パパの子育て（長男＋三男）

< 新しい記事

新着記事一覧(全129件)

過去の記事 >

January 25, 2005

大血管転移症とは

(4)

カテゴリ：カテゴリ未分類

先天性の心奇形。
本来であれば、身体をめぐってきた血液は、心臓から肺動脈で肺へと送り出され、肺で二酸化炭素と酸素を交換してきた血液は、心臓から大動脈で全身へ。
でもこの奇形は、肺動脈と大動脈が反対に付いている。
つまり、身体をめぐってきた血液は再び全身に。
肺で酸素をたっぷり含ませた血液は、再び肺に。
メビウスの輪をちょん切って２つの輪にしちゃったようなもの。意味の無い循環。
それは、チアノーゼが出ますわな。

治療法は、当然オペ。
今日の治療指針では、内科的治療として、動脈管を開いておくための薬と心不全の治療を行う事とされている。しかし、これは治癒する分けではなく、オペにつなげる間、生命を維持するため。

心臓外科の術式が載っている本を見ると、大血管転移症が載っていた。ジャテーン法の術式が写真解説されていた。
血管を入れ替えると同時に、心臓に心臓のための血液を送る冠状動脈も移す必要があるとの事。
このオペ、かなり成功率は高い（約９０％）様だが、どうも心臓を一時的に止めるらしい。
そして、その後の血管閉塞に注意が必要らしい。

まぁとにかく、オペの概要は分かった。
オペするしかない事と、もう、Ｄｒ.と病院、そして我が子の生命力と運を信じようと思った。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう

Last updated January 31, 2005 10:45:48 PM
コメント(4) | コメントを書く

■コメント

Re:大血管転移症とは(01/25)

jenifar さん

初めまして。
偶然立ち寄ったサイトで貴方のブログを拝見しました。
子供さん　大血管転移症とのことですよね・・
私の娘も同じ病気でした。
もう25年も昔の事で、その当時は一万人に一人の病気と伝えられました。その当時住んでいた地域で一番大きな病院に転院して治療に当たっていただきましたが、娘の体力的な問題が大きく影響して、生後４ヶ月で亡くなる結果となりました。あれから25年の歳月は医療の発達は当時と比べられないほどの進歩があると思いますので、子供さんの生命力とお医者様の技術を信じて力強く前に進んでいただきたいなと思い、突然のコメントを書かせていただきました。
頑張ってくださいね！！ (February 6, 2011 06:11:39 PM)

返事を書く

Re:大血管転移症とは(01/25)

看護師の母さん

我が家の次女も完全大血管転位症にて、ｼﾞｬﾃﾝ術を生後4か月で行い、2年生で弁置換術を国立循環器病センターにて行いました。でも今では立派な大学生、今年20歳になります。とても良い子に育ちました。（母の感想）きっと貴方のお子様も元気に成長していくでしょう。今は大変ですが、お子様とともに歩んでいってください。 (May 30, 2011 12:51:28 AM)

返事を書く

Re[1]:大血管転移症とは(01/25)

私も看護師の母さんですさん

看護師の母さん
＞割り込みコメントですみません。先月産まれた私の娘も完全大血管転位症で手術をしました。今は術後の続発症にひやひやしながら毎日を送っています。まだまだ悩みや不安の尽きない日々です。
たまたま見つけたコメントを見て、とても勇気づけられました。もう少しお話を聞けたら、とてもうれしくありがたいのですが…。 (August 11, 2011 08:29:45 AM)

返事を書く

Re:大血管転移症とは(01/25)

グランパさん

もう3年前になります。私の孫は生後3週間で手術を受けました。大血管の転移だけではなく他の血管も左右逆だったので18時間の長いopeでした。術後の経過は良く，このまますくすくと育って欲しいと願っておりましたが，その年の7月に突然心停止し手当ての甲斐なく亡くなりました。8ヶ月の短い生涯でした。
希望のない話を書いてしまって申し訳ありません。
同じ病気と闘っている子供たちが，疾患に負けずに大きく育って欲しいと願う思いから，コメントさせていただきました。 (August 21, 2011 09:54:00 PM)

返事を書く