本棚≪愛久愛輝羅好≫

本棚≪愛久愛輝羅好≫

バトルオブバトル




大きな城下町、『グランドキングダム』。

ここでは様々な人が生活し

100年ほど前の戦いで英雄と称された者の子孫が

たくさん住んでいる街である。

そのある家に

「行ってきまーす!!」

ライオ・アーヴィングは住んでいる。

代々受け継がれている木刀2本を腰にさし、

彼は意気揚々と家を出た。

今日は彼の訓練日。

その訓練をつけてくれているのは

「おっ、来たかライオ」

前代国王であった。

「今日でじいちゃんの稽古、ラストだな」

そこにもう1人、ライン・フォン・ファブレの姿もあった。

彼らは2人で、剣術の稽古を受けているのだ。

そしてこの前代国王、

「ラインのじいちゃん・・・本当に若いよな~」

「神経刺激使ってるからだって・・・うちではただのじーさんだ」

「こらライン・・・余計なこと言うな」

名前は、レム・ライト・ファブレ。

かつての英雄の、1人である。

「じゃあ最後の稽古は、実戦練習だ。森へ行くぞ!」

「はーい!」

元気良く返事をした2人を、レムは連れて出た。

国の配置を説明しよう。

現在この世界は、2つの国に分かれている。

グランドキングダムが治める国、『テレパス』。

馴染みの王国メルトキオが治める国、『シルアラ』。

国境は、グランテセアラブリッジ跡地。

グランテセアラブリッジは、過去一度壊れたことがある。

それは修復せずそのままにされ

現在はその横に、『ハートブリッジ』という橋があり

そこを渡り、互いの国を行き来している。

ちなみにグランドキングダムは、サイバックの真横に位置しているのだ。

だが、ハートブリッジは現在封鎖中。

よって、国の行き来は出来ない。

一同は、ガオラキアの森へ向かった。

「・・・」

ここでの戦いを思い出すライオ。

彼は以前、ここで戦闘を行ったが

そのときは、一歩たりとも動けなかった。

だが今の彼は

「!」

あのときより強い。

一体の魔物が目の前に現れたのを

即座に斬り裂いた。

「っしゃあ!!」

初戦闘、初勝利である。

この木刀が、敵を斬れる理由。

これはかつての英雄が使っていた剣

『聖剣・ユグドラシル』なのである。

よって、持ち主の意思に答えてくれているのだ。

ラインの方は余裕で魔物を消し飛ばしている。

彼は王家の跡取り。

強さが必要ゆえ、昔から修行をしていたのだ。

「・・・」

それを微笑み、見守るレム。

自分の孫と、自分の友人の孫。

どちらの成長も、微笑ましい。

だが

「!!」

レムが感じた気。

ライオ、ラインも同じく感じ取った気。

世界の現状を知らない子供たちの物語が

今ここから、始まろうとしていた・・・


終わり















後書き
とりあえず2期ももう終わりなので
3期を1話だけ書いてみました。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: