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【悩みは幸せの障害物ではない】何か悩みを抱えていると、「この悩みさえなければ幸せなのに」と思うことがあります。 多くの人は「悩みは幸せの障害物」だと考えがちで、目の前の悩みこそが不幸の原因だと感じてしまうのです。しかし、考え方を少し変えるだけで、悩みが違った意味を持ち始めます。ある作家が33歳のとき、長女を授かりました。すでに「慶子」という名前を用意し、誕生を心待ちにしていました。 ところが、慶子さんは知的障害をもって生まれてきました。医師から「治りません」と告げられた瞬間、世界から色が消え、すべてがモノクロに見えるようになったといいます。 それから半年間、花の色も人の顔色もわからなくなり、深い苦しみに沈みました。自分の子どもに障害があるという事実を、なかなか受け入れることができなかったのです。 そんなある日、彼は次のような文章に出会いました。 「新生児の600人に1人は障害をもって生まれる。ということは、将来、自分の子どもが障害児として生まれてくる可能性がある。そのときのための心構えを持っていた方がよい。」この文章を読んだ後、彼は少しずつ考え方を変えていきました。 「慶子ちゃんは、うちの家に生まれてきてよかった。 どこかの家庭に必ず生まれなければならなかったのなら、私たちを選んでくれて、本当によい選択だったと思う。 私も妻も、障害を持つ子どもを差別したりいじめたりする人間ではない。優しく包み込める両親を選んで、慶子ちゃんは生まれてきたのだ。」そう思えた瞬間、モノクロだった世界に再び色が戻ったそうです。障害という「大きな悩み」は、本当は「自分の認識の問題」にすぎませんでした。「娘よ、よく来てくれたね」と受け入れたとき、悩みは悩みでなくなったのです。悩みが成長の種だと思えるようになると、人は感謝することができます。 心の持ち方ひとつで、人生は大きく変わるのです。 (by ハートリンクス)
2025年06月30日
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【幸福と不幸の境界線】ブッダに次のような言葉があります。「欲望が燃え盛れば人生は灼熱の地獄となり、貪欲の世界に浸れば救いのない苦界となります。それらの欲からいったん離れれば、苦界を渡る船であっても極楽の世界にたどり着けます」人間の欲をすべて否定すれば生きていくことはできません。ブッダは、「欲は慎むという節度がなくなると苦しみは増えていく」と説いています。そのため、注意が必要です。つまり、欲望に支配されるよりコントロールするよう心がける生活が幸福につながるのです。例えば、現代と江戸時代を比べると、情報の伝わるスピードは違っています。そのため便利になり、快適な生活環境を享受できるようになりました。特に、人との交流が簡単にできるようになり、顔も知らない人とのネットワークも広がりました。一方、悩みや不安を持って生きる人たちは増え、心が疲れやすくなっている人も増えています。民俗学の研究者によれば、「江戸時代はスローライフの生き方の時代だったが、現代に生きる人々よりも、人間らしい生き方をしていて幸福度は高かったのではないか」という意見があります。また、現代は自然界のリズムにそぐわない性急な生き方をしていることが多いのです。春の美しい花、暑い夏に吹く風の心地よさ、秋の夜空と月の美しさ、冬の雪が与える水の恵みなどを感じることができれば、心のゆとりも生まれます。幸福と不幸の境界線は、欲望の世界に支配されずバランスの取れた心を持てるか持てないかによって、大きく左右されるといっても過言ではありません。人の悪口を言わず、欠点ばかりを見ないようにすれば、感情の高ぶりを抑えることができるでしょう。急がず、自分のペースでゆっくり豊かに過ごす時間を持つことで、心のバランスを保つことが大切です。 (by ハートリンクス)
2025年06月15日
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