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岩船寺(がんせんじ) 高雄山(コウユウザン)報恩院の山・院号を持つ真言律宗(総本山・西大寺)の寺院で、京都最南端木津川市加茂町にあり付近は当尾(とうの)と呼ばれ多くの石仏群で知られています また関西花の寺25ヶ所霊場のうち第15番岩船寺はアジサイの名所とされ「アジサイ寺」と呼ばれています 奈良時代729年、「東大寺の四聖」と謂われた僧行基(ギョウキ)が建立した阿弥陀堂が前身で、ご本尊には平安時代の阿弥陀如来坐像を祀ります ↑「山門」 簡素な造りの山門です ↑「石風呂(岩舟)」 山門前にある石風呂は鎌倉時代に巨岩をくり抜いて造られた石槽で僧侶が身を清めたものとされ、縦2m・横1mで岩舟は寺号の岩船寺の由来とも謂われています ↑山門に立つと境内すぐそこから紫陽花の花咲き誇っています ↑「石室」 高さ2.2m石造りで前両側の角柱に寄棟の一枚石の屋根をのせ、竉内下に水を湛えています ↑石室内の不動明王立像(石室とも重文)、年と共に風化をうけて少し不明瞭になっていますが、1.2mの花崗岩製で薄肉彫りの不動明王が彫られています、鎌倉時代の僧・盛現が自らの眼病が夢に現われた不動明王の加護により平癒したとして自刻し建立されたもので、爾後眼病平癒の信仰が厚く沢山のお詣りがあります ↑「厄除け地蔵」 やはり鎌倉時代の作で真言密教の修験道による修法が行われた所です、また現在も厄除け大護摩供へが毎年3月に行なわれています ↑「五輪塔」(重文) 鎌倉時代の石塔で、五輪塔は古代インドの五大思想、下から方形は「地」、円形は「水」、笠形は「火」、半月形は「風」、宝珠形は「空」を現し、宇宙を構成すると考えられた五大要素を現わしたものとされています ↑「三重塔(重文)」 初代は平安時代825年建立 ↑「十三重石塔(重文)」 鎌倉時代1314年建立 現在の三重塔は室町時代1442年の再建によるもので、四方三間・本瓦葺で高さ18.3m二重折上小組格天井、相輪は鉄製、近年2003年に修理が施されて朱色に塗りかえられ、内部の壁画壁面の復元も行われています 十三重石塔は高さ6.2mの花崗岩製で、四面の軸石には金剛界四仏の梵字が薬研彫りで刻まれています、匹敵する石塔としては奈良・桜井市にある談山神社の十三重石塔があり共に有名です ↑三重塔内来迎壁の十六羅漢図 ↑扉裏の右・帝釈天,左・伊舎那天ノ図 堂内は鮮やかな極彩色で彩られこの他五大明王・八方天像・真言八祖の像等が描かれています(2003年復元のもの)、内部は通常非公開です(写真は当寺資料より) ↑「隅鬼(天邪鬼)」(重文)三重塔四隅の垂木を支えるユーモラスな木彫です ↑三重塔と本堂・十三重石塔に囲まれた「阿字池」に咲き始めた睡蓮です ↑阿字池の向うは「本堂」です、本堂は1988年に再建されたもので本尊阿弥陀如来坐像ほか貴重な仏像が多数納められています ↑中央は阿弥陀如来坐像(重文)ほぼ3mの欅の一本造りで平安時代の作、四方には鎌倉時代作の四天王立像です ↑右は普賢菩薩騎象像(重文)平安時代作の白象に乗る楠一本造りの彩色像、左は十一面観音像で鎌倉時代作 (本堂内撮影不可で写真は当寺資料より) ↑アジサイの花当尾の山肌に添って登ります ↑三重塔を背景にして、池端の紫陽花見事に咲いています ↑こちらは十三重石塔とあじさいの花のコラボレーションです ↑参道にも目いっぱい咲き誇っています ↑こちらは色合いの綺麗な紫陽花です ↑右上より時計回りに色合い深まってきています ★ 夏 今の彩り・花菖蒲・紫陽花・睡蓮はTopページにUPしていますホームに戻りご覧下さい ★「京都ええとこ」一覧と「京都の花」は右サイド欄からご覧下さい-----------------------------------------------------------------JR大和路線 「加茂駅」下車 コミュニティバスで16分(本数少なし) 岩船寺下車すぐ岩船寺関連HP URL---http://hana25.com/?page_id=229 (岩船寺HPはありません)-----------------------------------------------------------------被災地に届けよう! 【京都】老舗や名店がひしめく古都。お土産や名産品をお取り寄せ!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー[メッセージはこちらから]
2014.07.01
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(上の図をクリックし拡大、番号を確認のうえ下記のリンクページをご覧下さい)「京都見どころ一覧」 103以下は地図に載っていません、下記ご覧下さい (NO.97~ 143) (NO.1~48はこちらから) (NO.49~96はこちらから) 97 平野神社・・・・・・河津桜から枝垂れまで・平野神社(2014.4.13) 98 松尾大社・・・・・・山吹の社/松尾の猛神・松尾大社(2014.5.8) 99 祇王寺・・・・・・・萌え出る 緑覆わる 尼の寺・祇王寺(2014.6.1) 100 岩船寺・・・・・・・加茂・当尾のアジサイ寺・岩船寺(2014.7.1) 101 拾翆亭・・・・・・・今百日紅映える九条邸跡・拾翆亭(2014.9.1) 102 落柿舎・・・・・・・嵯峨野に佇む草庵・落柿舎と彼岸花(2014.10.1) Ⅰ(この間病気でブランクです) 103 平等院・・・・・・・万人を極楽浄土へ...平成の大修理で蘇った鳳凰堂(2018.8.6) 104 山科・大乗寺 ・・・・秋誘う.....諸行無常を顕す酔芙蓉(2018.9.9) 105 岩倉邸跡と常林寺・・岩倉具視幽棲旧宅と勝海舟京都での定宿・萩の寺(2018.10.1) 106 京都迎賓館・・・・・海外からの国賓・公賓を迎える(2018.11.1) 107 秋の北野天満宮・・・彩り映える紅葉と黄葉・・雅の世界「曲水の宴」(2018.12.1) 108 京都初詣あちこち・・京都・お正月「伏見稲荷大社・八坂神社・晴明神社」(2019.1.1) 109 紫野・今宮神社・・・玉の輿神社とも謂れ・あぶり餅とやすらい祭り(2019.1.11) 110 年初め北野天満宮・・合格祈願を・・・伝わる七不思議とずいき祭り(2019.1.21) 111 大本山・相国寺・・・京都五山二位・・山外塔頭に金閣寺・銀閣寺を擁する(2019.2.1) 112 梅の二条城・・・・・やっと梅の花咲きました・趣き異なる三つの庭(2019.3.3) 113 梅の北野天満宮・・・匂いおこして・・・梅満開です(2019.3.6) 114 八幡市・背割堤・・・平成お見送りの桜(その一)・・桜色に膨らむ背割堤(2019.3.23) 115 岩清水八幡宮・・・・勝運と開運の神様・岩清水八幡宮 (2019.4.5) 116 桜の平安神宮・・・・平成お見送りの桜(その二)・京都を護る.平安神宮の桜 (2019.4.10) 117 各所の桜・東部・・・平成お見送りの桜(その三)・桜彩る場面の数々.1 (2019.4.20) 118 各所の桜・中西部・・平成お見送りの桜(その三)・桜彩る場面の数々.2 (2019.4.25) 119 葵 祭・・・・・・・・京都三大祭りの一つ葵祭・路頭の儀(2019.5.15) 120 ピーチヒルの薔薇日記(1)・マイガーデンに鮮やかに咲くバラの花(2019.5.21) 121 ピーチヒルの薔薇日記(2)・さくら220119さんマイガーデンに咲くバラの花(2019.5.22) 122 京都植物園のバラ・・色とりどり京都植物園に咲くバラの花(2019.5.28) 123 梅宮大社・勧修寺・平安神宮他・いま...あちこちに咲く花菖蒲(2019.6.6) 124 岩船寺・藤森神社・梅宮大社・・梅雨入りまだですが...紫陽花の時期です(2019.6.13) 125 法金剛院・三室戸寺・京都植物園・紫陽花.梅雨にかかわらず彩ります(2019.6.20) 126 二尊院・・・・・・・青葉・青もみじ・青苔が映えます(1)(2019.6.27) 127 祇王寺・・・・・・・青苔・青葉・青もみじが映えます(2)(2019.6.29) 128 法厳院・・・・・・・青苔・青葉・青もみじが映えます(3)(2019.7.1) 129 瑠璃光院・・・・・・青苔・青葉・青もみじが映えます(4)(2019.7.3) 130 曼殊院・・・・・・・青葉・青もみじ・青苔が映えます(5)(2019.7.5) 131 修学院離宮・・・・・青葉・青もみじ・青苔が映えます(6)(2019.7.7) 132 祇園祭(1)・・・・ 鉾立て・稚児社参・伝統芸能奉納(2019.7.14) 133 祇園祭(2)・・・・ 宵々山です・・・・・(2019.7.16) 134 祇園祭(3)・・・・ 山鉾巡行です・・・・(2019.7.17) 135 法然院・・・・・・・苔生す山門と白砂壇の庭 (2019.7.25) 136 立本寺・平等院・植物園1・夏本番です..清々しく咲く蓮の花(1)(2019.8.2) 137 法金剛院・天龍寺・植物園2・お盆間近です.清々しく咲く蓮の花(2)(2019.8.9) 138 京都五山送り火・・・お精霊(おしょうらい)さんを送ります (2019.8.16) 139 八坂庚申堂・・・・・いまSNSで人気のスポット”くくり猿” (2019.8.23) 140 船岡山・建勲神社・・天下布武.....織田信長祀る (2019.9.6) 141 紫野・大徳寺・・・・一休さん(一休宗純禅師)により創建した (2019.9.16) 142 大徳寺塔頭・弧蓬庵・武人にて茶人.庭師・小堀遠州が建立した (2019.9.26) 143 大徳寺塔頭・瑞峯院(1)・キリシタン大名・大友宗麟により建立された (2019.10.6)
2014.07.01
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