とりあえずふーみん

とりあえずふーみん

4回目のシチリア旅行記 2010.10.11~20



支度はすぐ出来るはずだった。。のだが、留守にする自宅の方にえらい手間がかかった(^^;) 出来る限りの洗濯をして、冷蔵庫を空にして、庭の鉢植えを全て見回り、大発生していたゲジゲジを残らず退治し、取っても取っても生えてくるキノコも全部つまみ取り、ニームをスプレーして液肥をやって、みんな頑張れよと声をかけ、販売店に電話して新聞を止め、窓の施錠やガスの元栓の確認、もうホント、一人暮らしの旅行はげに大変なり。くたくたになって成田にたどり着き、ラウンジでやっとひといき。

エアフラは定刻で離陸、機内食はメニューにアミューズなる項目が追加されていて、ほんの一口のブロシェットだったのが笑えたけど、いかにもフレンチらしくてよいわ。オードブルやデザートもちょっとずつ色々なものが食べられる盛り合わせ形式になって、見た目にもなかなかトレンディだし、味もよくなったと感じた。ただしワインは泡と白各1種類、赤はボルドーとブルゴーニュ1つずつしかなくなり、ケチくさくなって残念(-_-;)

とっても疲れていたので食べ終わったらくたーっと寝てしまい、爆睡のうちにもう朝ご飯。このオムレツだけは、いつも火が通りすぎていてまずいんだよな~。温かいものが食べたいのでどうしても頼んでしまうんだが、毎度がっかりさせられる。パンは美味しいのにねえ。


10/12(火)

午前4時すぎ、まだ真っ暗のパリ到着。乗り継ぎまで休めるラウンジは去年新設されてとてもきれいだ。トイレと洗面台とシャワーブースがセットされた個室もたくさんあり、ロクシタンのシャワージェルやコロン等の入ったアメニティキットとタオルが完備されている。この時間帯はほとんど誰もいないので、ゆっくりシャワーを浴びてすっきり。しかしこのラウンジは到着したターミナル2Eにあり、次に乗るミラノ行きは2Fから出発するので、移動する必要があった。でもラウンジの場所は手荷物検査を受けてから入れる保安区域なので、逆行出来る道はないんだよね。通って来た手荷物検査の所まで戻って、係のお兄さんにどうやって行けるかときいたら、STAFF ONLYと書いてある通路を通っていけと(^_^;)。で、検査場の脇をすりぬけて、来た道を戻り、そこからは普通にイミグレを通過して、無事乗り継ぎゲートまでたどり着いた。
このラウンジが使えるのはとてもよいんだけど、行き方だけでなく出る方法も最初から教えてもらいたいと思う、行きはよいよい帰りはわかんないじゃ不安になるものねえ。

実はこの日パリはストが行われていて、国際線の飛行機は飛ぶんだが、遅れる可能性があるとエアフラのFAさんに聞かされていた。ミラノから更に乗り継ぐ目的地カターニア行きとの乗り継ぎ時間は1時間ちょっとしかなく、チェックインもミラノでしか出来ないので、遅れるとやばいことになる。出発はその通りになり、遅れてはらはらしていたが、機長さんが頑張ってくれたか到着は定刻に追いついてほっとした。
この機内で出された朝食は、生ハムとチーズとパン、フロマージュフレという内容で、見た目とってもまずそう(^^;)。これならエアフララウンジで山積みに並べられてたバンオショコラでも食べておいた方がよかったかなあと後悔しつつ、口に入れたらあら結構イケる、結局きれいに食べちゃった(^o^)

ミラノで降りたのはマルペンサではなくリナーテ空港で、初めて来たけどこじんまりした小さな空港。乗り継ぐのはVOLAREとかいうキャリアの飛行機なので、成田でもパリでもチェックイン出来なかったのだが、搭乗してみたら機体はアリタリアでサービスもアリタリアみたいだった。それならチェックインもスルーにしてくれればいいのに、共同運行便はよくわからないねえ。。
とにかく問題なく乗り継げたが、中学生くらいのガキンチョ集団と乗り合わせてしまい、超うるさい中(^^;)、正午カターニア着。

イタリアでは機内預けのスーツケースは、日本からスルーで到着した場合、税関の検査を受けなくてはならない。それで一般のコンベアとは違う場所から出てくるのをうろ覚えに思い出したが、カターニアの空港にはそういう案内がひとつもなく、仕方なくバゲッジクレイムに行ったらにっこりしながら6番!と。そうか、税関に最も近い、つまり一番奥のコンベアに出てくるのだ、今度こそしっかり記憶しておこう!

最初のホテルはシラクーザの市街から車で10分程度というLADY LUSYA。カターニア空港からシラクーザにバスで出て、そこからタクシー見つけて、なんてことは流しのタクシーなんぞまずいないシチリアでやりたくないので、ホテルに送迎サービスを頼んであった。迎えの運転手さんはすぐ見つかり、スムーズにホテルへ。

レモン畑の真ん中にぽつんと建ってるかわいいホテルで、小さなプールもある。もうちょっと泳ぐのには寒すぎるけどね。レモンがなってる光景というのは初めて見たのだが、えらいたくさん実をつけるんですねえ、鈴なりって感じでびっくり。オリーブもたわわに実っていて、うちの庭のささやかなレモンとオリーブは、一体いつになったら収穫出来るんだろ、うらやましいぞ。。
夕食はホテルのレストランで、まずはプロセッコと言ったらかわいいプチボトルで出てきた。辛口で美味しい。
料理はプリモ、パスタ、セコンドとそれぞれ2種類ずつから選べるシステム。私の選んだ野菜のプリモは、赤と緑のピーマン、タマネギ、ジャガイモをオーリオで炒めてアーモンドを散らしてあり、ピーマンのとろとろが美味しい。とてもあっさりした塩味。
パスタのなすとトマトのカヴァテッリはアンチョビが効いていて、割とパンチがある。セコンドのズッパディペッシェはムール貝と金目鯛みたいなお魚、これは少し塩がきつかったが、出汁はよく出てた。
デザートは隣のテーブルを見てたら、生のパイナップル1/4個そのまんまという、極めてシンプルというか芸がないというか(苦笑)だったのでパスして、ボトル18ユーロという格安のロゼワインをゆっくり空けた。

10/12-110/12-2


10/13(水)

起きたら曇り空、そのうち雨が降って来た、うーん残念。今日はシラクーザのオルティージャ島内のホテルに移動して、午後は考古学地区を回る予定だったけど、行かれないなと思っているうちに、一時はざんざん降りだった雨がやんで来た、ラッキー♪
到着日に迎えにきてくれた、同じ運転手さんのタクシーでホテルGutkowskiに。ちょうど正午くらいに着いたが、まだ部屋の用意が出来ていなくて、1時間ほど待たされてしまった。やっと入れたのは、リクエスト通り海の見える、別館の最上階、テラス脇の部屋。雲は残っているが、どうにかお天気は持ちそうなので、ネアポリ考古学公園を目指して出かけた。

まずバスターミナルを確認しようと「地球の歩き方」に出ていたポスタ広場に行ってみたが、全くターミナルらしき気配なし。他のブログでターミナルは別の場所とあったので、やっぱりそちらが正解だったんだ。確認出来ないと心配だなあと気にしつつ、とにかくネアポリへ。
ギリシャローマ時代の発掘地域に作られた公園で、細長い耳の形をした洞窟のディオニュシオスの耳、ギリシャ劇場、古代ローマの円形格闘技場を順に見て回った。正直、私はこういう遺跡にあんまり興味がないので、ふーん、程度の感想しか持てなくて(^^;)、ここは一大観光地らしく、次から次へと観光客がやって来ることの方に感心しちゃった。まあ見るものは見たからよいでしょう、とオルティージャに戻り、ドゥオーモへ。ここはあのマレーナが歩いた広場、とってもきれいなので感動する。今晩のレストランの場所を確認してからいったんホテルに戻ってお休み。

10/13-110/13-210/13-3

20時近く、予約してあるOsteria Da Marianoへ向かう途中、今度はライトアップされた姿が見られるというのでまたドゥオーモへ。夜もまたきれいだねえ、シラクーザは細い路地にも、オレンジ色に統一された街灯が整備されていて、街が明るくてとても歩きやすい。一歩裏に入ると真っ暗でかなりおっかないパレルモとは大違いだ。

ほそーい路地にあるMariano、ここは今回、日本から予約希望のメールを入れて、唯一返事の帰ってきた賞賛すべき店なのだ(笑)。予約してますと言うと、青シャツのおじさんが握手をして肩を抱いて案内してくれた(^o^) そして水はガス入りかなしか、ワインは赤か、に答えたら即アミューズらしきリコッタとパンとカラフェ入りの赤ワインが登場。そしてメニューを見ているうちに、とっととアンティパストが運ばれてきちゃった。

シチリアの伝統的盛り合わせだよーん、と言われたお皿はカポナータやサルシッチャ、フリッタータなどのミストで、この一方的おまかせシステムが最後まで続くのかいと思ったが、どうもこれは予約した場合に出されるみたいだった。後は好きに選べて(苦笑)、ブロッコリのカサレッチェと大好きなトリッパにしたら、どちらもとても美味しい。トリッパなんていくらでも食べられそうなくらい。友人はカジキを頼んだので白ワインも飲んで、ワインもリストなんかなくて白か赤かの選択しかないのが、どっちも美味しいのよ、それが0.5Lのカラフェで3ユーロって、嘘みたい。

さすがにデザートはいらないと言ったら、今度は琥珀色の液体の入ったボトルと、ドライジンジャーとゴマのクロッカンテが載った皿がどんとテーブルに。その液体は甘いワインのジビッポで、使い捨てのベコベコプラスチックのお猪口みたいなグラスで好きなだけ飲んでよいのだ。甘ワイン好きの友人は大喜びで、お猪口なんか放り出し、自分のワイングラスにどぼどぼ注ぎながら、もう一杯飲んでいい?といちいち私に尋ねるのがかわいかったが、さすがに一本飲み干す勢いなので、3杯くらいでもうやめとき、と押さえた(笑)
これだけ飲み食いして二人で55ユーロ、やすーい!! すっかり満足してきれいな街を気持ちよく歩いてホテルに戻り、くったりと寝た。

10/13-410/13-5


10/14(木)

7時頃起きて窓を開けたら、素晴らしい朝焼けの海が広がっていた。海の見える部屋にしてよかったあと感動しながら写真を撮る。ビュッフェの朝食も美味しかったが、今日はランチの予定があるのでちょっと控えめにして、まずバスターミナルの確認に向かった。
昨日、人が乗り込むのを見た橋のたもとのバス停で、島内循環の無料バス20番をつかまえれば、その終点がターミナルのはず。ちょうどタイミングよくバスが来て、バス会社のASTマークが出ている場所がこのバスの停留所なのを理解しつつ、着いた所は駅の1本手前の通りで、やっぱりそこがターミナルになっていた。今日乗るカターニア行きバスの時刻表と発車場所を確認して、やれ一安心。シチリアみたない所のガイドブックは、一度発行されてしまうとなかなか訂正されないから、本当に頼りになるのは実際に行った人の話しかないなあと改めて実感した。

また20番のバスに乗って、ホテルに一番近いバス停で降りる。本当にすぐ近くだった、よかったわあ。チェックアウトしてスーツケースは預かってもらい、街を散歩しながら快晴の空に輝く美しい海を眺めて、普段の行いがいいと天気に恵まれるねえと自賛しつつ(爆)ランチは老舗だというDon Camilloヘ。

ウニのパスタが食べたかったが、残念ながら今日はないとのことで、海の幸のサラダと色々な貝のスパゲティにする。どちらも火の通し方が上手で、洗練された味。使われているオーリオがとても美味しく感じた。適当に選んでみたインツォリアの白も大当たりだった♪

ホテルに戻って荷物をピックアップして、20番バスでターミナルに向かい、無理かと思っていた15時発のカターニア行きにちょうど間に合った。空港で市内バスに乗り換え、運転手さんにドゥオーモで降りると言っておいたのに、駅まで行ってしまい、仕方ないからそのまま乗ってて、多分この辺りかという所で降りた。カターニアは二度目だから、そんなに迷わずホテルは探せたけどね。

10/14-110/14-210/14-3

ここでのホテルはIL PRINCIPE、ドゥオーモからすぐで便利なので選んだのだが、従業員はみんな若くてとってもフレンドリーだ、よかった(^_^) カターニアで行きたいレストランはメールしても返信なく、このホテルに予約をお願いしてあった。承りました、との返信のあと確認が来ないので再度可否を尋ねたら、カターニアのレストラン予約は前日からしか受けないんだって、初めて知りましたわい。で、チェックインの時にフロントで今日明日どちらもOKと確認、さすが四つ星は頼れる。

最初に希望した店が閉店していることもホテルが教えてくれていて、代わりに紹介してくれたのがこの日のI Crociferi。普段ランチを食べないから、シラクーザでしっかり食べた夜はさすがにあまりお腹がすいてなく、パスタとセコンドのみにして、カターニア風マッケロンチェッレ(マカロニの小さいの)と仔牛のスカロッピーネ、マルサラソースを選んだ。どちらもそこそこだったけど、量が多いのと味が濃いので飽きてしまい、すまないけど残しちゃった。

ここでは店の真ん中で、どこかのファミリーの集会が予約されていて、21時近くからぞくぞくと集まり始め、子供も連れて来て、一体何家族来るんだろう、ゴッドファーザーの映画を見てるみたいですごく面白かった。フランスでは夜のレストランは大人の社会なんだがな。あの子供たちは多分夜中までレストランにいて、翌朝大丈夫なんかなあと余計な心配しながらホテルに戻った。


10/15(金)

いい天気、ホテルの朝食ビュッフェはとても充実していて、フレッシュジュースやたくさんのデニッシュが揃ってどれも美味しい。
今日は一日、英語の話せるドライバーでエトナのワイナリーを3つ回るという個人ツアーを予約してある。約束通り、10時にJAMESと名乗る運転手さんがやってきて、嬉しいことに車はベンツだ、いざ出発! 高速道路からエトナ山をどんどん登り、最初のワイナリー「MURGO」。眺めのよいレストランで優しい女性が1本ずつ解説してくれるのを聞きつつ、テイスティング。スプマンテから始まり、白、赤、9種類も出してくれて、最初から飛ばしすぎないよう一応気をつけたけど、かなりいい気分に(笑) ここで今のイタリアワイン法は、DOCからDOPになっているのを初めて知った我々。勉強しなくなるとこういうことには全く無頓着になるのう。。。
別の団体客も続々やってきて、港に泊まってるのをみかけた豪華客船「クリスタルセレニティ号」で来たという、シドニーでチャイナレストランを経営してるおじさんに名刺もらっちゃった(^o^) 友人はここのカベルネが気に入って、1本お買い上げ。

次のワイナリー「GAMBINO」も対面にタオルミーナとカステルモーラが望める気持ちのいいレストランで、ちょうど同時に着いた団体さんと一緒に、英語で解説を聞きながら5種類をテイスティング。ここではオリーブや野菜のピクルス、サラミ、チーズ、自家製のパン等が豊富にサーブされたが、夜のシチリアラストディナーでしっかり食べたい私は、本当に一口ずつの味見に留めて食欲をキープすることに。ここではシチリアでは珍しい品種のアリカンテがとても美味しかったので購入、たったの10ユーロ。

最後のワイナリー「VIVERA」は出来たばかりとのことで、若いオーナーさんがしばしば言葉に詰まりつつ、一生懸命英語でワイナリー内を案内してくれた。最新のコンピューター制御のタンクがずらっと並び、作業場のデザインにも凝ってて、ものすごい設備投資だ、お金あるな~。手作業のオーガニック栽培で、ワインも極力SO2を押さえて造っているという。3本をテイスティングして、果実味を大切にするワインのスタイルが気に入ったので、リリース直後のまだ市場に出てない白を1本分けてもらった。16ユーロ、そのうちブレイクするかも、期待をこめて寝かせておこうっと。

ちなみにこのツアーは初めは普通のエトナ山見学のつもりだったのが、頼もうと思ったツアー会社とうまく連絡がとれず、代替をネット検索してたら出てきたもの。ただの山登りよりワインの方が断然いいもんね(笑) 問い合わせにもすぐ返事が返ってきて、信頼出来そうだったからお願いした。丸一日専属運転手がついてプライベートで回ってくれるので、車とドライバー代270ユーロに各ワイナリーでテイスティング料が11~15ユーロ程度かかるが、妥当な価格なんじゃないかと思う。

10/15-110/15-2

さあシチリア最後の夜は、ずーっと行ってみたかったAntica Marina。日本語のHPがあり、メルアドも載せてるけど、絶対返事が来ないのね(^^;) で、ホテルから予約してもらい、いそいそと出かけたけど、お店を見つけるのに結構苦労した、住所になっている道の手前に別の店があるので、わかりにくいんだよね~。そしてなんとそこは、私がひったくりを追って走り、見失ってとうとう立ちすくみ、色んな人に助けてもらったまさにその場所だった。4年前の記憶がまざまざと蘇って来た、因果は巡るというか、不思議なもんだなあ。

やっと入れたお店は、メニューがないおまかせスタイルと聞いていたから、アンティパスト?うん、パスタ?うん、ワイン?白、と答えたらおしまい。後は小皿に入った様々なアンティパストが続々と運ばれてきた。まー、噂通り、どれもとっても美味しい。特に揚げたての小さなイカのフリット、絶品。ワインはハウスワインだというグレカニコ。パスタは最初にウニのリングイーネ、わー、念願のウニでめちゃ嬉しい。そしてリコッタのラビオリ、イカスミソース。白と黒の取り合わせがおしゃれ、もちろん味も素晴らしい。隣のご夫婦はイカスミをお代わりして山盛りかけていた。
ところが小さな日本人女性はこれでお腹一杯だろうと思われたのか、ここまで食べ終わったら、テーブルの上がきれいに片づけられちゃった。私も友達もフルコースばっちり食べられるんですけど。仕方なく、あのぉ、セコンド食べたいですぅ、と言う(苦笑)。おおそうか、見に来いと言われ、入口にうわーっとディスプレイされているとりどりの魚介類の素材から、グリルして美味しそうなのを選んだら、それを量りにかけてから厨房に持っていった。へえ、量り売りのシステムなのね。
焼きあがったら一度プレゼンテーションしてから、骨や皮をきれいに取り除いたのをお皿に盛りつけて持ってきてくれる。日本人はそのままでも上手に食べられるんですけどね。デザートはいいやと思ったけど、レモンのグラニータを勧めてくれたから頂いた、すっきりしてとっても美味しかった。

すっかり満足してホテルに戻り、せっかく最後の夜だから、バーでカクテル飲みつつ名残を惜しむ。私が頼んだオールドファッションドは、チェリーにレモン、ライムも入り、完全にバーテンダーのオリジナルと化してたけど(^^;)、ものすごく久しぶりのカクテル、たまにはよいもんね。

10/15-310/15-4


10/16(土)

今日は12:30発の飛行機でパリに飛ぶ。早めにホテルをチェックアウトし、前日に確認したバス停から市内バスに乗って空港へ。カウンターでは列の前にゴルフバックとスーツケースを山ほどカートに積み上げた初老フランス人の団体がいて、ゴルフバックは別の所から預けろとか、えらく手間取っていた。そんなにたくさんクラブ持って来るほどゴルフ上手いのかよ、道具に頼るなと日本語で罵った、こういう時、何を言っても悟られない日本語は便利だねえ(^o^)

定刻でCDGに降りたものの、着いた所はターミナル3という、日本のガイドブックには載ってない、チャーター便や格安航空専用のターミナル。これだけ?って感じの何にもないしょぼーいとこで、バスや電車に乗り継ぐには、かろうじて屋根だけついてる吹きさらしの通路を延々と歩いて行かなきゃならない。もし初めてのパリだったら、既にここでイヤになること間違いなしだった。そしてシチリアに比べてなんと寒いことよ。震えながらバスを待ち、小雨に濡れながらホテルLe Pavillonにたどり着く。アンヴァリッド近くのサン・ドミニク通りに面した、昔修道院だったという、こじんまりした小さなかわいい部屋。暖房が入っていて暖かい、よかったあ、やっと落ち着く。

ちょっと休んでから、パリに留学している友達と待ち合わせている夕食のため、メトロでゴブランへ。去年ランチに来て、とってもおいしかったので、次は是非ディナーで来ようと思っていた店L’Ourcine。私はアントレをイカ、メインを牛のフォアグラ包みにしたけど、前回の感動を裏切らない美味しさ。友達はパリに住んでるくせして、洗練されてる~と大層感動していた。3人でデザートまでしっかり食べ、グラスシャンパンと白赤1本ずつ飲んで一人65ユーロ、とっても満足して店を出たけど、外は凍える寒さで急激に冷え、ホテルに着くや否や、友達ともどもすごい勢いでトイレに駆け込んだ(爆)

10/16-110/16-2

10/17(日)

日曜日の今日は、シャンティーまで遠足し、ホースショーを観る予定でネットからチケットを購入してあった。しかしものすごい寒さ。朝食は食べないで、着いてからランチにしようかとホテルを出ようとしたら、フロントのおじさんに呼び止められた。明日帰るのか、ストだよ、と言う。行きに通過した12日がストなのは知ってたが、もう終わっているだろうとたかをくくっていた我々。とんでもない、無期限でやってたんですねえ、さすがフランス。バスがないかもしれないから、シャトルタクシーを予約するか、と聞かれ、友達は私より一日早く、このホテルから帰るので、シャトルをお願いすることにした。私はあと一日あるんで、とりあえず出たとこ勝負だ、不安だなあ。。。

そうなると電車は動いてないかもしれない、と思った通り、窓口でシャンティー行きは12時までない、と言われたが仕方ない、とにかく切符を買って、カフェで朝ご飯食べて時間をつぶす。早めに駅に戻ったが、時刻表には乗るべき電車見あたらず、色んな係の人に聞いてもみんな言うことが違うのよね、どうすりゃいいのさ。うろうろしているうちに、13時40分発がやっと時刻表に現れたので、ホームに降りて待っていたが、その前に出る予定の電車も時間になっても入って来ない。これではシャンティー行きも定刻には出ないだろう、定刻に出てもホースショー開始には間に合わないので、これ以上遅れたら終わってから着くことになり、意味がない。ホームにずうっと立ってて冷えきっちゃったし、これはもう行くのはあきらめて買物でもしよう、ということに(涙)

ところが日曜もやってるはずのギャラリーラファイエットとプランタン、どっちも閉まってる。ランチ時でカフェドラペも行列、ホテルスクリーブのティールームでやっと落ち着いた。たまたま隣の席に一ヶ月ほどヨーロッパを一人旅しているという女性がいて、この一週間パリは最悪で、ベルサイユや美術館も閉まっちゃったそうだ。そして今日が一番寒いと。無理してシャンティーに行って森の中で凍えて、更に電車がなくて帰れなくなるよりは、あったかいホテルでお茶してた方がよかったと思うことにしよう。このスクリーブはこじんまりした感じの良いホテルで、パリ一等地の5つ星だから相当高いだろうけど、一度泊まってみたいなあ。

で最後の砦、絶対にやっているルーブルのショッピングアーケードで買物、夕食はホテルのすぐ近くを予約してある。この寒さでは近場を選んでおいてホントよかったわと思いつつ、2つ星「レ・ザンバサドール」のシェフ、ピェージュとティエリー・コストが昔からのビストロを買い取った店、Toumieuxへ。
日曜日でやってる店が少ないのと、話題になってるせいか、日本人もちらほら。オマールのサラダとリドヴォーを選び、ワインはお手頃価格だったリショーのケランヌにする。フランスだと自然派も飲めるんだよね、やっぱり自然派ワインはデリケートなので、日本に持ってくる多数は半分腐りかけちゃってまずいんだと思うな。料理は勢いよく作るぜ、って感じでボリュームがあり、リドヴォーは周りかりかり、中ふわふわ、付け合わせはセップがたっぷり、とっても美味しかった。しっかりとしたクレームカラメルで締めくくり、ここが今回の中で一番スノッブだったかしら、二人で187ユーロ。でも星付きレストランに比べたらとってもリーズナブルだと思う。

10/17-110/17-2


10/18(月)

昨日よりは少し寒さがゆるんだ感じ。ホテルの数軒先に美味しそうなパン屋さんがあったので、そこで朝食。大好きなショーソンオポム、焼きたての皮がパリパリで、溢れるほどリンゴのジャムが。ビオと書いてあったヨーグルトもすごく美味しかった。ここで友達と別れ、私はシティラマバスでアウトレットショッピングに向かう。二回目で勝手もわかってるのでらくちん。今回はあんまり飛びつくようなものがなく、ほんの少ししか買わなかった。
帰り着いたシティラマオフィスから、今日泊まるオペラのホテルChoiseul Operaまで歩き、先にチェックインしてしまう。フロントのおばさまに「スーツケースはないの?」と聞かれ、これから取りに戻るんだよう。メトロで数駅なんだが、重いスーツケースには階段がこたえる、なんとか往復。

夜はオペラ座でバレエを観るので、先に夕食にしようと Le Paradis du Fruitへ。ここはフルーツを売り物にしてるお店で、ノンストップ営業なのでいつでも食事が出来る。「地上の楽園」というネーミングの色んな選択肢から選べるコンビネーションプレート、サーモンブロシェットとグアカモーレと七面鳥のピタ、スチーム野菜を選んでみた。サラダとパンもついてきて山盛り野菜、外食は野菜が不足するからこれは嬉しい。サーモンはちょっと焼きすぎで硬かったが、野菜はどれも新鮮で美味しく、フルーツたっぷりの特製カクテルもお気に召した。

今夜のオペラ座は「パキータ」の初日。チケット取るのに発売開始日にアクセスしたら、サイトに入るのに1時間待たされた(@_@;)甲斐があり、4列目のすごく観やすい席なのよ♪ パリ在住の友達と座席で落ち合い、わくわくと開幕を待つ。実は私はパキータを観るのは初めてで、予習しとくつもりが出来なかったから何もわからず幕が上がったが、そこはバレエですから。踊りは素晴らしいし、衣裳はきれいだし、夢中になってるうちに、休憩はさんで55分と45分の全2幕は、あっという間に終わっちゃった。
パキータ役はトップのマリ・アニエス・ジロ、本当に上手、表現力も見事だなあ。相手役のリュシアン、カール・パケットもフランス将校というイメージにぴったりでステキだった。二幕では小学生あたりの子供たちペア8組くらいでの踊りが一曲あり、子供にはあの舞台はさぞかし広く、ものすごいストライドで移動しないと決まった歩数で定位置に着けないと思うのだが、見事に揃ってきっちり踊り、大喝采を浴びていた。さすがオペラ座学校! それに女の子たちはとーっても嬉しそうで「見てみてー!」って顔で踊ってるのがかわいかったわ。
男性のマントをひるがえして踊るのとか、群舞の振付がきれいで特に印象的だった。うーん、やっぱりオペラ座バレエは最高だあ。
ちなみに私はオペラ座のトイレはどこにあるのかと思ってたが、コートクロークと同じ部屋に入口があるのを今回発見した。トイレはごく普通だった(^◇^)

終演後はグラスで好きな量だけワインテイスティングが出来るワインバー(表参道ヒルズのBISTYSとおんなじスタイル)で、あれこれちょっとずつ試しながらおしゃべり。しかしここで、明日はストがもっとひどくなる、と聞かされ、思いっきり沈み込む私。。。ロワシーバスがダメならエアフラバス、最悪はタクシーだといくらかかるだろう。。まあ今悩んでも仕方ない、あきらめて寝るしかないわ。

10/18-110/18-2


10/19(火)

起きてどきどきしながらTVをつけると、北駅は殆どの列車が動いていない、オルリー空港の50%、ロワシー空港の30%の便がキャンセル、道路のブロック多数、と出てきた。げげ、えでもわ、へるぷみい(/_;)
とりあえずフロントのおばさまに聞いて、メトロとバスは殆ど大丈夫だと言われたが、フライト確認はしなくちゃ、ロビーにあったフリーで使えるパソコンでエアフラにアクセス、私の乗る便は定刻通りを予定、とある、あー、えがったなあ~!  続いてRATPに飛んで空港までのロワシーバス運行の確認、現在道はスムース、オペラから48分で到着、と出てきて、空港までの道はブロックされてなく、バスも動いているとわかり、はぁぁ~、なんとかこれで帰れそう。しかし念には念を入れ、バスの発着所を見に行くと、そこにはものすごい長蛇の列が('_') まあそりゃそうだわな、電車が動いてなきゃみんなバスに乗るしかないもんね。これは少し早めに出た方がいいなと肝に銘じて、今日のスケジュール開始。

今日は午前中ボンマルシェで買物、ランチをしっかり食べて、3時からオリジナル香水づくり、その後最後の買物をして空港へ、という行程。ボンマルシェで最初に食料品を買ってしまうのは持ち歩く関係上しんどいのだが、時間の制約があり致し方ないのだ。ランチの選択肢は3つ、人気のコンスタン経営Les Cocottseか、コンヴァンシオンのネオビストロか、マレの伝統的ビストロ、どれかにしようとピックアップしてあった。

で、ボンマルシェではAlex Monroeという作家のアクセサリーを探したのだけど見つけられず、代わりにLes Nereidesというとってもかわいいブランドに釘付けになり、売場にいたのは作家のお姉さんなんだって。大層サンパで、これもかわいいのよ、こんなのもあるのよ、色違いはこれよ、と次々出してくれ、動物モチーフに目がない私は白馬と黒豹の二つのネックレス、どっちも捨てがたく、片方に絞ればやっぱりあっちも欲しかった、となるのは目に見えてるから、ええい両方買っちまえ! とお姉さんも、そうよ、それが一番よ!(^o^) で、デタクセ金額に達したので、カウンターに行ったら、ものすごく流暢な日本語を話すお姉さんだったが、超事務的な対応でにこりともせず、おこられてるみたいでこわかったあ。デタクセの返金システムでは、今はその場で即現金返金、ということも出来るようになっててびっくりした。

そうこうしているうちにとっくに昼を過ぎ、ココットでのランチは開店直後の12時頃に行かないと並んでしまうとのことだったから無理になった。小雨が降る中、傘さしてボンマルシェで買い込んだチーズや紅茶の缶を抱えて、チーズのテットドモアンヌみたいに、くるくる削って食べるマシン付きのチョコがあるという店Jean-Charles Rochouxを目指してレンヌ方向に下る。この情報もネットで見つけて、どうしても買ってみたかったんだわ。お店に一歩入るとチョコの素晴らしい香り、優しいマダムが試食させてくれて、スペアのチョコをつけた方がお得よとのことでスペア付きでお買い上げ。これが相当でかくて、買い物袋がかなりやばい雰囲気に。しかし、なんとしてもポアラーヌのパンも欲しい私。シェルシェミディ通りを上ってパンドカンパーニュとフォーク型のクッキーを買ったら、両手に紙袋ずっしり、もうどうすんのさ状態に(^^;)
本当にあたしゃ美味しいものの為には千里も厭わず、どんなに重くても持って帰るんだよねえ、我ながら大した執念だと思いますわ、あはは。そして雨は更に激しくなってきて、この状態で傘さしてコンヴァンシオンをさまようのも無理なんで、ランチは必然的にマレに決定、サンポールに向かう。

10/19-410/19-5

めざすLes Cotelettesはすぐ見つかり、本当に昔ながらのビストロって感じ。アントレ、メイン、デザート各2品から二種類選択する16ユーロのムニュで、フランス来て以来牛ばっかり食べてたから、最後はお魚にしようかな。ウフアンムーレット(ポーチドエッグの赤ワイン煮込み)とタイのソテーバジルソース、グラスの白ワインをオーダー。マッシュルームたっぷりの卵もよかったけど、鯛は皮がかりかり、身はふっくらジューシーですごく美味しかった。付け合わせはセロリのブレゼのみだけど、シンプルで飽きない味なんだわ。やっぱりこういう伝統的フレンチも大好きだなあ。

すっかり満足して、いざ香水作りのスタジオ Le Studio des Parfumsへ。ここはNHKの「TVでフランス語」で紹介されてて、NHKだから詳細等一切出ないのを、壁に貼ってあったポスターの名前からネット検索して捜し当てたとこ。調香師がコンサルティングしながら、世界にたった一つのオリジナルを作ってくれるんだって。2時間で100ml作れるコースを予約してある。
HPやメールのやりとりはフランス語のみだったけど、担当の調香師さんは英語も出来て、チャンポンで説明してくれるのでわかりやすい。最初に直感で好きな香りをサンプルからいくつか選ぶと、私は優しいフローラルとシプレ系フルーティーが好きなのねと、その通り!
それを元に、まずベースノートから5~6種を選ぶと、調香師さんがこれを10ml、これは5mlというふうに量を指定するので、自分でシリンダーで計量し、混ぜたのはビーカーに移しながら作っていく訳。ミドルノート、トップノートも5種くらいずつ、ノートが出来るごとに香りをテイスティングして微調整して、ベース、ミドル、トップの順に混ぜ合わせて出来上がるのだった。一つずつシリンダーできっかり量るのは、私のような几帳面な性格は、一滴ずつ気にしながら量るんで、かなり神経使ってくたびれるものの、手作り感は満喫出来るので楽しい。
そして完成したのは、とーっても好きな香り(^^)v ボトルに入れて、ネームタグを貼ってくれる。レシピはスタジオで保管するので、今後いつでも追加注文出来るし、日本にも送ってくれるんだって。ものすごくたくさんの香りを嗅ぐので、風邪気味の時はお勧め出来ないけど、理科の実験みたいで楽しいし、世界にたった一つのオリジナル香水が、自分の手で作れてすごく嬉しい。このコースはコンサルティング等すべて込みで155ユーロ、普通に香水買っても一万円くらいするから、リーズナブルじゃないかと思う。

10/19-110/19-2

マレからギャラリーラファイエットに回り、最後の買物をして、またオルリーバス停の前を通ったら、朝の混雑はすっかり解消してたのでほっとする。ホテルに戻って朝食ルームの片隅を借りて、懸命のパッキングし直し。最近、フランスはチェックがものすごく厳しく、食べ物は没収される可能性が高いので、全部スーツケースに入れないと危ないのだ。でかいチョコや紅茶缶に悪戦苦闘、どうにかこうにかチャックが閉まった。オリーブだけは、ふたがきちんと閉まらないプラケースなので、ダメならあきらめる覚悟で手荷物の方に入れた。

空港までは全くスムース、よかったねえ。エアフラはビジネスクラス以上の優先度が非常に高く、スーツケースのドロップインからパスポートコントロールもセキュリティチェックも、アクセスNo.1という専用コースを通れるので、殆ど待つことなく通過、とっととラウンジへ。心配したオリーブは、全然ひっかかることなく無事だった。重たい食料品をぶら下げて、一日中あちこち歩き回ったせいか、お腹すいたあ。このラウンジは食料豊富で嬉しい、クスクスサラダにピタサンド、チーズまで、ちょっと味見のつもりがきれいに食べちゃったσ(^◇^;) ワインは泡がAyala、白がCigalus というVdPOc、赤がDuboeufのMoulin a VentとMedocのCh.Tour Seranという、何故これが、というチョイスだったけど、みんなそれなりに美味しかった。適当に飲みながら、搭乗時間までずーっとポメラをたたく。


10/20(水)

機内食のディナーはアントレがフォアグラにサーモンとほうれん草のルラード、レンズ豆のサラダ、メインは子鳩フィレ肉ハニータイムソースという、いかにもフレンチな選択肢があったのが嬉しく、かつ鳩はとっても美味だった。機内食でこんなのが出てくれば文句ない、あとはチーズがもうちょっと増えてくれればなあ。そしてバベレッジリストをよく見たら、アンフュジオンが載っているので頼んでみた。Fauchonのコレクションボックスから選べて、ルイボスとカモミールとヴェルヴェーヌとはちみつというミックスの「LE MARCHAND DE REVE」を選択。これがティーバックとは思えぬ美味しさで二度びっくり。あなどれじフォション、このボックスはお奨め。
朝食もまた懲りずにホットミールにしてロールオムレツ、あら今回はいけるじゃない。卵がとろりんとして、行きのスカスカオムレツとは大違い。フランス発だと気合いが違うのかねえ、東京発もこのくらい美味しく作ってくれればよいのに。
と、最後のフレンチモードを名残惜しく味わっているうちに、機は無事に成田にランディング。東京は20度、ジャケットもいらないくらい。速くなり、車内もきれいになったスカイライナー(運賃も上がったけど)に飛び乗り、ずうっとポメラをたたく。もうすぐ旅行記も完成だあ、寒くてストがあっても楽しかったなあ、またね!

10/19-310/20-1


後日談
帰宅してメールチェックしたら、カターニアのホテルIL PRINCIPEから宿泊前日にウェルカムメール、宿泊後にサンキューメールが届いていて、ここは本当に対応がきめ細かく丁寧なホテルだ。室内もきれいだし、従業員はみんな若くて親切、立地も最高、四つ星にしてはリーズナブルだし、次回カターニアに来ることがあったら、ホテルはここで決まりだなあ。

買ってきた食材では、ポアラーヌのフォーク型クッキーが甘いと思いきや、チーズの効いた塩味でワインのお供にぴったり、次回からの定番になりそう。だがスーツケースに入れたために、フォークの柄がすべて折れてしまい、原型を留めたのはたった2枚しかなかった(>_<)ゞ オリーブが無事だったから、クッキー程度なら手荷物でも大丈夫そう、紅茶の缶もへこんでしまったので、こういったものは大事に運びましょう。シチリアではモディカのチョコをいつも買って帰る、カカオバターもミルクも入ってない、ここにしかない素朴な味が大好きなんだわ。塩味なんてのがあったのは、世界的な流行なのかしらね。

シャンティーに行けなかった心残りはあるものの、今回はどこで食べても当たりで、ずーっと美味しい美味しいと言い続けられたから、飲み食いが一番大事な私にとっては、もう十分満足でしたわσ(^◇^;)
ともあれ、ひったくりの地カターニアでのリベンジが出来て、これで一応シチリアは一段落ついた感じなんだけど、きっといつかまた来るでしょう。それまでアリベデルチ!!



© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: