松阪市の学習塾・双葉

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2014.12.18
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カテゴリ: たわごと
ここのところ作文の話を続けていたが、すこし脱線していわゆる「ブログ炎上」の話をしてみたいと思う。個人の方が書かれているブログは、以前 作文の種類 でも述べたように、そのほとんどが随筆の形式となっている。つまり物事に対して感想、随想の域を出ず、ほぼ主観で書かれることが多い。したがって、物事に対する感じ方、視点が違う人からはそれは違うとなる。

 このブログが炎上したことはないが、クレームがついたことならあるので、その例でみてみよう。

クレームがついたのは


そのクレームに答えたのが この記事

なぜ、私の記事にクレームがついたのか。自塾の生徒にとっての事実だけをもとに感想を書いたからだ。それに対して、読者も自分と自分の周りの同級生にとっての事実だけをもとに、「それは違う」と言ってきている。ここで両者がいう事実とは主観的事実であって、客観的な事実ではない。三重高校に通う生徒にとって、三重高校からこういうことを言われたであるとか、こういうことをされたという事実は、ひとそれぞれに違う。実際に体験した人にとってその体験した事実は疑いなく真実である。

私の問題となっている記事には、三重高校の模試における英語の平均点の話がある。平均点を上げるには上位陣は放っておいて、下位グループを伸ばす方法もとれるし、下位グループを放っておいて上位グループをさらに伸ばす方法もある。下位グループだけに力をいれれば上位陣にとっては、嬉しくない指導方法であるし、上位グループだけに力をいれれば下位グループは浮かばれない。どちらの場合もどちらかが不満足になる。問題となっている記事では、私は上位グループの立場で「平均点は上がったかもしれないが、上位陣にとってその指導は嬉しくない。」という趣旨で書いた。こんなものは指導方法が合った生徒から見れば、良い指導だとなるし、合わなかった生徒からは悪い指導だと言われるに決っている。だから三重高校の指導が良かったと考える読者からクレームがついたのだ。

では、クレームがつかないようにするにはどう書けばよいか。客観的なデータを加えて論文の形をとってしまえばよい。そうすればクレームはつきにくい。三重高校の模試の全データをもとに上位層はこれくらいの伸び、中位層はこれくらい、下位層はこれくらい伸びたというグラフでもつけ、上位層に対する指導には疑問点が残ると書けば良い。こうすれば、データの信憑性を問う声は上がっても、そのデータからその結論にはならないとは、よほどのことがなければ言われない。それが論文というものの性格である。

問題は、我々個人が個人としてブログを書くにあたって、また読む側にとっても、そこまでのデータを集めている暇も集める手段もないことだ。全生徒の成績を見せてくださいなどと申し出て、個人情報保護法がある今、いやなくても学校側がそれを見せるはずがない。だから我々は「自分の知りうる限りの事実」をもとに、自分の意見を書く。当然、それは我々にとっては「真実」である。「それは真実ではない。」と言われても困るのだ。「事実はひとつでも、真実は人の数だけある」のだから。そして「事実」でさえも本当は人の数だけある可能性がある。



開き直るわけではないが、あえてお願いしたい。読む方にとっての「真実」も、それが「客観的事実」ではまずありえない。そのことを心に留めてブログを読んで欲しい。

そして、もうひとつ。少なくとも私たちは塾屋という職業柄、一般的な生徒や保護者とは違って、市内の高校を継続的に長期にわたって観察している。高校の先生方から情報をいただいたりもしている。三重高校がペーパーテストを課さない入試方法をとったりと迷走してきた過去や、松阪高校の理数科に合格した生徒の中に数学でまったく点をとれない生徒がいることも把握している。その上での発言であることもわかってほしい。


ああ、また「事実」と「真実」という2つの言葉がゲシュタルト崩壊を起こしそうだ。






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Last updated  2014.12.19 00:24:19
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