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ここのところ体調思わしくなく、更新滞ってます。体調だけでなく、気持ちもちょっとオチ気味で、もろもろ滞ったまま生きております。さて、そんな私に届いた吉報。インド映画のスーパースター、ラジニカーントの主演映画が久々に公開されます!昨年の東京国際映画祭のプレス試写で観ましたが、とーーーーってもいい出来なので、「スター」ラジ兄のファンはもちろん、みなさん、楽しみにしていてください。どのくらい面白いかっていうと、ターミネーターとトランスフォーマーとインディージョーンズと、鉄腕アトムと鉄人28号とオペラ座の怪人とバーレスクを一緒にしたような、痛快、爆笑、科学的で人間的で、思いっきり切ないお話であります。しかしこの面白さは、映画館の大画面じゃなくっちゃ分かりません。乞うご期待!公式HPはこちら。
2012.01.27
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もし1000億円もらったらあなたなら何に使う? アルナーチャラム 踊るスーパースターも、私の大好きなラジニカーント主演です。 主人公はやっぱりみなしご。「マハラジャ」と違うのは、物語のラストじゃなくて、始めの方で主人公が「すごい大金持ちの生き別れの息子」とわかるところです。 そして、父親の遺言で、全財産を相続して、 悪い人から父の会社を守ります。 「30日で10億円使え」が相続の条件だった(!)ので、 彼はデパートの上から下まですべての商品を買い取って、 貧しい人々にほしいだけあげましたとさ。めでたしめでたし。 ・・・と、いつもながら、あらすじだけかいつまむと、単純すぎるように感じますねー。でも、実際に映画を見ると、単純じゃないんですよ。 私は1999年、レディースデイにこの映画を含め、2本のはしごをしました。 もう1本は「エリザベス」。メジャーな映画でしたが、私「アルナーチャラム」の方が面白かった。 ていうか、実際話が深かった。人物の掘り下げが緻密。人間関係も、単なる勧善懲悪にみえて、一筋縄ではいかない。 特に「ぼくは遺産が欲しいんじゃない、でも、 誰が父親かは知りたい」と、遺言ビデオを見るくだりなんか、 泣きそうになりました。 「お母さんとお父さんは、愛し合っていたんだね、そして僕が生まれてきたんだね。お父さんは、僕やお母さんを捨てたんじゃないんだね」 それを確かめて、彼は最初は遺産相続を拒否するのです。 1000億円に目のくらまない男! かっこいいでしょ。 インドの話に「みなしご、実は落し胤(だね)」みたいな話が多いのは、 きっと本当にたくさんの「みなしご」がいて、 彼らは今の自分の状況から抜け出す唯一の手段として 「実は…」という一発逆転の夢に賭けているのではないでしょうか。 カースト制で自分の生きる世界が決められている社会にあって、 「みなしご」は出自が不明なだけに、 インドで一番未知の未来を持つ人たちともいえます。 もしかしたら、今にも誰かが親の遺言片手に 自分を探しに来てくれるんじゃないか? そうした空想は、彼らにとって、 ずっと身近で現実的な夢なのかもしれません。
2007.03.06
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インド映画、それもスーパースター・ラジニカーントが主役の映画が私は好き。この「バダヤッパ」もそうですが、今回は、敵役がすごい。女性です。 金持ちで、美しくて、傲慢。ラジ氏に恋をするのですが、 ラジは心根のやさしい人と結婚してしまうの。 それで、人生で初めて挫折した彼女は、 自分の部屋(広い!)で激しく踊りまくると、そのまま部屋に引きこもってしまいます。 何と、18年間も!髪の毛伸び放題でうずくまり、 修行者かホームレスか、状態だったのを、 ある日「がす・ぱっ・ちょ」のガリレオみたいにお風呂に入り、 妖艶な中年女性として立ち上がる。復讐のために。 私が一番好きなシーンは、 18年ぶりにラジ氏の声を電話で聞いたときの彼女の表情。 これから欺き、殺してやろうとするその男の声を 彼女は至福と官能とともに聞くのです。 憎いけど、恋しい。女って、哀しいね。 もう1シーン、やんややんやのラスト! 簡単にはよよと泣き伏したりしない、彼女の首尾一貫した強さに、思わず拍手です。「バダヤッパ」は、以下のDVDBoxに収録されています。SUPER★STAR RAJINIKANTH COLLECTOR’S DVD-BOX(DVD) ◆20%OFF!*2006年5月18日のMixi日記をもとに書きました。
2007.02.12
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あー、あの映画ね。・・・とか、見たことないのに言ってるアナタ。 インド映画のごった煮感覚にまどわされ、熱いメッセージを見逃したらソンですよ! 「ムトゥ 踊るマハラジャ」の、筋は簡単。主役のムトゥは、みなし子だが実はマハラジャの息子。そうとは知らず、自分を育ててくれたご主人のために、身を捨てて悪役と闘うという、まぁ、どこにでもあるよう話です。でも、歌あり笑いあり、活劇あり涙あり。その起伏ある展開に、いつしかあなたも身を乗り出し、主人公のまっすぐな心根にうたれ、応援しまくるでしょう。 主演のスーパースター・ラジニカーント(「スターにしきの」のように、必ず「スーパースター」とつける)は、インディ・ジョーンズのように絶対不死身、と思ってください。とにかく、正しい者が勝つ、これがインド映画の真髄です。いきなり「ミュージックショウ」が始まって、衣装もセットもどんどん変わることにも、そのうち慣れます。「狸御殿」とか「ムーランルージュ」と同じだと思っていれば、全然違和感なく溶け込めます。特に群舞のシーンは赤や黄色の衣装が目に鮮やかで、目を奪われます。 そこに流れる音楽が、一級品。音楽監督ラフマーンのすごいところは、いわゆるアメリカンポップスの粋をインド音楽と融合させたセンスの良さ。ちっともクサくありません。これは、他のインド映画との決定的な差です。このムトゥ 踊るマハラジャ / サントラは買いです。 私は映画館の帰りに売店でソッコー手に入れました。天気のいい日、そうじのBGMなどには最適です。勝手に足が踊って、そうじもはかどることうけあい。気がつけば、「今日も元気にがんばろう!」的気分の高揚。インド映画は、私の活力の源です。友人に「インド映画の話をしているときのガムさんは、ヒトが違う」「もしかしたら、前世はインド人?」「いやいや、今も???」とか、言われることがある。「ガムザッティ」というのも、実は、インドの女性の名前です。この名の由来については、明日。*2006年5月16日のMixi日記をもとに、書き直しました。
2007.01.30
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チャンドラムキ 踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター今年のハイライトといえば、何と言ってもインドのスーパースターラジニカント映画特集「踊る!兄貴祭り」が開催されたこと!もちろん「VIP定期」を買って、たくさん観ました。インド映画って、楽しくておかしくて、やがてほろっとさせる最高の娯楽なんですよ!さて、「チャンドラムキ」のお話は・・・?始まりはいつもの通り、オバカな格闘シーン。 コントかよ!っていう恋のさやあてがあり、 群舞は、着飾った男と女が盛大にやる「花いちもんめ」だと思ってください。女はどこまでも美しく、男は、・・・正におやじダンサーズそのものです。 それがまた、いいのです! ハナ肇とMr.サタンのベタな漫才あり、 ケンシロウとMr.サタンのド派手な一騎打ちもあり。 だけど、150年前からさまよう怨霊チャンドラムキが前面に現れるようになってからが、本番です。チャンドラムキにとりつかれた女優の表情や仕草が、逸脱しすぎ!って感じなんだけど、そこに女の哀れさが漂うの。胸がしめつけられるー! もう、気分はチャンドラムキ! 愛する人を殺さないでー! 憑依された女性を助けようとする男たちの真剣さ、優しさも ジーンと来ます。 Mr.サタンも、ブラザー・トムも、稲川淳二も、オトコマエだ! そして、やっぱりインド舞踊が美しい! 特に、チャンドラムキが永遠の恋人と踊るパ・ドゥ・ドゥが、一級品。出てくるオトコはほとんどがパパイヤ鈴木かブラザー・トムか、そうでなければハナ肇という中、このダンサー役のオトコは、「相対的に」ではなく「絶対的に」かっこいい。特に踊っているとき、美しい。アチラでは有名なダンサーだそうです。 男性ダンサーのヴィニート。もし来日したら、絶対舞台を観に行きます! 2005年、インドで封切られたときは、公開日数、なんと400日! 1年以上のロングラン映画って、すごすぎる!! もう一度、あのパ・ドゥ・ドゥに酔いしれたいし、 恋のために150年さまよった女の切なさに触れたいし、 幸薄い妻を心から愛する夫の涙を、もう一度見たいし、 何より、ラジ兄貴のパワフルな踊りを見たい! ということで、私は2回観た後、シンガポールに行く友人にDVDを買ってきてもらって、家でも鑑賞しまくっています。 体が自然に踊り出し、気がつけば「チョルラチョルラ」と口ずさんでいる。 カタルシスのシャワーを浴びに、みなさんもインド映画、体験してね! 一度だまされたと思って、観てみてください。(初心者には「ムトゥ! 踊るマハラジャ」を推薦します)ムトゥ 踊るマハラジャ(期間限定)※再発売【PCBP-50786】=>ムトゥ 踊るマハラジャ(期間限定...
2006.12.30
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