全2件 (2件中 1-2件目)
1
【不幸と思えても実は幸福につながっている】黒柳徹子さんは「徹子の部屋」という番組の司会を長く務めています。彼女によると、この番組に出演された人の9割が、現在の仕事を最初から好きではなかったそうです。本来なら別の仕事を選びたかったものの、生活のために仕方なく続けていたら、いつの間にか仕事が面白くなり続いていたという話です。もちろん、「この仕事以外は考えられない」という気持ちで生きがいを見つけた人も多くいます。次のような話があります。ある女性が車で通勤中に追突されました。幸いむち打ち症などの後遺障害は残りませんでしたが、1ヶ月間入院しなければならいケガを負いました。しかし、彼女の性格が楽天的だったのかもしれませんが、見舞いに来てくれた人には「事故には遭ったけど、死なずにすんで助かった。とてもラッキーだった」と話してくれたというのです。この事故は、追突されて前の車と後ろの車にはさまれてしまうという大きなものでした。当時、彼女にはつき合っている男性がいましたが、入院した彼女を心配した彼は、彼女の大切さに気づき結婚を決意したそうです。事故という現実だけを見れば、災難という不幸な事実そのものです。しかし、災難という環境を恨まず、助かってよかったと思うこともできます。また、自分が望まない環境にいても、そこから逃れることが正しいとは限りません。今の環境が辛くても、未来の幸福を育てる栄養になると信じることもできます。心の持ち方次第で、不幸と思えてもその延長線上には幸福があります。
2025年02月28日
コメント(0)
【生きる目的が悩みを消してくれる】一日のスタートをため息交じりで、「嫌だな」「仕事に行きたくない」という気分で始めるのか、「大変だけどひとまず出かけて仕事をしようと」と前向きに行動するのでは、大きな違いが生まれます。また、仕事が終わった後に「今日の仕事はやり遂げた」と思うことで充実感を覚えることができます。ため息交じりで仕事をするのは気分に振り回されている状態ですが、仕事をしようと思って行動するのは、目的意識を持った生き方です。この生き方が定着すると、苦と感じていたことが徐々に感じなくなります。明治時代、精神科医に森田正馬(もりたまさたけ、通称、しょうま)という人がいました。彼はのちに「森田療法」という精神療法を作りあげた医師です。森田は、若い頃パニック障害に苦しんでいました。大学生の時、思うような勉強ができずに悩んでいましたが運悪く、父親の仕事がうまくいかず仕送りが止まってしまいました。しかし、目の前に試験が控えていたため、勉強を続けるしかありませんでした。お金もなく、薬も飲まずに寝る時間も減らして勉強しました。ところが、そんな生活を続けているうちに、パニック障害の発作が起きなくなっていました。この体験が、精神医学の道に進ませ、「森田療法」が生まれました。彼は、その時々の気分や感情に振り回されず、目的をもって行動することが大事だと考えて治療にあたりました。ある調査によると、人間は生きている間に36回、大きな出来事に遭遇するといいます。入学や試験、就職、恋愛、結婚、思わぬ病気や事故などの出来事は避けることができません。そのような時でも、自分が生きていく上での目的意識がある人は、その出来事が良いものであっても、悪いものであっても経験として役立てる力を身につけています。気分や感情に支配される生き方より、目的を持った生き方を目指しましょう。そのほうがはるかに豊かな人生となるに違いありません。 (by ハートリンクス)
2025年02月15日
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1