宝石の用語3(専門用語編)

宝石の用語3(専門用語編)

宝石でよく使われる専門用語について説明しています。

(基本的なところですが・・)
用語 説明
インクルージョン ジュエリーストーンの表面から内部へと入り込んだ、
あるいは内部に完全に内包されるクラリティ特徴をインクルージョンと呼びます。
ジュエリーストーンの表面から内部にむかう割れや、
内部に存在する他の鉱物の結晶などです。
ほとんどのジュエリーストーンは、
天然であるがゆえにインクルージョンを含んでいます。
石の価値を下げてしまうものもありますが、
多くはジュエリーストーンの個性として、あるいは天然の証として、
愛されるべきものでもあると思いますね。
エンハンスメント 宝石を磨く(カットする)だけでは現れない
「色」「輝き」「質感」を、
「加熱する」「オイルに浸す」「ワックスをかける」などの
処理によって引き出すことです。
※詳しくは宝石の用語4(エンハンスメント編)で。
カン ジュエリーストーンの形成過程でできる、
微量のひびを指します。天然の産物である証です。
鑑別書と鑑定書 鑑別書とは、
ジュエリーストーンのサイズや形状、天然or合成or模造(人工)、
エンハンストメントやトリートメントの有無などが書かれているものです。
鑑定書とは、ダイヤモンドの重さ、カラー、
インクルージョンなどが書かれていいるものです。
鑑定書も鑑別書もその石が何で、どのような状態かを証明するものですが、
財産的価値がある高価な宝石以外は、あまり必要がないものです。
日本では数万円のダイヤモンド商品にも
鑑定書がつけられていたりしますが、海外ではあまりないことのようです。
スクラッチ ジュエリーストーンの表面にできる、
引っかきキズです。硬度が低いほどできやすいです。
トリートメント 宝石が持つ色や外観を、
人工的な処理により変える処理です。
※詳しくは宝石の用語5(トリートメント編)で
クラック ジュエリーストーンの内部に生じる割れのことです。
衝撃や温度変化によりできることが多いです。
バチカン ペンダントトップとチェーンをつなげるための、
金属部をバチカンと呼びます。
ルース 日本では、カット済みで枠入れされていない
(裸の)宝石を指します。ここではジュエリーストーンと表記しています。



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