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2020年01月27日
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【相手の望みに応える人】



◎国民的テレビアニメの『サザエさん』。

 今でこそ、ほのぼのホームドラマのタッチが確立されていますが、放送が始ま
 った当時は、ギャグアニメと呼んでもよいほどラフな内容でした。

 サザエさんが空手(柔道だったかな?)を習いに行くなど、ドタバタ喜劇のよ
 うな回もあったほどです。

 そんな『サザエさん』の初期の頃。今や超売れっ子の脚本家、三谷幸喜がわず
 か3回だけですが、脚本を書いたことがあります。

 繰り返しますが、まだ、『サザエさん』がギャグに寛容だった時代です。
 にも、かかわらず、三谷幸喜が書いた4本目の脚本を見たプロデューサーは、
 激怒したのだそうです。

 彼がその時に書いた脚本のタイトルは『タラちゃん成長期』。
 その内容は、なんと、タラちゃんが筋肉増強剤を使用して筋肉モリモリになり
 オリンピックに出る、というもの。

 もちろん、最後は「タラちゃんの夢だった……」というオチはつきます。

 それでも、脚本を読んだプロデューサーは、三谷の目の前で、その台本をゴミ
 箱に投げ捨て、彼にこう言ったのです。

 「君には、『サザエさん』の心がわかっていない」そして、こう続けました。
 「もう、来なくていい」

 若き日の三谷幸喜は、たった1回の「夢オチ脚本」で、『サザエさん』の仕事
 を失ったのです。

 この脚本。たぶん、抱腹絶倒のデキだったに違いありません。もし、アニメ
 化されていたら、わたしは腹を抱えて笑いころげた気がします。
 作品そのものは、決して悪くなかったはずです。

 でも、明らかに『サザエさん』の世界観からは外れている。

 どんな作品として面白くても、「プロデューサーが望む仕事」ではなかった
 のです。

 テレビタレントが、「テレビタレントとして生き残れるかどうか」の一つの
 目安があります。

 決して、「面白いコメントを言えるかどうか」ではありません。
 それは、「プロデューサーが望んでいるコメントを言えるかどうか」

 プロデューサーが、「ここではこういうコメントが欲しい」と思った時に、
 的確に望んでいるコメントを言い、望んでいるリアクションが取れる。
 そういうタレントは重宝ですから、次の番組でも声がかかります。

 逆に、面白い事を言って目立たなくてはと考えて、一人でしゃべり続けるよう
 なタレントは、どんなに面白い話をしても次にはお呼びがかかりません。

 売れているタレントは、バカな事ばかり言っているようで、ちゃんと、自分が
 前に出るタイミングをはかり、前に出ている時は、引き際を考えながらしゃべ
 っているのです。

 (参考文献:西沢泰生著  かんき出版
      「小さな幸せに気づかせてくれる33の物語と90の名言」)




 *他人の期待に応えるということは、とても大変なことです。

  最近の情報社会は、目立つだけではなく、自分が発信する内容に個性と
  説得力がないと、あっという間にすたれてしまいます。

  三谷さんは、ある番組でプロフェッショナルとは何か、について次のように
  コメントをしたそうです。

  「期待に応えるという事ですよね。自分のやりたいものをやるんじゃなくて
  他人(ひと)が自分にやって欲しいものをやるという事ですよね」

  この考えは、一般社会の人間関係にも言えることです。
  このコメントを、言い換えれば、
  「自分の言いたいことを言うのではなく、相手が言って欲しいことを言う」
  ということかもしれません。

  時よっては、自分の言いたいことを言うべき時もあります。
  しかし、それは時と場合にもよります。

  相手が言ってほしいなと思った時に、こちらも言いたいことを言う、これが
  ベストです。

  相手との間合いをうまく取ることを自然にできる人になりたいものです。





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最終更新日  2020年01月27日 07時00分07秒
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