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4ページ目、物語の舞台はアレフガルドに移る。
まさに伝説が始まった地だ。










[#21] 1/01(Part3)

DQ3-149

アレフガルド最大の街、 ラダトーム
DQシリーズ最初の街、アレフガルド唯一の王都など、特徴は多い。

海峡を挟んですぐ南に、 ゾーマの城 はある。
しかし海が荒れており、船では行けないという設定だ。
GBC版のDQ1でも、城に現れた竜王軍は空路で襲来している。

DQ3-150

HD版では、街から城を見上げることができる。


このアレフガルドは大魔王ゾーマに支配されており、 1日中ずっと夜が続いている。
宿屋でも、HD版で追加された「休む」は選択肢に出ない。
従来版では、ラダトームの宿は1人1Gと超安いが、HD版では20Gに値上がり。

街ではカンダタと再会する。マスクは緑に戻った。
子分達もアレフガルドにいる という話は、覚えておいた方がよさそうだ。


ラダトーム城に初めて来ると、まずは王に謁見することになる。
従来版では、アレフガルドで唯一のセーブポイントだが
街の入口から歩くと遠いのが問題だった。

国王との話で、オルテガが生存していることが明らかになった。
10年ほど前、ネクロゴンドの火山に落ちてアレフガルドに来ていたという。
一時期は城で仕事を手伝っていたが、ある時また新たな旅に出たらしい。


DQ3-151

ラダトーム城で目を引くのは、1階中央の 噴水
従来版では水に囲まれたバリアゾーンがあったが、当時から噴水という設定だったらしい。

城を一巡りすると、 太陽の石 が手に入る。
ゾーマ城への道を開くためのアイテムのひとつだ。必ず入手しよう。

DQ3-152

アレフガルドに来ると、はぐれモンスターの顔ぶれも変わる。
早速、 スライムベス を発見。DQ1から登場する古株だ。
名前はマルティーというが、なんと ライデイン を覚えている。


さて、それでは出発しよう。
まずは全ての町を回り、戦力を強化する。
ルーラの行き先を増やすことで、今後のダンジョン攻略にも便利だ。

アレフガルドにも、秘密の場所やキラキラはある。
なんと ドラゴンローブ を入手した。守備力94で炎・吹雪耐性の優秀な防具だ。
呪文パーティにとって、こうした性能のいいローブや杖が増えたのは相当ありがたい。


まず、北西にある吟遊詩人ガライの家を訪れる。
DQ1では、彼が作った町がこの場所にある。

一度ラダトームに戻り、南の ドムドーラ を目指す。
牧場に落ちている オリハルコン を入手する他、アッサラームから来た踊り子のレナと話す。
その後、劇場を訪れると 魔法のビキニ がもらえる。

DQ3-153

GBC版の攻略本によると 「むっつりスケベな魔法使いが、かわいい弟子に着せようと作った」 らしい。
同書にはイラストも入っており、♀賢者がかわいく着こなしている。

せっかくだし試着する。
職業によって色が変わるようだが、マリンが一番似合うか。


DQ3-154

水着つながりで、ドムドーラには あぶない水着 が売られている。
砂漠の町だし、平和で暑かった頃はこれを着て海で遊ぶ人もいたのだろう。

しかしその名前に加え、1しかない守備力、それに反し 78000G という価格とツッコミどころ満載だ。
大金を出して買わなくても、次に訪れるメルキドまでの道中で1つ入手できた。
これを着て戦うのはちょっと不安だけど、着てみたいことは着てみたい ……と
シェリーに見せたら話していた。


続いての目的地は、城塞都市 メルキド
DQ1では最後に訪れる街で、強力な装備が販売されていた。

今作のメルキドは、むしろ正反対と言ってもよさそうだ。
魔王を恐れ、絶望のあまり人々は働かなくなったという。

DQ3-155

ここで追加イベント。この街で、 折れた剣 を入手する。
遠い昔に作られた、幻の金属が使われたものだという。

実はこの研究者は、街を守る魔法の人形を研究している。
その研究は後に実現し、DQ1のゴーレムが完成した。


そして、メルキドの南には精霊のほこらがある。
ここでは、ルビスの使いから 雨雲の杖 を授かる。

DQ3-156

DQ3-157

オープニングで入力した プレイヤーの誕生日 が、ここで拾われる。

太陽はラダトームで手に入れた太陽の石、雨は今もらった雨雲の杖だ。
それに加え、精霊ルビスから授かる 聖なる守り も必要になる。
精霊ルビスは、アレフガルド北東の塔に封印されているという。
町を回り終えた後は、そこへ向かう。


おまけ。ドムドーラでこんな話が聞ける。

DQ3-158

DQ3-159

人は言う、「噂をされるとくしゃみが出る」と。
ならば、 くしゃみを連発することをネタに噂をされたら どうなるか?
すると、噂をされたことでくしゃみが出て、それを再び噂のネタにされ…… 無限ループ が成立する。

24:22
ヒカル:Lv32 リリー:Lv30 マリン:Lv32 サラ:Lv32



[#22] 1/01(Part4)

アレフガルドの東方面には、船で行こう。
リムルダールへは陸路で行く手もあるが、マイラは船でしか行けない。

DQ3-160

このアレフガルド、上の世界と異なり 地図の上下左右はつながっていない。
陸地からある程度離れると、謎の壁に阻まれる。
精霊ルビスがまだアレフガルドの外は創っていないという説もあれば、大魔王が壁を作っているともいわれる。
小説版では後者に近く、ムーンブルクに救援を求めたが阻止されたという話が出る。


DQ3-161

マイラまでの海路で、注目はこの入り江だ。
海上のキラキラで 賢者の杖 、近くにある秘密の場所で 女神の指輪 が手に入る。
道具使用でベホイミの効果がある賢者の杖は、この後使う当てがあるので欲しかった装備だ。マイラでもう1本購入した。
女神の指輪は、歩くごとにMPが回復する。


DQ3-162

ここらで、アレフガルドのモンスターについて。
写真の スカルゴン は、冷たい息や氷の息に加えて今回はもろば斬りを習得。
HPは高いが、ゾンビ系の上に氷使いとあって炎には非常に弱い。
DQ3、そしてLv30台で メラゾーマで350ダメージ は鮮烈だ。

まあ、DQ10オフラインでは1999ダメージのメラゾーマを連発していたが。
それを戦術の主力にしていた。


HD版では、 キメラ が大幅に弱体化した。バギクロスで一掃できる。
マドハンド も倒すだけならベギラゴンでなんとでも。しかし……

DQ3-163

だいまじん を呼ぶ。従来版でも強烈なインパクトを放つ仲間呼びだった。
300はあろうかという攻撃力と、 2回攻撃 痛恨 まで使い、不幸な相手を一瞬で叩きのめす。


陸上でよく出る 魔王の影 は、従来版でもザキと甘い息を使う難敵だった。
HD版では2回行動を加え、さらに強くなった。イオラとバギマも習得したが、大したことはない。

そして、海には恐ろしい強敵がいる。

DQ3-164

クラーゴン だ。3体並ぶとインパクトがある。
従来版の HP450、3回攻撃に痛恨 だけで十分に強かったが、今回は らせん打ち を習得。
3人が混乱して戦線が崩壊、逃げるしかなくなった。

ザコ戦での全滅はまだ一度も無いが、危ない場面は何度もあった。
本当に必要な時に逃げるが成功してくれて、なんとか乗り切れている。


今作でマイラを船でしか訪れられないのは、リムルダール島と通じる 沼地の洞窟 がまだ建設中だからだ。
マイラ方面からトンネルを掘っている。
というわけで行き止まりだが、小さなメダルがあるので拾っていこう。

DQ3-165

HD版ではイベントが追加。カンダタ子分がここで働いている。
最初にここに来なくても、マイラの宿屋にも仲間がいるので情報は得られる。

上の世界で、もう1か所潜りたい場所があったという。
どうやら、ランシール島にある地球のへそに 隠しエリア があるらしい。
そして、大きな壁を破壊できる爆弾が必要になる。

爆弾は、 魔法の玉 が思いつくだろう。レーベに行って、もう1個もらおう。
で、地球のへそに再度突入。聖水を使えばモンスターは出てこない。
今回は、地下3階のハズレルートを進もう。
HD版にて、隠し階段が新設された。

DQ3-166

目当ての ブルーメタル を発見。
ここで魔法の玉を使おう。伝説の金属だ、壁ごと爆破しても問題ない。

で、オリビアの岬へ行く途中にあったドワーフのほこらに行く。
彼はかつてオルテガとともに旅をしたことがある。

ブルーメタルを持っていくと、オルテガの兜を強化してくれる。
完成した 光の兜 は、デイン系の威力を強化する。
呪文アタッカーのヒカルには絶対に欲しい装備だ。


さて、ようやく マイラの村 にたどり着いた。

DQ3-167

この村の名物は温泉。せっかくだし入っていこう。

温泉の近くに 妖精の笛 が落ちているが、今作では簡単に見つかるようになった。
SFC版では「マイラの温泉から南に10歩」というヒントを頼りに探す。

ここに来ると、やはりすごろく場が削除されたのは惜しい。
特にマイラはゴールが2つあり、 グリンガムの鞭 光のドレス など景品がとても豪華だった。

すごろく場 格闘場 を目当てに、SFC/GBC版をやりたい欲が高まっている。
とはいえ、 HD版ならではの長所もある のがまた悩ましいところだ。

他に特筆するのは、 SFC版では村の奥に森林が背景として描かれる。 一見の価値あり。


マイラでは 王者の剣 を入手できるが、そのイベントが変更された。

ジパングを訪れた時、やまたのおろちの生贄にされそうになった鍛冶屋夫妻の話は聞いただろう。
彼らがこのマイラに住んでいる。
主人は小説版ではサスケという。

ところが、逃げる際に家宝のハンマーを落としたらしい。
ジパングから持ってこよう。住民に発見され、弟夫婦が保管している。

この ガイアのハンマー も、遠い昔に聖なる剣を鍛え上げたという伝説を残す。
そう、DQ11の勇者一行が持っていた剣とハンマーだ。

ハンマーに加え、 折れた剣 オリハルコン を揃えてサスケさんに渡そう。
従来版では実質の手数料に12500Gが必要だが、今回は要求されない。

DQ3-168

王者の剣だ。攻撃力は140、道具使用で バギクロス が発動する。
これだけ強い剣なら、武器をメインにし……ようと思ったが。

その辺のモンスターに、 はやぶさ斬り を使ってもダメージは60程度。
これで消費MP9では、ライデインには及ぶべくもない。
伝説の剣を持っていても、呪文の方が強い。


そして、最後に リムルダール を訪れれば町巡りは完了だ。
魔法の鍵を研究している人がおり、こちらの研究もDQ1の時代には成果が出ている。

DQ3-169

宿屋に置かれた宝箱には、1冊の手記が入っているのだが
その書き手が誰かは、 再生される声だけでわかる。 長年聴き慣れた東地ボイスだ。

25:58
ヒカル:Lv32 リリー:Lv30 マリン:Lv32 サラ:Lv32



[#23] 1/01(Part5)

マイラから北西の島に、 ルビスの塔 がある。

モンスターで要注意は サタンパピー
2回攻撃でメラゾーマとベホマラーに加え、HD版ではマホトーンを加えた。
しかし、なぜか敵のマホトーンだけ成功率がやけに高い気がする。

この塔には、 はぐれメタル も出る。
狩るならリムルダール周辺の方がよさそうだが、出たら仕留めていこう。
リリーの アサシンアタック で、2体仕留めることができた。

これでマリンがLv33に上がり、ついに ベホマラー を習得。
DQプレイヤーなら、1手で全員を回復できるメリットの大きさは説明するまでもないだろう。


DQ3-170

ルビスの塔名物、 滑る床
上下左右の操作が普段と90度ずれる。
ルートを外れるとバリアに突っ込んだり、下の階に落ちるので注意したい。
左右に進む時は上下に、上下に進む時は左右にキーを入れると、ミスしても事故にはならない。
操作がずれるのは90度で、 180度反転することは無い からだ。


まずは、ルート通りに4階まで進もう。 光の鎧 が入手できる。
守備力118と、従来版から一層強くなった。

次は精霊ルビスが封印された5階に行くのだが、そこへのルートは少し複雑だ。
3階の北側から一度落ちなければならない。
裏口から塔に入る ことで、5階まで行けるというわけだ。

で、マイラから持ってきた妖精の笛を使う……のだが。

DQ3-171

ボス戦が追加された。 バラモスブロス だ。
従来版ではゾーマの城に登場する。よってここでは勝っても逃げられるだろう。

兄と同じような台詞で、戦闘に入る。
手札も多くが共通しており、イオナズン、激しい炎、麻痺攻撃、痛恨、マヌーサ、バシルーラを使う。行動は1~2回。

白いアークデーモンの、 デーモンアミゴ を2体連れている。
氷の息、スクルト、マホトーン、バイキルト、ベホイム、おたけびを使用。
補助が主体だが、マホトーンは説明不要としてバイキルトが問題。
これで強化されたバラモスブロスの攻撃は300ダメージ近くを出し、一撃で倒されかねない。


まずマホトーンを対策したい。
魔除けのすずを装備する他、ささやきの蜜も持っておこう。
マホリーでも解除できるが、呪文を封じられるとマホリー自体が使えない。
これは他の状態異常には無い注意点だ。

こちらからはバイキルトを解除する手段が無いので、崩される前にデーモンアミゴを処理する。
幸いにして補充はされないようだ。
バラモスブロスと耐性がほとんど逆になっており、デーモンアミゴは炎に弱い。
山彦メラゾーマなら530ダメージは行ける。
ヒカルは王者の剣バギクロスで攻めよう。

デーモンアミゴを片付けるまでが山場だ。
あとはイオナズン連発に備えてマジックバリアを維持し、バシルーラを食らう前に決着をつけるのみ。
ヒャダインとバギクロスの連打で決める。

経験値は4人割で15,055。単純に4倍ではなく、62,222か?

DQ3-172

そして、精霊ルビスと対面。
聖なる守り を入手した。勇者専用のアクセサリーで、運+30の他にザキ系を無効化する。


これでストーリーを先に進められるが、ひとつ寄り道。
ラダトームから北西にある洞窟に挑む。
ゾーマがこの世界に現れた時にできたといわれ、 魔王の爪痕 という。

地下3階まであるが、フロアごとにBGMが少しずつ異なる。
これはDQ1と同様だ。

DQ3-173

この洞窟の最大の特徴、それは 呪文が使えない。
呪文以外で戦う準備をする必要がある。

道具を使って呪文の効果を出す ことはできるので、主力にしよう。
このために、 賢者の杖 を2本用意しておいたのだ。
攻撃についても、 王者の剣、稲妻の剣、雷神の剣、吹雪の剣 などが使える。
SFC版と異なり、装備できなくても道具として使うのはできる。
今作ではAIもこれらのアイテムを使ってくれるため、任せてOKだ。

あとは、移動中の回復に薬草をたくさん持ち込もう。


呪文が使えないのはモンスターも同じ。サタンパピーやアークマージも恐れることはない。
しかも向こうは呪文を使おうとして、ターンを無意味に消費してくれる。

ここでは攻撃力の高い トロルキング や、激しい炎使いの サラマンダー に注意したい。
フバーハも使えないため、炎対策は装備でということになる。


DQ3-174

地下3階にある、底なしのひび割れ。入ると弾き出される。

この部屋に、 勇者の盾 がある。
王者の剣、光の鎧、そしてHD版で追加された光の兜と並ぶ、勇者の装備だ。

実はここにミミックがひとつ混ざっているが、 呪文の無いミミックなど怖くもなんともない。


結局、この洞窟では5回しか戦わなかった。
しのびあしの効果は絶大だ。

あとはリムルダールから南の、 聖なるほこら に行けば準備完了だ。
太陽の石、雨雲の杖、聖なる守りを揃えることで、 虹のしずく が完成する。
ゾーマ城までの道を作るためのアイテムだ。

DQ3-175

このほこらでは滝が流れているが、一体なぜこの水は尽きないのだろうか?
噴水と同じ原理のようにも見えない。

27:35
ヒカル:Lv34 リリー:Lv32 マリン:Lv34 サラ:Lv34



[#24] 1/02

虹のしずくを使い、 ゾーマ城 への道が開かれた。
ヒカル達を最初に待ち受けていたのは……

DQ3-176

マ ク ロ ベ ー タ

あまりにも微妙すぎる強さと存在感で、一部でネタになっているモンスターだ。
ここまで来て メラミ は、(HD版で追加された)魔力かくせいを乗せても弱い。
仲間を呼ぶのも、出てきたのが くさったしたい では弾除けにもならない。


そんなネタを挟みつつ、ゾーマ城。
ついに本当の最終決戦の地にたどり着いた。

DQ3-177

この時点で、Wii版ではプレイ時間15:11、平均Lv30だった。
時間は1.8倍ほどに増えたが、レベルは多少上がっただけになる。


ザコ戦でも1戦ごとに全力で戦うしかない。
マントゴーア はマホカンタを使うため、呪文よりも道具で戦おう。先制マホトーンも狙ったが成功率は高くない。
ソードイド は2回行動に加え、はやぶさ斬りを習得した。
速攻で片付けないと誰か倒される可能性が高い。

DQ3-178

ザキ系使いの バルログ
最大5体組で現れる上に、2回行動に高い素早さを得て難敵と化した。
ここでも常に命の石を持っておこう。
マホトーンで止めたいが、 星降る腕輪が無いと先制が安定しない。


城の1階には下り階段が4つあるが、いずれも正解ルートではない。
本命は、王座に隠された階段だ。

DQ3-179

その前に、 だいまじん 6体と戦闘になる。
一斉に起動し、こちらを向く様は迫力満点だ。
戦闘では一度に2体ずつ現れ、仕留めると次の2体が現れる。
補助呪文が引き継がれるので、スクルトを使っておこう。
うごくせきぞうと同様、山彦ラリホーも有効だ。


DQ3-180

地下4階まで進んだ一行は、ついにオルテガに追いついた。
HD版では、キングヒドラと戦うところに加勢しようとするが
橋の入口にいたモンスターに阻まれるという展開に変更された。

相手はドラゴンゾンビ、ヒドラ、バルログ×2、マントゴーア×2の構成。

DQ3-181

まさかの全滅。 ああ、なんて情けないんだBlackはorz
ザラキで2人倒され、回復しようとしたところにバルログの麻痺攻撃でヒカルが止まる。
運のよさが低いと敵が嫌らしい行動パターンをする、なんてことは無いはずなんだが。


オートセーブからやり直し、今度は前述のモンスター集団を片付ける。
だがその直後、オルテガはキングヒドラに敗れるのだった。

魔王討伐の旅をしている間、 家族を残してきたことがずっと心残りだった と勇者は語る。
目の前に娘がいるのだが、おそらく気づいてはいない。
名前を告げるか選択肢が出るが、どちらでもあまり違いは無いだろう。

DQ3-182

これはおそらく、 光の兜 を装備している場合のみ。


進もう。ゾーマは目の前だ。
地下4階には宝箱が6個あり、そのうちひとつに 賢者の石 が入っている。
ベホマラーの効果がある重要なアイテムだ。誰に持たせるかは考えたい。
自前でベホマラーを使えることを考えると微妙だが、素早さが一番高いマリンに持たせる。

すごろく場が廃止された今作では、ここで 光のドレス も入手できる。
DQ4以降と異なり呪文を反射せず、呪文・ブレス耐性を目当てに装備できる。

次の地下5階がラストフロアだが、バラモス城と同様に ワープポイント が新設された。
MPが減ってきたところなので相当ありがたい。

この後はボス戦が続くが、従来版と異なり 途中で退却してもやり直しにならない。
ゆとり仕様と言いたくなるかもしれないが、相手も従来版より大幅に強くなったためこれでちょうどいい。
むしろ理想的なアッパーチューンと言いたい。
慎重を期して、1戦ごとに回復に戻る。


DQ3-183

一番手は キングヒドラ だ。
従来版ではイベント面ではともかく、戦闘面では取り立てて特徴もない平凡なボスだったが
今回は大幅に強くなって登場した。

2~3回行動 で、おたけびと甘い息を使う。
この頻度で使われたら頻繁に誰かが止まる。そこに180ダメージの通常攻撃が絡めば簡単に事故るってわけだ。
激しい炎は装備だけでも40ダメージまで減らせる。フバーハは余裕があればでいい。

写真の くろいきり は、HPが半分くらいになると使い始める。
すでに使った補助呪文の効果も消えるのだから、本当に質の悪い特技だorz
何度も重ねたスクルトを解除され、通常攻撃で簡単に誰か倒される。

そして、70前後の 自動回復 まで持っている。
くろいきりは数ターンで切れるが、これのせいで防御重視にするのも悩まされる。


呪文が使える時は、ピオリムとスクルトを回したら全力で攻めよう。
攻撃はバギクロスが最も有効だ。次にマヒャドとライデイン。

で、実は ラリホー が効く。さすがに確率は低いが、くろいきり効果中は眠りの杖で狙ってもいい。
下手に吹雪の剣あたりで攻撃するより、これで1ターンでも隙が作れる方がありがたいだろう。

4度目で勝利、しかも 30分 かかった。
DQ10オフラインではこれくらいの長期戦など日常茶飯事だったが、DQ3で味わうとは思わなかった。


DQ3-184

次は バラモスブロス
ルビスの塔で戦った時と基本同じだが、 2~3回行動 になり、新たにザラキを加えた。
命の石を1人2個ほど持っておきたい。あるいは魔除けの聖印を装備するのもいい。

イオナズンをマジックバリアで、通常攻撃をスクルトで防ぎ
こちらからはマヒャドとライデインの連射で攻撃しよう。
バシルーラを決められる前に仕留める。

自動回復も無いので、この連戦の中では楽な相手だ。
12分ほどで勝利した。


DQ3-185

続いて現れるは バラモスゾンビ
物理攻撃しか使わないが、攻撃力が異常に高い。
スクルト無しで受ければ250ダメージ、マリンとサラは一撃で倒される。
これを 2~3回行動 で振り回されれば、力押しオンリーでも十分過ぎるほど強い。

通常攻撃、やいばくだきの他、時折 すてみ を使用する。
直撃すればヒカルにも350ダメージ、まず確実に一撃と考えていい。


幸いにして マヌーサ が有効だ。山彦マヌーサなら半分以上の確率で入る。
しかし、それでも期待したほどの効果が無い。
マヌーサ込みで3回攻撃が全部当たる なんてことも珍しくない。

装備で回避率を上げる手もあるが、使えそうなのはサラが装備できるファントムマスクくらい。
賢者は回避装備には恵まれないようだ。
みかわしの服はさすがに守備力が低すぎる。

おまけに、スクルトの仕様にも疑問がある。
例えば1ターン目と3ターン目にスクルトを1回ずつ使った場合、6ターン目には1段階分しか効果が出てないという疑惑が浮上した。


これは、マヌーサを使った上でかなり運がよくないと勝てない。
実に8敗を重ね、 9回目 にしてようやく勝利した。
勝てる時は早く、5分ほどで決めた。

呪文耐性はザルで、メラゾーマで300ダメージは入る。
だが 350前後 という狂ったレベルの 自動回復 を持っており、一気に攻めないと勝てない。
マヌーサ、スクルト、ピオリムで足場を固めたら、全力で攻める。
不利な盤面を引く前に倒す、それしかない。


そして…… 大魔王ゾーマ との決戦を迎える。

まずは 光の玉 を使おう。忘れずに持ち物に加えておいた。
必ず先制できるが、そのターンにゾーマは凍てつく波動を使用する。

DQ3-186

同時に、BGMが 「勇者の挑戦」 になる。
この曲はDQ11でも聴けるため、久々というわけでもない。


ゾーマの特徴は、持ち技のほとんどが氷属性だ。
マヒャドとこごえる吹雪を主軸にする。
勇者装備、水の羽衣、ドラゴンローブ、炎のイヤリングなどで対策すれば、後者は全体55ダメージまで減らせる。
一方、HD版ではマヒャドが強くなった。 マジックバリア をフバーハより優先しよう。

むしろ、 通常攻撃 に注意したい。
190ダメージは十分な威力だ。全体攻撃と合わされば後衛が簡単に倒される。

そして、 凍てつく波動 。DQ史上でも、ゾーマが初の使い手だ。
相手の有利な補助効果を消す、これまで補助呪文を存分に活用してきたプレイヤーには悩ましい特技だ。
従来版のDQ3は、スクルトやピオリムなどの補助が特に強かったので
頼りにしていた冒険者は多いだろう。

とはいえ、それでも補助呪文は使いたい。
特に今回のゾーマは素早さが高く、星降る腕輪があっても先制が安定しない。
回復との兼ね合いが難しいが、 ピオリム を可能な限り維持する。
でないと回復しようとした時に先制されて倒されかねない。


ライデインで170、バギクロスで150、そしてメラゾーマなら300ダメージは見込める。
山彦メラゾーマを攻撃の中心としたいが、リリーは回復や補助にも忙しい。
ヒカルのライデインだけで攻めるターンも多かった。

ただしゾーマは自動回復を持たないため、攻撃し続ければ倒せる。
長期戦上等で、じっくり戦おう。


従来版のゾーマは、通常攻撃による崩しさえ警戒すれば負ける要素は少なく
DQの魔王としては難易度は低かった。
だが、これまでのボスと同様 ゾーマも大幅に強くなって帰ってきた。

手下と同様、 2~3回行動 になったのも確実な強化だが
それに加え、HPが半分を切ると新たな手札を増やす。

まず、 かがやく息 バギクロス を使い出す。
前者はDQ6のような威力は無く、こごえる吹雪と大差ない。
が、バギクロスは耐性の穴を突いた盲点になりやすい。

補助面でも、 マヌーサ マホカンタ でこちらの攻撃の対策を取ってくる。
マヌーサは無意味だが、マホカンタは困る。効果中は王者の剣や雷神の剣で攻撃しよう。

そして、 魔力かくせい まで手札に加えた。
これが乗ったバギクロスは140ダメージにまで及ぶ。マジックバリア無しでは危険だ。


初回は対応しきれず敗れたが、対策がわかれば現有戦力で勝てると判断した。

DQ3-187

2戦目でのひとコマ。装備とマジックバリアを組み合わせ、マヒャドを1桁ダメージに抑え込んだ。
最終決戦に合わせてちょうど覚えた、マリンのザオリクも活用して戦線を維持する。

決まり手はメラゾーマで、勝利。19分かかった。

だが、ゾーマは最後に予言を残した。
遠い将来、 再び彼のような魔王が現れる と。
それが実現することを、プレイヤーは程なくして知ることとなる。


ラダトームに戻るとエンディングが始まるが、それまでアレフガルドの各地を訪れられる。

DQ3-188

メルキドで、 ゴーレム の試作型ができていた。
身長は2~3mといったところだが、このサイズでも迫力十分だ。


一通り歩き回ったら、ラダトーム城に凱旋しよう。
アレフガルドに伝わる勇者の証、 ロト の称号を授かる。

DQ3-189

今度こそ、「序曲」とともに平和記念の宴が開かれる。

だが、途中からヒカルは宴の席からいなくなっていた。
置いていった剣と鎧は ロトの剣、ロトの鎧 として、聖なる守りは ロトの印 として、後世のアレフガルドに伝えられたという。


ロトゼタシア から始まった勇者の系譜は、今この時 アレフガルド に移った。
そして、ロトの伝説はまだこれからも続く――。

DQ3-190

その頃、竜の女王の城。
女王の世継ぎとなるタマゴを任された神官長は、 意外な本名 を明かす。

彼の名は、 ハーゴン ――


2025.1.05 1:38

プレイ時間 30:48
エンカウント 365回
全滅 22回

DQ3-191

DQ3-192

DQ3-193

DQ3-194

DQ3-195

特筆すべきは、途中で転職したリリー以外の 3人は経験値が全く同じ
少し無理してでも、ここまで維持してみた。

Wii版のクリアタイムは16:15、2倍近くに伸びた。
パーティの平均Lvは32.0から36.5に上昇。こちらはそれほど上がってはいないか。


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