本棚≪愛久愛輝羅好≫

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街へ帰り、帰宅し

ライオは自分の部屋の天上を見ながらベッドに寝転び

考えていた。

「・・・」

戦争について。

父は知っているのに、何も話してくれなかった。

それどころか平然とし、日々を送っている。

やるせなくなったライオの部屋に

コンコンッ

と、ノックの音が響いた。

「入るよ?」

母、エルメが入って来たのだ。

「母さん・・・」

起き上がるライオ。

「ごめんね」

「?」

突如誤られ、驚く。

「ラインから聞いたでしょ?戦争の話・・・電話があったの」

「母さんも・・・知ってたのか・・・」

戦争の件だった。

「黙ってたのは良いんだ・・・でも・・・なんで父さんも母さんも動かないんだ?」

「・・・」

だんまりのエルメ。

父は違うが、母、エルメは、かつての英雄で最も最強と言われているロイドの孫。

人並み以上の戦闘能力は持っていた。

だが彼女には

「・・・どこから話そうかな・・・」

動けない、いや、

動きたくない、理由があった。



エルメ「ライオも知ってるよね?私のおじいちゃんや、レムさんたちの話」

ライオ「ああ・・・世界を何度も救った話だろ?」

エルメ「その子孫の中には、グランドキングダムではなく、メルトキオに住んでいる者もいた」

ライオ「じゃあ、レムさんの友達や、母さんの友達が・・・」

エルメ「・・・」


「ごめんね・・・私は・・・戦えない・・・」

思うところは色々あるだろう。

それに、彼女の時代は、とても平和なものだった。

心がカイトたちほど、強くないのだ。

「・・・じゃあさ、許可を・・・くれないかな・・・?」

「?」

「俺に・・・旅に出る許可を・・・くれないか?冬休みだし・・・」

ライオたちの学校は、現在冬休み。

この学校では、冬季休暇は12月と1月いっぱいの2ヶ月。

その代わりに、夏休みが短いという制度をとっている。

「・・・お父さんに、聞いてからね」

そういうとエルメは部屋を出た。

その表情は、どこか寂しそうである。

そして部屋の前では

「・・・聞いてたんだ」

イオンが、立っていた。

「お母さん、あのね」

「・・・」

何か言いかけたイオンの口に指をあて、エルメは少し微笑むと、階段を降りて行った。

イオンもライオと同じ、ロイド、カイトの子孫。

正義感は、人一倍強い。

イオンの方も自分の部屋に戻った。

ライオは、その日そのまま眠った。






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