨むことはありませんでした。彼はこの経験を通して次のことを学びました。「孤児であること、貧乏であることは恥ずかしいことではない。 状況を嘆くより、目標を持つことが大切だ。 実現可能な目標を設定し、一日一日を全力で生きることが 幸福への道だ。」多くの人々は悩みや苦しみに直面したとき、「何て自分は不幸な人間なのだろうか」と思うことがあります。しかし、「自分は不幸である」という意識を、持ち続けるのはいいことではないのです。松下幸之助さんも、生家は裕福でしたが家の事業が失敗して家族離散となりました。彼は丁稚奉公に出され、学校もまともにいけない境遇でした。それでも、彼は自分の境遇を恨むことはありませんでした。不幸だと思えば不幸がついてくるものですが、実現可能な目標を持ち、一生懸命に生きることで幸福を手にすることができるのです。 (by ハートリンクス)
2024年08月17日
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【感情の手順効果で心を静めよう】ストレスになりやすい感情で代表的なのは怒りと不安です。感情にはエネルギーがあり、怒りと不安の感情は負のエネルギー、消耗するエネルギーです。楽しい感情もエネルギーですが、これはプラスのエネルギーです。怒りの感情が起きたら、深呼吸をするか、6秒我慢すると心が静まります。この、深呼吸と6秒我慢のことを手順効果と言います。この手順効果を活用したのがイチローです。現役時代、打席でのしぐさには一定の決まりがありました。彼にとって、自分の気持ちを静めて集中させるために手順効果を実践していました。ある禅僧が、イチローのしぐさについて次のような指摘をしています。「イチローが平常心を大切にしていたことはよく知られていますが、本人は 『守備でも打席でも、いつも同じところを見て、見ている自分がいつもと 同じ気持ちかどうかを確かめていました』と語っていました。 相手のピッチャーとチームはイチローのことを分析していますが、周囲が どう見ようが、彼は常に平常心で、緊張しない状態にしていたました。 そのための準備態勢に入るのがあのしぐさであり、手順だったのです」。このように感情の乱れは、手順効果を行うことによって鎮まり、心と体の疲れを癒してくれます。 (by ハートリンクス)
2024年08月16日
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【前向きになるには笑顔が必要】パリオリンピックのやり投げで金メダルを手にした、北口榛花(はるか)さんのコーチが次のように語りました。「彼女の一番すごい所は、どんな困難でも笑顔で立ち向かうことです。 その姿勢が彼女の一番の強さだと思います」多くの人は、自分が求めた道であっても困難なことに直面したら心が折れ、やる気をなくします。しかし、一流の人はそこから考え方を変えて乗り越えていきます。考え方を変えるとは、心理学では自己理解を深めることを指します。これは、自分を極端に変えることではなく、新たな気づきによってそれまでの自分から進歩することです。困難に笑顔で立ち向かうには、いくつかの方法があります。1、困難が訪れても、悲観的にならない。前向き思考を持ち続けることで、悲観的な気持ちを和らげることができます。2、新たな目標を決める。目標を持つことで、気持ちの区切りができプラスエネルギーが生まれます。3、ストレス解消をする。自分に合ったストレスの発散方法を見つけることで、心と体のバランスが維持できます。4、孤立しない。友人や家族と話すことで、周囲の人々から支援を受けることになり、心の負担を軽減できます。5、自分に肯定的な言葉をかける。自己肯定感を高めるには、自分に対して肯定的な言葉を使い、対話することが大切です。自己評価を高めるには、自己肯定感は欠かせません。これらを実践していけば、いつも笑顔でいることができるでしょう。困難に立ち向かうことは難しいことではありません。自分を信じることで、実現できます。 (by ハートリンクス)
2024年08月15日
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【感情をコントロールするには】感情のコントロールは、ストレスを軽減し、健康的な生活を送るために非常に重要です。怒りや不安などの感情が高まったとき、冷静さを保つことは、対人関係や自己の精神的な健康にも影響を与えます。感情のコントロールに役立つ方法のいくつかを紹介します。これらは日常生活で実践できるものです。1、 深呼吸とリラクゼーション怒りや不安が高まったとき、深呼吸をすることでリラックス効果があり、感情の安定に役立ちます。瞑想やリラクゼーション法を取り入れてみましょう。2、部屋の整理整頓部屋の掃除をすることで、心も静かになります。整った部屋は気持ちもスッキリさせます。3、ポジティブな自己対話自分に対して肯定的な言葉をかけることで、感情を前向きに保ちましょう。失敗したときに「これは次の成功へのステップだ」と自分に言い聞かせることで、モチベーションを維持できます。4、運動運動はストレスを軽減し、気分を改善する効果があります。ウォーキング、ヨガ、ジョギング、サイクリングなど自分に合ったものを取り入れてみましょう。これに加えて、趣味を追求することもストレスを軽減します。感情の乱れを理解し、適切な方法を取り入れることで、心と体の疲れを癒し、より充実した人生を送ることができます。 (by ハートリンクス)
2024年08月14日
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【完全を求めると心配性になる】世の中には、現在に執着し「~でなければいけない」「~であるべきだ」と考え、物事や他人の欠点に敏感でイライラする人がいます。過去に執着する人は昔のことを思い出しては、「昔はよかった、しかし今は何をしてもうまくいかない」と、後悔し不満を言いたくなります。クヨクヨする人はこの傾向があります。未来に執着する人は、「今がこのままなら将来は不安だ」「今はいいが、将来どうなるかわからない」と、不安を抱き取り越し苦労をします。このように完全主義の人々は、現在、過去、未来に執着する傾向があり、心の乱れを引き起こす共通の特徴があります。例えば、仏教に「四苦八苦」という言葉がありますが、人生の苦しみを生む原因が執着心であると説いています。中国の古典の「列子」に次のような話があります。杞という国に住むある人が、もし天が崩れて落ちてきたらどうなるのか、と憂いて夜も眠れないほど心配しました。友人が彼のもとに来て、天は空気だから落ちてこないと言ったら、なるほどそうかと思い安心したという話です。この話から、「杞憂」という言葉が使われるようになりました。完全を求めるために心配と不安が膨らみ、自分を苦しめることになります。もちろん心配することは、悪いことではありません。不測の事態が起きる可能性があれば、防ぐ必要がありますが、過度に心配する必要はないのです。心のバランスを保ちつつ、今やるべきことを考えて生きる姿勢が幸福感をもたらしてくれるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月13日
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【感情は二つに分類できる】感情をそのまま表現するのはよいことですが、振り回されると自分が損をすることになります。たとえば、テニスの試合でミスをした自分に腹が立ち怒りで、ラケットをコートに投げつける人がいます子どもなら幼稚園で、おもちゃで遊んでいたら友だちから取られて、怒りで相手を突き飛ばすこともあります。また、他の人が怒らないようなことにすぐ怒る人、怒ってはいけないと思いながら抑えきれない人もいます。そもそも感情は一次感情(傷つく、落胆、悲しみ、寂しさ、心配、不安、期待はずれなど)と二次感情(怒りなど)に分類されます。つまり、一次感情という原因があり、怒りという二次感情が生まれるのです。怒りが生じた場合、原因を自分で探し出すことが大切です。よくあるのが、年頃の女の子が門限時刻になっても帰ってこない、親は心配して帰ってきた子どもに怒りを表わす、というケースです。心配させられたという、一次感情があるために怒りが生まれるのです。深呼吸、場所変える、遠くを見ることで怒りを鎮める効果があります。 また「怒りは6秒待て」、という言葉を知っているだけで冷静になれることもあります。感情をコントロールできれば、ストレスとうまくつきあうことができます。 (by ハートリンクス)
2024年08月12日
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【変化を恐れない生き方】進化論のダーウインは、「生き残るには、変化に対応しなければいけない」、という言葉を遺しました。江戸時代、四国の高松に住む松平家の殿様がいました。時々、食事の膳に鯛が出ます。殿様は言いました。「この鯛は非常にうまい。どこでとれるのだ?」家臣は、「お城の前の海でございます」と答えます。「海にいるということは、天が与えたものだ。活用しない手はないな。どうだろう? 藩の財政を富ませるために、鯛を飼ったらどうだ?」すると家臣は、「鯛を飼うのは難しいと思われます。海で生きており、また潮の流れが 激しいため育たないそうです」と答えます。殿様は「そうかな……」とつぶやきながら、「鯛を飼う前に、家臣たちの頭を切り替えなければダメだ」と思いました。殿様は家臣に指示をしました。「池の水を、全部海水にしてくれ」それが終わるとさらに指示をしました。「この中に、鯛を入れてくれ」翌日、「池の中に少し真水を混ぜてくれ」殿様は、毎日少しずつ真水を池に入れさせました。それでも鯛は泳ぎ続けています。それを見て、殿様は家臣たちに尋ねました。「どうだ、鯛は塩辛い水ではなく、真水の中でも泳いでいるではないか」それから以後、鯛の養殖がはじまり、藩の財政もよくなったそうです。今では、技術が進み魚の養殖も事業として成立していますが、当時の考え方からすれば、鯛の養殖など誰も思いつかないことでした。高松の殿様はそれまでの概念を壊しましたが、これが、発想を変えるということです。人は、安定を求めるあまりに、それまでの考え方を変えようとはしないことがあります。変化を恐れず、発想を変えることで人々の生活は豊かになり、幸福をつかむことができます。 (by ハートリンクス)
2024年08月11日
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【どんな境遇でも自分の幸運を信じる】人間の思考には、想像をこえたエネルギーがあります。宅配ピザの「ピザーラ」社長の浅野秀則さんは、裕福な家庭で育ちました。ところが、浅野さんが高校2年の時、父親が脳血栓で倒れて言語障害が残る体になると、社長の座を失いました。浅野さんはお金に困りアルバイトをする生活を送っていました。数年後、クラブハウスを経営するようになりました。ところがそのクラブハウスが火事を出し、300針縫う傷を負い、莫大な赤字を抱える事態に直面しました。1年かけて社会復帰しました。そのとき、浅野さんは母親からこんなことを言われたそうです。「あなたはラッキーね。1回失敗してそこからまた立ち上がることを 体験できるじゃない」それから、浅野さんは「自分はラッキーだ、やるぞ!」と声に出すことが習慣になりました。それから、ラーメン店やビデオ店、行商、ウーロン茶の輸入販売などに挑戦しましたが、失敗するたびに「自分はラッキーだ」と信じ抜いたのです。映画『ET』で、少年がデリバリーのピザを待つシーンを見て、ピザの配達会社をつくることを思いついた浅野さんは、10年かけてピザーラ1号店をオープンさせました。自分はラッキーである、幸運だ、と思える人でも、困難な経験をしています。自分を信じ可能性を追求することは、成功への重要なステップとなります。 (by ハートリンクス)
2024年08月10日
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【苦しいときほど成長している】不遇の時期を経験し、その中で学びを得た人は数多くいます。約2500年前、中国は戦国時代でした。『論語』で有名な孔子はその当時、諸国を歩き、自分の思想を浸透させようと奔走していました。孔子一行は、ある国の政争に巻き込まれ、食事や寝る場所にも困難を伴う生活を送っていました。孔子の弟子の一人が、そのような生活を続けるうちにグチをこぼしました。「孔子様のような偉い人でも、こんなみじめな思いをされるのですか?」孔子は次のように言って、弟子の不満をなだめました。「誰の人生にも、遇と不遇がついてまわる。 肝心なことは不遇な時期をどう過ごすかだ」孔子は私生児として生まれ、母親は巫女(みこ)のような職業についていたと伝えられています。その母親も、早く亡くなり孔子は苦労を重ねながら学問に励み、嘆いてもはじまらないことを自分の体験から学びました。『論語』には、人間のあり方や人間関係、政治家の持つべき徳性についての教えが詰まっています。孔子は人々に対して、次のように語りました。「どんなことも楽しんで行うと、思わぬ力が発揮できます。 人は逆境のときに、真価を問われるものです。 ただ、人生の達人はそんなときほど、逆境を楽しみ、順境もまた楽しむ のです。 自分を認めてもらえないと気にするより、人に認めてもらえるように 努力をすることが大切です」。このように、古典(聖書や論語、仏典、哲学)の教えは、現代の心理学にも通じる部分があり、私たちの考え方や行動に影響を与えています。もし、今の自分は不幸だと感じているときでも、それは成長のために学びの一環であるととらえれば、生きる力を沸き立たせることができるでしょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月09日
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【生きていること自体が冒険である】幸せには多くの意味がありますが、人間的に成長することもその一つです。学校の成績で上位になる、仕事で成果を出す、スポーツなら優勝することによって成長します。そのためには厳しい練習や、努力の継続、勇気が必要です。勇気は自分に自信がなくなり、迷いが生じたときには必要なものです。登山家に栗城史多(くりきのぶかず)さん、という人がいました。体格は小柄で、肺活量も筋量も平均以下でしたが、3年間で世界最高峰の山の六つに単独で、登頂したという努力と勇気の登山家でした。あるとき、ヒマラヤで8000mの山を登っていたときのことです。体がきつくてどうしても、一歩、足が出ないことがありました。そのとき「ありがとう」と口に出したとき、足が一歩出たそうです。彼は、考えました。「山に対して、『負けないぞ』とか『ちくしょう』という対峙するような言葉を持ってしまうと、かえって力が出なくなるから、山という存在と闘う気持ちを持ってはいけないのだ」と。そして、人間が自然の一部であるように、不安も苦しみも自然の一部だと考えて感謝しようと思ったのです。彼は、次のように語っています。「なぜ、『ありがとう』、という言葉が出たかというと、助けてもらったから、 自分が得をしたから、ありがとう、と言うのではなく生きていること自体 がすでに冒険だと考えれば、苦しいこともありがたいと思うことができる のです」。勇気を出したいときは、「ありがとう」と口にしてみましょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月08日
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【コップではなく湖になろう】心の器の大きな人ほど、不平不満は小さなものと感じ、小さな恵みでも大きな幸せを感じるものです。インドでブッダが仏教を開く前、バラモン教という教えがありました。そのバラモン教の老師に、若い弟子がいました。ところがその弟子は、いつも不平不満を言うために、老師はどうしたものかと考えていました。ある朝、老師はその弟子に、塩を買ってくるように言いつけました。弟子が戻ってくると、老師はコップ一杯の水に、ひと握りの塩を入れ、「飲んでみなさい」と言いました。老師は、「どんな味がしたかな」と聞きました。弟子は、「塩辛いです」と言って、塩水を吐き出してしまいました。その後、老師は、ひと握りの塩を持って弟子を湖に連れて行きました。湖に着くと、塩を湖の中にまくように指示して、次に湖の水を飲むようにと言いました。弟子の口から水がしたたり落ちているのを見て、老師は聞きました。「どんな味がしたかな」「真水です」と弟子は答えます。「塩の味はしたか」「いいえ」老師は弟子と腰を下ろして次のように諭しました。「人生の苦労とは、塩のようなもの。それ以上でもそれ以下でもない。 苦労の量はいつも同じだ。まったく同じなのだ。 だが、私たちが味わう苦しさは、その苦労を入れる器の大きさによって 決まる。 だから、苦しい目にあったときは、物事を感じる度量を大きくするしか ないのだ。コップではなく、湖になりなさい」人生で直面するいろいろなことを、どんな心で受け止めるかは人によって違いがあり、その後の人生の送り方も変わります。コップの心を持つか、湖のような広い心を持つかは自分しだいです。 (by ハートリンクス)
2024年08月07日
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【すべては自分しだい】人の心は、今いる境遇や環境の影響を受けやすいものですが、恵まれない境遇にいて感謝できる人がいれば、不満を持つ人もいます。菜根譚の一節に次のような言葉があります。「逆境のなかにいるときは、身辺におこるすべてが良薬となっていることに 自分では気づいていません。 一方、順境にあって、万事順調であるときは、天が味方をしてくれている ように思うかもしれませんが、そんなときほど注意をするべきです」東北大震災のとき、物資の援助をしてくれた台湾政府にオードリー・タンという人がいました。彼には生まれつき心臓の病気がありました。心室中隔欠損症といって、心室と心室の壁に穴がある病気です。子どもの頃、虚弱だったため感情が高ぶると、卒倒することもありました。いじめに遭い幼稚園は3つ、小学校は6つ変わりました。中学校は、1年だけ通い14歳になると退学しようと考え、自分はこれからどうすればいいか、と悩みました。そのときに、学校の先生から「すべては君しだいだ」と励まされました。この言葉でタン氏は、自分の人生に責任を持つのは自分であることに気づき、インターネットで勉強し、小中高の科学技術展コンクールで1位になることができました。彼は、次のようなメッセージを発信しています。「欠陥は、あなたが貢献するための招待状です」「すべての物にはひびがある。そして、そこから光が入るのです」どんな人でも、自分の心しだいで人生を変えることができるのです。 (by ハートリンクス)
2024年08月06日
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【幸運を手に入れる条件】幸運を手に入れるには、すべての力を出し切ることが重要です。「運を天に任せる」という言葉もありますが、これは全力を尽くしたのだから、あとは神様に任せようという思いを表わしています。適当に取り組んであとは、「どうにかなるだろう」というような多少投げやりな気持ちならよい結果は出ないでしょう。100年以上続く企業に任天堂という会社があります。歴史のある会社ですから、社訓のようなものがありそうですが、実はないのだそうです。ただ、「一寸先は闇。運を天に任せて、与えられた仕事に全力で取り組む」ということが、企業としての経営方針です。創業当初は、花札や玩具などを製造販売する会社でした。戦後まもなく、22歳で3代目の社長が後を継ぐことになりました。しかし、年齢が若く社員も従ってはくれませんでした。事業はタクシー会社やホテルの経営などを広めましたがうまくいかず、元の玩具を扱う会社に戻りました。それでも3代目社長は、おもしろいものを作ろう、と日夜考え商品開発に取り組んだ結果1980年、ゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ」を製品化し成功したのです。運を天に任せるという境地になるには、後悔しないぐらいに全力を出し切り、失敗を恐れないことが大切です。幸運は行動の結果であり、積極的に行動することが成功するための大きな要素です。自分の目標に向かって行動し、チャンスをつかみましょう。 (by ハートリンクス)
2024年08月05日
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【クヨクヨしてもよい時がある】中国の思想家・孟子は、 「天は必ず厳しい試練を与えるものだから、くじけそうになっても成長のためには必要なことだと考えよう」言いました。人の一生は、すべてが順風満帆ではありません。書家の相田みつをさんは、人生は「七転八倒」なのが自然な生き方だと言いました。相田さんの本の中にある逸話ですが、昔、中国のある禅師に修行僧が聞いたそうです。「この道さえ歩いていけば、絶対に間違いのない真実の道とはどんなもの でしょうか」すると、禅師はこう答えました。「七転八倒が真実の道である」つまり、失敗の連続が真実の道だというのです。「七転び八起き」ではなく「七転八倒」(しちてんばっとう)。七回転んで、八回倒れるということです。相田さんは、この逸話の意味を、「人間は努力しているかぎり、これでいい、これで満点はない。いつでも未完成、不完全」だと言います。転び、倒れて人は成長していくものだと思えば、苦しいことに出遭っても、乗り越えることができます。クヨクヨしたくなることもありますが、そんな時はクヨクヨしたほうが良いのです。弱い自分をすべて否定する必要はなく、弱い自分も強くなることができると気づくことが一番大切なことだからです。苦しいときほど、がむしゃらに前に進むのではなく、逆境に出会った意味を考えることが大切です。 (by ハートリンクス)
2024年08月04日
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【才能の発揮には工夫が必要】日本では一年間に特許の申請の件数は、約30万件前後と言われています。もちろん、一人で何件もの申請をすることもありますが、それでも発明のために研究をする人がいかに多いかがわかります。才能とは、優れた能力で表現し発明するものだけとは限りません。例えば、事務用品の付箋紙は、ごく普通の接着剤メーカーの社員の一人が、貼り付けるノリの配合に失敗したことでヒントを得て生まれたものです。ある経営コンサルタントが人間の才能について、次のように述べています。「多くの人が自分の才能に気づかないのは、わかりやすい才能とわかりにくい 才能があるからだ」と。例えば、走るのが速い、野球がうまい、作曲ができるというのはわかりやすい才能です。しかし、掃除の才能というのはとてもわかりにくく、何かの工夫をしなければ数値化できません。才能は、何かの工夫によって能力となるのです。孫正義さんが、若いときに自動翻訳機を発明して松下電器に売り込みました。そんなものは売れない、と断られました。次に、三洋電機というところに持っていきましたが、話を聞いてもらうことさえできませんでした。もし、孫さんがそこであきらめていたら、「才能がなかった」と言われていたでしょう。しかし、あきらめずに発明した製品に一つのアイデアをプラスした結果、別のメーカーが買ってくれました。そのお金で、今のソフトバンクの基礎になる会社を立ち上げたのです。発明という目に見えにくい才能も、工夫と努力によって、評価を得ることができます。 (by ハートリンクス)
2024年08月03日
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【人から信頼を得るには】人から信頼されている人ほど、人間関係が良好です。人間関係が良好であれば、お互いが思いやりの気持ちで接することができます。相手の気持ちを想像することから思いやりの心が生まれます。つまり、想像力の豊かな人ほど、よい人間関係を作れる人でもあるのです。「菜根譚」の中に、人から信頼され、人間関係がよくなるための方法を示した言葉があります。 『相手のささいな過ちを責めたりせず、相手の秘密や隠しごとを人に言い ふらさず、相手の過去の汚点をいつまでも覚えておかないことです。この三つを実践すれば、自分の人格は高まり、徳を養うことになり、人から恨まれるような出来事から離れることができます』具体的には次のようになります。1、相手のささいな過ちを責めないこと。相手のミスを見つけたら、叱る、怒る、非難するだけでは、人として包容力がないということを、まわりに証明しているようなものです。包容力があれば、叱る、怒る、非難もアドバイスになるでしょう。相手が気づいてくれれば、相手も気づかせてくれたこちらに、感謝の気持ちを抱くようになります。2、相手の秘密や隠し事を人に言いふらさないこと。人には、隠しておきたいこと、ふれてほしくないことがあるものです。そのようなことを、“自分は知っている”、という間違った優越意識が、人に漏らしたりするのです。そっとしておくという、心の広さが大切です。3、相手の過去の汚点をいつまでも覚えておかないこと。 人の昔の心の傷や、失敗したことは、いつまでも記憶しておかないようにするべきです。人の過去にこだわりを持たず水に流してしまうと、人の欠点も気にならなくなり、自分が人から信頼を得るようになります。このように、人から信頼を得てよい人間関係を作ることは、自分づくりとなり人としての成長をもたらしてくれます。 (by ハートリンクス)
2024年08月02日
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【感情は遺伝子に影響を与える】人生は、自分の可能性を拓いていくことが大きな目的の一つです。そのためには、自分の才能や情熱を追求することが重要です。 周囲を見渡すと多様な人がいます。「せっかく、いいものを持っているのにもったいない」「もう少し頑張れば、いい結果を出せるのに」などです。アメリカの大スター、レディー・ガガさんは、インド人医師のディーパック・チョプラに深い影響を受けています。彼は、心理療法で「アインシュタイン賞」を受賞し、東洋医学と西洋医学を取り入れ独自の医療センターを設立しました。レディー・ガガさんは、小さい頃からピアノを弾き、13歳でバラードを作曲するような少女でした。ところが、学校では友人と仲良くできず体型も太っていたことから、いじめに遭い、みんなの前でゴミ箱に投げられたこともありました。そんなことから、ドラッグ中毒になりますがチョプラ博士のおかげで立ち直ることができました。彼女にとって、曲を作り、歌うことが自分らしさを出すことだったのです。チョプラ博士は、体と心と感情は互いに影響し合っていると考えて、それを総合的に治療していくための瞑想を取り入れました。研究によれば、感情は遺伝子の活性化に影響を与えることが示されています。怒り、恨みなどの感情は遺伝子を、病気を作るものに変えていきますが喜びや、愛情の感情は遺伝子の働きを健康なものに変えていきます。この遺伝子の働きを改善していくと、その人本来の能力や可能性が現実のものになるのです。遺伝子の研究では、全体の内の97%が休眠状態にあり、その潜在的な能力を引き出せる可能性があります。多くの人は、自分ができない理由はすぐに思いつきますが、できることを探すことには消極的です。自分を生かせない理由はここにあるかもしれません。自分を生かし自分らしく生きるには、眠っている可能性を見つけ出す努力を惜しまないことが大切です。 (by ハートリンクス)
2024年08月01日
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