STAR GARNET

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A Boy From Penny Arcade



かつて 明るい瞳の少年がペニーアーケードからやってきた
伝説になる少し前に 彼はここを去ったけれど
でもこんな冬の日には わたしたち大きな声で叫べるかしら
階段を登る彼に聞こえるように

彼には あなたの心の中の氷を溶かしてゲートを閉め
溺れるあなたを置き去りにすることだってできる
でもわたしたち 最後には笑って忘れられるかしら
そして彼を 止むことのないカーテンコールへと送り出せるかしら

かつて 明るい瞳の少年がペニーアーケードからやってきた
伝説になる少し前に 彼はここを去ったけれど
でもこんな冬の日には わたしたち大きな声で叫べるかしら
遠くにいる彼に聞こえるように

人を惑わす声で彼は呼んでいる
望みを口にしてごらん そしたらかなえてあげるよと
あなたの鈍った心の中から わたしたちは下っていく
眠れぬ日々のはざまで
望みを口にしてごらん 愛の望みをね
あなたの鈍った心の中に わたしたちは下っていく

わたしはせまい迷路のような当惑の中にいる
道を見失っても それはあなたのせいではないのね
彼と目が合ったとき 本当にびっくりしたのよ
ペニーアーケードのショーに出てくる少年の瞳のように
とても明るく輝いていたから

さよならを言わないで
さよならの手を振らないで
はるか昔に失われた ペニーアーケードのショーに





*****あとがき

かつてPenny Arcadeというバンドがいた。
伝説になる前に彼らはここを去ったけれど
でもこんな秋の日には、少しだけ思い出してしまう。
きみたちのこと。 そしてぼくらのことを。




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