FUNKTOWN  J.T.

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ジョージア part 1

■ アトランタ その1 ■

ソウルが好きな人なら、誰もが憧れる「ジョージア」
ジェイムスブラウンもジョージア州オーガスタの出身である。
そのジョージアのへその町「アトランタ」を、私が初めて訪れたのは1998年春である。
空港がものすごく大きくて、地下鉄の駅を発見するまでにかなり時間がかかった記憶がある。
なんせ空港内を地下鉄みたいなシャトルで移動するぐらいの面積だ。
さて、地下鉄でミッドタウンまで行きそこでレンタカーを借りたが、まぁ道がぐちゃぐちゃで、しかも道の名前が「West Peach Tree Ave.」「Peach Tree St North.」「Peach Tree Dr.」などと、同じような名前が多い。
風景も同じような感じでランドマークもなく、本当によく迷った。

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でも黒人文化の好きな人には、きっとしびれる町だろう。
私はまず、マーチンルーサーキング牧師の墓参りをした。
その墓のとなりに公民権運動の博物館もあったので、そこもチェック。
黒人小学生の遠足コースになってるみたいで、リトルブラザーやリトルシスターがたくさんいた。
そこには暗殺された時の衣装とかも展示してあって、思わず「ううーん」と考えさせらた。

次に、その博物館のそばにある「ビューティフル」というソウルフードレストランに行ってお昼を食べた。
これがまた安くて美味しい。
メイン料理につけ合わせ2品ぐらいのプレートで6ドルぐらい。
お決まりのコーンブレッドにスィートティーは食べ放題飲み放題!
ちなみに、この界隈は「スィートアーボン」と呼ばれる黒人文化歴史保存地区になっていて、MLKJrの父の教会や彼自身の生家もある。
サンデースクールも行ったけど、黒人バンドのファンキーなゴスペルや、女性牧師のパワフルなプリーチが印象的だった。
「It's time! to break the silence!!」
南部の教会は最高だ。
その回りはショットガンハウスと呼ばれる、いわゆる黒人住居地域が広がっている。
殺風景で慣れないと恐いかも。

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さて、その次はダウンタウンに繰り出した。
地下鉄の駅周辺に「アンダーグランドアトランタ」というショッピングモールがある。
ここは観光スポットで全然問題なし。
でも歩いてる人のほとんどが黒人。
このへんがしびれるんだよな。
ちなみにアトランタは、南の方のダウンタウンはブラック地区、北に行けば行くほどホワイト地区になる。
これほどまでに黒白ハッキリ区分けされた町も珍しい。
混住はいっさい行なわれていない。
州旗も南部戦争の面影が思い切り残る。
そんな町だから、未だに差別は残っているようで、私自身も差別された。

そう!北の方にバックヘッドという町があり、そこに南部戦争関連やプランテーションの博物館があるので行ってみた。
すると「風と共に去りぬ」をジでいくような、すごい立派な邸宅風のカフェがあった。
ちょっと喉が渇いていたので行ってみたら、なんか店員の態度と、店の客の雰囲気がただ事ではない。
「しまった。今日の服装やばいかな?」
さっきまで黒人地区をうろちょろしていたので、上下ともバリバリのヒップホップファッション。
といっても、まぁアトランタでは普通のかっこうなんだけど。
「・・・」
店員が私に言った。
「ジーンズはお断りです。この店はドレスコードが決まっています」
嘘だろ、まだ昼間だぜ。
しかし、いっこうに入店を許さないどころか、店の中のWASPのおばさんどもも、こっちを見ながら、なにか話している。
なにやら非常に気まずい雰囲気を感じたので、退散した。
で、帰りがけに店内を見たら、ジーンズの客も、もっとラフなかっこうの客もいるじゃないか!!!
でも、みんな白人だった。

この時、はじめて自分でも意識した。
「俺は黄色人種なんだ」
「俺もCOLOREDなんだ」
と。

そんなおもむろに差別を受けたアトランタでしたが、もっともっとエキサイティングな場所がもっともっとあります。

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