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松尾大社 [正式には(まつのおたいしゃ)・通称で(まつおたいしゃ)です] 主祭神は大山咋神(オオヤマクイノカミ、上賀茂神社の祭神・賀茂別雷命の父神)、相殿神は中津島姫命(ナカツヒメノミコト、福岡・宗像大社の三女神の一神)で古くより背後の松尾山(別雷山・223m)山頂近くの大杉谷にある巨石が磐座(イワクラ・神の坐ところ)とされその神霊が崇敬されていたのち、701年に地の豪族秦氏により松尾山の麓に遷座され創建されています ↑境内を流れる清流・一ノ井川に架る水車の遺跡とやまぶきです この時期、山吹が神社を彩ることから「山吹の社」と呼ばれます ↑表通りの大鳥居「一の鳥居」です、神額「松尾大神」が掲げられています平安遷都後、王都守護西の白虎にあたるとされ866年正一位の神階を与えられ、賀茂両社と共に皇城鎮護の社とされます、それより「賀茂の厳神、松尾の猛神」と謳われ、境内12万坪を擁する京都最古の神社の一つとされています ↑「二の鳥居」12束の榊が釣り下げられています、月々の豊凶を占うとされています ↑松尾大社の神紋はふたば葵ですが、門に提げられているのは皇室紋の十六菊です ↑青葉が降りかかるのは「楼門」、江戸時代初期の建造とされる堂々とした楼門です ↑中央が「中門」「釣殿」と両脇の「回廊」で、奥の大屋根が「本殿」です本殿うしろに見えるのが山上に鎮座されているとされた神霊・磐座(イワクラ)、昨年安全の為本殿後ろの杉の木林を伐採されたら出現した磐座で、本殿にも建造当時から神霊が祀られていた事が初めて判明します ↑「本殿」(重文)は室町時代の初期1397年の建造とされ、桧皮葺両流れ造りの特殊なもので松尾造りと呼ばれています ↑酒造技術を伝えた秦氏に由来し、酒造の神とされ両側の回廊前には全国の酒造業者から献納された奉燈と酒樽が積まれています ↑本殿神前、古来より商業・寿命・交通・安産等の守護神として仰がれてきています、神前扉には神紋のふたば葵の意匠が施されています ↑咲くやまぶきの向うは「拝殿」、中門や釣殿と同じく江戸時代初期の建築です ↑同じく「社殿」前です ↑ここからは咲き誇る山吹です ↑山吹は境内3,000本あるといわれます ↑山吹の花びらご覧下さい ↑白い一重の山吹もいまは盛りと咲いていました ↑「葵殿」と前に拡がるのは平安時代を表現すると謂われる「曲水の庭」、松尾山中から流れ出る神泉が七曲りして麓を洗う優雅な姿を顕わしたものとされています、作庭家・重森三玲氏の最晩年の遺作とされます ↑「神像館」と山と岩を現す曲水の庭北側です、重森氏の遺作の庭はあと三庭を合せ使われた二百余個の石はすべて徳島県吉野川の青石(緑泥片岩)が用いられ、併せ松風苑と名付けられています ↑神像館内の木造男神座像(重文)、等身大一木造りで主祭神・大山昨神とされます、もう一体の男神像・月読尊も飾られています ↑同 木像女神座像(重文)、中津島姫命とされ共に平安時代初期の日本で最も古い神像とされています (写真は共に神社資料より) ↑「上古の庭」山上の磐座に因んで造られています、二神を表徴し他の神々を石組で現された庭です ↑「即興の庭」吉野青石と白川砂・錆砂利によって造られた枯山水庭園で当初予定になく即興に造られた庭と謂われます ↑「蓬莱の庭」蓬莱神仙の世界が表現され、池のなか岩組・滝組を立石で組まれた鎌倉風の池泉回遊式庭園です ↑松尾山中の御手洗谷より湧き出る霊泉・亀の井は、諸病に効き延命長寿・よみがえりの水と謂われ、また醸造の元水として用いられています ↑薄暗く分り難いですが、酒の神とされる霊亀(レイキ)の滝、715年ここから黄金の亀が現れ吉兆の証しとされ、元号が霊亀に改められたと謂われます ↑最後にもう一度、一ノ井川に振りかかる山吹です ★「京の彩・芍薬と薔薇」はTopページにUPしていますホームに戻りご覧下さい ★「京都ええとこ」一覧と「京都の花」は右サイド欄からご覧下さい-----------------------------------------------------------------京都市バス 「松尾大社前」下車 西北へ徒歩2分 松尾大社HP URL---http://www.matsunoo.or.jp/index-1/index.html-----------------------------------------------------------------被災地に届けよう! 【京都】老舗や名店がひしめく古都。お土産や名産品をお取り寄せ!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー[メッセージはこちらから]
2014.05.08
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