私のたからもの

手術まで・・・






4月9日


〔日記より~〕
     今日は子宮ガン健診に行ってきた。
     久しぶりの産院。久しぶりの開脚。
     久しぶりやったからか、かなり足に力が入ってしまったわ。

     結果がドキドキね。

実は、おしっこした後痛みがあった。結局軽い膀胱炎だった。

     そのついでに、子宮ガン検診もしとこうと・・・そんな感じだった。



4月14日

〔日記より~〕
     先日、子宮ガン検診に行った。

     「異常があれば1週間後に連絡が、異常がなければ3週間後に通知が届きます。」

     とのことだった。

     今日、産院から電話があった。
     検査して、1週間しか経ってない。

     ・・・ということは・・・

     ひっかかってました。
     要再検査です。

     正直、怖いです。

まだ、ひっかかったってだけなのに、かなりの動揺。小心者なものでね。


4月19日

〔日記より~〕
     再検査、行ってきました。
     もう産院に着くまでドキドキしっぱなし。深呼吸出まくりの緊張状態。
     何を言われるんやろ? 再検査ってどんなやろ?

     友達が子宮ガン検診を受けるってコトで一緒に行ってくれた。
     待合室でひとり待つより、なんとも心強かったわ。
     時間のかかる検査なのか、私は午前の診察の1番最後に回された。
     友達はずーっと待っててくれたよ。ありがとうね。

     ガン検診の結果は、5段階に分かれている。
     1・2は、正常な範囲。
     3は、微妙な範囲。
     4・5はガン確定。


     この「3」は、またaクラスとbクラスと分かれてて、aはまだなんとか大丈夫だろう範囲。
     で、bはもうすぐヤバイかものガン予備範囲。
     私はこの「3」のbという結果だったそうだ。

     (≧Д≦ノ)ノ ヒエー!

     でもまだはっきりしたことはわからない。もっと詳しく調べるための内診が始まる。
     怪しいイボみたいなんが4箇所あるといわれ、その部分の皮膚をちょっとずつ切除。
     思ったより痛くなかったわ。

組織診・・・パンチで怪しい部分を切除。この時、一箇所だけホントは痛かった。

     足もプルプル震えてた。「何でもないでほしい」と願うばかりだ。

     これから2週間ばかりは、精神不安定になり、泣いてばかり。

     泣けば旦那に怒られ、でも泣いて・・・ってな感じ。

     友達にかなり救われた。



4月30日
〔日記より~〕
     ついに出ました!!!
     結果は前回と同じでした。。。


     子宮頸ガン クラス3b『高度異型上皮』


     ガンの予備軍です。
     今回までの検査では、ガン細胞は見当たらなかったものの、
     詳しく調べる必要があるとのこと。
     その調べによっては、0期あるいは1期程度のガンが見つかるかもしれない。
     円錐切除の手術決定です。

手術決定したとはいえ、今まで通ってた産院では手術不可能。

     大きな病院へ移り、また同じ検査をする。正直、ちょっとうざい。

     GWに重なってしまったので、結局休み明けまでに病院を決め、紹介状をいただくことになる。

     地元じゃあるまいし、ましてや病院なんてあんまり行かんし、どこがいい病院かなんてさっぱりわからん。

     友達に聞いたり、ネットやらで調べまくるGWだ。



5月7日

これからお世話になる病院も決まり、紹介状を書いてもらう。

     いよいよだ!!!

     ・・・って時に生理になる。

     生理中は内診できないらしく、また1週間待つ。



5月17日

〔日記より~〕
診察、内診。
     で、前の産院と同じことを言われる。
     「高度異型上皮」
     ここの病院では、「高度異型成」と書いてあった。
     どっちがどっち? って思ったけど、内容は一緒だった。

     「手術の前に、精密検査をしておきましょう。」

     採血、心電図、検尿、レントゲン。
     精密検査の結果はまた10日後。これで異常がなければ手術日が決められる。

また同じ細胞診と組織診をすると思ってたのに、しなかった。これは有難かった。

     でも、内診はある。内部の写真を撮ったりしてた。

     結局、出血した。

     その時撮った写真が後の診察の時、バーンと机上に!!!

     見たくなくても見える。これは見たくなかったねぇ。グロすぎ。

     血もたくさん採った。もともと貧血気味なだけに、立ち上がる時フラついた。

     初めての病院。なかなかキレイでよかった。



5月26日

〔日記より~〕
     精密検査は異常なし。
     ホッ。

     で、入院日は???

     「え~っと、まだ決められません。」

     なぬっ!?

     「早くても6月中旬、もしかしたら7月になるかもしれません。」

     (|||0◇0|||)エエエッ!?  なんてこったい!!
     今までのドキドキ感、一気に冷めた。
     手術待ちの患者さん、いーっぱいいらっしゃるのねぇ・・・。

     でも、そんなに放置してて大丈夫なんやろか?
     私は4月中旬にガン検診でひっかかってる。もうかれこれ1ヶ月半放置。
     7月とかになったら、約3ヶ月も悪いモノを体の中に抱え込んだままになる。
     ちょっと怖くなった。

     「長いこと放置して、病状が悪化することはないんですか?」

     「大丈夫ですよ。妊娠中の検査でひっかかった方でも、予定日まで何もせず、出産後に切除したりもするんで
     すよ。
     3~4年放置なら問題ありますが、数ヶ月なら大丈夫です。」


     それだけ私の病状は、軽いっちゅうこっちゃ。
     あ~、よかった!!!
         って気持ちと反面、
     病状の進行度は人それぞれ。
     私の場合、とっても進行が早かったらどないすんねんなっ!?
     これでもまだまだ30代よ!!!
         って気持ちもある。

     ん~・・・複雑。

『TARUSA.霄さん』が知り合いの医師に聞いてくださいました。
     そのコメントをそのまま載させていただきます。

『さて、子宮頚癌0期(上皮内癌)のお知り合いの方の件ですが、

      今の主治医の言うとおり、全く問題ないと考えます。

     上皮内癌を放置した場合、10年で40%程度は浸潤癌(病期Ia以上の癌)に進行するといわれています。つま

     り、半分以上の患者は10年放っておいても何も問題ないということです。

     (勿論、レーザー療法のようなものでも治るのだから、治療はしたほうがいいとは思いますが)

      また、その主治医が言うとおり、妊娠初期に上皮内癌が見つかった場合でも、普通に経膣分娩して、

     しかる後に治療を行います。それでもほぼ全例問題なく根治します。

      そもそも、そんなに進行が早い癌なのだったら、

     上皮内癌の状態で見つかることは普通ありませんので。

     との事でした。 大丈夫だって!!』


     本当にありがとうございました。

     TARUSA.霄さんのおかげで、今回の私の不安は消え去りました。



6月10日

〔日記より~〕
     病院から電話。
     やっと、手術日が決まりました。
     6月23日入院、そして24日に手術です。

手術日が決まると、やっぱりドキドキ・・・。

     反面、開き直った。

     とっとと悪いモンは取って、早く元気な私に戻りたい。

     まぁ、元気なんだけどね~!!!



6月18日

〔日記より~〕
     麻酔科の説明を聞き、そのあと個人診察。
     来週手術を受ける患者さんたちがひとつの部屋に集められた。
     1週間で十数名。1日2~3人手術するってことになるんかな?
     先生も多忙ですな。

     私は腰椎麻酔。下半身麻酔です。

腰椎麻酔の説明・・・体を丸め、えび状になり、後はじっと動かずに・・・ってな説明とビデオを見せられた。

     個人診察は、アレルギーがあるか? とか、薬や注射で気分が悪くなったことがあるか? とか

     いろいろな質問をされた。







『次へ』


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