本棚≪愛久愛輝羅好≫

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第25話・後




クラウンの左目はいつしか黒真珠が小さくなり

それを六棒星が囲んでいる形になっていた。

そうなった瞬間

「!!!」

「!?」

クラウンの動きが変わり、超瞬速で男に連続斬りを放った。

「この力もあなたからもらった力ですよ?覚醒させるのにかなり時間はかかりましたが・・・」

オーラが目に見えるほど力が溢れているクラウン。

対して、男はボロボロな状態になっていた。

「今度こそ終わりですよ・・・」

クラウンは再び、結界で男を包もうとする。

が、

「血よ・・・対価となりて我に力を与えたまえ・・・」

男がそう静かに口にすると

バシュシュシュシュッ!!!

「ッ!!・・・アッ・・・!!!」

クラウンが大量出血をしていた。

男が瞬速で、殴りまくったのだ。

拳には刃のついたメリケンサックがついていたため

クラウンは出血したのである。

「これが俺のOPEM・・・俺が血を流せば流すほど、俺自身の能力が上がるのだ」

悠々と説明する男。

「リスクというのかはわからんが・・・相手に血を流させない限り、ダメージは与えられないがな」

体術戦が得意な彼は、相手にあまり出血をさせることはない。

だがそんなもの、武器を使えばなんとでもなる。

まさに、ロウリスク、ハイリターンである。

「ッ・・・はぁぁ・・・」

クラウンはもう、動けそうにはなかった。

「他の兄弟はまだ帰っていないようだから、ここへは入れなくしておいた。あとは貴様を殺せば、全て完了だ」

(つまり・・・次元の裂け目を閉じたのか・・・なら・・・!!!)

クラウンは、無理矢理次元の裂け目を開いた。

これも神の力か。

だが、こじ開けられた裂け目ではどこに降り立つかは不明である。

そのままクラウンは、裂け目へと消えた。

「・・・まぁ死に損ないなど、放っておいても構わないか。しかし・・・」

しかし、そう。

エネルギーは全て、クラウンによって隠された。

これは、こちら側にとって大きなメリットである。

だが、エネルギーなどなくとも

こちら側の仲間は身をもって

この男と、そして

影の陰謀者の恐ろしさを

知ることになるのである・・・。


前半、終了。















後書き
次回から後半スタートであす。


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