fumufumi house

2007/08/08
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カテゴリ: カテゴリ未分類

亡くなった彼の息子にちょっと前に会った。

その時、父がお墓にいるのはへんだとずっと思っていた、と言っていた。

私と彼の息子は微妙な関係だったから今回初めて二人で話した。

お墓は間に入ってくれた人の顔を立てざるをえなかったので、彼の実家の近くにある。

j30代半ばの2人の子持ちのいいお父ちゃんに成長していて、父を山に散骨したいと話していた。

確かに息子は父の息子だった。

生きていたらそういいそうな人だったから。

私はずっと彼を好きだった山に返してあげようと思ってきた。

踏ん切りがつかずに未だ一緒にいるけれど。

来年下の娘が20歳になる。

その時がさよならを言う時かなと思っている。

 「お墓の中になんかいません」

彼はそういう人だった。

だからお墓にいる彼もいっしょに山に帰せたら、と思う。

彼の笑顔が目に浮かぶ。

ただ一度お墓に入れてしまった場合はいろいろ難しいらしい。

彼の息子からの吉報を待っている。

だめでも半分はやっぱり風に乗って大好きだった山に帰してあげよう。

ささやかでも違う命に生まれ変わって、風に吹かれてほしいから。






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最終更新日  2007/08/08 04:21:20 PM
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