ゲーム開発者のつぶやき

ゲーム開発者のつぶやき

2006.09.18
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カテゴリ: 業界の流れ
先日、某社の社長が興味深い内容の講演を行いました。
その中で、ゲーム産業の市場規模についてのお話がありました。
今回は、その話題について触れていきたいと考えています。

まず、当ブログを訪れている方も、
同様に感じていらっしゃる方が多いと思いますが、
日本の家庭用ゲーム機における市場規模は縮小 しております。
これは、売り上げを比較する事によっても明らかであり、
それが、ゲーム産業全体に対しての危機感を煽る結果ともなっています。
然しながら、この先日に発表された講演内容、データによって、
ゲーム産業全体における市場規模縮小が全くの誤認識

まずは、このゲーム産業全体に対する市場の問題を読み解く前に、
ゲーム産業の移り変わりについて述べる必要があります。
過去、ゲームと言えば、家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機がその主でありました。
ところが、 現在のゲームの在り方は多様化 しております。
携帯電話におけるゲーム普及、PCゲームの成長、
オンライン、ネットゲームの成長、アーケードゲーム、
これらの出現にもよって、ゲームのカテゴリーは非常に増えております。
では、ゲーム産業全体における市場規模を計るにあたっては、
何処までを計ればよいのかという問題に際して、
現在の規模を計るのであれば、

産業の規模を計る上で正確なデータになるのは明白であります。

そこで、ゲーム産業を家庭用ゲームだけに括らない場合に、
ゲーム市場規模 は、どのように推移しているのかを比較しますと、
驚くべき事にそれは、
その 誕生以来、一度も縮小していないというデータが出来上がります
非常に驚くべきデータですが、これが現在の市場における真実という事になります。

そして、更に興味深い点としては、
家庭用ゲーム機における市場規模のデータがあります。
これについては、日本における規模は縮小しておりますが、
これを 欧州、北米と合わせて比較 すれば、
毎年、 15%程度ずつ拡大しているというデータ になります。

これらのデータを受けて私が考える事は、
現在の日本ゲーム全体に悲観的な見方が出てきておりますが、
これについては、全く悲観する事は無いという事です。
今後の問題は、その多様化する市場に合わせて
開発者の在り方が転換出来るか という点になります。
然し、現在の開発者の状況を思い返せば、
10年前とは様変わりし、各々のビジネスに対応すべく、
各々に特化した開発者も出現し、
そのビジネスを支えるべく屋台骨を作り上げはじめております。
現在は、ゲームにおける過渡期、移行期である事については変わりませんが、
それは、斜陽の向かっているのではなく、
成長に向かっていくための過渡期 であるように私には思えます。
今後、ゲームを遊ぶためのスタイルは様変わりしていく可能性もありますが、
ゲームそのものは、変わらずに残っていく物として、
継続してユーザーに楽しさを提供出来るものと思います。

最後に、私達、開発者も現在の状況を的確に見極め、
ゲームそのものの在り方と真摯に向かい合っていきたいと考えております。


ゲームは幅広い展開を見せています





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Last updated  2006.09.18 15:02:19
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Re:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
ああ、最近その社長の言うことになんとなくあまり共感しなくなりました。
ゲームが縮小してるのは、ある意味では事実であり、見方によれば拡大してます。

ただ、ゲーム機で芳しくないもんだから、携帯電話やPCで開発するってのも、いい方向な気はしませんし。
やっぱり据え置きゲーム機が絶好調でこそ、ゲーマーは満足するのですし。

それに、ゲームで使うCGとかの技術とかって、他の分野でも使われてるじゃないですか。
ゲームのオリジナリティが薄れてるのかもしれませんね。
ファミコンの時は、ポーションで回復することが新しく感動しましたし。
宿屋で体力全快になるのが、最初は興奮した気がします。
同じことを今もやるからこうなるのかもしれません。
いっそ体力の数値の概念がないRPGがないかなぁと、思うこの頃です。 (2006.09.18 15:16:29)

Re[1]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
赤いパレットさん、こんにちは。

>ゲームが縮小してるのは、ある意味では事実であり、見方によれば拡大してます。

仰る通りに、ある意味では真実であります。
それを、正確に表現すれば日本における据え置き機ゲームの規模という事になります。

>ただ、ゲーム機で芳しくないもんだから、携帯電話やPCで開発するってのも、いい方向な気はしませんし。

これについては、ゲーム機で芳しくない事とは無関係ではないでしょうか。
需要があるから供給する、それは必然であり、
芳しくないものを補う意図では無いように思います。

>やっぱり据え置きゲーム機が絶好調でこそ、ゲーマーは満足するのですし。

仰る事は分かります。
据え置き機というのはゲームにおいて中心的な存在でもありますから、
ゲーマーは、そこでの活発性を求める気持ちは強くあるでしょうね。
現状は、ゲームの在り方事態が多様化している事も原因ではありますが、
据え置き機自体の勢いが落ちてはおりますので、
そこには何らかの梃入れは必要でしょうね。

>それに、ゲームで使うCGとかの技術とかって、他の分野でも使われてるじゃないですか。
>ゲームのオリジナリティが薄れてるのかもしれませんね。

オリジナルティが薄れているという表現よりも、
ゲームで使うための技術そのものが、あまりにも高度になったという表現が正解かもしれません。

高度な技術という物は、それ単体だけで大きな価値を持ってしまいます。
過去のゲームにおいては、未熟なハードであったために、
技術単体に限れば、その価値は高いものではありませんでした。
ところが、急激な進化に合わせて、
その技術的なところが、あまりにも進化してしまいました。

<続きます>
(2006.09.18 15:44:21)

Re[1]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
赤いパレットさん、続きです。

以前は、ゲームの価値はゲーム性のみしかありませんでした。
ところが、現在は、その技術単体にも価値が生じております。

ゲームのCGを他の分野にという点はオリジナルティの損失というよりも、
価値の多様化における副産物と考えております。

>ファミコンの時は、ポーションで回復することが新しく感動しましたし。
>宿屋で体力全快になるのが、最初は興奮した気がします。
>同じことを今もやるからこうなるのかもしれません。

仰るように既成概念に縛られている点は否定しようがありません。
然し、その既成概念に縛られているのは実はゲーマーも同様なのです。
新しい感動を求めれていながら、お互いに新しい手法を否定する、
その連鎖が現在のゲーム性への進化の妨げになったものと考えられます。

需要があるからこそ供給がある、
この点については異論無きものと思いますが、
その既成の概念に縛られているゲームに対する需要があるからこそ、
継続して供給があったと考えるも出来ます。

私が考えるには、今後のゲーム産業については、
開発者一方、ユーザー一方という偏った関係性ではなく、
もっと、相互が対話し協力出来る環境作りが必要なのではないかと感じております。

>いっそ体力の数値の概念がないRPGがないかなぁと、思うこの頃です。

体力の概念が無いRPGも過去には登場した事があります。
然し、その当時には分かり難いという評価もありました。
既存の手法が浸透しているからこそ、
新しい手法を浸透させる事は大変な事であるのかもしれませんね。
(2006.09.18 15:44:41)

Re[2]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
ゲームクリエーターさん
需要と供給って経済の話ですね。
でも、まず需要ありきだと、みんな同じ方向を目指してしまいがちになりそうですよね。

DSってどうなんでしょうか
脳トレとか需要があったから作られたのでしょうか。

>体力の概念が無いRPGも過去には登場した事があります。

おお。言われてみればあった気がします。
そういえばRPGに限らず、あるにはありましたね。
(2006.09.18 15:59:00)

Re[3]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
赤いパレットさん、こんにちは。

>でも、まず需要ありきだと、みんな同じ方向を目指してしまいがちになりそうですよね。

成る程。仰る通りですね。
現在のゲーム産業は、拡大するあまりに商業主義が強くなっている傾向は否定出来ません。
その観点において多様性が犠牲になった事も否定出来ないところですね。

今後については、更なる需要を得るために、
ビジネスとゲーム性の両立を目指していきたいですね。

>DSってどうなんでしょうか
>脳トレとか需要があったから作られたのでしょうか。

需要という面で言えば、
あると判断したからこその展開だとは思いますが、
そこに需要があると判断出来た先見性は素晴らしいと思います。
的確に市場を読む事が何よりも必要なのでしょうね。
それこそ、既成の概念に縛られる事なく・・・

>おお。言われてみればあった気がします。
>そういえばRPGに限らず、あるにはありましたね。

そうですね。
問題は、それらをどのように昇華していくかですね。
(2006.09.18 16:23:23)

Re:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
ジャングル さん
携帯電話、PCも興味ないですorzPS3が売れないと困りますorzやっぱりゲーム機です (2006.09.18 16:48:42)

たしかに~。  
吉野カナコ  さん
そうですね。ゲームかなり多様化しましたよね。

(なんか、音楽業界のダウンロードとかもそんなかんじで、CD自体の売り上げは、そんないかないですもんね)

とはいえ、私自身は、ゲーム機で遊ぶのが基本のユーザーなので、やっぱりゲーム機で遊ぶソフトの売り上げが下がると、そこに投資していいゲームを作ろうとする動きが少なくなるかもって思ったりはします。(資本の分散化?)

ネットゲームで面白いゲームができたら、自分もそっちに流れないとも限りませんが、どうかなあ??ってかんじです。

なんにしても、いいゲームがいっぱい出来れば、嬉しいですけどね。 (2006.09.18 17:04:38)

壁|ω・)・・・  
VAIKIN  さん
日本人はブランド大好きですからねぇ・・・
最近は続編物しか売れてないし・・・
うまい具合にシェアが分かれれば日本の業界も盛り上がると思うんですがね・・・ (2006.09.18 17:51:02)

Re[1]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
ジャングルさん、こんばんは。

>携帯電話、PCも興味ないですorzPS3が売れないと困りますorzやっぱりゲーム機です

そうですね。
仰るように、据え置き機以外のゲーム機には、ご興味ないユーザーも多いですよね。
どちらにしても、据え置き機は頑張らなければいけませんね。
(2006.09.18 18:43:28)

Re:たしかに~。(09/18)  
吉野カナコさん、こんばんは。

>そうですね。ゲームかなり多様化しましたよね。

現代は多様化の時代とも呼ばれておりますが、
ゲームもその例に漏れずという事なのでしょうね。

>(なんか、音楽業界のダウンロードとかもそんなかんじで、CD自体の売り上げは、そんないかないですもんね)

そうですね。
音楽業界も類似点はありますね。
同じエンターテイメントを作る産業として、
どうしても似たような傾向に陥る事があるのかもしれません。

>とはいえ、私自身は、ゲーム機で遊ぶのが基本のユーザーなので、やっぱりゲーム機で遊ぶソフトの売り上げが下がると、そこに投資していいゲームを作ろうとする動きが少なくなるかもって思ったりはします。(資本の分散化?)

仰る通りで、据え置き機単体での売り上げが下がってしまえば、
即ち、据え置き機にかける開発費は減少する事になります。

然しながら、現時点では世界をターゲットにした場合には、
その売り上げは減少しておりませんから、
当面は、その点をご心配頂く必要は無く済みそうです。

>ネットゲームで面白いゲームができたら、自分もそっちに流れないとも限りませんが、どうかなあ??ってかんじです。

ネットゲームに関しては、
以前よりも圧倒的には普及しておりますが、
まだまだ、これからといったところです。
今後の成長過程において、ご興味の沸くソフトも出てくるかもしれませんね。

>なんにしても、いいゲームがいっぱい出来れば、嬉しいですけどね。

そうですね。
それが一番、嬉しいですよね。
私も良いゲームが作れるように頑張りたいですね!
(2006.09.18 18:49:03)

Re:壁|ω・)・・・(09/18)  
VAIKINさん、こんばんは。

>日本人はブランド大好きですからねぇ・・・
>最近は続編物しか売れてないし・・・

そうですね。
日本人だけとは限りませんが、
続編物が安定して売れる傾向にありますね。

ユーザーもお金を使う以上は、
どうしても安定を求めてしまうのかもしれません。

>うまい具合にシェアが分かれれば日本の業界も盛り上がると思うんですがね・・・

共存共栄で頑張っていきたいですね。
それらを合わせてゲーム産業として、
今まで以上に盛り上げていきたいです。
(2006.09.18 18:50:47)

Re:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
モルミル  さん
据え置き型ゲームの市場が縮小して、携帯型のゲーム(携帯電話も含めた)が拡大しているのは当然の流れ
だと思います。
もっともテレビゲームにはまっていた30歳代の人達が会社の中で中心になってバリバリ働いている状態ですのでゲームをじっくりとプレイする時間が無いんだと思います・・(PSPやDSを含めて・・)
だけど携帯電話のゲームだと話は別です!
常時持っているメリットがあります!
今後は、携帯電話がデジカメ化・ミュージックプレイヤー化したのに続いて本格的に『ポータブルゲーム機』化するんじゃないかと思っています。
ソフトバンクのアクオス携帯なんかを見ていると
ゲームするのにもってこいの液晶画面だなと思っています!

据え置き型のゲーム機が、このまま日本市場でもっと
縮小すると僕は思っていません!
なぜなら次世代ゲーム機は遊び方の多様性やもっと
家電の様に家庭環境に溶け込んでいく方向にあるから
です!
ゲームクリエイターさんをはじめとするゲーム関係者
の方々の奮闘に期待します♪
(2006.09.18 19:04:23)

広がっていくゲームのプラットフォーム  
自由人2号  さん
ゲームが1つのプラットフォームでゲームが進化していくよりも、
いろんな機器で進化してくれた方が幅が広がっていくのでいいと思います
DSのように新たな遊び方が見つかるかもしれませんし。

現代人が忙しいのかどうかは分かりませんが、
手軽にできるゲームが求められているのは事実なので、
ケータイのゲームが開発されてるのも、
いろんな人にとってゲームが身近になるっていう点ではいい事かと。

ただ、家庭用のゲーム機の開発が滞り、
ソフト自体の単価が上がってしまうのは厳しいですね
そうなりかねない気がします
今のように、同じハードのソフトがほとんど同じ値段というのもどうかと思いますが。

様々な方向に進化していき、ゲーム業界全体が良い方向に向かってくれる事を祈ります (2006.09.18 19:53:46)

Re:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
こんばんは
私自身はオンラインゲームは全くしない派なので
家庭用ゲーム機、据え置き型のゲーム機が好調な
ほうが良いと思ってます。
携帯用ゲーム機も持って歩けますし、便利なときも
あるのですが、あの小さな画面が目が悪いので
ダメですね。
大型の画面で迫力のあるゲームをするのが一番の
楽しみです。
しかし、人間と言うのは欲深いので、前は一齣キャラ
二駒キャラでも楽しかったのに、今では美麗な画像
でないと納得しないと言う自分もなんだかな~と
思います(笑)
でもやっぱりゲームは内容なんですよね。

とにかくゲーム業界が元気ならそれで良いです。
わくわくするようなどきどきするようなゲームを
沢山出して欲しいです。
私のような昔からのゲーマーはそれだけです。
(2006.09.18 20:21:38)

こんばんわ  
私も以前、家庭用ゲーム機を楽しんでいたと言うのが正確です。以前と比べ、ゲームとしての楽しみ方が変わってきたのと、他の事に対して時間を費やすことが増えてきたからです。
しかし、ゲームを全くしていないか?と言うと、携帯のゲームや、パソコンのオンラインゲームを今はプレイしています。
形は変わったとしても、これからもゲームは残って欲しいと思います。ゲームクリエーターさん頑張って下さいね! (2006.09.18 21:45:03)

Re:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
影男1996  さん
こんばんは。

確かに興味深いお話ですが、そもそも業界全体とは何処から何処までを指すのかが明確でないと、単純に受け止めるわけにはいきませんね。

あえて例に上げられなかったのかどうかは分かりませんが、パチンコなんかも含まれているんじゃないですか?

ムシキングに代表されるカードゲームも勿論含まれますよね?
広義に解釈すればこれらもすべてゲーム業界の範疇であることは疑いようもなく、従ってその某社長の談話も間違いではないですが、私を含めてここを訪れている多くの方は本流から派生した似て非なるもののことなどどうでもよいと考えられているのではないでしょうか?

逆に言うならば、現在の業界とは本流から派生した似て非なるものの売り上げでもって何とか食い繋いでいる、とも言い換えられます。

今後、そちらを主軸としたビジネスモデルに転換するということなら話は別ですが、本業が低調なまま、それ以外の部門で伸び続けると考えるのは見通しが甘いのではないでしょうか?

(2006.09.18 23:29:45)

Re[1]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
モルミルさん、こんばんは。

>据え置き型ゲームの市場が縮小して、携帯型のゲーム(携帯電話も含めた)が拡大しているのは当然の流れ
>だと思います。

そうですね。
現在は、そのライフスタイルも多様化を迎えております。
その中にあって、その方に合うゲームの在り方も変化していく必要があると思います。
そのため、この流れも自然であると考えられますね。

>もっともテレビゲームにはまっていた30歳代の人達が会社の中で中心になってバリバリ働いている状態ですのでゲームをじっくりとプレイする時間が無いんだと思います・・(PSPやDSを含めて・・)

仰る通りに、社会人になると、
なかなかにまとまった時間の確保が難しくなりますよね。
そうなると、その方々に対して、
どのようにゲームを供給していくのかが課題になりますね。

>だけど携帯電話のゲームだと話は別です!
>常時持っているメリットがあります!
>今後は、携帯電話がデジカメ化・ミュージックプレイヤー化したのに続いて本格的に『ポータブルゲーム機』化するんじゃないかと思っています。

非常に興味深いご意見ですね。
私も、ゲームはその方向性にも進んでいくものと思います。
勿論、ゲームがそれのみになるとも考えてはおりませんが、
ポータブルゲーム機化は間違いなく、
今後のゲームビジネスの支流の一つになるのではないかと思います。

<続きます>
(2006.09.19 01:43:30)

Re[1]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
モルミルさん、続きです。

>ソフトバンクのアクオス携帯なんかを見ていると
>ゲームするのにもってこいの液晶画面だなと思っています!

最近の携帯電話の液晶画面の進歩は凄いですよね。
3Dのゲームも十分に遊べるほどの性能です。

>据え置き型のゲーム機が、このまま日本市場でもっと
>縮小すると僕は思っていません!
>なぜなら次世代ゲーム機は遊び方の多様性やもっと
>家電の様に家庭環境に溶け込んでいく方向にあるから
>です!

現時点では、縮小したデータがありますが、
それが即ち、今後もそうであるというわけではありません。
この点については、開発者の努力によって、
据え置き機単体における活気も復活させていきたいですね。

私達、開発者も据え置きゲーム機を軽んじる事は今後もありませんし、
据え置きゲーム機を重要視している気持ちは同じです。

>ゲームクリエイターさんをはじめとするゲーム関係者
>の方々の奮闘に期待します♪

ありがとうございます。
皆さんからの応援には非常に勇気付けられます!
(2006.09.19 01:43:59)

Re:広がっていくゲームのプラットフォーム(09/18)  
自由人2号さん、こんばんは。

>ゲームが1つのプラットフォームでゲームが進化していくよりも、
>いろんな機器で進化してくれた方が幅が広がっていくのでいいと思います
>DSのように新たな遊び方が見つかるかもしれませんし。

現在の時代背景を考えればゲームの在り方の多様化は自然の流れであると思っています。
その中にあって、DSのように新しい遊び方も生まれてくるものと思います。

>現代人が忙しいのかどうかは分かりませんが、
>手軽にできるゲームが求められているのは事実なので、
>ケータイのゲームが開発されてるのも、
>いろんな人にとってゲームが身近になるっていう点ではいい事かと。

そうですね。
その時代の人のライフスタイルに合わせて、
ゲームの遊ばせ方が変わるのは良い事であると思います。
これが、据え置き機のみに限定してしまうと、
一部の層意外はカバー出来ない結果となってしまいます。
出来るだけ多くの方々にゲームを遊んで頂きたい、
それを考えるのであれば、現在のゲームの遊び方の多様化は必要不可欠ですね。

>ただ、家庭用のゲーム機の開発が滞り、
>ソフト自体の単価が上がってしまうのは厳しいですね
>そうなりかねない気がします

これについては、注意が必要ですね。
仰るように、現在のように据え置き機だけを
主眼においた高性能ゲーム、大作志向のみを押しし進めていけば、
結果はゲームソフトの価格に反映されてしまいます。
大作も必要ですが、
今後は、色々な意味においての多様化が求められているのでしょうね。

<続きます>
(2006.09.19 01:50:40)

Re:広がっていくゲームのプラットフォーム(09/18)  
自由人2号さん、続きです。

>今のように、同じハードのソフトがほとんど同じ値段というのもどうかと思いますが。

同感です。
これについては開発者側からも窺い知れない事情があるものと思いますが、
私達も同様に、そのゲーム規模によって、
価格を変えてもよいのではないかと考えております。

>様々な方向に進化していき、ゲーム業界全体が良い方向に向かってくれる事を祈ります

温かいお言葉、ありがとうございます。
良い方向に向かっていけるように、
開発者も頑張っていく事が必要ですね。
(2006.09.19 01:51:00)

Re[1]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
ショコラ・ベルさん、こんばんは。

>私自身はオンラインゲームは全くしない派なので
>家庭用ゲーム機、据え置き型のゲーム機が好調な
>ほうが良いと思ってます。

既存のユーザーにとっては、その形態が一番、馴染み易い環境でありますね。
私達、開発者も据え置き機等を重要視している姿勢には変わりはありません。
勿論、それは私が据え置きゲーム機の開発者である事も大いに関係はしておりますが、
今回の流れが即ち、据え置きゲーム機を縮小させるという事では無い事だけ申し添えておきます。

やはり、据え置きゲームはゲームビジネスの支流であって欲しいと思うのは、開発者も同様です。

>大型の画面で迫力のあるゲームをするのが一番の
>楽しみです。

そうですね。
大型の画面でゲームを楽しむのは迫力という面でも他とは違う楽しみが味わえますよね。
TVゲームは、TVゲームとしての楽しさがあります。
今後は、その点の良さは維持しつつ、
更にゲーム性の進化を模索していきたいですね。

>しかし、人間と言うのは欲深いので、前は一齣キャラ
>二駒キャラでも楽しかったのに、今では美麗な画像
>でないと納得しないと言う自分もなんだかな~と
>思います(笑)

人間の特性を考えれば致し方無い事ではありますね・・・
私達、開発者も自分達で高映像表現化を推し進めておきながら、
それから逃げる事が出来なくなった現状に対してジレンマに陥っているとも表現出来ますね。

<続きます>
(2006.09.19 01:59:01)

Re[1]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
ショコラ・ベルさん、続きです。

>でもやっぱりゲームは内容なんですよね。

仰る通りですね。
ゲーム内容が何よりも大切な事には変わりはありませんよね。

>とにかくゲーム業界が元気ならそれで良いです。
>わくわくするようなどきどきするようなゲームを
>沢山出して欲しいです。
>私のような昔からのゲーマーはそれだけです。

ユーザーの方々の、そのようなお気持ちは、
私達、開発者もよく理解しております。
後は、開発者達がその想いにどれだけ応えていく事が出来るかどうか、
それこそ最大の腕の見せ所でありますね。

私もゲームの活気を維持、向上出来るように、
尽力していきたいですね。
(2006.09.19 01:59:24)

Re:こんばんわ(09/18)  
くらりす4404さん、こんばんは。

>私も以前、家庭用ゲーム機を楽しんでいたと言うのが正確です。以前と比べ、ゲームとしての楽しみ方が変わってきたのと、他の事に対して時間を費やすことが増えてきたからです。

ゲーム以外の遊びも増えてきております。
又、人間は年齢を重ねるに従って、
なかなかに一つの事に時間を多大に割く事が難しくもなります。
その流れも自然な流れの一つであるのかもしれませんね。

>しかし、ゲームを全くしていないか?と言うと、携帯のゲームや、パソコンのオンラインゲームを今はプレイしています。

その時のライフスタイルに適合したゲームをご選択頂く事は、
ゲームを楽しむ上では重要な事であると思います。
私達も、そのスタイルに適合したゲームをリリース出来るように頑張っていきたいですね。

>形は変わったとしても、これからもゲームは残って欲しいと思います。ゲームクリエーターさん頑張って下さいね!

応援ありがとうございます。
皆さんのご意見の一つ、一つが大きな励みにあります。
そのご意見には、肯定的なご意見、否定的なご意見ございますが、
ユーザーのご意見というのは、それだけで大きな力を与えてくれます。
(2006.09.19 02:14:26)

Re[1]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
影男1996さん、こんばんは。

>あえて例に上げられなかったのかどうかは分かりませんが、パチンコなんかも含まれているんじゃないですか?

それは、完全な深読みです。
ゲームとは据え置き機、携帯ゲーム機、携帯電話、オンライン(ネット)ゲーム、
アーケードゲーム等のゲームをプレイする事に主眼を置いた物を、その対象としております。

>私を含めてここを訪れている多くの方は本流から派生した似て非なるもののことなど
>どうでもよいと考えられているのではないでしょうか?

本流とは何を指しての本流でしょうか?
恐らく、文面からは据え置きゲーム機を指して本流と仰っていると推察します。
まずは、最初に私としての本流の考え方について述べさせて頂きたいと思います。

さて、本流ですが、私にとってのゲーム業界の本流は、
ゲームそのものであると考えています。
ゲームビジネスの根幹はゲームである事は自明の理でありますし、
それを据え置き機のゲームだけに限定する必要は無いかと思います。

仰るように、現在の市場の本流を為しているのは据え置き機ではあります。
然しながら、その意味での本流であるならば、時代と共に移り変わる事が必要不可欠です。
現在は、価値観の細分化、多様化が取り上げられる機会が増えておりますが、
その中にあれば、ゲームも、そのライフスタイル、価値観の多様化と共に、
変化を模索し、ゲームの遊び方も多様化していくのが自然な流れであると思います。

そもそも、ゲームとは過去においてPCゲームが主でありました。
ところが、時代の移り変わりの中で、
それがTVを使った据え置きゲームに移り変わりました。
この例からも分かるように変化は起るものであり、
その変化を拒む事は、ゲームそのものに対しての停滞を招く危険があると考えております。

<続きます>
(2006.09.19 02:16:48)

Re[1]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
影男1996さん、続きです。

したがって、似て非なるという点についても、
似て非なるではなく、そもそも据え置き機も携帯ゲーム機も携帯ゲームも、
ゲームという大きなカテゴリーの中の枝葉であると考えています。

そして、私達、開発者が力を入れて取り組まなければいけない事は、
据え置き機だけに限った話ではなく、
ゲーム産業全体におけるゲームの面白さの維持、向上にあると思っております。

>逆に言うならば、現在の業界とは本流から派生した似て非なるものの
>売り上げでもって何とか食い繋いでいる、とも言い換えられます。

現在のゲームの遊び方の多様化については、皆さん、ご認識されている事であると思いますが、
その多様化の試み自体は、据え置き機が隆盛な頃より行われおりました。
この点においては消極的な結果というよりも、積極的な試みの結果において、
現在のライフスタイルの変化に適合出来るビジネスが展開されたと言えるのではないでしょうか。
これは、どの仕事においても同様でありますが、
仮に消極的な施策において市場縮小してから他に活路を見出そうと考えても、
とても、その施策は間に合いはしません。
現時点で、仮に食い繋いでいるという表現を使ったとしても、
それは、食い繋ぐために生まれた物では無い事はご理解頂けるのではないかと思います。

本流から派生との事については、前述の通りに、本流は同じであると考えております。

<続きます>
(2006.09.19 02:18:06)

Re[1]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
影男1996さん、続きです。

>本業が低調なまま、それ以外の部門で伸び続けると考えるのは見通しが甘いのではないでしょうか?

今後、ゲームの遊び方は時代の変化と共に多様化すると考えております。
それを踏まえ、今後のビジネスモデルは据え置き機だけに執着するのではなく、
遊び方の多様化を模索するビジネスになっていくものと思います。
私達の本業については、
ゲームを作り、面白い物として成立させユーザーに提供するという事であると思います。
その本分を維持するのであれば、この多様化は肯定的に捉えてよいのではないかと思います。

勿論、仰られているであろう日本ゲーム産業における据え置き機単体に関しては、
一時期よりも売り上げが減少しております。
その点を放置し、据え置き機を捨てようという意図はありません。
現時点でも次世代機においてハードメーカーも据え置き機の在り方に関して
色々と模索しているのを感じ取る事が出来ます。
今後は、据え置き機は同様か、今まで以上に維持、成長に勤め、
更に、平行にゲームの在り方の多様化を模索し、ゲーム産業全体の拡充に努めていくのではないかと思います。

見通しが甘いという件のについては、
逆に、据え置き機だけに縋ろうと考える事の方が
時代の移り変わりから考えても合致せず、
見通しが甘かったという結果になるのではないかと思います。

最後に余談ですが、
日本ゲーム産業における据え置きゲーム機の売り上げ減少ですが、
中古市場は一切、加味されていないデータです。
以前の隆盛の時代においては、中古市場は諸問題あり、今よりも売り上げが少ない時代でした。
それと比較し、現在の中古が合法と認識された今は、
中古での売り上げが増加しております。
この中古の正確なデータは取りようがありませんが、
或いは、減少していると前提そのものが無いものであるかもしれませんね。
(2006.09.19 02:24:40)

Re:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
ザンブル  さん
最近のゲーム会社の社長は何を考えているのか
少し暴走気味のような気がします、改善は
一番はコスト、作り手の作業を減らす
PS3は相手のことを思っていないと思います
自滅しそうな予感がします (2006.09.19 06:51:52)

Re[2]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
影男1996  さん
ゲームクリエーターさん、こんにちは。

>>あえて例に上げられなかったのかどうかは分かりませんが、パチンコなんかも含まれているんじゃないですか?

>それは、完全な深読みです。

そうですか。私が指しているのは勿論パチンコそのものの売り上げという意味ではないのですが、パチンコ台のゲーム部分はゲーム業界は一切係わりない、と考えてよろしいのでしょうか?

>本流とは何を指しての本流でしょうか?
>恐らく、文面からは据え置きゲーム機を指して本流と仰っていると推察します。

はい、ほぼその通りです。

>さて、本流ですが、私にとってのゲーム業界の本流は、
>ゲームそのものであると考えています。
>ゲームビジネスの根幹はゲームである事は自明の理でありますし、
>それを据え置き機のゲームだけに限定する必要は無いかと思います。

お説はごもっともなのですが「ゲーム市場が縮小している→いや、その他も含めるとそんなことはない」という論旨に対して、本流であるスタンドアローンおよび一部アーケードが縮小傾向にあるのは間違いではないのでは?という意見にそう返されてしまうと、以後何も申し上げることはございません。

続きます↓

コメントにも書きましたが、保守的と言われようが、私にとってのゲームとはやはり本流に他ならないものであり、将来的に変遷するものだとのお説も100%正しいとは思いますけども実際まだそんな時代は訪れていないわけで、
業界内の方が見据える未来予想図と、単なる趣味の人間が見ているものが一致する筈がないのは自明の理であります。

従ってゲームクリエーターさんがすべて含まれるとお考えならばそれを否定することは当然不可能ですし、今後の議論も建設的なものになる可能性は低いと考えますのでこのテーマについてコメントをお返しするのはこれで最後に致します。

(2006.09.19 10:42:49)

Re[1]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
ザンブルさん、こんにちは。

>最近のゲーム会社の社長は何を考えているのか
>少し暴走気味のような気がします、改善は
>一番はコスト、作り手の作業を減らす
>PS3は相手のことを思っていないと思います
>自滅しそうな予感がします

PS3単体に話しを持っていくのであれば、
仰るように自滅の可能性もあるのではないかと思っております。

PS3は、圧倒的に価格が高くユーザーに対して二の足を踏ませておりますが、
同様に、開発者にとっても圧倒的に敷居が高く二の足を踏ませております。

そんな状況ですから、自滅という可能性も捨てきれないところではあります・・・

(2006.09.19 12:32:03)

Re[3]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
影男1996さん、こんにちは。

>そうですか。私が指しているのは勿論パチンコそのものの売り上げという意味ではないのですが、
>パチンコ台のゲーム部分はゲーム業界は一切係わりない、と考えてよろしいのでしょうか?

お互いの話しに少しずれが生じておりますので、少し整理させて頂きます。

今回の題材に挙げさせて頂いたデータは、あくまでも売り上げのデータでした。
そこで、パチンコとの関連性を問われましたので、
単純に、そのデータにパチンコの売り上げが含まれていないため、
それは、完全な深読みですと申し上げました。

然しながら、それはパチンコとゲーム業界との係わりが無いという事ではありません。
誤解があったのであれば申し訳ありません。
ご存知の通りに、一部のメーカーはパチンコとゲーム部門の両方を抱えております。
そのため、パチンコ業界とゲーム業界は重なり合う部分があり、
切り離す事が難しい関係となっております。

>本流であるスタンドアローンおよび一部アーケードが縮小傾向にあるのは間違いではない
>のでは?という意見にそう返されてしまうと、以後何も申し上げることはございません。

こちらも少し整理させて下さい。
どうにも、今回に関しては、話しそのものの焦点が食い違っているような気がしてなりません・・・

私が、このコメントを返した際の影男1996さんのご質問内容は以下です。
>私を含めてここを訪れている多くの方は本流から派生した似て非なるもののことなど
>どうでもよいと考えられているのではないでしょうか?

これに関しては、私としては将来的にどうでもよいと考えられる点ではないため、
私の考える本流と似て非なるものと仰っている事に対して説明させて頂きました。
それをせずして、どうでもよいという点にはご意見出来ないと考えました。

<続きます>
(2006.09.19 12:33:09)

Re[3]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
影男1996さん、続きです。

私としては、先日の文章から影男1996さんの
仰るような質問内容と意味が同じであるとは、読み取る事が出来ませんでした。
私の文章読解力の拙さ故ですが、
そもそも、影男1996さんが質問したと思っていた内容と
私が受け止めていた質問の意味が違う事が、食い違いの最大要因であると思います。

仮に、影男1996さんの今回のご質問のように、縮小傾向にあるのは間違いないのでは?
と問われれば、間違いありませんとお答えしたと思います。

>コメントにも書きましたが、保守的と言われようが、私にとってのゲームとはやはり本流に他ならないものであり、将来的に変遷するものだとのお説も100%正しいとは思いますけども実際まだそんな時代は訪れていないわけで、
>業界内の方が見据える未来予想図と、単なる趣味の人間が見ているものが一致する筈がないのは自明の理であります。

この点については、業界内の人間、単なる趣味の人間という視点の違いよりも、
恐らく、その視点を当てている場所の違いが意見の違いとなってしまっていると考えられます。

影男1996さんは、恐らく、そんな将来的な話しよりも今を見据えていると思うのですが、
今回の場合においては、私は将来的な話しを見据えておりましたので、
その点で大きな意見の食い違いになったものだと思っております。

仰る通りに現時点を持ってするのであれば、
そんな時代を訪れていないというご意見も全くその通りであります。
そして、ご指摘の通りに日本国内における据え置きゲーム機の
ゲームソフトの売り上げは減少しております。
その事に対して無策でいる事は、業界として避けるべき事でありますし、
今後も継続して対策を模索していかなければいけない事であると考えております。

<続きます>
(2006.09.19 12:34:53)

Re[3]:ゲーム産業、日本市場縮小の認識は誤り(09/18)  
影男1996さん、長くなってしまい申し訳ありません。

>従ってゲームクリエーターさんがすべて含まれるとお考えならばそれを否定することは当然不可能ですし、
>今後の議論も建設的なものになる可能性は低いと考えますので
>このテーマについてコメントをお返しするのはこれで最後に致します。

建設的なものになる可能性がという点に関しては、
そのようなお言葉で返されてしまうと悲しさを覚えます。
意見の相違がある事が非建設的であるとは私は思ってはおりませんが、
話しが膠着するという事において建設的ではないとお考えにになるのであれば、
その通りかもしれませんね・・・

然し、ブログ全体を通して感じた事ですが、少ない文章量の中から、
お互いに正確に意志や意見を伝えるのは、ことのほか難しいと分かりました。
今回の場合は、そもそも影男1996さんの話しの焦点と私の話しの焦点に相違があった場合には、
仮に意見が同じであっても、その話しが膠着状態に陥る場合もあるかと思います。

私自身、文章系の能力に関しては自信のある方ではありません。
それ故にご迷惑やご不快な気持ちにさせている点も多々あるかとは思います。
その点については皆様には平に御容赦を願います。

私としては、それに起因して議論の焦点そのものが
非建設的であると断じられる事が無いようにだけ、お願い申し上げます。
(2006.09.19 12:36:25)

過去の経験  
昔10年以上前にビデオのブームが来たの覚えてますか?レンタルビデオ店が乱立し、新しいビデオメーカーが次々現れ、我れ先を挙ってビデオ映画を作りました。当然成長する産業には誰もがお金の匂いを嗅ぎ付け投資して作る。しかし、その時に起きた事。
ブームはブーム。特に日本人は飽きっぽい性格の民族です。『あっ!』という間にブームは次ぎ去り、体力があるメーカーが生き残りました。体力がある事イコール、いい作品を作るクリエイター達が存在できる環境と人材が存在する事だったんです。
テレビ業界も同じ事です。一時山のように制作会社が乱立しました。しかし、残ったのは実力が伴っている会社のみです。多分ゲーム業界も同じ事ではないでしょうか。いい作品を作る事、ひとつのゲームについては元祖的な存在であることが必要条件なんです。僕のやってる番組も元祖だから10年に渡って生き続けているんじゃないでしょうか? (2006.09.19 14:42:56)

Re:過去の経験(09/18)  
ぽんすけ5078さん、こんばんは。

>体力がある事イコール、いい作品を作るクリエイター達が存在できる環境と人材が存在する事だったんです。

ゲーム業界に関して申し上げれば、これはイコールではないと考えております。
その理由としては、ゲーム業界は比較的に新しい産業であるために、
体力のある会社以外の会社も未だに多く存在している事が直接的な理由であると思います。

産業として時代を重ねれば、体力のある会社以外の会社が自然淘汰的に減少し、
その中で、淘汰された会社の中の優秀な人材も体力のある会社に吸収され、
所謂、体力のある会社に選抜された良いクリエーターが集まる現象が起こると考えますが、
現時点のゲーム業界は、その一歩、或いは二歩手前といったところかと思います。

私の知人に体力のある会社でトップクラスのプログラマーがいるので例に挙げさせて頂きますが、
この方は、つい数年前までは体力のある会社に在籍していたわけではありませんでした。
これだけとれば、結果的に体力のある会社に良いクリエーターがという点には同意する事にはなりますが、
未だに、その状況に完全には移行していないのがゲーム業界であるという事はお分かりいただけるかと思います。

ゲーム会社に関して言えば、未だにフロンティアであるとも言われております。
その中においては、未だにベンチャー企業においても優秀な人材は眠っている状況ではありますし、
ゲームというのは売れた場合の見返りが非常に大きい業種でもあります。
その環境において、自己で会社を興し一攫千金を夢みてゲーム製作に邁進する開発者は数多くおります。
今後、テレビ業界と同じ道を進む可能性も高くあります。
然し、私は、ゲームについては感性の多様性の観点からも
たくさんの会社に残っていてもらいたいと願っております。

<続きます>
(2006.09.19 18:22:11)

Re:過去の経験(09/18)  
ぽんすけ5078さん、続きです。

>多分ゲーム業界も同じ事ではないでしょうか。
>いい作品を作る事、ひとつのゲームについては元祖的な存在であることが必要条件なんです。
>僕のやってる番組も元祖だから10年に渡って生き続けているんじゃないでしょうか?

元祖的な存在というのが必要条件という同意です。
ゲーム業界においても、その元祖的な存在は売り上げが高い傾向にあります。

然し、その元祖的な存在を維持するためには、
ゲーム業界は、まだまだ未熟な業界であるのではないかとも考えております。
元祖的な存在を維持するためには、その亜流の存在を打ち負かす必要がありますが、
その存在を打ち負かせるだけの何かが元祖的な存在が維持し続けられるかどうかという点において、
ゲーム業界は、いまだに未成熟であると考えます。

少し詳細について説明を致しますと、
何かの元祖的な存在が生まれた場合に、模倣した物達も生まれてくる事については、
皆さん、ご記憶にある例も多いのではないかと思いますが、
ゲーム業界は、極めて小さい会社でもその元祖的を生み出す事が可能であるがために、
資本の力によって、その元祖が吸収されてしまう奪われてしまうという事態も発生しているという、
何とも情けない話しがあります・・・
この話しは業界の恥部とも言えますが、
今後、ゲーム業界が成熟していくにしたがって解消していきたい問題の一つでもあります。
(2006.09.19 18:23:23)

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