① 学生の6割がアルバイトをしている。アルバイトの頻度では週3~4回という学生がもっと多く(30%)、次いで週1-2回(19%)、5-6回(10%)であった。アルバイトの時間は1回あたり4~6時間が最も多く(29%)、2-4時間(19%)、6-8時間(15%)の順であった。収入額では5万円以上が最も多く(28%)、次いで4-5万円(20%)である。こづかいをもらっている学生が6割弱おり、アルバイト収入と合わせると、自由裁量で使うことの出来る潤沢なお金を持っている。
② 学生の8割強は貯金しており、20万円以上貯金している学生も2割おり、四大生が貯蓄率も貯金額も多かった。また、5万円以上の借金がある学生が1割弱おり、学生の金銭管理状況はさまざまである。
③ 支出額のなかで服飾費が占める割合が1番高く(40%)、飲食費(22%)、遊興費(17%)の順になっている。学校種別に関係なく、全収入のうち服飾費に充てる金額の割合が一番高く、女子学生がいかにファッションを重要視し、関心が高いかをうかがいしれる。
① 今までの人生や現在の生活にほぼ満足している学生の割合は約60%であり、四大生は専門学校・短大生と比較して満足度が高いが、専門学校生は満足度が若干低い。現在の社会については、満足している割合は30%、不満を持っている割合が70%である。自分の生活には満足しながらも、社会に対しては不満と不安を持っているといえる。
② 一番大切なものは友人が第1位(33%)であり、2位が家族(24%)、3位が健康(16%)、第4位が恋人(13%)であった。友人が第1位であることから、友人との交流が、学生達の人生や生活に大きく影響しているといえる。第2位の家族については、短大・四大生はほぼ同じ割合(26%)を示しているが、専門学校生は他校よりも10%低く、家族からの自立心が高いと思われる。
③ 短大・四大生(75%以上)は将来の生活、とくに就職に関しての不安感が非常に高く、定職希望が多いことから現実認識度が高い。
① 家庭生活に関してはほぼ75%の学生が満足している。母親や兄弟姉妹と話す割には父親と話す割合が低いが、父親と話す人ほど家庭生活の満足度が高く、家庭の中での父親の果たす役割の大きいことを示している。
② 全体的に学校生活についてみると、学生の8割は学校生活が楽しいと回答している。その満足度は、四大生・短大生・専門学校生の順である。実習が楽しい、習っていることが将来の役に立つと考えている学生7割いるのに対して、カリキュラムに満足している学生や講義が楽しいと感じている学生は3割である。学校の施設・設備に関しては、短大・専門学校生では5割以上が満足しているが、四大生では3割程度と低くなっている。
③ 学んでいることが将来の仕事に役立つと考えている四大生は5割しかいないが、専門学校生は8割になっており、学校種別のカリキュラムから判断して、専門学校生の方がより実践的で職業に直結した内容を学んでいるのに対して、短大・四大になるほど総合的・専門的な視点にたつため、内容が曖昧になり、カリキュラムや講義に対する不満となっていると思われる。四大生も実習科目は楽しいと回答しており、学生の実学志向が現れている。
① 学生の7割がファッション情報源として雑誌をあげている。なかでも、ファッション雑誌については、84%の学生が読む方と回答しており、雑誌のカテゴリーが高い支持を得ている。また、常に購入する週刊・月刊誌でもファッション雑誌が第1位である。第2位の情報源は店頭陳列(ディスプレー)であった。
② 学生の7割が充実したい生活分野としてファッション生活をあげている。それを裏付ける要 因として服飾費の支出が一番多い。
③ ファッションへの関心度については、他人のファッションは気になると回答した学生が95%であった。学校種別では短大生が大変気になると回答した割合が高い。短大生は友人と共に購買に行く機会が他の学校種別に比較して高く、行動を共にすることによって互いのアドバイス行為によって、購買が成り立つ側面がたぶんにあるといえる。
② 「流行に関心」が強い人はファッション情報に積極的に関与し、ほしいファッション商品を購入するためにアルバイトをする。アルバイト収入の多さは、時間的な余裕を犠牲に経済的な余裕を得た度合いと読むことができる。
③ 「政治・経済に関心」が高い人たちは、時間の消費をアルバイト以外で行なっていることを示している。そして、時間の消費は比較的家庭の中で行なわれ、活字にも親しんでおり、知的好奇心があるということができそうである。この人たちは収入を得るために、あえてアルバイトをしようとしない。
3-6 性格と購買行動の関係
① 性格のクラスター分析をおこなうとフロアー、アドバイザー、チャレンジャー、リーダーに集約することができた。各性格と質問項目の相関をみたが、大きな差異はなかった。
② オピニオン型と非オピニオン型と平均の3タイプで比較をすると、オピニオン型は人生に対して肯定的な考えを持ち、夢を持ちながら、政治・経済をはじめあらゆることに関心を持ち、積極的な生き方をしている。情報収集のための道具としての携帯電話・パソコンの所有率も高くなっている。「流行にも関心」が高く、積極的に情報収集をし、流行の取り入れも早い。購買行動においては、価格志向ではなくデザイン志向である。非オピニオン型は逆の傾向を示している。