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【不運の奥にある幸運】不運な出来事に遭遇したとしても、それが幸運の種になることがあります。その鍵となるのは、その境遇をどう捉え、どう生きるかという考え方です。例えば、イギリスのSF作家ハーバード・ジョージ・ウェルズは、次のように述べています。「その時、とんでもなく不運に思えたことが、思いがけない人生の転機になることがあります。」彼は少年時代、高所から転落して片足を骨折しました。しかし治療がうまくいかず、一年間家に閉じこもる生活を送ることになります。そんな環境の中、本を読むことが唯一の心の支えとなり、やがて文学の面白さに目覚めました。その後、父親の陶器店が廃業し、母親が家政婦として生計を立てるという厳しい境遇の中で過ごしました。そして13歳になると、生地屋の店員として働き始めます。朝5時から夜7時までという過酷な労働環境に耐えかね、彼は恩師に「僕は惨めです。胸が張り裂けそうです。もう生きるのもいやになりました。」と手紙を書きました。すると、まもなく恩師から「教師の仕事があるからやってみないか?」という返事が届きました。彼は喜び、教師としての道を歩み始めました。しかしその後、フットボールの試合中に選手に押し倒されて腎臓が潰れ、右の肺が破裂するという重傷を負いました。12年以上の闘病生活を続ける中、彼は好きだったSF小説を書き続け、代表作の『透明人間』『宇宙戦争』を完成させました。ウェルズは後年、次のように語っています。「少年の頃に骨折し、本を読むことで文学が好きになったこと。生地屋の店員として過酷な仕事をしたこと。フットボールで大きな怪我をして長い闘病生活を経験したこと。すべては、一見不幸なことのように思えますが実は幸運だったのです。」このように不運な出来事も見方を変えれば人生に意味を与え、幸運へとつながることがあります。どのような環境であっても、前向きな姿勢を持ち、肯定的に生きることで、幸運を引き寄せることができるのです。 (by ハートリンクス)
2025年04月30日
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【心の乱れを整えるには】心の乱れには様々な原因がありますが、日々のコミュニケーションや環境の変化が影響を与えることもあります。精神科医の斎藤茂太さんが、心の乱れを整えるためのいくつかの方法を挙げています。1、 自分の気持ちを書き出す習慣を持つこと。紙に書かなくても、乱れた心を文字化することで心が落ち着きます。文字化することで気持ちの整理ができストレス解消になります。2、 焦らず、急がずに過ごす。人は焦ると正しい判断ができなくなり、感情の世界で片付けようとします。そのため、自分の思った通りにならないと怒りが湧きやすくなります。3、 相手や自分への要求水準を下げる。心の余裕がなくなると、相手や自分に完璧さを求めたくなります。なぜかと言えば自分の不安定さは、完璧なもので埋めてバランスを取ろうとするからです。それでは問題を解決できません。まず、完璧を求めなくても半分でもいい、と要求を下げれば心が楽になります。4、プライドを捨てること。プライドを持つのは良いことですが、気持ちに余裕がない時は自分を苦しめる原因になります。自然に身についたプライドは周囲からの信頼を得ることになり、その人の魅力になります。 心が乱れているときは、視点を変えることで、新たな気づきが得られる絶好の機会になります。例えば、川を船で下っていくとき岸だけを見続けていると、自分の船が後ろに動いているように感じます。しかし、乗っている船に意識を向ければ船は先に進んでいます。このように、悩みに心が奪われているときほど、自分の現在地を見失いがちです。乱れた心を静めるには、物の見方を変えてみましょう。目まぐるしく変化する社会では、自分の心の足元をしっかり見つめていく姿勢が大切です。 (by ハートリンクス)
2025年04月15日
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