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【つらい過去を、やさしく抱きしめるために】ふとした瞬間、心に浮かぶのは、なぜか、悲しかったことばかり。 研究によると、私たちが思い出すことの約8割は、嫌な記憶だそうです。 年齢を重ねるほどその割合は増え、70代、80代になるとほとんどが「つらかったこと」になってしまうのだとか。「人生をやり直したい」「こんなはずじゃなかった」 そんな言葉が、胸の奥で静かに響くこともあるでしょう。けれど、過去の自分を責め続ける限り、幸せは遠ざかってしまうのです。江戸時代の禅僧・盤珪(ばんけい)さんは、こう語りました。 「責めず、比べず、思い出さず」 この言葉を、そっと心に置いてみてください。 まるでお守りのように、口ずさんでみるのです。 何度も唱えるうちに、心の景色が少しずつ変わっていきます。散歩の途中、風に揺れる木々を見ながら、ふと、昔の記憶がよみがえることがあります。 それが楽しいものであればいいけれど、多くの場合、痛みを伴うものかもしれません。そんなときは、こう言ってみてください。 「あの時は、あれでよかったのだ」 過去を否定するのではなく、その出来事が、今の私を育ててくれたと やさしく受け入れてみるのです。「あの時は、つらかった。でも、あれは私にとって必要な体験だった。 あの判断も、あの選択も、あれでよかった。」 そう思えた瞬間、心の中にある“変換ボタン”が押されて、画面が肯定の世界へと切り替わります。過去は変えられないと言われるけれど、その意味は、今の私が自由に選び直せるということです。「嫌な過去」を「よかった過去」に変える力は、誰の心にも、あなたの中にもそっと眠っています。 (by ハートリンクス)
2025年10月31日
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【遠くを見つめると、心は自由になる】ふと、心が曇る日があります。誰にも会いたくない、誰かと話すのも、ちょっとつらい。何もしたくない、なんだかうまく笑えない日。きのうのことを思い出して、胸がぎゅっとなる。友だちの言葉や、SNSの通知、全部が重たく感じる。そんなとき、アランはこう言います。――遠くに目をやってみて――『夜空の星を見上げるとき、海の向こうをぼんやり眺めるとき、 目の奥に張りついていた緊張が、かたい心がすっとほどけていきます。 すると、心も静かに解き放たれ、歩く足どりに少しずつ自信が宿る。 体の奥にあったこわばりがほどけて、心もやわらかくなるのです。 人の目は、遠くを見つめることで安らぐようにできていて、 それは、わたしたちに大切なことを教えているのかもしれません。 思考は、からだを自由にする力を持っている。 人間の運命と、からだの働きには、深く美しいつながりがあるのです。』遠くを眺めていると、気持ちが少しだけ広がったように感じます。空の色、風の匂い、雲のかたちなど、目に映る自然のすがたが、静かに心に語りかけてきます。そのとき、人もまた自然の一部へと還っていくのかもしれません。人間には、他の生き物よりも、心の変化を繊細に感じ取る力があります。その心とからだの関係を、やさしく整える力も、すべての人に備わっているからです。そのことを思い出せば、本当の幸福は心のあり方の中にあると気づきます。 (by ハートリンクス)
2025年10月15日
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