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本棚≪愛久愛輝羅好≫
第12話
1班はフラノール地方を目指して歩いている。
さすがに人数分のレアバードは用意できず、更に調整中ということもあり、レアバードなしで冒険することになったのだ。
そのため、かなりのスピードで移動している。
「なぁなぁ・・・ちょっとペース緩めない?」
ザックスがリッドに言う。
「こんくらい全然余裕だぜ?」
リッドはそれに応答。
「でも子供たちが・・・」
子供たちの方を見ると・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
「クッ・・・」
カイトもツバサも汗ダクだった。
「・・・んじゃ、ちょっと休憩するか」
一同は1回止まった。
グランテセアラブリッジの手前だ。
「まぁこの橋は長いし、橋を渡る前に休憩しとこうぜ」
リッドはそう言って水を飲む。
「ごめんなさい・・・」
カイトが謝る。
「謝るこたねーよ」
リッドはニカッとして応答。
一同が団欒していると・・・
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!と橋が切れた。
「!?」
驚く一同。
「なっ・・・」
橋は音をたててゆっくりと崩壊していく。
「早く渡るぞ!!ここを渡らないと相当遅れる!!」
リッドが叫び、一同はダッシュで崩壊するグランテセアラブリッジを渡る。
その中央にさしかかったとき・・・
「!!」
ザックスとリッドが殺気に気付き、カイトとツバサを止める。
「気付かれちゃった・・・」
フワァンと現れたのは・・・
「私の名前はアーネ・ゴッド・ウィンディー。神の子よ!!」
「!?」
その言葉に一同は固まる。
ちなみにアーネの姿格好はガールスカウトのような感じ、顔は可愛い系で、髪の色は蒼。髪型はツインテール。
「神反対派の命令で・・・あんたたちを抹殺しちゃうよ!!」
そう言ってアーネは構える。
「神反対派の・・・」
「命令・・・?」
リッドとザックスは固まった。
「・・・はっ!!言っちゃった~!!!これ言っちゃダメなんだった!!」
言ってしまったアーネはもう口を抑えてピョンピョン飛びはね、手がつけれない。
「なんで神の子が、神反対派の命令に従うんだよ」
ザックスはそう言いながら構える。
「私たちはパパが嫌いなのよ!!」
アーネが怒る。
「私たちって・・・他にもいんのか!?」
リッドが驚く。
「はっ!!・・・4つ子って言っちゃった~!?!?」
更にアーネはピョンピョン飛び跳ねる。
「言ってない情報までどーも」
呆れ笑いをしてザックスが言う。
「許さないからね!!」
アーネはそう言うと・・・
ドーーーーーーーーーーンッ!!と、ブリッジ下の水を操った。
更に・・・
ドドドドーン!!と雷鳴も響く。
「水と雷を操る神子・・・アーネちゃんの実力!とくとご覧あれ!」
アーネの周りはバチバチィッ!と音をたて、更に水が渦巻いている。
(ここで長くは戦えない・・・)
リッドは周りを見ながら思った。
崩壊は大分進んでいる。
後5分もすれば、この橋は渡れなくなるだろう。
「なぁ・・・俺、やってみたいんだけど」
カイトが候補した。
「・・・よしっ、んじゃ、俺とカイトで」
リッドが名乗りをあげる。
「んじゃ、俺らは先に渡ってるぜ」
ザックスとツバサが先に渡ることになった。
「行かせるわけないじゃん!!」
アーネは構えるが・・・
「あっ!!あんなところにあんなものが!!」
カイトが空の彼方を指差して叫んだ
「えっ!?何!?」
アーネもそっちを見る。
その間にザックスとツバサは先へと進んだ。
「あっ!!騙したなぁ!!」
怒った表情を見せながら戦闘態勢に入るアーネ。
「5分以内だ!!相手は神子!気ぃ抜いたら一瞬だぞ!」
リッドはかなり真剣モード。
「オッス!」
カイトも真剣モードだ。
「やぁ!!!」
アーネは海の水を一気に上空へと集めた。
「ドロップウォーター!!!」
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!と大量の水が落ちてくる。
(こんなん当ったら橋が!!)
カイトが驚いていると
「極光壁!!」
キーーーーーーンッ!とリッドが極光で防いだ。
「更に!!」
リッドはアーネに向かってダッシュ。
「極光剣!!」
極光の剣で斬りかかる。
「甘いよーん!」
アーネはピースして目の前に雷の壁を作った。
「極光の剣は・・・その程度じゃ負けないぜ!」
リッドはそう言って・・・
ザシューンッ!と雷の壁を斬った。
「だから甘いんだってば!!」
突如
ザブーーーーンッ!!とリッドを水が包んだ。
「!!」
驚くリッド。極光剣も消えている。
「中に入った物が力を奪われる・・・外から攻撃が加わらないと破れない・・・ウォーターゲット!」
(マジかよ・・・)
リッドが中で力を解放しようとするが・・・全く出来ない。
「思うように力が入らないでしょ~・・・水の牢屋の中はどう?」
クスクスと笑いながら言うアーネ。
「リッドさん!!」
カイトが攻撃を加えようとするが
「させないよ!!」
アーネの水が容赦無く襲ってくる。
「うおっ!!」
カイトはどれも間一髪で避ける。
「甘い甘い」
バチバチバチィーン!!と雷も降り注ぐ。
「くっ!!」
音より速い雷はさすがに避けれず。
バーン!!!
「グアァァァア!!」
当たったカイトは吹っ飛んだ。
「余裕じゃーん、さっさと君ら潰して先に進んだやつらも倒さなきゃね!」
笑顔で言うアーネ。その一瞬の気の抜けどころを・・・
「!!」
カイトは見逃さなかった。
(やべぇ・・・息が・・・)
リッドがそう思っていると・・・
シュッ!と水の牢屋を気がかすった。カイトから発せられた気だ。
ザパァーンと水の牢屋は砕けた。
「え!?」
ビックリするアーネ。
「ちょっとの攻撃でも砕けるみたいだな」
リッドが構えて言う。
「行くぜ」
奥義。
「極光斬!」
ジューンッ!と極光の斬撃がアーネ目掛けて飛んだ。
「キャァァァァァァア!!!」
当たったアーネは吹っ飛ぶ。
「覚えてなさいよ!!絶対私は!!あなたたち倒すんだからぁぁぁぁあ!!!」
叫びながら彼方へと吹っ飛んで行くアーネであった。
「神子か・・・どう考えても手加減されてたよなぁ・・・」
リッドが頭をポリポリかいて言う。
「リッドさん!!」
カイトが周りの状況を見てリッドに呼びかける。
もう橋は崩れる寸前だ。
「あぁ・・・早く行こう」
シュッ!と2人は橋を渡った。
この先・・・どんな敵が待ち受けているのだろうか・・・
終わり
後書き
神の子登場~
この先彼女らはどう仕掛けてくるのか
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