忘れていそうで忘れていない日記

6日目~ラスト


池田北のコタンYH~~六花亭本店~ナイタイ高原~清水ドライブイン~夕張フォレストYH

北のコタンの朝は肌寒く,でもなんだか爽やか~。
窓開けたりストーブつけたりしながら準備をします。朝ご飯もおいしくいただき出発です。
今日はとりあえず六花亭本店をめざし,そして ナイタイ高原 まで。
その後は気と足と風の向くまま,てなわけで六花亭です。
帯広駅前にあるはずなのに,いまいち分かりにくい,そして駅前の地下駐車場に停めてはみたものの,ああ裏通りに六花亭の駐車場が。
私が先導するとろくなことがないという典型です……。おみやげを購入し,ナイタイ高原に向けて出発です。
R241からはナイタイ高原牧場はあっち,という看板が出ていて,ひっじょーに分かりやすい。
途中で行きすぎたりしながらもレストハウスにたどりつきます。

そこでは,

わーいすごい広いよー,総面積約1700ha東京ドーム358個分の平野だよー,
牛さん馬さんものびのびしてるよー!!


……となるはずだったのですが,一面霧です。全く景色が見えない,5m先も見えない。
どうやら後で知ったところによると,この霧もナイタイ高原の名物ということで,そのときは残念でしたが,
思い出してみるに,これはこれですごく幻想的で,自分が雲の中にいるみたいで,ついつい来し方行く末をおもってしまうような,そんな不思議な場所でした。
ここでは温かいミルクをいただきました。

ちなみに帰り道はどんどん霧が濃くなってきて,
シールドは水滴がはりついちゃって撥水スプレーも効かないし,グローブもびしょびしょです。
ここから3時間ほど,メットにワイパーがついていたら良かったのに,と考え続けることになります。

高原から降りて,ZRXくんともおわかれし,私は夕張フォレストYHへ向かうことにします
(ちなみに高原の上はPHSの電波ダメダメでした。3本たってるのにかけられない)。
ガソリン入れて,R274に入ったあたりから雨が本降りです。もう土砂降りです,どうしようもないです。
途中の道の駅でカッパを着て,でも何処に寄るでもなく延々と走り続け,町を抜け,日勝峠に向かいます。
途中,対向車がパッシングしてきて,なんだろーねずみとりがいるのかしらこんなときに,とか思ったのですが,
後から考えると,屈斜路ユースで一緒だった方だったのではないかしら。
そのときは必死で振り向くことすらできなかったのだけど。

雨がどんどん降り続く中,にあるサホロYHにしておけば良かったと後悔もしつつ,がんばって清水ドライブインに向かいます。
食欲はかけらもなかったけど,なんか食べなきゃ事故りそうだし,と思って私が選んだのは,名物牛トロ丼(900円くらいだったかな)。
ドライブインのおばちゃん,とても親切で,バイクなの,寒かったでしょ,ゆっくりあったまっていきなさいなと声をかけてくれました。
牛トロ丼,おいしかったのですが,食事というよりカロリー摂取となってしまい(エネルギー切れでした),
心底は味わえず,無念なりー。

もちろん峠の景色も何も見えず,つくづく私って霧おんななのね,と実感します。
ちなみにここも霧が名物のようで,また後で知ったことですが,
日勝峠はかなり事故の多い国道で,冬は職業運転手さんであるトラックすらも避けるルートらしい。
ここらへんの「樹海ロード」,晴れてたら絶景だろうし,紅葉もきれいなんでしょうが,今回は霧に完敗です。
だって峠のてっぺんでは前の車のテールが見えないんだもの,これはほんとに怖かった。

降りて行くにつれ,徐々に霧が晴れ雨もやみ,ほっとしたところで道の駅です(初日,富良野に行く途中でスルーしたところ)。
やっぱりアイスなど食べる気はせず,コーヒー飲んで一休み。
地元のつなぎを着た方が,どこまで行くの,夕張ならあと少しだね,気をつけてね,と声をかけてくれました。
この「あと少し」にどれほど癒されたことか! 

ほどなくして出発すると,あああまた雨が。でも霧はかかってないし,強気です。ようやく夕張エリアに入り,一安心。 夕張フォレストYH の看板もすぐに見つけ,迷うことなくたどりつけました。
少し観光でも,と思っていたのですが,もう私にはそんな体力残ってない,お宿でゆっくりです。

けどね,この樹海ロードは雨さえ降っていなければ本当に良い道かと推測されます。またリベンジ箱,入りましたー。

宿には既にBMWのバイクが停まっていました。
夕食のときその方とお話ししているうちに,彼は私が一昨日の屈斜路で一緒だった方と,昨日出会っていたそうで
(午前中のみ一緒に走ったと言ってた記憶が),
そういえばバリオスの女の子の話もしとったわー,と言われました。
それ間違いなく私のことです,もう女の子というには口はばったい年齢なんですけどねー。

その他にも,「あそこにこんなバイクの人がいた」という話がいくつかあって,あーその話私もこの人から聞いたわー,とか,
話に出てきた人と帰りのフェリーで一緒だったりとかで,やっぱり北海道!という感想を抱きました(なんのこっちゃ)。



7日目
夕張フォレストYH~国道〓号~苫小牧FT~岩手沖くらい
明け方,ざーーーーという音で目を覚まします。
もー,晴れてくれーと祈りながらもまた寝ようとするも,なんだか興奮しちゃって,さらに昨日お越しになった月からのお客様が大いなるパワーを発揮し,もう全然だめだめです。
連泊して今日は1日休んでおくか,がんばってとにかく帰って日曜日に自宅で休息するか,だいぶ迷い,
とりあえずフェリーを変更できるか聞いてみようと電話するも,ターミナルの電話が全くつながらない・・・。
じゃあ連泊しようかな,と思っていると,BMWのお兄さんに,帰って休んだ方がええんちゃうーとアドバイスをいただいて,
自分がものすごいカオしてたことに気づき,とりあえず苫小牧に向かってしまうことにしました。
万が一フェリー変更できなかったら,そのときはそのときです。

苫小牧への道は,もうもう暴風雨で,車線の真ん中走ってても対向車線にとばされそうになるくらいで,しんどすぎでした。
そんな中でも対向にバイクを見つけ,おーいがんばってね,と手を振ってみます。

そんなこんなで,今回の旅の最後のメインイベントである,
苫小牧市の貝であるホッキ貝と苫小牧市の木の花であるハスカップを何らかの形で満喫しよう!計画 はあえなく断念。

フェリーも無事に変更でき,もうターミナル内でゆっくりすることにします。
寝たりお土産みたりしているうちに,乗船です。さよなら北海道!

今回は12人部屋になんと1人です! 気を使わなくていい,というのは良いことですが,さみしいし,若干こわい・・・。
うーん,空いてる時期というのも考えものですねぇ。

8日目
日本海のどこか~帰宅。



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