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2010.10.24
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カテゴリ: 保険・共済


「患者さま」という偽善に満ちた呼称を役人が押し付けたことで、
医者は患者に「買われる」サービス業にされた……。

医療にまつわる様々な偽善を現役医師が一喝する。

「セカンドオピニオンのせいで患者と医者が疲弊する」
「インフォームドコンセントは本当に良いことか」
「有名人の癌闘病記は間違いだらけ」
「病院ランキングは有害である」
「安楽死を殺人扱いするな」――。
毒と怒りと医者の矜持が詰まった問題提起の書。



「患者さま」という奇妙な呼称はどこから出てきたか、
についてはあまり一般に知られていないと思う。

これはそもそも医療者が横柄で傲慢であるということを反省し、医療はサービス
ということを再認識して百貨店などが顧客を「お客さま」と呼ぶのに倣ってそうしようと、
「良心的な」病院が使い始めた習慣――ではないはずである。

まあどこにでも変わったことを考えてそれが良いことだと思い込む勘違い野郎はいるので、
そういうお調子者がいたのかも知れないが、実際には二〇〇一年に厚生労働省が
「患者の呼称は様を基本とすべし」という、実にくだらない通達を出したからである。

この呼び方が出たときから賛否両論はあったが、さしあたりこういう呼び方をしようとする
発想自体は、それこそ横柄で傲慢な医者の反省から出たものでそれなりに評価すべきと、
一定の理解を示す向きもあるように見える。日本人の言語能力の堕落を示す端的な例である。


「患者さま」は、多くの病院で守られている。
私の病院でも掲示板はすべて患者さまになっている。
ただし、この言葉を蛇蝎の如くに嫌う私は、若い医者をつかまえて、
「絶対に使うな」と指導しまくっているが、それを咎めだてした人間は一人もいない。

つまり、病院で、誰一人、患者さまを「様」だと心から思っている人間はいないのである。

心にもない呼び方をしているのだと思って間違いない。

そういう奴が、あなたを「患者さん」と呼ぶ職員よりも、
言葉が丁寧な分だけ気遣っていると、もし思うのなら、
あなたは身体の病気で病院に来たのかも知れないが、まずは頭を良くした方がよい。
もっともこれは古来死ななきゃ治らないとされているが。

同僚後輩に対しても、メールでこの言葉を先方が使ったときには、
私は僭越ながらと前置きしたうえで、
「いやしくもまともな医者はそのような言葉は使うべきではない」と注意している。

多くの場合、「自分でもそう思っていたが上からの指導もあったので」とかなんとか、
言訳の返信が来ることが多い。

いかにみんなが忸怩たる思いでこの言葉を嫌々口にしていたかが分かる。
その一方、私は、自分のところに来ている研修生が、
「前の大学ではそう呼ぶように言われていました」と
「患者さま」となんの抵抗もなく言うことに愕然としたことがあった。
一人は東北大学で、もう一人は北海道大学でそう指導を受けていたのだそうだ。
これはそう指導する方も指導する方だが、言われた方も社会人にもなって
平然と使える神経が摩訶不思議である。もしこの二人が北日本を代表するのであれば、
白河以北一山百文という昔の蔑称が必ずしも的外れでなかったことを示している。

とはいえ、自らの信条はともかく、「患者は今や顧客として扱うべき」だとか、
自ら率先して「患者さまと言え」と下に指導するような、医者の矜持や使命感を
ドブに捨てたような発言をする管理職が、私の身近にもいるのは事実である。
あるいは言葉など大した問題ではないと思っているのかも知れない。
しかし、言葉なくして人間の思考は、ひいては行動はありえない。
我々は良かれ悪しかれ日本語で考えて、行動するので、
その品性はおのれのもつ、また使う、日本語によって規定される。

そもそも患者さまとはなんであるか。病気になったときに人は偉くなるはずはないので、
「様」というのは、医療サービスの供給者である医療者が、顧客である患者に対して、
「お客さま」として、
「この病院を選んでくださって(そして診療を受けてくださって)ありがとう」
という意味で使うことになる。どうして「診療を受けてくださってありがとう」なのか? 
医療行為で病気が良くなるのであれば、当然利益は患者側にあるので、
ありがとうと言うのは患者側であろう。これが人間社会の常識であると、私は思う。

そうでなくて、客に対しての「ありがとう」だというのならば、
それは「お金を支払ってくれてありがとう」ということ以外にないだろうと思う。
もしくは、潜在的には、うちの修業中の医者とか看護婦とかの
トレーニングの材料になってくれてありがとう、というものもある。
ただ、この意味であなたが「患者さま」といわれているとしたら、
背筋が寒くなりはしないか。

お金への感謝であるならば、あなたが何かの理由で診療費が払えなくなったら、
あなたは「患者さま」ではない。どころか、(医療)サービス泥棒、ということになって、
身ぐるみはがれて表に叩き出されることになっても文句は言えない。
ここで文句を言う奴は「盗人猛々しい」と呼ばれる。嘘だと思うのなら、
高級ホテルに宿泊し、支払いの段になって「金がない」とやってみてくれ。
それでもあなたを「お客様」として丁重に取り扱うところがあれば、是非教えてほしい。
私も泊まりに行く。

さて、それほど極端でなくても、顧客として「お金を払ってくれてありがとう」
なのであれば、当然の帰結として、金を余計に払ってくれる患者がよい患者である。
デパートであなたは一万円の買い物をする。そこへアラブの大富豪が現れて、
百億円の買い物をしようとするときに、担当者がみなそちらへすっ飛んでいくのを見て、
不快ではあろうが表立って苦情を言い立てるわけにはいくまい。
しかし、あなたが重病で苦しんでいるときに、医療者が高い金を払ってくれる
美容整形の患者のところにばっかり行って、あなたには大したことをしてくれないとしたら、
それは不快を通り越して文字通り命がけの憤怒になるであろう。当然である。

我々は、すべての患者を同等に治療したりはしていない(そんなことできない)。
放っておいても勝手に良くなるような軽症には、手間も暇もあまりかけず、
またその一方どうやっても救命できないような場合は、
可能な限り身体的精神的苦痛を取り除く努力はするけれども、
無駄な治療は差し控えざるを得ない。最大限の治療を行うのは、
放っておいたら命が危ないが、治療により救命できる(かも知れない)患者である。

続きは


偽善の医療

がんを切らずに治す炭素線・粒子線の先進治療には、
前払いで300万円程度の資金が必要です。


通常、先進医療特約では、先進医療にかかる技術料は、一旦、自己負担した後、
保険会社に請求して給付金を受け取ることになりますが、
保険会社によっては、先進医療費を請求書払いで支払う先進医療特約もあります。


また、ほとんど知られていませんんが、
医療保険に特定疾病入院給付特則(某社の場合)を付加することにより、
3大疾病(がん、脳卒中、心筋梗塞)の入院保障日数と手術保障回数が、無制限となり、
がん保険の加入が必要なくなる保険会社(1社は確認済み)もあります。



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最終更新日  2010.10.25 01:37:17
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