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2020年01月29日
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【子育ての本質】



◎授業参観の日のこと。お好み焼きの絵を描くという時間があったそうです。

 お好み焼きに入れる具を、思いつくままに言ってみましょう、と先生が言い
 ました。

 そして、子どもがニコニコしながらいろんなものを言っていたのですが、ある
 子どもが、「チーズ」と言いました。すると、その先生は、
 「チーズ? それはないな」と言ったのだそうです。

 しかし、その子は実際に、親に連れられてお好み焼き屋に行ったとき、チーズ
 の入ったお好み焼きを食べたことがあった。

 子どもは、思いつきでなくて、実際に食べたことがあるのを言った。
 ところが先生は「それはない」と言う。

 それまでニコニコと楽しそうに手を挙げていた子どもたちの顔から笑顔が消え
 て、先生が「なるほど、それはありそうだ」と言うものしか言わなくなった。

 授業のあと、参観していた母親は「授業の感想がありますか」と問われて、何
 も言わずに帰ろうと思っていたそうですが、思わず言ってしまったそうです。

 先生のひと言によって、教室の空気が一変した。
 それから生徒が先生の気に入るようなことしか言わなくなった。
 先生、どうしてあんなことを言ったのですか、と。

 たしかにチーズはお好み焼きにはあまり入れないかもしれないけれど、なるほ
 ど面白いね、今度やってみようかな、ということだったら、もっと活性化して
 面白かったかもしれない。

 それに対して先生は涙を流してこう言ったそうです。
 「実は自分が教師を志したときに、そういうことは言わない教師になろうと、
 子どもの創造性を摘み取るような教師にはならないと決意をしていたはずなの
 に、いつのまにかそんなことを言うようになってしまったんですね」

 これは、「教師と生徒」の関係だけでなく、「親と子ども」の関係にもありえま
 す。

 子どもが何か非常に創造的な、楽しそうなことを言った瞬間に、「そんなのは
 ないよ」と、親が言ってしまったら、親が「そうだね」と言ってくれることし
 か言わない子どもになる。

 岡本太郎(芸術家)は、岡本一平(漫画家、作詞家)と岡本かの子(小説家)
 という二人の天才から生まれた人です。

 岡本太郎は、親から、雲は何色だ? と聞かれて、「白」と答えると、
 「お前には白に見えるのか?」と言われたそうです。そして、
 「白に見えてもいいけれど、白に見えないこともあるだろう」

 赤に見えたら赤に描け。みんなが白と言うから白に描くのはやめろ、と言われ
 たそうです。こういう親の教育はすごいと思います。

 「見えたものがお前にとって真実なのだから、青に見えたのなら青に描きなさ
 い」と。これが、人間の想像性をかきたてていくのでしょう。

 子育ての本質は、子どもが人と違ったことを言ったときに、親がそれを
 「面白いね」と肯定してあげること。

 「氷が溶けると何になりますか?」と問われて、生徒たちは、
 「水になります」と答えるのですが、一人の子どもが、
 「春になります」と答えました。

 それを、×とした小学校の先生がいた。それが教育研修会で報告されて、
 「これは×にすべきでしょうか」と話題になったのです。

 「氷が溶けると、春になります」という発想ができる人が、詩人や芸術家に
 なるのでしょう。
 そして、そのような感性を大事にしたい、と思うのです。

 (参考文献:小林正観著 「魅力的な人々の共通項」 清談社)




 *子育てで大切なのは、否定することではなく、肯定すること。

  もし、否定しなければならないことだったら、いったん認めつつ、こういう
  考えもあるよ、という方向に導くことです。

  最終的に、肯定してあげることで子どもは自信をもつことができます。

  人間にとって、自信を持つことは喜びでもあります。
  親から認めてもらえる、先生から認めてもらえる。

  これが、生きるって楽しいことなんだ、という意識を持つことになると
  思います。






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最終更新日  2020年01月29日 07時00分11秒
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